公営企業委員会速記録第五号

平成十八年六月一日(木曜日)
第十委員会室
   午後一時五分開議
 出席委員 十三名
委員長串田 克巳君
副委員長崎山 知尚君
副委員長松村 友昭君
理事高島なおき君
理事石毛しげる君
理事石川 芳昭君
遠藤  守君
福士 敬子君
そなえ邦彦君
尾崎 大介君
大西さとる君
樺山たかし君
新藤 義彦君

 欠席委員 なし

 出席説明員
交通局局長松澤 敏夫君
技監北川 知正君
総務部長金子正一郎君
職員部長坂上 信雄君
資産運用部長松村 光庸君
電車部長佐藤  守君
自動車部長遠藤 秀和君
車両電気部長室木 鉄朗君
建設工務部長鈴木  進君
人事制度担当部長柴田 健次君
バス事業経営改善担当部長斎藤  信君
参事鈴木 尚志君
参事高根  信君
参事中島  保君
参事高橋 康夫君
水道局局長御園 良彦君
次長中田 清己君
総務部長東岡 創示君
職員部長鈴木 孝三君
経理部長加藤 英夫君
サービス推進部長大平 晃司君
浄水部長尾崎  勝君
給水部長滝沢 優憲君
建設部長長岡 敏和君
設備担当部長永島 公明君
多摩水道改革推進本部本部長本山 智啓君
調整部長松井 庸司君
施設部長細矢 重次君
参事今井 茂樹君
下水道局局長前田 正博君
次長今里伸一郎君
総務部長野口  孝君
職員部長石坂 景二君
経理部長佐藤 仁貞君
計画調整部長中村 益美君
施設管理部長小川 健一君
建設部長伊東 三夫君
施設管理担当部長大西登喜雄君
参事伊藤 英男君
流域下水道本部本部長只腰 憲久君
管理部長三浦  茂君
技術部長桜井 義紀君

本日の会議に付した事件
 交通局関係
陳情の審査
(1)一八第二八号 都営交通の車内における化粧及び飲食の禁止に関する陳情
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
 水道局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
 下水道局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について

○串田委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 初めに、本委員会の担当書記に交代がありましたので、ご紹介いたします。
 議案法制課の担当書記の田崎三雄君です。よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○串田委員長 次に、会期中及び今後の委員会日程について申し上げます。
 先ほどの理事会におきまして、お手元配布の日程のとおり申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、交通局関係の陳情の審査及び報告事項の聴取並びに水道局及び下水道局関係の報告事項の聴取を行いたいと思います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、先般の組織改正及び人事異動に伴い、幹部職員の一部に交代がありましたので、松澤局長から紹介があります。

○松澤交通局長 本年四月一日付の組織改正並びに人事異動によりまして、当局幹部職員に異動がございましたので、紹介させていただきます。
 車両電気部長の室木鉄朗でございます。バス事業経営改善担当部長の斎藤信でございます。企画担当参事の鈴木尚志でございます。安全管理担当参事の高根信でございます。技術調整担当参事の中島保でございます。技術管理担当参事の高橋康夫でございます。
 続きまして、当委員会との連絡に当たります参事で総務課長事務取扱の土岐勝広でございます。財務課長の奥田知子でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○串田委員長 紹介は終わりました。

○串田委員長 これより陳情の審査を行います。
 一八第二八号、都営交通の車内における化粧及び飲食の禁止に関する陳情を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○佐藤電車部長 陳情一八第二八号について私からご説明申し上げます。
 お手元の資料をごらんいただきたいと存じます。
 この陳情は、新宿区にお住まいの斎藤敏雄さんから提出されたものでございます。
 陳情の要旨でございますが、都営交通の車内において化粧及び飲食を禁止にしていただきたいという内容でございます。
 都営交通では、携帯電話の使用や喫煙など、是正を求める意見が数多く寄せられているものにつきましては、ポスターやステッカー、車内放送によってマナー啓発を行っております。
 車内での化粧また飲食は、そのほかのお客様に不快感を与えている面がございますけれども、行うべきでないとする共通認識の形成までには現在のところは至っておりませんので、今後とも車内ポスターや広報紙によって、お客様が安全で快適にご利用していただけるよう、さらなる車内マナーの向上を働きかけてまいります。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○串田委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○松村委員 意見だけいいたいと思いますし、今の電車部長の説明でいいと思いますけれども、例えば飲食にしても、広い意味があると思うんです。例えば赤ちゃんなどに緊急にミルクを与える必要なども出てきますし、いろいろな場合が想定されると思うんです。
 いずれにしても、他の人に不快感を与えるとか、そういうのはやはり本人のマナーの問題でありますし、それを強制的に一律禁止するということは必要ないと思いますし、陳情の趣旨には反対という態度をとらせていただきます。
 以上です。

