公営企業委員会速記録第七号

平成十四年九月十二日(木曜日)
第十委員会室
   午後一時四分開議
 出席委員 十三名
委員長土持 正豊君
副委員長松村 友昭君
副委員長立石 晴康君
理事初鹿 明博君
理事東野 秀平君
理事高島なおき君
高橋かずみ君
福士 敬子君
青木 英二君
串田 克巳君
中西 一善君
中山 秀雄君
田中 晃三君

 欠席委員 なし

 出席説明員
交通局局長松尾  均君
次長金安  進君
総務部長久保田経三君
経営企画室長齊藤 春雄君
職員部長木村 純一君
電車部長坂上 信雄君
自動車部長鷲田 能敬君
車両電気部長関口 貞夫君
建設工務部長北川 知正君
会計契約担当部長帯刀  宏君
バス路線再編成・事業活性化担当部長坂本 達郎君
技術管理担当部長道家 孝行君
参事江連 成雄君
参事荒井 哲夫君
水道局局長飯嶋 宣雄君
次長野田 一雄君
総務部長甘利 鎭男君
職員部長東岡 創示君
経理部長松井 庸司君
営業部長中村 重利君
浄水部長本山 智啓君
給水部長御園 良彦君
建設部長松田 恵一君
参事鈴木 孝三君
参事伊藤  豊君
参事六車 一正君
多摩水道改革推進本部本部長鈴木 三夫君
調整部長二階堂信男君
施設部長田口  靖君
技術調整担当部長滝沢 優憲君

本日の会議に付した事件
 交通局関係
  報告事項(説明・質疑)
  ・契約の締結について
  陳情の審査
  (1)一四第二三号 都営バス路線の新設及び運行回数の増設等に関する陳情
 水道局関係
  報告事項(説明・質疑)
  ・契約の締結について
  ・みずほ銀行に対する損害賠償請求について

○土持委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 初めに、本委員会委員の所属変更について申し上げます。
 八月十九日付をもって、尾崎正一議員が本委員会から建設・住宅委員会に所属変更になった旨、議長から通知がありましたので、ご報告いたします。
 次に、本委員会の会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、交通局及び水道局関係の報告事項の聴取並びに交通局関係の陳情の審査を行います。
 なお、報告事項につきましては、本日、説明を聴取した後、質疑終了まで行いますので、ご了承願います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い交通局長及び幹部職員に交代がありましたので、交通局長からあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。
 交通局長に就任いたしました松尾均君をご紹介いたします。

○松尾交通局長 七月十六日付をもちまして交通局長を拝命いたしました松尾均でございます。一言ごあいさつを申し述べさせていただきます。
 委員長初め委員の先生方におかれましては、日ごろより当局の事業につきまして格別のご支援、ご高配を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
 私ども交通局の事業を取り巻く環境は、社会経済状況の変動の中、大変厳しい状況にあります。こうした状況を踏まえ、事業運営に当たりましては、より一層の安全輸送を第一に、お客様サービスの向上と積極的かつ効率的な経営に努め、都民の皆様から信頼される都営交通を目指して、職員一丸となって取り組んでまいる所存でございます。今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。
 続きまして、七月十六日付の人事異動によりまして当局の幹部職員に異動がございましたので、紹介をさせていただきます。
 次長の金安進君でございます。経営企画室長の齊藤春雄君でございます。職員部長の木村純一君でございます。電車部長の坂上信雄君でございます。自動車部長の鷲田能敬君でございます。建設工務部長の北川知正君でございます。会計契約担当部長の帯刀宏君でございます。技術管理担当部長の道家孝行君でございます。参事、関連事業担当の江連成雄君でございます。参事、安全管理担当の荒井哲夫君でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕

○土持委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。

○土持委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○帯刀会計契約担当部長 お手元の契約締結報告書に基づきまして、一件九億円以上の工事請負契約の締結につきましてご報告申し上げます。
 一ぺージをお開き願います。今回ご報告いたします契約は一件でございます。
 件名は、都営大江戸線汐留連絡線東新橋工区建設工事でございます。
 内容は、浅草線の馬込車両基地において、大江戸線車両の重要部検査、全般検査等を行うため、汐留付近で大江戸線と浅草線とをトンネルで接続させる工事でございます。
 工期は契約締結の日から平成十七年三月三十一日まででございます。
 契約方法は一般競争入札、予定価格は二十七億四千三百八十三万九千円、契約金額は二十七億九百万円で、大成・住友・白石建設共同企業体と平成十四年六月十七日に契約を締結したものでございます。
 入札経過及び施工場所の図面につきましては次ぺージ以降にございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 簡単ではございますが、以上でご報告を終わらせていただきます。

