公営企業委員会速記録第十四号

平成二十年十一月二十八日(金曜日)
第十委員会室
   午後一時開議
 出席委員 十四名
委員長鈴木 隆道君
副委員長たぞえ民夫君
副委員長林田  武君
理事松葉多美子君
理事田中たけし君
理事花輪ともふみ君
福士 敬子君
そなえ邦彦君
尾崎 大介君
泉谷つよし君
くまき美奈子君
鈴木貫太郎君
樺山たかし君
高島なおき君

 欠席委員 なし

 出席説明員
交通局局長金子正一郎君
次長三橋  昇君
総務部長柴田 健次君
職員部長岸上  隆君
資産運用部長佐藤  守君
電車部長野澤 美博君
自動車部長斎藤  信君
車両電気部長室木 鉄朗君
建設工務部長吉原 一彦君
安全管理担当部長室星  健君
バス事業経営改善担当部長松下 義典君
参事小泉  健君
参事広川 徳彦君
参事橿尾 恒次君
水道局局長東岡 創示君
技監尾崎  勝君
総務部長小山  隆君
職員部長森 祐二郎君
経理部長山本 憲一君
サービス推進部長内海 正彰君
浄水部長増子  敦君
給水部長吉田  永君
建設部長今井 茂樹君
設備担当部長吉田  進君
参事高原 俊幸君
参事坂内 顕宏君
多摩水道改革推進本部本部長鈴木 孝三君
調整部長大平 晃司君
施設部長佐竹 哲夫君
参事酒井  晃君
下水道局局長今里伸一郎君
技監中村 益美君
総務部長細野 友希君
職員部長阿部 義博君
経理部長佐藤 仁貞君
計画調整部長小川 健一君
技術開発担当部長東郷  展君
施設管理部長宇田川孝之君
建設部長黒住 光浩君
参事小山 哲司君
流域下水道本部本部長新田 洋平君
管理部長梶原  明君
技術部長高相 恒人君

本日の会議に付した事件
 交通局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
 水道局関係
第四回定例会提出予定案件について(説明)
・平成二十年度東京都水道事業会計補正予算(第一号)
・東京都水道事業の事務の委託の廃止及び青梅市公共下水道使用料徴収事務の受託について
・東京都水道事業の事務の委託の廃止及び調布市公共下水道使用料徴収事務の受託について
・東京都水道事業の事務の委託の廃止及び国立市公共下水道使用料徴収事務の受託について
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
 下水道局関係
第四回定例会提出予定案件について(説明)
・平成二十年度東京都下水道事業会計補正予算(第一号)
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について