○串田委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件は、不採択とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 異議なしと認めます。よって、陳情一八第二八号は不採択と決定いたしました。
 以上で陳情の審査を終わります。

○串田委員長 次に、理事者からの報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○松村資産運用部長 お手元の契約締結報告書に基づき、一件二億円以上の動産の買い入れ契約につきましてご報告申し上げます。
 一ページをお開きいただきたいと存じます。今回、ご報告いたします一件の契約の概要を記載したものでございます。
 内容は、一般乗合自動車(ディーゼル)の更新のため都区内用百七両、青梅支所用四両、合計百十一両を買い入れるものでございます。これまで交通局では、購入時点で最も厳しいディーゼル排出ガス規制に対応する車両を購入してまいりました。今回購入いたしました車両も、最新の排出ガス規制である新長期規制に適合するとともに、ノンステップ仕様にいたしまして、東京都における環境対策及びバリアフリー推進の一環として導入したものでございます。
 契約締結の方法は、新長期規制に適合する一般乗り合いディーゼル車両を販売している者が一者のみであるので、随意契約といたしました。
 契約金額は、二十四億四千八百十三万八千円で、一両当たりの税込み価格は、都区内用二千二百五万円、青梅支所用二千二百十九万七千円でございます。
 契約の相手方は、関東日産ディーゼル株式会社でございます。
 契約締結年月日は、平成十八年四月二十六日でございまして、履行期限は、平成十九年三月二十三日といたしました。
 簡単ではございますが、以上でご報告を終わらせていただきます。

○串田委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 ご発言を願います。

○福士委員 ちょっと確認の意味も含めて何点か質問させていただきます。
 ただいま、最新のディーゼル排ガス規制に対応した低公害ディーゼルバス車両ということで、百十一両導入するというご報告をいただきました。今回の車両は、すべてノンステップバスということだそうです。
 乗車のときに段差のないバスというのは、高齢者とかお体の不自由な方にとってはとてもありがたいことだと思いますし、私自身、高齢化いたしまして、ひざを痛めたときに高いステップは大変困りましたので、早くすべてのバスがノンステップバスに変わっていかないかなと思っているところです。
 質問なんですけれども、車両購入時に際して、交通局ではどのような車両を選定しているのか。それから、今百十一両導入ということがありましたけれども、今年度末にノンステップバスの車両数全体でどのくらいになって、それ以外のバスはどうなっているのかをお伺いいたします。

○遠藤自動車部長 車両選定の考え方でございますが、現在、一般乗合バス車両の購入につきましては、すべてノンステップバスとしており、かつその時々の国の最新排ガス規制に適合したものを選定しております。今回の購入車両につきましても、国の最新排ガス規制でございます新長期規制に対応したノンステップバスでございます。
 また、今年度末におけるノンステップバスの車両数でございますが、一般乗合バス千四百六十六両中、九百七十両で、その割合は約六六%になる予定でございます。
 なお、ノンステップバス以外にも、超低床バスやらくらくステップバスという名称の低床型のバスもございますが、これらのバス車両につきましても、更新の際にはノンステップバスとしてまいります。