○土持委員長 報告は終わりました。
 ただいまの報告に対し、何か質問等がございましたら発言願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○土持委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○土持委員長 異議なしと認めます。よって、報告に対する質疑は終了いたしました。

○土持委員長 次に、陳情の審査を行います。
 一四第二三号、都営バス路線の新設及び運行回数の増設等に関する陳情を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○鷲田自動車部長 陳情一四第二三号についてご説明申し上げます。
 お手元の資料2の一ぺージをごらんいただきたいと存じます。この陳情は、江東区枝川・潮見を住み良くする会会長栗本哲男さん外一名の方から提出されたものでございます。
 陳情の要旨でございますが、枝川・潮見地域及び江東区南部地域における都営バス路線について、四点のことを実現していただきたいという内容でございます。
 1でございますが、東京都江東高齢者医療センター及び東陽町、豊洲等へ行ける循環バスを新設すること、2でございますが、錦13甲、錦13乙系統の昼間運行間隔を、少なくとも十分間隔とすること、3でございますが、業10系統の昼間運行間隔を少なくとも十分間隔とすること、4でございますが、業10系統の木場六丁目の停留所をイトーヨーカドー前に変更することという内容でございます。
 恐れ入りますが、次の二ぺージの図面をごらんいただきたいと存じます。東京都江東高齢者医療センター、東陽町及び豊洲等を結ぶ循環バスの経路を赤色の線で、錦13甲系統、錦糸町駅前から晴海埠頭の系統でございますが紫色の線で、錦13乙系統、錦糸町駅前から深川車庫前の系統でございますが緑色の線で、業10系統、新橋から業平橋駅前を茶色の線で、さらにそれらを含めまして既存系統を黄色の線でそれぞれ表示してございます。
 最初に、循環バスの新設についてでございますが、交通局では、循環バス等のコミュニティバスの運行について地元区等から要請がございました場合は、既設路線との整合性及び採算性等を考慮しながら、運行に当たっての条件整備等を含め、協議していくこととしております。
 陳情の循環バスにつきましては、運行をした場合、路線が長大なこと、既存路線との重複する区間が多いこと等、採算性が極めて厳しいものとなることが想定されることから、交通局が単独で実施することは困難と考えております。
 次に、錦13甲系統、錦13乙系統及び業10系統の昼間時間帯の増回についてでございますが、現在、お客様の利用実態に即しまして運行回数を確保しておりますので、実施は困難と考えております。
 最後に、業10系統の木場六丁目停留所のイトーヨーカドー前への移設についてでございますが、現行の停留所は住宅地の中心に位置しており、利用者利便の観点から、実施は困難と考えております。
 以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○土持委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○松村委員 この陳情の願意の、理由にも述べられていますけれども、枝川、潮見を初め江東南部地域は人口の急増地であるということですけれども、どのようにこれを把握していらっしゃるというか、認識していらっしゃいますか。

○鷲田自動車部長 江東区南部地域の人口につきましては、町名ごとに、各住民基本台帳によりまして住民の数を把握してございます。例えば枝川地区でございますけれども、平成十四年は八千百二十人、対前年で六・六%の増。潮見地域につきましては四千九百五十五人で一一六・二%の増等となっております。

