公営企業委員会速記録第十五号

平成十七年十二月十二日(月曜日)
第十委員会室
   午後一時三分開議
 出席委員 十四名
委員長真木  茂君
副委員長串田 克巳君
副委員長松村 友昭君
理事高島なおき君
理事石毛しげる君
理事石川 芳昭君
遠藤  守君
福士 敬子君
そなえ邦彦君
崎山 知尚君
尾崎 大介君
大西さとる君
樺山たかし君
新藤 義彦君

 欠席委員 なし

 出席説明員
交通局局長松澤 敏夫君
技監北川 知正君
総務部長金子正一郎君
水道局局長御園 良彦君
次長中田 清己君
総務部長東岡 創示君
下水道局局長前田 正博君
次長今里伸一郎君
総務部長野口  孝君

本日の会議に付した事件
 付託議案の審査(決定)
・第二百二十六号議案 東京都公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例
・第三百十三号議案 東京都水道事業の事務の委託の廃止及び府中市公共下水道使用料徴収事務の受託について
・第三百十四号議案 東京都水道事業の事務の委託の廃止及び小平市公共下水道使用料徴収事務の受託について
・第三百十五号議案 東京都水道事業の事務の委託の廃止及び東大和市公共下水道使用料徴収事務の受託について
・第三百十六号議案 東京都水道事業の事務の委託の廃止及び東久留米市公共下水道使用料徴収事務の受託について
 特定事件の継続調査について

○真木委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査及び特定事件の閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百二十六号議案及び第三百十三号議案から第三百十六号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○松村委員 第三百十三号、三百十四号、三百十五号、三百十六号議案について一括して意見を申し上げます。
 先日の委員会で既に質疑を行っていますので繰り返しませんが、この四議案は、多摩地区水道経営改善基本計画に基づくもので、多摩の二十五市町の水道事業を一元化し、給水人口三百五十万という巨大な水道事業全体を民間委託する方向を進める議案です。
 都民のライフラインの重要な水道事業を基礎的自治体から切り離して、効率化、経営化の名のもとに、安易に民間委託化の方向に進めるのではなく、少なくともこの間、官から民へなどで進められた公共事業の民間委託化が引き起こしている問題点などもよく検証し、もっと都民的議論や合意を求めるべきです。
 我が党は、安全で質のよい水を安く、かつ安定的に供給することは自治体の基本的な責務だと考える立場から、この責任を民間任せにする方向を進める本四議案には反対です。
 以上です。

○福士委員 私も、三百十三号議案から三百十六号議案について、一言申し述べます。
 民間への業務委託についてですが、事務事業の質疑で触れましたので、あえて今回は質問を省かせていただきましたけれども、技術職員の力量継続及び人材確保・養成などが今後も充実できるのかどうか、一抹の不安点というか問題点を残しているかと思っております。ぜひ、現場を把握し、時々の事故や問題点などに十分力を発揮できる水道技術を持った職員を大切にしていただきたいと思います。
 命の根源として人々の生活に重要な水です。事故を起こしたり、また、迅速な対応もままならなかったということのないようにお願いしたいと思います。
 当たり前の日々を送れるということは、日々の心がけによるものというふうに私は思っております。民間委託によって経費削減がすべて住民のためとはいえないこともあることを心にとめておいていただきたいことを申し述べまして、賛成とはいたします。
 以上です。

○真木委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第三百十三号議案から第三百十六号議案までを一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○真木委員長 起立多数と認めます。よって、第三百十三号議案から第三百十六号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百二十六号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○真木委員長 異議なしと認めます。よって、第二百二十六号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○真木委員長 次に、特定事件についてお諮りいたします。
 お手元配布の特定事件調査事項につきましては、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○真木委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○真木委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、御園水道局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○御園水道局長 公営企業三局を代表いたしまして、一言ごあいさつをさせていただきます。
 まず初めに、今回ご審議を賜りました議案につきまして、ただいまご決定をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 申し上げるまでもなく、私ども公営企業が行っております事業は、都民生活あるいは首都東京の都市活動にとりまして日々欠かすことのできない重要な事業であると認識をしております。
 これまでにちょうだいいたしました貴重なご意見やご指摘を今後の事業運営に十分反映させ、これからも、それぞれの担当分野におきまして、多様化する都民ニーズに的確にこたえ、都民サービスのさらなる向上に努めますとともに、「行財政改革の新たな指針」を踏まえまして、一層の効率化を進め、経営改革に取り組んでまいります。
 真木委員長初め委員の皆様方には、今後とも、公営企業三局に対しまして一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、御礼の言葉にかえさせていただきます。まことにありがとうございました。

○真木委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時九分散会

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