○福士委員 とりあえず順々に買っていくしかないと思いますし、ノンステップバスでなくても、超低床バスとからくらくステップバスとか、すべてが乗りにくいバスではないということで伺いましたので、それはそれで結構ですが、とりあえずわかりました。
 現在、都では、いわゆる環境確保条例を制定して、国の法律に加えて独自にディーゼル車対応を実施するなど、黒煙に代表される粒子状物質の抑制は力を入れてきたというふうに思っております。
 しかし、国の規制、いわゆるNOx・PM法では、粒子状物質以外の汚染物質にも規制の枠を広げているところです。特に、窒素酸化物はぜんそくなどの原因になることが知られています。
 私は、毎年、地元杉並の地域の方々と、私のところとか沿道の辺あたりの電柱なんかで大気汚染の測定をしているんですね。窒素酸化物の発生量というのは、二酸化窒素の発生量に比例関係があるので、測定しやすい二酸化窒素をはかることで窒素酸化物全体の状況を把握する形をとっているんですが、その状況なんですけれども、杉並全体のほとんどの地域で最高値、例えば私は高井戸東に住んでおりますが、そこで何カ所かはかるんですが、そこの中の最高値というのは基準値を全部上回っております。
 例えば、和田だと〇・一ppmぐらい、高円寺南の辺で〇・〇九一ppmというような状況です。最高値が基本値以下になっているところはわずか三地域あるんですけれども、それも一カ所、松庵の方ですが、割と閑静な住宅地でも〇・〇六すれすれの〇・〇五九ですか、そんな状況です。
 一応下回っているところには違いないんですけれども、七八年度まで基準値とされていた〇・〇二でチェックすると、もう基準に見合う場所というのは一カ所もないぐらい。それで、すべての地域に公害認定患者がいらっしゃいます。
 昨年十二月の測定でも、六月と十二月にはかるんですけれども、環七と環八沿道の平均値をとっても〇・〇六二とか環八が〇・〇六四というふうに平均値は全部上回っています。平均値でとっても上回っています。もちろん一に近いところと、それから四ぐらいでおさまっているところと何カ所かあるわけですけれども、ばらついたにしてもそんな感じです。
 そこで質問なんですけれども、今回導入する都バスの車両では、窒素酸化物の低減に対してどんなシステムが採用されているのか。また、排出量ですけれども、従来の車両と比べてどういうふうになっているのかを伺いたいと思います。

○遠藤自動車部長 今回導入いたしましたディーゼルバスの窒素酸化物対策といたしましては、無害で無色、無臭でございます尿素水をエンジン内に噴霧いたしまして、窒素酸化物と反応させ、無害な窒素と水に分解するシステムを採用しております。
 また、新長期規制が定められる前の新短期規制に適合した車両と比べますと、窒素酸化物は四〇%、粒子状物質につきましても八五%、排出量が削減されております。

○福士委員 粒子状物質、いわゆるSPMみたいなものははるかに少なくなったというのはわかっておりますけれども、現状としてはそういう、窒素酸化物の方は四〇%削減ということですので、それはそれでだんだん減っていく方向になっていくのかなとは思いますけれども、窒素酸化物が四〇%削減されたのが東京都バスだけの問題なのかどうかということは、ちょっとわからない部分もありますので、先ほど述べましたように、現実には大気汚染が解消されたというわけにはなっていないんですよね。
 もちろん環八には都バスは走っておりませんし、環七はいつ来るのかなとわからないぐらい、何台も普通のバスが来て、その間にちょっと都バスが来るぐらいのところですから、都の責任が大きいといっているわけではありません。しかし、ディーゼル規制だけですべてを解消するようにはなっていないということも含めて、こういう現実があるということをわかっていただきたいなというふうに思います。
 今回は、ディーゼル車の中でも最も環境に優しい低公害のバスを導入されたというお話でございますけれども、低公害バスとしては、天然ガスを燃料としたCNGバスとか環境に優しいバスというふうなのは知られているところですけれども、CNGバスの導入についてはどういうふうになっているのか。また、今年度以降のCNGバスを含めて、どういうふうにバス車両を購入していくのか、そこの辺あたりもちょっと教えていただきたいと思います。

○遠藤自動車部長 CNGバスにつきましては、計画的に毎年五両ずつ導入してございまして、今年度末には百六十一両、約一一%になる予定でございます。しかしながら、三カ所の営業所に設けましたCNGスタンドの供給能力も限界に近づきつつあるため、今後につきましては低公害バスの開発状況、CNGスタンドの余力などを見きわめまして、適時適切なバス車両を導入していきたいというふうに考えております。