○松村委員 私もちょっと地元地域からいろいろ資料もいただいたんですけれども、例えばこの枝川、それから潮見、この地域で、確かに八九年から九六年という比較で見ますと全体でも二百何人ぐらいしか増がないんですけれども、ところが、九六年から二〇〇一年、この五年間をとってみると、二千人以上急増しているんですね、各町名の地域をとってみても。
 私もこの潮見駅に行ってみましたけれども、本当に高層マンションというか、建設がされていて、また、この周辺にもまだ工事中のところがあるわけですね。例えばこの間をとってみても、潮見アパートというのが三十六階でできたそうで、昨年の九月後半に入居が始まったんですけれども、ここだけでも五百世帯。その中にはシルバーピアもついているし、また老人ホームもこの地域にはできていると。それから潮見の公団もできて、ことし三月の入居でも四百世帯と。
 それから枝川でも、人口推定が三百九十ぐらいの今工事中の都営住宅もある。工事中を含めると、例えば潮見駅前プラザという、現在工事中で、この三月末入居ですか、これが九百九十四の人口とか、私も確かに見てきましたけれども、相当この地域はふえるし、ですから江東区の方からは、これ以上のマンションが建つと、学校とか保育園とか、これがもう既に限度があるということで、区挙げて控えるようにというような、そういうことにもなってきたりとか、それから、だからそういうあいているところなどには、子育て世帯よりもどっちかといったら高齢者とか、そういう世帯が入るような住宅などが逆に今建つ傾向にあるということを考えれば、しかも、この地域に行っても、どうやって木場からこの潮見に行こうかということで、結局行くあれがないものでタクシーを拾うとか、またそういうことも実際体験して、やはり唯一の交通の便といえば、民間バスも走っていませんから都バスなんですよね。
 そういう点では、採算面だけではなく、こういう人口がふえ、しかも高齢者が唯一頼りにする公共交通の都バスの路線をしっかりと住民の要望にこたえて確保するということは、私は、交通局の大切な役割ではないかというふうに思います。
 しかも、この陳情にも述べられているとおり、東京都の江東高齢者医療センター、これは順天堂に委託しておりますけれども、都立というか、福祉局が所管して、文字どおり都が経営するといってもいいこの医療センターができ、当然やはり地域住民、しかもこれは高齢者医療センターですから、そういう高齢者などが期待した病院だというふうに思うんです。
 しかし、今この陳情がある、願意の潮見方面からのアクセスの手段が本当にないという、こういう声がこの陳情になっているというふうに思いますけれども、この江東高齢者医療センターへの南部地域からのアクセス手段は、どのように交通局としては考えておられますか。

○鷲田自動車部長 潮見・枝川地区からのバスのアクセスでございますけれども、バスのみで行かれる場合には、バスを二回乗り継いで、亀23系統に乗りかえていただくことになります。
 なお、江東高齢者医療センターにつきましては、東西線の南砂町駅の近くにございますので、東西線を利用して行かれる場合は一回の乗りかえで行くことが可能になっております。

○松村委員 きょうは願いを込めて傍聴の方も来ておられるので、もうちょっと−−この潮見の駅から、今、バスだったら二つ乗りかえるというけれども、どういうふうに行くんですか。地図で示されているので、わかりやすく。
 それから、その潮見から東西線を利用すれば一乗りかえだというんですけれども、その場合はどういう形になるのか。また、できたら、所要時間等がわかっていたら具体的に教えていただきたいと思います。

○鷲田自動車部長 潮見地区からでございますと、木11乙系統に乗っていただきまして、その後、亀23系統に乗りかえて……

○松村委員 どこで乗りかえるんですか。東陽町ですか。

○鷲田自動車部長 東陽町です。それで、東陽町から、亀23系統で高齢者医療センターに行くことができます。

○松村委員 今、潮見駅から東陽町へのバスの運行回数というのはどうなっているでしょうか。

○鷲田自動車部長 潮見駅から出ているバスでございますけれども、運行につきましては利用条件に合わせまして、午前中が七時から十時まで、午後が十五時から十九時まで運行しておりまして、一日二十回でございます。

○松村委員 私も現地へ行って、都バスのバス停、潮見駅のバス停を見てちょっとびっくりしたのは、今もお答えがあったとおり、午前中が七時から十時と。平日の場合は十時四十二分がこの午前中の最後なんですよね。次のバスが十五時三十一分、三時三十一分で、この間が全くないんですよね。土曜日も午前十時十五分が最後で、土曜日の場合、四時二十二分が次のバスなんですよね。日曜日も同じでした。一日二十回というけれども、全く昼間がない。
 そうすると、この江東高齢者医療センターへお見舞いとか、または紹介外来とか、そういうのが多いかもしれませんけれども、行く方々は、実際にはその時間帯はほかをずっと回って、東陽町じゃなくて木場とかほかから回って、東西線で乗り継いで行かなければいけないという、そういうことになると私は思うんですね。
 それで、私は練馬ですけれども、例えば練馬区が、公的な病院というので光が丘の、今、日大光が丘病院になっておりますけれども、公的性格を持つということで、この便は何としても確保しなきゃいけないというので、やはり練馬区などが循環バスを出しているんですね、ほかの地域からここのそういうセンターに行けるようにということで。
 この場合、江東区の場合は都立の高齢者医療センターとして建設したわけですから、当然都の施設としても、そこに行くアクセスの便をきちっと交通局に、これは要請するのか、同じ東京ですから交通局がみずからそういう形でやるのが当然なのか、やはり私は考えるべきじゃないかというふうに思うんですけれども、この点ではどうでしょうか。