○鈴木(隆)委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 初めに、会期中の委員会日程について申し上げます。
 先ほどの理事会におきまして、お手元配布の日程のとおり申し合わせをいたしましたので、ご了承を願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、水道局及び下水道局関係の第四回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取及び所管三局の報告事項の聴取を行います。
 なお、提出予定案件につきましては、本日は説明を聴取した後、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、報告事項につきましては、説明聴取の後、質疑終了まで行います。ご了承願います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○佐藤資産運用部長 お手元の契約締結報告書に基づきまして、平成二十年八月一日から平成二十年十月三十一日までの間に契約締結をしました、予定価格が一件九億円以上の製造請負契約一件及び予定価格が一件二億円以上の動産の買い入れ契約四件につきまして、ご報告申し上げます。
 一ページ目をごらんください。ご報告いたします計五件の契約を一覧にしました総括表でございます。順次、契約の概要についてご説明申し上げます。
 二ページ目をお開きください。この契約は、日暮里・舎人ライナー車両製作でございます。
 本件は、新交通日暮里・舎人ライナーの輸送力増強と車両の法定検査への対応のため、車両を二編成製造するものでございます。
 契約の方法は指名競争入札、契約金額は十億七千百万円、契約の相手方は新潟トランシス株式会社でございます。
 また、入札経過につきましては三ページに記載してございます。
 四ページ目をごらんください。この契約は、平成二十年度二次一般乗合自動車の買い入れ(大型)でございます。
 契約内容は、ハイブリッド式の大型ノンステップバス四十三両を買い入れるものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十一億七千三百九十万円、一両にしての金額は二千七百三十万円、契約の相手方は東京日野自動車株式会社でございます。
 また、入札経過につきましては五ページに記載してございます。
 次に、六ページをごらんください。この契約は、PASMO対応型自動定期券発売機の買い入れでございます。
 本件は、地下鉄の駅の自動定期券発売機のうち、ICカードPASMOに対応していない従来型の残すべてをPASMO対応型に更新するために、三十四台買い入れるものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は三億四千二百七十二万円、契約の相手方は日本信号株式会社でございます。
 また、入札経過につきましては七ページ目に記載してございます。
 次に、八ページ目をごらんください。この契約は、PASMO対応型自動券売機及び自動精算機の買い入れでございます。
 本件は、従来型の自動券売機、自動精算機を、先ほどの案件と同様、PASMO対応型に更新するために、券売機を三十九台、精算機を十六台買い入れるものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は四億七千八百二十二万円余り、契約の相手方は日本信号株式会社でございます。
 入札経過につきましては九ページに記載してございます。
 次に、一〇ページをごらんください。この契約は、大江戸線車両冷房装置更新でございます。
 本件は、この車両に搭載してございます冷房装置について老朽化が進んでまいりましたことから、これを計画的に更新しまして車内環境の改善を図っていくために、冷房能力をアップさせた装置を、四編成三十二両分買い入れるものでございます。
 契約の方法は指名競争入札、契約金額は二億四千八百八十万円余りでございます。契約の相手方は株式会社日立製作所でございます。
 また、入札経過につきましては一一ページに記載してございます。
 まことに簡単ではございますが、以上でご報告を終了させていただきます。

○鈴木(隆)委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木(隆)委員長 発言がなければ、お諮りをいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木(隆)委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で交通局関係を終わります。

○鈴木(隆)委員長 これより水道局関係に入ります。
 初めに、第四回定例会に提出を予定されております案件につきまして、理事者の説明を求めます。

○東岡水道局長 第四回都議会定例会に提出を予定しております議案について、ご説明申し上げます。
 資料1は、平成二十年度東京都水道事業会計補正予算案でございます。
 このたび、東京緊急対策Ⅱとして公表された中小企業活用による都市インフラの整備に向けた取り組みとして、緊急性、実行性の高い事業を実施するため、平成二十年度予算の増額補正をお願い申し上げるものでございます。
 その内容といたしましては、水道施設の維持工事等の追加及び拡大、工事の前倒し実施に向けた債務負担行為限度額の増額、棚卸資産購入限度額の増額でございます。
 続きまして、資料3は、青梅市への東京都水道事業の事務委託の廃止及び青梅市公共下水道使用料徴収事務の受託についての議案でございます。同様に、資料4は、調布市についての議案でございます。資料5は、国立市についての議案でございます。
 多摩地区の水道は、昭和四十八年から順次、東京都の水道事業に統合してきた結果、現在では二十五市町が都営水道となっております。このうち、一部業務につきましては、地方自治法の規定に基づき各市町に事務委託してまいりましたが、お客様サービスや給水安定性の一層の向上に限界がありますことから、平成十五年六月に多摩地区水道経営改善基本計画を策定し、各市町への事務委託を廃止し、東京都への業務移行を順次、進めてまいりました。
 また、このことに伴い、各市町の公共下水道料金の徴収事務を東京都が受託してまいりました。
 このたび、青梅市、調布市及び国立市との協議が調いましたので、事務委託の廃止及び公共下水道使用料徴収事務の受託に関する議案につきまして、地方自治法の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。
 詳細につきましては総務部長から説明いたします。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。

