公営企業委員会速記録第十二号

平成二十九年十一月二十八日(火曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長清水 孝治君
副委員長藤井とものり君
副委員長本橋ひろたか君
理事加藤 雅之君
理事菅原 直志君
理事とや英津子君
大場やすのぶ君
村松 一希君
もり  愛君
斉藤まりこ君
あかねがくぼかよ子君
おときた駿君
中山 信行君
三宅 茂樹君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長山手  斉君
総務部長土岐 勝広君
職員部長渡邉 範久君
資産運用部長広瀬 健二君
電車部長相川  準君
自動車部長根木 義則君
車両電気部長奥津 佳之君
建設工務部長野崎 誠貴君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務牧野 和宏君
安全管理担当部長塩田 孝一君
鉄軌道事業戦略担当部長高野  豪君
バス事業経営改善担当部長坂田 直明君
技術調整担当部長野崎 慎一君
技術管理担当部長谷本 俊哉君
水道局局長中嶋 正宏君
技監田村 聡志君
理事総務部長事務取扱黒沼  靖君
職員部長筧   直君
経理部長志村 昌孝君
サービス推進部長小山 伸樹君
浄水部長青木 秀幸君
給水部長尾根田 勝君
建設部長特命担当部長兼務牧田 嘉人君
経営管理担当部長坂井 吉憲君
企画調整担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長
IWA世界会議準備担当部長兼務
小平 基晴君
設備担当部長横谷  守君
多摩水道改革推進本部本部長岸本 良一君
調整部長金子 弘文君
施設部長今井  滋君
技術調整担当部長本荘谷勇一君
下水道局局長渡辺志津男君
次長津国 保夫君
総務部長安藤  博君
職員部長久我 英男君
経理部長田中 宏治君
計画調整部長中島 義成君
施設管理部長池田 匡隆君
建設部長佐々木宏章君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長
IWA世界会議準備担当部長兼務
鈴木  豊君
技術開発担当部長小団扇 浩君
施設管理担当部長廣木 健司君
流域下水道本部本部長神山  守君
管理部長飯田 一哉君
技術部長猪八重 勇君

本日の会議に付した事件
交通局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
水道局関係
報告事項
・東京都工業用水道事業の現状と課題等について(説明)
・契約の締結について(説明・質疑)
下水道局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について

○清水委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 初めに、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、交通局、水道局及び下水道局関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、報告事項、東京都工業用水道事業の現状と課題等については、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、その他の報告事項については、説明聴取の後、質疑を終了まで行いますので、ご了承願います。
 これより交通局関係に入ります。
 理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○広瀬資産運用部長 お手元の資料1、契約締結報告書に基づきまして、平成二十九年八月一日から平成二十九年十月三十一日までに締結いたしました予定価格が一件二億円以上の動産の買い入れ契約につきましてご報告申し上げます。
 一ページをお開き願います。ご報告申し上げます契約の総括表でございます。
 以下、契約の概要についてご説明申し上げます。
 二ページをお開き願います。平成二十九年度一般乗合自動車(ディーゼル)の買入れでございます。
 本件は、一般乗合自動車大型ノンステップバス七十七両を買い入れるものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十八億二千百二十万円余、契約の相手方は、いすゞ自動車首都圏株式会社でございます。入札経過につきましては三ページに記載してございます。
 以上でご報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

○清水委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清水委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清水委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で交通局関係を終わります。

○清水委員長 これより水道局関係に入ります。
 初めに、理事者の欠席について申し上げます。
 石井特命担当部長は、病気療養のため、本日の委員会に出席できない旨の申し出がありました。ご了承願います。
 理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
 初めに、東京都工業用水道事業の現状と課題等について報告を聴取いたします。

