公営企業委員会速記録第七号

平成十七年六月三日(金曜日)
第十委員会室
   午後一時二分開議
 出席委員 十三名
委員長大木田 守君
副委員長串田 克巳君
副委員長東ひろたか君
理事土持 正豊君
理事富田 俊正君
後藤 雄一君
林  知二君
中山 秀雄君
高島なおき君
小山 敏雄君
田中  良君
野田 和男君
三田 敏哉君

 欠席委員 一名

 出席説明員
交通局局長松尾  均君
次長谷川 健次君
総務部長金子正一郎君
職員部長坂上 信雄君
資産運用部長泉本 和秀君
電車部長市川 英治君
自動車部長遠藤 秀和君
車両電気部長中野 伸宏君
建設工務部長鈴木  進君
経営計画調整担当部長佐藤  守君
参事谷口 哲己君
参事柴田 健次君
参事中村 卓也君
参事斎藤  信君
参事室木 鉄朗君
参事古川 俊明君
水道局局長高橋  功君
技監御園 良彦君
総務部長中田 清己君
職員部長鈴木 孝三君
経理部長中村 忠夫君
サービス推進部長大平 晃司君
浄水部長田口  靖君
給水部長滝沢 優憲君
建設部長長岡 敏和君
調整担当部長伊藤  豊君
設備担当部長六車 一正君
参事尾崎  勝君
多摩水道改革推進本部本部長本山 智啓君
調整部長松井 庸司君
施設部長細矢 重次君
参事今井 茂樹君
下水道局局長二村 保宏君
技監北川 知正君
総務部長今里伸一郎君
職員部長石坂 景二君
経理部長野口  孝君
業務部長渡辺  勉君
計画調整部長佐伯 謹吾君
施設管理部長中里 卓治君
建設部長中村 益美君
参事桜井 義紀君
流域下水道本部本部長只腰 憲久君
管理部長三浦  茂君
技術部長伊東 三夫君

本日の会議に付した事件
 交通局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
 水道局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
 下水道局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○大木田委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、所管三局の報告事項の聴取及び請願陳情並びに特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより交通局関係に入ります。
 理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○泉本資産運用部長 お手元の契約締結報告書に基づきまして、一件二億円以上の動産の買い入れ契約二件につきましてご報告申し上げます。
 一ページをお開きください。今回ご報告いたします二件の契約を一覧にした総括表でございます。この二件は、いずれも一般乗合自動車の買い入れという同種の契約でございますので、この表によりまして一括してご説明させていただきたいと存じます。
 今回買い入れいたしましたのは、大型百十一両でございます。いずれの車両も、国の排出ガス規制及び都の粒子状物質排出基準をクリアするとともに、ノンステップ仕様になっておりまして、東京都における環境対策及び福祉のまちづくりの一環として導入を進めるものでございます。
 また、路線情報等のシステムを管理する上で必要な音声合成装置などの仕様の違いから、契約を表中の番号1及び番号2の二つに分けたところでございます。
 なお、今回から、契約締結の方法については、従来の随意契約を一般競争入札に変更いたしました。
 番号1については東京日野自動車株式会社、及び番号2については東京いすゞ自動車株式会社と契約を締結しております。
 なお、それぞれの契約金額、一両当たりの税込み価格及び車両数は表中に記載したとおりで、契約総額は二十三億一千九百二十一万九千円になります。
 また、履行期限は平成十七年八月五日となっておりまして、契約年月日は平成十七年四月二十八日でございます。
 それぞれの契約ごとの概要及び入札経過につきましては、二ページ及び三ページに記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 簡単ではございますが、以上でご報告を終わらせていただきます。

○大木田委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大木田委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大木田委員長 異議なしと認めます。よって、本件に対する質疑は終了いたします。
 以上で交通局関係を終わります。

○大木田委員長 これより水道局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い幹部職員の一部に交代がありましたので、高橋局長から紹介があります。

○高橋水道局長 四月一日付の人事異動によりまして幹部職員に異動がございましたので、紹介をさせていただきます。
 調整担当部長の伊藤豊君でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○大木田委員長 紹介は終わりました。