○鷲田自動車部長 江東高齢者医療センターに対するバスのアクセスの件でございますけれども、現在、江東高齢者医療センターからバスを利用されている方は非常に少なく、運行した場合は採算性の確保が極めて難しいということもございまして、新たな路線を実施することは非常に困難であるというふうに考えております。

○松村委員 それじゃあますますせっかくつくった医療機能の高い病院も寂れちゃうし、それから、ますますそういう点で、昼間は全く−−一本、電車で乗り継ぐところの電車のアクセスも、日中は全然バスが走っていないというような、そういう状況というのは、地域の方だけじゃなくて、私はおかしいというふうに当然思います。
 そして、今、江東区の方では、議会からも、そういう地域住民の要望を受けて、何とか区でも循環バスを考える必要があるんじゃないかという議会での要望も出されている中で、検討するというような答弁もあると伺っていますけれども、実際、江東区の方から交通局の方には、循環バス等そういう相談はないんですか。
 今、東京都の方は答弁の中で、都単独の循環バスの運行は困難であるという、そういう一言なんですけれども、もっと私はそういう都立の高齢者医療センターが−−しかもオープンしたのは六月一日ですよね。これからなんですよ。そういう点では、私は、交通局からも逆に江東区の方にこういう形でどうなのかとか、そういう働きかけがあってしかるべきだと思いますけれども、江東区からの要望、要請とか、そういう点についてお答えいただきたいと思います。

○鷲田自動車部長 現在のところ、江東区の方からの循環バスにつきましての正式な要請は来ておりません。

○松村委員 議会の方では検討するということもありますから、その点はよく要望しておきたいと思うんです。検討していただきたいと。できたら私は、これは都の施設ですから、都が責任を持った公共交通、足の便を確保すると。しかも、この地域の置かれている実態からして、当然私は新設、この陳情の願意はかなえてやるべきだという立場に立ちながらも、江東区ともよく、最低限相談していっていただきたいということを、この点では要望いたします。
 もう時間もあれですから、2、3については、十分間隔とするということでは、高齢者は、十分以上待つとお客が離れちゃうし、そういう点では、冬とか夏の暑い、そういう場合だと思うんですよね。これもどちらかといったらやっぱり採算面だと思うんですよ。
 しかし、これだけの人口がふえている中で、きちっとした定時走行とか、そういう間隔になれば、ここもかなり、きょう木場の方から私はずっとバスを見てまいりましたが、がらがらということじゃないですよね。昼間の時間帯でも、お昼に近い時間帯でもかなり−−かなり込んでいるというわけじゃないですけれども、結構いすを埋めて、繁盛していたというか、がらがらじゃないですよ。
 もっとしっかり運行回数も確保すれば、もっと私は−−だって、この地域は、それしかないんですから、南北というか、行き来する手段が。だから、今の採算状況だけを見て、そういう人口予測などもしっかりつけないで、縮小すれば縮小するほどお客が離れていってしまう。こういう点についても、2、3についても十分住民の要望を受けとめるべきだということを要望したいと思います。
 それから、4のバス停です。これも先ほどの説明は私は承服しがたいんです。というのは、私も実際歩いてみました。この要望があるところ、木場の駅から次のバス停の木場六丁目のところは大体三分かかりませんでしたね。それから要望のあるイトーヨーカドー前のところまで歩いたら一分半なんですね。それから、今いった塩浜橋という、ここまでイトーヨーカドーの前から歩いたら四分かかるんですよ。
 どういうことかというと、現在のバス停の塩浜橋から木場六丁目までは五分半、これが現在のバス停ですよね。五分半、私の足でかかりました。それから、木場六丁目から木場駅までのところが三分。だから、私は、これを要望のあるとおりイトーヨーカドー前に持っていっても、大体そこら辺が真ん中になるんじゃないかというふうに思いますし、事実、距離をはかって、地元からもらったのも私のその調査結果を裏づけるものというふうになって、現実的でないと。イトーヨーカドー前に動かしたら、逆に今度はこっちが短くて、こっちが長くなっちゃうということは、少なくとも現場においてそうではないという事実を確認してきましたけれども、いかがでしょうか。