○坂井経営管理担当部長 初めに、お手元の資料をご説明する前に、大変恐縮ではございますけれども、本日の報告に至りました経緯について、若干ご説明をさせていただきたいというふうに思います。
 東京都の工業用水道事業につきましては、需要が減少する一方、施設の更新期を迎えてございまして、平成十六年度及び平成二十六年度の包括外部監査で、二度にわたりまして廃止などを含めた抜本的な経営改革について意見を付されているところでございます。したがいまして、関係各局におきましては、事業のあり方を現在まで検討してきた、こういう状況でございます。
 こうした中、今年度、工業用水道事業ユーザーの経営状況、それから意向を把握するために、全ユーザー五百三十九件のうち、官公庁を除く三百十五件のユーザーに対しまして、三年ぶりとなりますユーザーアンケートを実施したところでございます。
 本日は、その結果とともに、工業用水道事業の現状と課題等につきまして、あわせてご報告させていただくものでございます。
 それでは、お手元に配布してございます資料1、東京都工業用水道事業の現状と課題等をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。事業概要のうち、工業用水道事業と水道事業の比較でございます。
 東京都の工業用水道事業は、地盤沈下を防止するための行政施策として開始した事業でございまして、水道事業とは、法令、目的、用途など、表に記載の点で異なってございます。
 二ページをお開き願います。給水区域と施設の概要でございます。
 給水区域は、下の図の八区及び練馬区の一部となってございます。また、施設の概要は、記載のとおりとなってございます。
 三ページをお開き願います。地盤沈下の状況でございます。
 工業用水道の供給開始以降、青色の折れ線グラフで示してございます地下水揚水量は減少してございます。
 このため、地盤沈下につきましては、赤色の棒グラフで示してございますように、昭和五十年代にはほぼ鎮静化してございまして、地盤沈下対策という工業用水道事業の所期の目的は達成されております。
 赤色の折れ線グラフでお示ししてございます基本水量の推移につきましては、次項でご説明をさせていただきます。
 四ページをお開き願います。基本水量の状況でございます。
 基本水量につきましては、ユーザー件数が減少していることなどによりまして、昭和四十九年度をピークに減少いたしまして、現在は、ピーク時の十七分の一を下回ってございます。
 五ページ目をお開き願います。収支の状況でございます。
 基本水量の減少等によりまして、料金収入につきましては、青色の折れ線グラフのように昭和五十八年度をピークに減少を続けてございます。
 また、赤色の折れ線グラフで純損失の推移を示してございますように、一般会計からの補助金がなければ収支の均衡は難しい状況となってございます。
 六ページをお開き願います。経営改善の取り組みのうち、業務の見直しでございます。
 工業用水道の需要減少に伴いまして、江東地区と城北地区、この二つの事業を統合いたしまして、最大四カ所あった浄水場を三園浄水場に一元化いたしました。また、施設の維持管理業務や料金徴収業務を水道事業に委託しております。
 七ページ目をお開き願います。(2)で示しております職員数の削減でございます。
 事業規模の見直しや経営改善によりまして、赤い棒グラフでお示ししてございますように、最大二百十三名おりました職員を七名まで削減してまいりました。
 次に、下にございます(3)、収入の確保でございますが、合計四回の料金増額改定や施設能力の縮小によりまして不用となった浄水場用地を、水道事業へ有償所管がえをしております。また、昭和四十八年度から、工業用水の一部を雑用水として供給開始してございます。
 八ページをお開き願います。他都市との比較でございます。
 ユーザー一件当たりの料金収入でございますけれども、都におきましては、契約水量の少ないユーザーが多いということから、下記グラフのように、全国平均及び他都市と比較いたしまして大幅に少ない状況となってございます。
 九ページをお開き願います。契約水量一立方メートル当たりの配水管延長でございます。
 都におきましては、ユーザーが広範囲に点在しているということから、下記グラフのように、全国平均及び他都市と比較して、水量当たりで割り返した管路延長が大幅に長い状況というふうになってございます。
 一〇ページをお開き願います。他会計補助金を除いた損益でございます。
 都の工業用水道事業は、他都市と比較いたしまして構造的に厳しい経営環境にあることから、下記グラフでお示ししてございますように、約五億円の支出超過となってございます。
 一一ページをお開き願います。課題でございます。
 まず、需要の見通しでございます。
 工業用水の需要は、過去三十年間の実績の傾向が今後も続くものと仮定して推計いたしますと、基本水量及び給水件数ともに、今後も減少の見通しでございます。
 一二ページをお開き願います。浄水施設の老朽化でございます。
 下の表にお示ししておりますとおり、三園浄水場の工業用水道施設は、竣工から四十年以上が経過してございまして、設備機器が法定耐用年数を超過し、老朽化が進んでおりますため、これ以上の更新の先延ばしは難しい状況でございます。
 一三ページをお開き願います。次に、配水管の老朽化でございますが、事業開始から半世紀が経過いたしまして、下にお示ししておりますグラフのように、今後、青色で示しております小管、これの約三割、それから赤色で示してございます本管、この約六割が順次更新のピークを迎えることとなりまして、配水管につきましても更新期が到来しているという状況でございます。
 一四ページをお開き願います。今後の選択肢でございます。
 先ほど説明いたしました今後の需要や施設老朽化の状況を踏まえまして、今後の選択肢といたしまして、(1)にございますように、施設を更新した上で工業用水道事業を継続する場合と、(2)にございますように、事業を廃止する場合を想定してございます。
 まず、(1)の事業継続の場合でございますけれども、浄水場の設備や配水管の更新経費といたしまして、約二千三百億円が必要となると試算してございます。
 それから、(2)の事業廃止の場合でございますが、配水管等の撤去費用といたしまして、約九百億円が必要となると試算してございます。
 また、上水道へ切りかえた場合、ユーザーの負担が増加することを踏まえまして、ユーザー支援策の検討が必要となります。このため、上の三行目にございますように、事業の廃止を含めました抜本的な経営改革につきまして、平成二十六年度に設置されました工業用水道事業のあり方に関する有識者委員会での議論も踏まえまして、関係局で検討を進めてまいります。
 恐れ入ります、一五ページをお開き願います。
 続いて、ユーザーアンケートの結果の概要でございます。
 ユーザーアンケートにつきましては、工業用水道事業の廃止も含めた抜本的な経営改革につきまして、幅広い観点から検討を進めるため、ユーザーの経営状況や意向をきめ細かく把握する目的で実施したところでございます。調査期間や回答数につきましては下記のとおりでございますけれども、表に記載の、官公庁等を除く三百十五件のユーザーに対しまして、原則といたしまして、当局の職員が直接お伺いいたしましてご協力をいただいた結果、約九割の回答率となっております。
 一六ページをお開き願います。工業用水道事業継続に関する設問に対する回答でございます。
 左下の円グラフをごらんください。工業用水道事業継続の是非につきまして、継続を希望との回答が六六%、廃止はやむを得ないとの回答が二〇%となっております。
 続いて、右下の円グラフをごらんください。事業継続に当たりまして必要な更新経費を賄うため、水道料金を上回る大幅な料金値上げが必要な場合に、工業用水道を使用しないとの回答が四四%、使用継続との回答が七%となってございます。
 一七ページをお開き願います。工業用水道事業廃止に関する設問に対する回答でございます。
 左下の円グラフをごらんください。仮に上水道へ切りかえた場合に、移転や廃業を検討せざるを得ないほど事業経営への影響が大きいとの回答が二七%でありました一方、事業経営への影響は大きいが対応できるとの回答が四九%、影響は小さいとの回答が一九%となっております。
 続いて、右下の棒グラフをごらんください。多くのお客様が上水道へ切りかえる前提といたしまして、料金差額補填あるいは切りかえ工事費等の支援策を要望してございます。
 以上、簡単ではございますが、ご報告申し上げます。よろしくお願いいたします。