○小山総務部長 第四回都議会定例会に提出を予定しております議案につきまして、ご説明申し上げます。
 それでは、お手元の資料2をごらんいただきたいと存じます。平成二十年度水道事業会計補正予算案の概要につきまして、ご説明申し上げます。
 一ページをお開きいただきたいと存じます。収益的収入及び支出でございます。表の中ほどの補正予定額の欄をごらんいただきたいと存じます。
 まず、収益的収入でございますが、新たに用地の処分を行うことにより、営業外収益では一億八千七百万円を、特別利益では三億一千三百万円をそれぞれ増額補正しております。
 次に、収益的支出でございますが、営業費用では、浄水作業及び浄水施設の補修費の増額などにより三億三千万円の増額補正を、営業外費用では、本補正に伴う消費税及び地方消費税の納付金の更正などにより一千五百万円の減額補正をしております。
 二ページをお開きいただきたいと存じます。資本的収入及び支出でございます。表の中ほどの補正予定額の欄をごらんいただきたいと存じます。
 まず、資本的収入でございますが、固定資産売却収入では、新たな用地の処分に伴い三千三百万円を増額補正しております。
 次に、資本的支出でございますが、建設改良費では、器具の取得費の増額などにより二億二千八百万円を増額補正しております。
 収支の状況でございますが、ただいま説明してまいりました収益的収支及び資本的収支について、それぞれの差し引きをお示ししてございます。
 右側の計の欄をごらんいただきたいと存じます。
 収益的収支につきましては、五百九十八億六千二百万円となっております。資本的収支につきましては、一千二百五十七億九千九百万円の不足となっております。
 なお、この不足額につきましては、損益勘定留保資金その他で補てんをいたします。
 三ページをお開きいただきたいと存じます。債務負担行為でございます。表の中ほどの限度額の欄をごらんいただきたいと存じます。
 水道建設改良事業では、送配水管新設などにより一億三千六百万円を追加しております。水道施設補修事業では、配水管取りかえなどにより十三億八千二百万円を追加しております。受託事業につきましては、補正額を計上しておりません。
 四ページをお開きいただきたいと存じます。棚卸資産購入限度額でございます。表の中ほどの補正予定額の欄をごらんいただきたいと存じます。
 棚卸資産購入限度額では、八億円を増額補正しております。
 別添の資料についてですが、資料1は、第四回定例会に提出を予定しております平成二十年度東京都水道事業会計補正予算でございます。
 以上、簡単ではございますが、平成二十年度東京都水道事業会計補正予算案の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、お手元の資料3をごらんいただきたいと存じます。東京都水道事業の事務の委託の廃止及び青梅市公共下水道使用料徴収事務の受託についてでございます。
 一ページをごらんいただきたいと存じます。青梅市に対する東京都水道事業の事務の委託につきまして、地方自治法第二百五十二条の十四第二項の規定に基づき、平成二十一年三月三十一日をもって廃止するものでございます。
 経過措置として、委託していた事務の東京都への円滑な移行を図るため、一ページから二ページにお示ししております表のとおり、給水装置系及び施設管理系の事務につきましては、一定期間、引き続き青梅市が行うこととしております。
 また、三ページから四ページまでの別記にありますとおり、青梅市の公共下水道使用料につきまして、お客様サービスの観点から、地方自治法第二百五十二条の十四第一項の規定に基づき、東京都が受託し、水道料金とあわせて徴収するものでございます。
 委託事務の範囲といたしましては、使用料の調定、納入通知、収納、還付及び減免でございます。また、このほか、委託事務の管理及び執行の方法、経費の負担等について定めてございます。
 四ページの附則にございますとおり、この規約の有効期間は平成二十一年四月一日から平成二十二年三月三十一日まででございますが、期間満了の日までに双方別段の意思表示がない場合はさらに一年間継続するものとし、翌年度以降もこの例によることとなっております。
 資料4及び資料5は、調布市、国立市につきまして、青梅市と同様に、これら二市への水道事業の事務の委託を平成二十一年三月三十一日をもって廃止し、二市の公共下水道使用料の徴収事務を平成二十一年四月一日から東京都が受託するものでございます。
 以上、簡単でございますが、ご説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○鈴木(隆)委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木(隆)委員長 なければ、資料要求はなしと確認をさせていただきます。