○大木田委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○中村経理部長 工事請負契約につきまして、お手元の資料1によりご報告申し上げます。
 本日ご報告申し上げますものは、平成十七年二月一日から平成十七年四月三十日までの間に契約を締結いたしました、予定価格一件九億円以上の工事請負契約六件でございます。
 一ページをお開き願います。本日ご報告申し上げます六件の契約の総括表でございます。以下、順次、契約の概要についてご説明申し上げます。
 二ページをお開き願います。この契約は、東村山浄水場横型加圧脱水機等改良工事でございます。
 工事の内容は、設置後二十一年が経過し老朽化が著しい東村山浄水場排水処理所のA・B系横型加圧脱水機及び電気設備を更新し、信頼性及び維持管理機能の向上を図るものでございます。
 契約の方法はWTO一般競争入札、契約金額は三十二億七千六百万円、契約の相手方は月島機械株式会社でございます。
 入札経過及び施工場所の図面につきましては三ページ、四ページにございますので、ご参照願います。
 五ページをお開き願います。この契約は、東村山浄水場高度浄水施設築造に伴う既存施設の撤去及び仮設工事でございます。
 工事の内容は、東村山浄水場における高度浄水施設築造工事に先立ちまして、高度浄水施設建設位置である既存の沈殿池等の施設を撤去し、高度浄水施設築造工事に必要な土どめ壁等を設置するものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十六億六百五十万円、契約の相手方は鹿島・西松建設共同企業体でございます。
 入札経過及び施工場所の図面につきましては六ページ、七ページにございますので、ご参照願います。
 八ページをお開き願います。この契約は、三園浄水場高度浄水施設オゾン設備等の設置工事でございます。
 工事の内容は、浄水施設整備の一環として、三園浄水場に導入する高度浄水設備のうち、オゾン設備及び監視制御設備の設置を行うものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十五億八千五百五十万円、契約の相手方は株式会社日立製作所でございます。
 入札経過及び施工場所の図面につきましては九ページ、一〇ページにございますので、ご参照願います。
 一一ページをお開き願います。この契約は、東村山浄水場監視制御設備改良工事でございます。
 工事の内容は、水源及び浄水施設整備事業の一環として、設置後十七年の経過により老朽化が著しい東村山浄水場の監視制御設備を更新し、管理業務の信頼性向上及び監視制御設備の操作性向上を図るものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十六億八千万円、契約の相手方は富士電機システムズ株式会社でございます。
 入札経過及び施工場所の図面につきましては一二ページ、一三ページにございますので、ご参照願います。
 一四ページをお開き願います。この契約は、三園浄水場高度浄水施設電気設備等設置工事でございます。
 工事の内容は、浄水施設整備の一環として、三園浄水場に導入する高度浄水設備のうち、電気設備及び監視制御設備等の設置を行うものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は九億八千七百万円、契約の相手方は株式会社日立製作所でございます。
 入札経過及び施工場所の図面につきましては一五ページ、一六ページにございますので、ご参照願います。
 一七ページをお開き願います。この契約は、第一板橋給水所外六カ所監視制御設備等の改良工事でございます。
 工事の内容は、昭和五十年度に設置され老朽化した第一板橋給水所外六カ所の監視制御設備及びポンプ設備並びに電気設備を一体的に整備し、信頼性の向上を図るとともに、安全性と維持管理機能の向上を図るものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は七億八千七百五十万円、契約の相手方は株式会社東芝でございます。入札経過及び施工場所の図面につきましては一八ページ、一九ページにございますので、ご参照願います。
 以上、簡単ではございますが、ご報告申し上げます。よろしくお願いいたします。

○大木田委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大木田委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大木田委員長 異議なしと認めます。よって、本件に対する質疑は終了いたしました。
 以上で水道局関係を終わります。