○福士委員 低公害車ということでも、インフラ整備というのが伴ってくるわけで、新しいからいいよねといっていいのかどうかなということも含めて、今まで伺ってきたわけですけれども、答弁内容から、交通局ではこれからも低公害バスの購入に努められるということ。それから、今までのご報告でもノンステップバスを進めていくということなので、頑張っていただきたいというふうに私は思っております。
 都内を走るディーゼル車全体の数から見れば、東京都の都バスというのはそんなにたくさんな数ではないというふうに思いますが、公営事業者である交通局が積極的に低公害バスを導入されることで環境対策に力を入れていくということは、すごく私も意味があるかなというふうに思います。
 大都市東京に路線をたくさん持っておられて、全国有数のバス車両を持つ交通局ですから、燃料電池バスの運行実験や低硫黄軽油の試験導入など、これまでも先駆的な取り組みをされてこられたということもありますが、それがその後の全国のバス事業者とか、あるいはバス製造も含めて、企業にも大きな影響を与えているかなというふうに私は思いますので、ぜひ公営企業として、バス業界というか、車両業界全体の発展に寄与していっていただきたいなというふうに思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。
 ちょっと最後に、鉄道網の充実とバス路線について一言申し上げておきたいんですけれども、鉄道網が充実すれば、当然鉄道と競合するバス路線の乗客は減っていくことになりますよね。交通局としては、効率的な経営というのを目指しているわけですから、当然バス路線の再編成というのも実施されることはやむを得ないかなというときもあります。ときもありますけれども、私は常々、平面交通であるバスは、高架とか地下で整備された鉄道とは違って、高齢者や、それから障害を持っていらっしゃる方々にとっては貴重な交通機関だと思っているんですね。
 バス路線の廃止のときにも反対させていただいているときがありますけれども、鉄道網の充実に伴うバス路線の再編成については、採算面だけを追求されるんではなくて、今のノンステップバスの購入と同じような視点で、高齢者とか体の不自由な方にも配慮した路線の設定をぜひしていただきたいなというふうに思っておりますし、そうすべきだというふうに思っています。
 同時に、バス路線と鉄道網を設定するときに、同じ東京都の中で競合してしまうのがしようがない部分があるにしても、もうちょっと計画性を持っていただきたいなというふうに思いますので、そのこともお考えの中に入れていただいて、交通局では環境面や福祉面の配慮を常に経営の理念の中に据えていただいて、事業を進めていただきたいなというふうに思いますので、そのことをあわせてつけ加えて申し上げておきたいと思います。
 質問を終わります。

○串田委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑は終了いたしました。
 以上で交通局関係を終わります。

○串田委員長 これより水道局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い幹部職員の一部に交代がありましたので、御園局長から紹介があります。

○御園水道局長 平成十八年四月一日付の人事異動によりまして幹部職員に異動がございましたので、紹介をさせていただきます。
 浄水部長の尾崎勝でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○串田委員長 紹介は終わりました。