○清水委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清水委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○清水委員長 次に、契約の締結について報告を聴取いたします。

○志村経理部長 それでは、工事請負契約につきまして、お手元の資料2、契約締結報告書によりご報告を申し上げます。
 本日ご報告を申し上げますものは、平成二十九年八月一日から平成二十九年十月三十一日までの間に契約を締結いたしました予定価格が一件九億円以上の工事請負契約一件でございます。
 一ページをお開き願います。こちらは、本日ご報告申し上げます契約の総括表となってございます。
 恐れ入りますが、二ページをお開き願います。この契約は、江東区有明一丁目地先配水本管(七百ミリメートル)新設工事でございます。
 本件は、送配水施設整備事業の一環として、江東区有明一丁目六番地先から同区有明一丁目四番地先間におきまして、配水本管新設工事を推進工法及び開削工法によって施行するものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十一億三千百九十六万九千六百円、契約の相手方は株式会社淺沼組でございます。入札経過及び工事場所につきましては、三ページにお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、ご報告を申し上げます。よろしくお願い申し上げます。

○清水委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○とや委員 江東区有明一丁目地先配水本管(七百ミリメートル)新設工事について意見を申し上げます。
 この工事は、豊洲六丁目付近への豊住給水所からの給水をバックアップするため、有明給水所からの本管を豊洲まで布設するものです。第一期が平成十五年に計画決定され着手、平成二十三年に完了、第二期は二十七年六月に完了をしています。今回は第三期に当たりますが、これら一連の工事は、豊洲新市場の整備計画、また、オリンピック・パラリンピック関連施設などの整備もあり、水道の需要が高まることが背景にあると聞いております。
 市場の問題については、移転の有無にかかわらず、今回は他の用途に使うとして、水道の二重化自体は必要になってくると考えております。工事期間は六百十日間と長く、ちょうど付近にあります有明テニスの森、あるいは有明アリーナの整備の工事期間とも重なってまいります。
 一方、この十年間で、この周辺地域はマンションの建設が進み、子育て世代も多く暮らしていると聞いております。近くには小中学校、保育園もあり、現場付近を通園、通学などで子供たち、あるいはお母さん、お父さんたちが通ることも予想されます。周辺住民にとっては長期にわたって生活に影響を及ぼすことになりますので、万全の安全対策を講じていただけるよう強く要請をしておきたいと思います。
 以上です。

