○議長(増子博樹君) これより日程に入ります。
日程第一から第七十二まで、第二百五十四号議案、令和七年度東京都一般会計補正予算(第三号)外議案七十件、諮問一件を一括議題といたします。
本案に関し、提案理由の説明を求めます。
副知事中村倫治君。
〔副知事中村倫治君登壇〕
○副知事(中村倫治君) ただいま上程になりました七十二議案につきましてご説明を申し上げます。
初めに、第二百五十四号議案、第二百五十五号議案及び第三百二十四号議案の三議案は予算案でございます。
第二百五十四号議案、令和七年度東京都一般会計補正予算(第三号)及び第二百五十五号議案、令和七年度東京都下水道事業会計補正予算(第一号)は、台風第二十二号、第二十三号の被害からの一日も早い復旧、復興のため、被災者や事業者への支援を加速させるとともに、インフラ施設の復旧に取り組むほか、レジリエントな都市の実現に向け、応急的な浸水対策の実施や災害への備えとゼロエミッション東京の推進にも資する取組を拡充するため、一般会計で六百四十億円、下水道事業会計で四億円を増額するものでございます。
第三百二十四号議案、令和七年度東京都一般会計補正予算(第四号)は、物価高騰の影響が続く中、都民と都内事業者の負担軽減を図ると同時に、中小企業の賃上げや生産性向上を後押しするため、国の重点支援地方交付金も活用し、必要な対策を迅速に講じるもので、一般会計で千八十二億円を増額するものでございます。
第二百五十六号議案から第二百七十号議案まで及び第三百二十二号議案並びに第三百二十三号議案の十七議案は条例案でございます。
まず、新設の条例が一件ございます。
第二百六十八号議案、東京都雇用・就業分野における女性の活躍を推進する条例は、持続可能で性別に関わりなく、誰もが生き生きと暮らす社会の実現に寄与するため、雇用、就業分野において、女性がそれぞれの個性や能力を発揮できる環境の整備を図ることに関し基本理念を定め、都、事業者、経済団体及び都民の責務を明らかにするとともに、施策の基本的な事項を定めるものでございます。
次に、一部を改正する条例が十六件ございます。
第二百五十八号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外三件は、東京都人事委員会勧告等に伴い、職員の給与等を改定するものでございます。
第二百六十号議案、職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例は、生理休暇の名称を変更するものでございます。
第二百六十一号議案、東京都選挙管理委員会関係手数料条例の一部を改正する条例は、政治資金規正法等の一部改正に伴い、収支報告書等の写しの交付に関する手数料に係る規定を改めるほか、所要の改正を行うものでございます。
第二百六十三号議案、都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例外一件は、新たに病気休暇に係る規定を設けるほか、所要の改正を行うものなどでございます。
第二百六十四号議案、都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例外二件は、職員の給与に関する条例の一部改正に伴い、補償基礎額を改定するものなどでございます。
第二百六十七号議案、東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例外一件は、関係法令の一部改正に伴い、児童福祉施設等に配置される職員の任用要件に、こども家庭ソーシャルワーカーの資格を有する者を追加するものなどでございます。
第二百六十九号議案、東京都中央卸売市場条例の一部を改正する条例は、卸売市場法の一部改正に伴い、卸売市場において取り扱う指定飲食料品等の公表に係る規定を設けるほか、所要の改正を行うものでございます。
第二百七十号議案、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例は、脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律の一部改正等に伴い、温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度について所要の改正を行うものでございます。
以上のほか、法令改正に伴い規定を整備するものが一件ございます。
第二百七十一号議案から第二百八十四号議案までの十四議案は契約案でございます。
第二百七十一号議案、「新たな教育のスタイル」の実施校(仮称)(七)新築工事請負契約など、契約金額の総額は約千四百八十一億円でございます。
第二百八十五号議案から第三百二十一号議案までの三十七議案は事件案でございます。
第二百八十五号議案は、当せん金付証票、いわゆる宝くじの令和八年度の発売限度額を定めるもの、第二百八十六号議案外三十五件は、公の施設の指定管理者を指定するものでございます。
最後に諮問でございます。
諮問第三号は、新宿都税事務所長が行った報酬の過支給に係る返納金の督促処分について審査請求があったため、地方自治法の規定に基づき諮問するものでございます。
以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)
○議長(増子博樹君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
議事部長をして報告いたさせます。
○議事部長(小河原靜子君) 人事委員会の回答は、第二百五十六号議案から第二百六十号議案、第二百六十二号議案、第二百六十三号議案、第三百二十二号議案及び第三百二十三号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。
(速報においては公文省略)
○議長(増子博樹君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております日程第一から第七十二までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(増子博樹君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第七十二までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)
○議長(増子博樹君) これより追加日程に入ります。
追加日程第一から第五まで、議員提出議案第十一号、東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例外条例四件を一括議題といたします。
案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)
○七十三番(伊藤大輔君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第十一号から第十五号までについては、趣旨説明を省略し、第十一号は財政委員会に、第十二号は厚生委員会に、第十三号は環境・建設委員会に、第十四号及び第十五号は議会運営委員会にそれぞれ付託されることを望みます。
○議長(増子博樹君) お諮りいたします。
ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(増子博樹君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十一号から第十五号までは、趣旨説明を省略し、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託することに決定いたしました。
○議長(増子博樹君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
受理いたしました請願二十五件及び陳情五十九件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)
○議長(増子博樹君) お諮りいたします。
明十一日から十六日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(増子博樹君) ご異議なしと認めます。よって、明十一日から十六日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
なお、次回の会議は、十二月十七日午後一時に開きます。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
午後七時五十八分散会
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