○大木田委員長 これより下水道局関係に入ります。
 理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○野口経理部長 工事の請負契約につきまして、ご報告申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料、工事請負契約の締結についてをごらんいただきたいと存じます。
 今回ご報告申し上げますのは、平成十七年二月一日から四月三十日までの間に締結いたしました予定価格九億円以上の工事請負契約三件でございます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。総括表をお示ししてございます。この総括表によりましてご説明させていただきます。
 まず、区部下水道工事でございますが、土木工事のうち幹線工事といたしまして、上目黒幹線工事十五億六千二百余万円、一件でございます。
 この工事は、目黒川の水質改善を図るために、雨水はけ口から放流されます降雨初期の汚れた下水を一時貯留するために施工するものでございます。
 続いて、ポンプ所工事といたしまして、小松川第二ポンプ所建設その四工事十億三千九百余万円、一件でございます。
 この工事は、雨水流出量の増大に対応するため、小松川第二ポンプ所を建設するものでございます。
 以上、区部下水道工事の合計は二件で、契約金額は合わせて二十六億百余万円でございます。
 続きまして、流域下水道工事でございます。
 設備工事といたしまして、多摩川上流水再生センター・八王子水再生センター間連絡管ポンプ設備工事九億二千四百余万円、一件でございます。
 この工事は、多摩川上流水再生センターと八王子水再生センター間に設置する連絡管を用いまして、汚水の送水等を行うために、ポンプ設備及びその他の附帯設備を設置するものでございます。
 以上三件の契約金額の合計は、一番下の欄にございますとおり、三十五億二千五百余万円でございます。
 右側のページに、それぞれの年度別内訳をお示ししてございます。
 なお、三件の契約方法の内訳は、一般競争入札によるものは二件、随意契約によるものが一件となっておりまして、随意契約により契約いたしましたものは、小松川第二ポンプ所建設その四工事でございます。
 この工事は、現在施工中の工事に引き続き、ポンプ所の躯体を築造するものであり、工期の短縮化及び経済的有利性などの観点から、随意契約としたものでございます。
 三ページ以降には、それぞれの工事ごとの契約内容及び入札結果等の詳細を掲げてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、工事の請負契約について報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

○大木田委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大木田委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大木田委員長 異議なしと認めます。よって、本件に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。

○大木田委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大木田委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○大木田委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、松尾局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○松尾交通局長 公営企業三局を代表いたしまして、一言ごあいさつ申し上げます。
 大木田委員長初め委員の先生方におかれましては、ご就任以来、数々のご指導、ご鞭撻をいただきまして、まことにありがとうございました。
 私ども公営企業が行っております事業は、都民生活や都市の活動にとりまして欠かすことのできない重要な事業でございます。今後の事業執行に当たりましては、これまでに賜りました貴重なご意見、ご指摘をそれぞれの事業に十分反映させ、都民サービスのさらなる向上と、より一層効率的な経営に努めてまいる所存でございます。
 今任期の満了によりご勇退される先生がいらっしゃると伺っておりますが、これまでのご指導に対しまして厚く御礼申し上げます。
 また、改選を迎えられる先生方におかれましては、ご健闘を心からお祈り申し上げまして、簡単ではございますが、お礼のあいさつにかえさせていただきます。まことにありがとうございました。

○大木田委員長 発言は終わりました。
 この際、私からも一言ごあいさつ申し上げます。
 この一年は、都議会第十六期の最後の一年でありました。副委員長、理事、委員の皆様には大変お世話になりまして、心から感謝を申し上げます。
 また、三局長初め理事者の皆さんには、さまざまな分野におきましてご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。また、佐藤書記を初め議会局の皆様も、誠心誠意努力をいただきまして、心から感謝を申し上げます。
 ただいま松尾局長からも、公営企業三局は都民生活に直結をし、また、東京という都市の動脈、静脈を支える大変重要な要素を担っているという話がありましたけれども、本当にそのとおりでございまして、今大変な変動期でありますし、また、二〇〇七年問題、二〇一五年問題等を考えますと、大きく構造そのものも変わってくると、こういう中にありまして、三局のこれからの事業はますます重要になってくると認識をしております。都政は永遠でありますので、ますます三局の皆様が事業に邁進されますことを心よりご期待をしたいと思います。
 そしてまた、今回は十六期最後ということでありまして、十四名の公営企業の委員の先生方のうち六名の先生方が今期をもって勇退をされるということでございます。本当に今日までの都政発展のご尽力に心から感謝を申し上げるとともに、これから新しい地でさらなるご活躍を祈っております。
 そして、きょうが六月三日でありますので、七月三日は十七期の首都決戦といわれる都議会の選挙であります。あと一カ月という最終段階に入ってまいりまして、八名の先生方は挑戦をされるということでありますので、大勝利をもってまた再び都政発展のためにご尽力いただきますことをご期待をし、ご祈念をし、ごあいさつにかえます。
 重ねて御礼を申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十二分散会

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