○清水委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清水委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑は終了いたしました。
 以上で水道局関係を終わります。

○清水委員長 これより下水道局関係に入ります。
 理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○田中経理部長 工事の請負契約につきましてご報告申し上げます。
 お手元の資料1、工事請負契約の締結についてをごらんいただきたいと存じます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。総括表をお示ししてございます。
 今回の内容は、平成二十九年八月一日から十月三十一日までの間に締結した予定価格九億円以上の工事請負契約十件、合計金額二百三億九千七百余万円でございます。
 以下順次、契約の概要についてご説明させていただきます。
 三ページをお開き願います。この契約は、江東区平野四丁目、三好三丁目付近再構築工事でございます。
 本件は、江東区平野二、四丁目、三好三、四丁目及び白河三、四丁目付近の雨水を収容するため、再構築工事を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。ご参照いただきたく存じます。
 五ページをお開き願います。芝浦水再生センター導水渠立坑設置工事でございます。
 本件は、芝浦水再生センターの再構築に先立ち、導水渠立て坑の設置工事を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
 七ページをお開き願います。隅田ポンプ所耐震補強その三工事でございます。
 本件は、隅田ポンプ所の耐震補強工事及び設備再構築に伴う建設工事を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
 九ページをお開き願います。千住関屋ポンプ所建設その六工事でございます。
 本件は、千住関屋ポンプ所の躯体の一部を構築し、また、ポンプ所から隅田川へ放流するための放流渠はけ口を築造するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
 一一ページをお開き願います。篠崎ポンプ所沈砂池機械設備再構築工事でございます。
 本件は、篠崎ポンプ所の沈砂池機械設備が老朽化したため再構築するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
 一三ページをお開き願います。芝浦水再生センター東系高速ろ過設備工事でございます。
 本件は、芝浦水再生センターの雨天時放流水質の改善を図るため、別途施行する高速ろ過施設に高速ろ過設備及びその附帯設備を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
 一五ページをお開き願います。中野水再生センター発電設備その四工事でございます。
 本件は、中野水再生センターの発電電力を確保するため、別途施行する自家用発電設備の附帯設備等を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
 一七ページをお開き願います。北多摩二号水再生センターポンプ棟建設及び耐震補強工事でございます。
 本件は、北多摩二号水再生センターにおいて、立川市単独処理区の流域編入のために必要なポンプ棟の築造工事等を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
 一九ページをお開き願います。北多摩一号水再生センター監視制御設備再構築工事でございます。
 本件は、北多摩一号水再生センターの監視制御設備が老朽化したため、これを再構築するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
 二一ページをお開き願います。八王子水再生センター発電設備その三工事でございます。
 本件は、八王子水再生センターの発電電力を確保するため、自家用発電設備及び附帯設備等を施行するものでございます。その概要及び入札結果を次ページにわたり記載してございます。
 以上で、簡単ではございますが、工事の請負契約についての報告を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○清水委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○斉藤委員 ただいまご報告がありました千住関屋ポンプ所建設その六工事についての意見を申し上げます。
 本工事は、千住地域の雨水等の排水能力の増強を図るものです。住民の方々に改めて伺いましたが、千住地域は地盤が低く、過去にも台風や集中豪雨のときに浸水被害があったため、ポンプ所ができることを期待しているということでした。
 しかし、いつ工事が完成するのかという疑問も出されました。この工事は、本来なら、今の経営計画の最終年度である二〇二〇年度の完成の予定だったと思いますが、二〇二〇年度以降も工事が続くということです。
 工事がおくれている理由について、この場所が、二メートルも掘ると水が出てくるような軟弱な地盤であり、大深度地下での難工事であるということも伺いました。
 今回の契約工事の後に、どのような工程があるのかということも伺いましたが、さらに設備の設置工事があるということで、施設が稼働するまでにはまだ数年がかかるということです。
 もともとこの土地は、地盤が軟弱だということは明らかだった中で、二〇二〇年度で工事が完了するとしていた当時の見込みが適切だったのかも検証していかなければならないと思いますが、今回は契約案件の報告についてですので、今後に向けての意見とさせていただきます。
 工事には、周辺住民の方々や工事従事者の方々の安全に十分配慮をしていただいて着実に進めていただきたいと思います。
 以上です。

○清水委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清水委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十六分散会

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