○鈴木(隆)委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○山本経理部長 工事請負契約につきまして、お手元の資料6によりご報告申し上げます。
 本日ご報告申し上げますものは、平成二十年八月一日から平成二十年十月三十一日までの間に契約を締結いたしました、予定価格が一件九億円以上の工事請負契約二件でございます。
 一ページをお開き願います。本日ご報告申し上げます契約二件の総括表でございます。
 以下、順次契約の概要についてご説明申し上げます。
 二ページをお開き願います。この契約は、八王子市丹木町一丁目地先から同市中野上町五丁目地先間送水管(一五〇〇ミリ)トンネル内配管及び立て坑撤去工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として、八王子市丹木町一丁目百十六番地先から同市中野上町五丁目三十八番地先間にシールド工法にて築造したトンネル内への配管及び立て坑撤去工事を施行するものでございます。
 契約の方法は随意契約、契約金額は九億九千六百七十六万五千円、契約の相手方は大林・五洋建設共同企業体でございます。
 施行場所の図面につきましては三ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 四ページをお開き願います。この契約は、金町浄水場高度浄水施設(三期)築造に伴う場内連絡管(二六〇〇ミリ)新設工事(シールド工事)でございます。
 工事の内容は、水源及び浄水施設整備事業の一環として、金町浄水場に築造する高度浄水施設(三期)の関連工事である場内連絡管新設工事をシールド工法により施行するものでございます。
 契約の方法はWTO一般競争入札、契約金額は二十四億七千八百万円、契約の相手方は熊谷・日本国土・奈良建設共同企業体でございます。
 入札経過につきましては五ページに、施工場所の図面につきましては六ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、ご報告申し上げます。よろしくお願いいたします。

○鈴木(隆)委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木(隆)委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木(隆)委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で水道局関係を終わります。

○鈴木(隆)委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、第四回定例会に提出を予定されております案件について理事者の説明を求めます。

○今里下水道局長 平成二十年第四回定例会に提出を予定しております下水道局関係の案件の概要につきましてご説明申し上げます。
 審議をお願いいたします案件は、平成二十年度下水道事業会計補正予算案でございます。
 本件は、東京緊急対策Ⅱの一環として、中小企業を活用して、都民生活の安全・安心の確保につながる緊急性、実効性の高い維持補修工事、建設改良工事を前倒しして実施するため、予算の増額補正をお願い申し上げるものでございます。
 補正の内容は、維持管理事業について十億円、建設改良事業について二十億円、合わせて三十億円増額するものでございます。
 案件の詳細につきましては、引き続き総務部長からご説明させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