○串田委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○加藤経理部長 工事請負契約につきまして、お手元の資料1によりご報告申し上げます。
 本日ご報告申し上げますものは、平成十八年二月一日から平成十八年五月三十一日までの間に契約を締結いたしました、予定価格が一件九億円以上の工事請負契約十一件でございます。
 一ページをお開き願います。本日ご報告申し上げます契約十一件の総括表でございます。以下、順次、契約の概要についてご説明申し上げます。
 二ページをお開き願います。この契約は、砧浄水場膜ろ過設備等設置工事でございます。
 工事の内容は、浄水施設の整備を目的として実施するろ過池の更新に合わせて、膜ろ過処理設備及びそれに関する電気設備、監視制御設備を設置するものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は六億八千四十万円、契約の相手方は水道機工株式会社でございます。
 入札経過につきましては次の三ページに、施工場所の図面につきましては四ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 五ページをお開き願います。この契約は、砧下浄水所膜ろ過設備等設置工事でございます。
 工事の内容は、前の契約の砧浄水場と同様でございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は六億九百万円、契約の相手方は水道機工株式会社でございます。
 入札経過につきましては六ページに、施工場所の図面につきましては七ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 八ページをお開き願います。この契約は、江北給水所(仮称)築造に伴う既存施設撤去及び仮設工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として実施する江北給水所(仮称)築造工事に伴い、支障となる旧工業用水道施設の既存施設撤去及び仮設工事を行うものでございます。
 契約の方法はWTO一般競争入札、契約金額は六十二億七千九百万円、契約の相手方は戸田・大林・三井住友建設共同企業体でございます。
 入札経過につきましては九ページに、施工場所の図面につきましては一〇ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 一一ページをお開き願います。この契約は、小右衛門給水所一号配水池及びポンプ棟築造工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として、小右衛門給水所整備工事のうち、小右衛門給水所内の一号配水池及びポンプ棟を築造するものでございます。
 契約の方法はWTO一般競争入札、契約金額は三十二億四千四百五十万円、契約の相手方は飛島・戸田・奥村建設共同企業体でございます。
 入札経過につきましては一二ページに、施工場所の図面につきましては一三ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 一四ページをお開き願います。この契約は、品川区八潮四丁目から同区東大井一丁目地先間送配水管(一八〇〇から一〇〇〇ミリメートル)トンネル内配管及び外一カ所立て坑築造工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として、品川区八潮四丁目から同区東大井一丁目地先間において、シールド工法にて築造したトンネル内に送配水管用のダクタイル鋳鉄管及び鋼管を配管するとともに、大田区東海二丁目の仮設立て坑内に管理用立て坑を築造するものでございます。
 契約の方法は随意契約、契約金額は十二億六千六百三十万円、契約の相手方は鹿島・大豊・地崎建設共同企業体でございます。
 施工場所の図面につきましては一五ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 一六ページをお開き願います。この契約は、品川区八潮四丁目地先から同区南大井五丁目地先間配水本管(一〇〇〇ミリメートル)新設工事(シールド工事)及び立て坑築造工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として、品川区八潮四丁目地先から同区南大井五丁目地先間において、シールド工法によるトンネル築造及び配水本管のトンネル内配管工事を施工するものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は二十二億五百万円、契約の相手方はフジタ・錢高建設共同企業体でございます。
 入札経過につきましては一七ページに、施工場所の図面につきましては一八ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 一九ページをお開き願います。この契約は、品川区八潮一丁目から同区八潮五丁目間送水管(一八〇〇ミリメートル)トンネル内配管及び立て坑築造工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として、品川区八潮一丁目から同区八潮五丁目間において、シールド工法により築造したトンネル内に送水管用のダクタイル鋳鉄管及び鋼管を配管するとともに、品川区八潮一丁目の仮設立て坑内に管理用立て坑を築造するものでございます。
 契約の方法は随意契約、契約金額は十一億八千六百五十万円、契約の相手方は飛島・竹中土木建設共同企業体でございます。
 施工場所の図面につきましては二〇ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 二一ページをお開き願います。この契約は、板橋区板橋四丁目地先から同区板橋一丁目地先間外二カ所送水管(九〇〇ミリメートル)及び配水本管(一〇〇〇ミリメートル)新設工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として、板橋区板橋四丁目五十五番地先から同区板橋一丁目十一番地先間(一工区)及び板橋区板橋四丁目五十五番地先から同区板橋三丁目三十五番地先間(二工区)並びに板橋区加賀一丁目十七番地先(三工区)にシールド工法等によるトンネル築造及び送水管、配水本管のトンネル内配管工事を施工するものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十六億一千七十万円、契約の相手方は奥村・アイサワ建設共同企業体でございます。
 入札経過につきましては二二ページに、施工場所の図面につきましては二三ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 二四ページをお開き願います。この契約は、板橋区板橋一丁目地先から豊島区上池袋一丁目地先間配水本管(一〇〇〇ミリメートル)新設工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として、前の八番の工事箇所の南側、板橋区板橋一丁目十一番地先から豊島区上池袋一丁目三十六番地先間に、シールド工法によるトンネル築造及び配水本管のトンネル内配管工事を施工するものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十七億三千二百五十万円、契約の相手方は戸田・佐田建設共同企業体でございます。
 入札経過につきましては二五ページに、施工場所の図面につきましては二六ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 二七ページをお開き願います。この契約は、豊島区上池袋一丁目地先から文京区千石三丁目地先間配水本管(一〇〇〇ミリメートル)新設工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として、前の九番の工事箇所の南側、豊島区上池袋一丁目三十六番地先から文京区千石三丁目一番地先間に、シールド工法によるトンネル築造及び配水本管のトンネル内配管工事を施工するものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十六億八千八百四十万円、契約の相手方は竹中土木・新井組建設共同企業体でございます。
 入札経過につきましては二八ページに、施工場所の図面につきましては二九ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 三〇ページをお開き願います。この契約は、狭間給水所から八王子市狭間町千四百六十五番地先間送水管(六〇〇ミリメートル)新設工事でございます。
 工事の内容は、送配水施設整備事業の一環として、送水能力の強化、広域的なバックアップの機能及び更新時期を迎えつつある既存の送水管の代替機能の確保を目的とした送水管を布設するため、八王子市狭間町千四百六十五番地先に発進立て坑を築造し、八王子市狭間町千九百九十四番地四百七十八号(狭間給水所内)から同市狭間町千四百六十五番地先間に、トンネル築造及び送水管(六〇〇ミリメートル)新設工事をシールド工法をもって施工するものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は九億六千百八十万円、契約の相手方は青木あすなろ・奥村組土木建設共同企業体でございます。
 入札経過につきましては三一ページに、施工場所の図面につきましては三二ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、ご報告申し上げます。よろしくお願いいたします。

○串田委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 ご発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑は終了いたしました。
 以上で水道局関係を終わります。