○鷲田自動車部長 停留所の設置につきましては、一つは道路管理者及び交通管理者の許可条件に該当しているということ、それから二つ目に乗客の需要、三つ目でございますが、前後の停留所の間隔、現在、大体平均で約四百メートルになっております。それから四つ目には停留所の設置先の関係者の了解、こういった諸条件がございまして、こういったものを総合的に検討いたしまして設置をしているところでございます。
 本件の木場六丁目の停留所につきましては、こういったものを総合して勘案して設置をしておりますので、現状では移設は困難と考えております。

○松村委員 本当にこれは交通管理者に確かめて、そこの場所じゃできないとかいうんだったら、私はその交通管理者の警視庁ですか、行って話を詰めますよ。条件は同じですよ。私は歩いてきて、そこにバス停を立てようとも、イトーヨーカドーだったら、本来だったら大型ショッピングセンターの前に、できたからそこにバス停を持ってこいなんていうことは、本当は私の趣旨からいったら余り好ましくないんですけれども(笑声)乗客の利用形態を考えたら、そこしかない。だって、この木場六丁目のところへ行ってください。イトーヨーカドーの敷地ですから何もないところですよ。なぜその入り口の方に持ってきたところがいいのか。しかも、その次のバス停まで、またかなり距離があるんですよね。運河を渡ったり、交差点もあるし。
 そんなことをいうけれども、塩浜橋から塩浜二丁目、距離にして二百メートルもないですよ。歩いたって何分もかからない距離がバス停なんですよ。何かさっき基準とかいっていたけれども、そういうバス停だってあるんですよ。
 それから、さきの答えの中では人家の中心。だから、確かにイトーヨーカドーじゃない反対側のバス停はそうかもしれません。しかし、それがイトーヨーカドーの前に百メートルぐらい、私の足で一分半ですけれども、ずっと離せなくて少し寄せるか、または今の場所でもいいですよ、その反対側は人家の中心で。そこから乗る方がいっぱいいるといったら、やっぱり住民要望が定着しているんですから。
 しかし、少なくとも片側の一分半の距離を置いているところの今の木場六丁目よりもイトーヨーカドー、木場の駅に向かっていく側ですよ。大変な道路なんです。だって、渡るのに横断歩道橋なんか余りなくて、横断歩道橋を渡らなきゃいけないとか、こういうところですから、バス停を少し−−必ずしも道路の両側一直線にバス停を置かなければならないなんていうルールはないと思うんですよ。
 だから、少なくとも木場六丁目のこちらのイトーヨーカドーのところのバス停をイトーヨーカドー前に持ってくる方が、あそこは広いし、またはそういうバス停を持ってくるんだったらイトーヨーカドーのあれにもなるでしょうから、屋根をつけさせるとか、イトーヨーカドーにもバスベイも含めて協力させるとか、いろんな、私はやると思うんですよ。
 事実、イトーヨーカドーは営団の地下鉄にすごいですもん。イトーヨーカドーの出口はこっちです、出口はこっちです、後ろから歩いてください、三分ですって。あれだけ大々的に宣伝していて、おりた高齢者もイトーヨーカドーに行ってみようかと思って横断歩道を渡って、イトーヨーカドーのバスに一駅だからと行ってみたらどうなるんですか。こちら側からおりてですよ。今、皆さんが民家の中心地だといったところからどうやって行くんですか。ぐうっと一分半も歩いて、横断歩道橋を渡って行かなきゃイトーヨーカドーには入れないんですよ。
 また、買い物したら荷物はどうなるのか。帰ろうと思ったらまたそちらへ渡らなきゃいけない、そんな−−やっぱり人の生活というのはそういうものだというふうに思うんですよ。私は民間バスだってそんなことをやらないと思いますね。そんなことをいっちゃ悪いんですけれども、本当にかたくなというか、少しは住民のニーズや、そういうものにこたえた工夫やあり方が私は必要だと。
 私は事前に説明を受けました。皆さんのいっていることだと、ああ、そうかなと思ったんですよ。それで、住民の方に納得したんですかといったら、全然納得していませんと。現場を知らないんじゃないですかという答えがあったので、私も、きょう請願陳情を受けて質問するに当たって、わざわざ、わざわざといっては失礼ですけれども、私の足で確かめなければいえないと思って行ってきて、本当に確信しました。やっぱり現地視察−−そこら辺もこたえられなければ、本当に住民にこたえて、バスを新設して、もっとお客さんが乗るように開拓しようかとか、都バスの収益を上げようかという、私はそういう立場に立たないんじゃないかなと。現実のお客さんの動向だけ見て、ああ、もうだめだ、縮小だ、採算だというようなことでは、私は東京都のバス事業の将来は本当に危ういというふうに−−ご努力していることは重々承知していますよ。ただ、この件に関してそういう思いに本当に立ったわけです。ただ採算を考えて、困難ですとか、交通管理者が恐らく許さないでしょうみたいな、そういう答弁じゃなくて、この願意にこたえるべきだと。
 きょうは不採択で皆さんが決定することですから、そういう要望を引き続き、どのような結論が出ようとも、その立場に立って努力してもらうことは委員の皆さん方も決して否定はしないというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