○細野総務部長 お手元の資料1、平成二十年度下水道事業会計補正予算(第一号)の概要につきまして、お手元の資料2、同補正予算の説明書によりましてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。初めに、維持管理事業十億円に伴う補正でございます。
 事業内容につきましては、歩行者や施設への来訪者等の安全確保を図るため、摩耗したマンホール鉄ぶた等の補修工事、水再生センター等における危険箇所の補修工事を実施するものでございます。
 これに伴う収益的収支の補正事項といたしましては、まず収入では、上から三行目、一般会計補助金で二億四千万円を計上し、最上段、下水道事業収益は三千三百二十四億四千九百万円から三千三百二十六億八千九百万円となります。
 次に支出では、管渠費、ポンプ場費、処理場費、合わせて十億円を計上するとともに、消費税の調整を行い、その結果、表の中段、下水道管理費は三千六十二億二千五百万円から三千七十一億八千九百万円となります。
 二ページをお開き願います。下水道建設改良事業二十億円に伴う補正でございます。
 事業内容につきましては、浸水被害軽減に資する管渠整備、老朽化した管渠の再構築及び施設の耐震化等の工事を実施するものでございます。
 これらの工事を、平成二十年度、二十一年度の二年度にわたり実施することから、債務負担行為限度額二十億円の増額補正を行うものでございます。
 補正の結果、表の最上段、下水道建設改良事業に係る債務負担行為限度額は七百六十四億円から七百八十四億円となります。
 財源につきましては、企業債ほかでございます。
 以上をもちまして、平成二十年度下水道事業会計補正予算(第一号)の説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○鈴木(隆)委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木(隆)委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○鈴木(隆)委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○佐藤経理部長 工事の請負契約につきましてご報告申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料3、工事請負契約の締結についてをごらんいただきたいと存じます。
 今回ご報告申し上げますのは、平成二十年八月一日から平成二十年十月三十一日までの間に締結した、予定価格九億円以上の工事請負契約十件でございます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。総括表をお示ししてございます。この総括表によりましてご説明させていただきます。
 まず、区部の下水道工事でございますが、土木工事のうち、幹線工事といたしまして、溜池幹線整備工事八億二千三百余万円一件でございます。
 この工事は、国道の地下歩道建設工事で支障となる溜池幹線の一部を移設、整備するものでございます。
 処理場工事といたしまして、三河島水再生センター第二浅草系ポンプ室流入渠工事外二件で、合計百四億八千百余万円でございます。
 このうち、三河島水再生センター第二浅草系ポンプ室流入渠工事は、三河島水再生センター内に第二浅草系ポンプ室の流入渠を築造するものでございます。
 砂町水再生センター東陽Ⅲ−二系水処理施設その四工事は、砂町水再生センターの放流水の水質改善を目的として、東陽系水処理施設を築造するものでございます。
 また、東尾久浄化センター主ポンプ棟その三工事は、地域の浸水対策のため、東尾久浄化センター内にポンプ棟を築造するものでございます。
 土木工事四件の契約金額の合計は、百十三億四百余万円でございます。
 次に、設備工事といたしまして、砂町水再生センター受変電設備再構築工事外四件で、合計八十四億一千六百余万円でございます。
 このうち、砂町水再生センター受変電設備再構築工事及び新河岸水再生センター発電設備再構築工事は、それぞれ受変電設備及び発電設備の老朽化に対応するため、これを再構築し、機能の向上を図るものでございます。
 また、葛西水再生センター水処理電気設備再構築工事、新河岸水再生センター水処理電気設備再構築工事及び芝浦水再生センター水処理電気設備再構築工事は、いずれも監視制御設備の老朽化に対応するため、これを再構築し、機能の向上を図るものでございます。
 以上、区部下水道工事の合計は九件で、契約金額は合わせて百九十七億二千百余万円でございます。
 続きまして、流域下水道工事でございます。
 土木工事といたしまして、処理場工事、北多摩一号水再生センター・南多摩水再生センター間連絡管工事、十億九千二百万円、一件でございます。
 この工事は、北多摩一号水再生センター及び南多摩水再生センター間を機能的に結ぶための連絡管を築造するものでございます。
 以上、区部、流域合わせた十件の契約金額の合計は、一番下の欄にございますとおり、二百八億一千三百余万円でございます。右側のページにそれぞれの年度別内訳をお示ししてございます。
 なお、十件の契約方法は、一般競争入札によるものが九件、随意契約によるものが一件でございます。
 随意契約により契約いたしましたものは、東尾久浄化センター主ポンプ棟その三工事でございます。この工事は、現在施行中の工事に引き続きポンプ棟の躯体を築造するものでありまして、工期の短縮化及び経済的有利性などの観点から随意契約により契約したものでございます。
 三ページ目以降には、それぞれの工事ごとの契約内容及び入札結果等の詳細を掲げてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、工事の請負契約についての報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

○鈴木(隆)委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木(隆)委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木(隆)委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十分散会

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