○串田委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、前田下水道局長より発言の申し出がありますので、これを許します。

○前田下水道局長 お許しをいただきまして、おわびとご報告を申し上げたいと存じます。
 このたびの当局職員の不祥事につきましては、下水道事業にとどまらず、都民の都政全般に対する信頼を大きく裏切ることとなり、まことに申しわけなく、都民並びに都議会の皆様に対し深くおわびを申し上げる次第でございます。
 事件の概要でございますが、当局職員であります西原純平が、東部第一管理事務所に在職中の平成十六年八月下旬ごろから同年九月上旬ごろの間に、星見建設株式会社の取締役らに対し、当局発注の管渠改良工事について、積算金額が記載された工事内訳表の写しを交付するなど有利かつ便宜な取り計らいを行い、その謝礼と知りながら、自己の職務に関して現金を収受したものです。
 事故者は、平成十八年四月十九日に収賄容疑で逮捕され、同年五月十一日に加重収賄罪で起訴、さらに五月十五日に再逮捕されております。下水道局といたしましては、事故者を五月十九日付で懲戒免職処分といたしました。
 次に、再発防止策についてでございます。
 逮捕当日、直ちに局内に私を本部長とする下水道局汚職防止対策本部を設置し、改めて職場の総点検を指示するとともに、今までの取り組みに何が欠けていたのか、また何が不十分であったのか、原因の究明と再発防止策の確立に全力を挙げることといたしました。
 その中で、汚職防止に向けて緊急に行うべきこととして、すべての職員が参画した意識改革を進める取り組みに着手するとともに、書類管理の徹底や業者との接点の適正化などについて、全部署を対象とした実地調査を実施いたしました。
 また、六月には、部下を持つすべての管理職が、その部下を対象とし、職場の特性に応じた汚職防止研修を実施するなど、従来の研修を大幅に強化することといたしました。さらに、今後、これらの緊急的な取り組みにとどまらず、あらゆる側面から汚職防止対策に取り組んでまいります。
 いずれにいたしましても、都民の負託を受けて下水道事業をお預かりしております責任者として、このたびの不祥事につきましては責任を痛感いたしております。また、管理監督者の責任についても、調査の上、厳正な処分をいたす所存でございます。
 最後になりますが、こうした事件によって、都民生活を支える下水道事業が一日も停滞することがあってはならず、職員一同がいま一度気を引き締めて、着実に事業を推進してまいります。
 公営企業委員会委員の皆様におかれましては、より一層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

○串田委員長 発言は終わりました。

○串田委員長 次に、先般の人事異動に伴い幹部職員の一部に交代がありましたので、前田局長から紹介があります。

○前田下水道局長 四月一日付の人事異動によりまして当局幹部職員に異動がございましたので、紹介させていただきます。
 まず、経理部長の佐藤仁貞でございます。施設管理担当部長の大西登喜雄でございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○串田委員長 紹介は終わりました。

○串田委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○佐藤経理部長 工事の請負契約につきましてご報告申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料、工事請負契約の締結についてをごらんいただきたいと存じます。
 今回ご報告申し上げますのは、平成十八年二月一日から平成十八年五月三十一日までの間に締結した、予定価格九億円以上の工事請負契約二件でございます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。総括表をお示ししてございます。この総括表によりましてご説明させていただきます。
 いずれも区部下水道の設備工事でございます。南部汚泥処理プラント汚泥処理電気設備その十四工事、十三億四千四百万円、森ヶ崎水再生センター(東)汚泥処理電気設備再構築その三工事、十六億六百余万円でございます。
 このうち南部汚泥処理プラントの工事は、汚泥処理施設の臨海部への集約化の一環として、別途施工しております遠心濃縮機械設備等の運転に必要な電気設備を設置するものでございます。
 次に、森ヶ崎水再生センターの工事は、同センター東処理施設内にある汚泥処理施設の電気設備が老朽化したため再構築するほか、別途施工しております濃縮槽機械設備等の運転に必要な電気設備を設置するものでございます。
 以上二件の契約金額の合計は、一番下の欄にございますとおり、二十九億五千余万円でございます。右側のページにそれぞれの年度別内訳をお示ししてございます。
 なお、二件の契約方法はすべて一般競争入札によるものでございます。
 三ページ目以降には、それぞれの工事ごとの契約内容及び入札結果等の詳細を掲げてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、工事の請負契約についての報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

○串田委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 ご発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○串田委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時四十五分散会

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