○土持委員長 ほかに発言はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○土持委員長 発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、趣旨採択とすることに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕

○土持委員長 起立少数と認めます。よって、陳情一四第二三号は不採択と決定いたしました。
 以上で陳情の審査を終わります。
 以上で交通局関係を終わります。

○土持委員長 これより水道局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、飯嶋水道局長から紹介があります。

○飯嶋水道局長 七月十六日付の人事異動によりまして、当局の幹部職員に異動がございましたので、紹介させていただきます。
 次長の野田一雄君でございます。総務部長の甘利鎭男君でございます。職員部長の東岡創示君でございます。経理部長の松井庸司君でございます。浄水部長の本山智啓君でございます。給水部長の御園良彦君でございます。建設部長の松田恵一君でございます。参事、企画担当の鈴木孝三君でございます。参事、固定資産管理担当の伊藤豊君でございます。参事、設備担当の六車一正君でございます。多摩水道改革推進本部調整部長の二階堂信男君でございます。同じく技術調整担当部長の滝沢優憲君でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕

○土持委員長 紹介は終わりました。

○土持委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
 初めに、契約の締結についての報告を聴取いたします。

○松井経理部長 工事請負契約につきまして、お手元の資料1によりご報告申し上げます。
 本日ご報告申し上げますものは、平成十四年六月一日から平成十四年八月三十一日までの間に契約を締結いたしました、予定価格が九億円以上の工事請負契約一件でございます。
 一ページをお開きいただきたいと存じます。この契約は、朝霞浄水場高度浄水ポンプ設備設置工事でございます。
 工事の内容は、水源及び浄水施設整備事業の一環として、朝霞浄水場内に築造中の高度浄水施設にポンプ設備の設置を行うものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十億六百九十五万円、契約の相手方は株式会社日立製作所でございます。
 入札経過につきましては二ページに、施工場所の図面につきましては三ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、ご報告申し上げます。よろしくお願いいたします。

○土持委員長 報告は終わりました。
 ただいまの報告に対し、質問等があればご発言願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○土持委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○土持委員長 異議なしと認めます。よって、本件に対する質疑は終了いたしました。

○土持委員長 次に、みずほ銀行に対する損害賠償請求についての報告を聴取いたします。

○甘利総務部長 みずほ銀行に対する損害賠償請求につきましてご報告申し上げます。
 お手元に配布してございます資料2、みずほ銀行に対する損害賠償請求についてをごらんいただきたいと存じます。
 本年六月二十一日の公営企業委員会におきましてご報告いたしました、みずほ銀行のシステム障害に伴う口座振替処理等に要した経費の損害賠償につきまして、再請求部分も含め算出可能となりましたので、当該経費の全額をみずほ銀行に対しまして請求いたしました。
 請求日は平成十四年八月二十三日、請求金額につきましては一千六百九十七万一千五十三円です。この内訳につきましては、下記の表にございますとおり、システム関係費といたしまして一千二百七十五万七千五百円、通信費といたしまして百七十万五千五百三十六円、人件費としまして二百五十万八千十七円でございます。
 なお、この請求金額につきましては、平成十四年九月三日に全額納入されております。
 以上、簡単ではございますが、ご報告申し上げます。よろしくお願いいたします。

○土持委員長 報告は終わりました。
 ただいまの報告に対し、質問等があれば発言願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○土持委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○土持委員長 異議なしと認めます。よって、報告に対する質疑は終了いたしました。
 以上で水道局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時四十五分散会

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