公営企業委員会速記録第九号

平成二十六年九月二十九日(月曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長小宮あんり君
副委員長田中 朝子君
副委員長西沢けいた君
理事吉住 健一君
理事高倉 良生君
理事畔上三和子君
堀  宏道君
河野ゆうき君
鈴木 錦治君
上田 令子君
松村 友昭君
鈴木貫太郎君
山田 忠昭君
三宅 茂樹君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長新田 洋平君
次長塩見 清仁君
総務部長小泉  健君
水道局局長吉田  永君
次長福田 良行君
総務部長黒沼  靖君
下水道局局長松田 芳和君
技監渡辺志津男君
総務部長小山 哲司君
職員部長安藤  博君
経理部長熊谷  透君
計画調整部長坂根 良平君
施設管理部長神山  守君
建設部長中島 義成君
企画担当部長永野  実君
技術開発担当部長前田 淳一君
施設管理担当部長田中 宏治君
流域下水道本部本部長黒住 光浩君
管理部長関  雅広君
技術部長松島  修君

本日の会議に付した事件
下水道局関係
付託議案の審査(質疑)
・諮問第三号 地方自治法第二百三十一条の三の規定に基づく審査請求に関する諮問について
報告事項(質疑)
・私債権の放棄について
付託議案の審査(決定)
・諮問第三号 地方自治法第二百三十一条の三の規定に基づく審査請求に関する諮問について
特定事件の継続調査について

○小宮委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 この際、吉田水道局長から発言の申し出があります。
 これを許します。

○吉田水道局長 お許しをいただきまして、おわびを申し上げます。
 去る九月十八日、当局に在職していた元職員が当局の工事請負契約に関し、公契約関係競売等妨害の疑いで逮捕され、また、当局職員も警察の事情聴取を受けるなどの事態が発生いたしました。当局のみならず、都職員全体に対する都民の信頼を著しく失うこととなり、まことに申しわけございません。都民の方々並びに委員の皆様方に対し、深くおわび申し上げます。
 報道されている内容を要約いたしますと、平成二十年三月に当局を定年退職したコンサルタント会社社長関根敏彦六十六歳は、当局が発注した工事に関して、平成二十五年二月から三月ごろ、水道局の職員から最低制限価格に関する情報を聞き出し、電気工事会社株式会社トキワシステムの社長に最低制限価格に近い金額を教え、落札させたとして逮捕されたというものでございます。
 水道局といたしましては、局の契約情報の漏えいという事態を非常に重く受けとめ、事件発覚の日、直ちに水道局汚職等防止対策本部を設置し、今回の事件に関する事実関係、原因などについて、局として調査を進めているところでございます。
 契約情報の漏えいはあってはならないことであり、このような事態が発生したことにつきましては、重ねておわび申し上げますとともに、再発防止と当局に対するお客様の信頼回復に、職員一同が全力で取り組んでまいる所存でございます。

○小宮委員長 発言は終わりました。

○小宮委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、下水道局関係の付託議案の審査及び報告事項に対する質疑並びに特定事件の閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 これより下水道局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 諮問第三号、地方自治法第二百三十一条の三の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを議題といたします。
 本件については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。

○小宮委員長 次に、報告事項、私債権の放棄についてに対する質疑を行います。
 本件については、既に説明を聴取しております。
 直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。

○小宮委員長 これより付託議案の審査を行います。
 諮問第三号、地方自治法第二百三十一条の三の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを議題といたします。
 本件については、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 諮問第三号、地方自治法第二百三十一条の三の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は、棄却すべき旨答申することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 異議なしと認めます。よって諮問第三号は、棄却すべき旨答申することに決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○小宮委員長 次に、特定事件についてお諮りいたします。
 お手元配布の特定事件調査事項については、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○小宮委員長 この際、所管三局を代表して、松田下水道局長から発言を求められております。
 これを許します。

○松田下水道局長 公営企業三局を代表いたしましてご挨拶を申し上げます。
 まず初めに、今回ご審議を賜りました議案につきまして、ただいまご決定をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 また、小宮委員長を初め委員の皆様には、ご就任以来、数々のご指導、ご鞭撻を賜りましてまことにありがとうございました。
 私ども公営企業が行っております事業は、都民生活や首都東京の都市活動にとりまして欠かすことのできない重要な事業でございます。これまでに賜りました貴重なご意見、ご指摘をそれぞれの事業運営に十分反映させまして、都民サービスのさらなる向上と効率的な経営に努め、都民の皆様の信頼と負託に全力で応えてまいる所存でございます。
 今後とも、公営企業三局に対しまして、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

○小宮委員長 発言は終わりました。
 この際、私からも一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
 昨年の委員長就任以来、一年有余にわたりまして、委員会運営に対しご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございました。
 若輩ながら、こうしてこの任を務めることができましたのは、副委員長、理事、また委員の先生方、そして所管三局の皆様方と議会局の皆様方のお支えがあってこそのことと思います。本当にありがとうございました。
 皆それぞれに立場は違いますけれども、広く都民のためにという思いは共通であろうかと存じます。所管局には、これからも施設の耐震化や浸水対策、都営交通のさらなる安全性の向上あるいは利便性の向上等、課題が山積しておりますけれども、ぜひ、皆様、今後ともそれぞれのお立場で力を尽くしていただきまして、都民が安心して、そして豊かに暮らせる、そういう環境をつくり出していっていただきたいというふうに思います。
 皆様のご発展を心から祈念して、退任の挨拶といたします。ありがとうございました。(拍手)
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時九分散会

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