○議長(宇田川聡史君) これより日程に入ります。
日程第一から第三十五まで、第二百六十七号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外議案三十三件、専決一件を一括議題といたします。
本案に関し、提案理由の説明を求めます。
副知事中村倫治君。
〔副知事中村倫治君登壇〕
○副知事(中村倫治君) ただいま上程になりました三十五議案についてご説明申し上げます。
初めに、第二百六十七号議案から第二百八十号議案までの十三議案は条例案で、いずれも一部を改正する条例でございます。
第二百六十七号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外五件は、東京都人事委員会勧告等に伴い、職員の給与等を改定するものでございます。
第二百七十号議案、職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例は、雇用保険法の一部改正等を踏まえ、就業手当相当の失業者の退職手当を廃止するなど、規定を整備するものでございます。
第二百七十二号議案、旅券法関係手数料条例の一部を改正する条例は、旅券法施行令の一部改正に伴い、一般旅券の発給の申請に係る手数料の額を改定するものでございます。
第二百七十五号議案、東京都児童相談所条例の一部を改正する条例は、文京区が児童相談所を設置することに伴い、規定を整備するものでございます。
第二百七十六号議案、東京都保健医療局関係手数料条例の一部を改正する条例は、大麻草の栽培の規制に関する法律の一部改正に伴い、免許手数料の名称を変更するなど、規定を整備するものでございます。
第二百七十八号議案、東京都が設置する水道の布設工事監督者に関する資格等を定める条例の一部を改正する条例は、水道法施行令の一部改正等に伴い、布設工事監督者等の資格に係る規定を改めるものでございます。
第二百七十九号議案、東京都下水道条例の一部を改正する条例は、排水設備工事責任技術者の事業所ごとの専任義務に係る規定を改めるものでございます。
第二百八十号議案、警視庁関係手数料条例の一部を改正する条例は、道路交通法の一部改正に伴い、特定免許情報の個人番号カードへの記録等に係る手数料の規定を新たに設けるものなどでございます。
第二百八十一号議案から第二百八十七号議案までの七議案は、契約案でございます。
第二百八十一号議案、都立清瀬特別支援学校(六)改築及び改修工事その二請負契約など、契約金額の総額は約百五十三億円でございます。
第二百八十八号議案から第三百一号議案までの十四議案は、事件案でございます。
第二百八十八号議案から第二百九十二号議案までの五議案は、東京都PCR等検査無料化事業に係る債権の回収を図るため訴えを提起するもの、第二百九十三号議案は、当せん金付証票、いわゆる宝くじの令和七年度の発売限度額を定めるもの、第二百九十四号議案外五件は、公の施設の指定管理者を指定するもの、第二百九十五号議案は、児童自立支援施設に係る事務を文京区から受託するもの、第二百九十九号議案は、災害廃棄物等運搬用コンテナを買い入れるものでございます。
次に、専決でございます。
令和六年度東京都一般会計補正予算(第二号)は、十月二十七日に執行されました衆議院議員選挙等に伴い必要な経費を計上したものでございますが、議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
上程になりました三十五議案の説明は以上でございますが、このほかに人事案を送付いたしております。
東京都教育委員会委員でございます。
令和七年二月二十七日に任期満了となります北村友人氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)
○議長(宇田川聡史君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
議事部長をして報告いたさせます。
○議事部長(小河原靜子君) 人事委員会の回答は、第二百六十七号議案から第二百七十一号議案及び第二百七十三号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。
六人委任第二一三号
令和六年十一月二十八日
東京都人事委員会委員長 中西 充
(公印省略)
東京都議会議長 宇田川聡史殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
令和六年十一月二十六日付六議事第二九七号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
記
提出議案
一 第二百六十七号議案
職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
二 第二百六十八号議案
東京都の一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
三 第二百六十九号議案
東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
四 第二百七十号議案
職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
五 第二百七十一号議案
非常勤職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例
六 第二百七十三号議案
学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
意見
異議ありません。
六人委任第二二三号
令和六年十二月四日
東京都人事委員会委員長 中西 充
(公印省略)
東京都議会議長 宇田川聡史殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
令和六年十二月四日付六議事第三〇九号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
記
提出議案
一 第二百七十三号議案
学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
意見
異議ありません。
○議長(宇田川聡史君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております日程第一から第三十五までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宇田川聡史君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第三十五までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)
○議長(宇田川聡史君) これより追加日程に入ります。
追加日程第一、東京都教育委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔小河原議事部長朗読〕
一、東京都教育委員会委員の任命の同意について一件
六財主議第四〇六号
令和六年十二月三日
東京都知事 小池百合子
東京都議会議長 宇田川聡史殿
東京都教育委員会委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、左記の者は令和七年二月二十七日任期満了となるため、再び任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第二項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
北村 友人
略歴
現住所 東京都江東区
北村 友人
昭和四十七年八月一日生(五十二歳)
平成八年三月 慶應義塾大学文学部人間関係学科教育学専攻卒業
平成九年六月 カリフォルニア大学ロサンゼルス校教育学大学院社会科学・比較教育学科修士課程修了
平成十二年六月 カリフォルニア大学ロサンゼルス校教育学大学院社会科学・比較教育学科博士課程修了
平成十二年七月 国連教育科学文化機関本部教育局教育担当官補
平成十五年四月 名古屋大学大学院国際開発研究科助教授
平成十九年十二月 ジョージ・ワシントン大学教育発達学大学院フルブライト研究員
平成二十二年四月 上智大学総合人間科学部教育学科准教授
平成二十五年四月 東京大学大学院教育学研究科准教授
平成二十六年十月 日本学術会議連携会員
平成二十七年三月 文部科学省ユネスコ国内委員会教育小委員会ESD特別分科会委員
平成二十七年十月 文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会幼児教育部会専門委員
平成二十八年四月 東京大学国際本部国際センター副センター長
令和二年八月 内閣府教育再生実行会議初等中等教育ワーキング・グループ委員
令和三年四月 東京大学大学院教育学研究科教授
令和六年四月 東京大学総長特任補佐(国際戦略企画)
現在 東京大学大学院教育学研究科教授
東京大学総長特任補佐(国際戦略企画)
○議長(宇田川聡史君) 本件は、起立により採決いたします。
本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(宇田川聡史君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。
○議長(宇田川聡史君) 追加日程第二及び第三、議員提出議案第十一号、東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例外条例一件を一括議題といたします。
案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)
○六十七番(平田みつよし君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第十一号及び第十二号については、趣旨説明を省略し、第十一号は財政委員会に、第十二号は厚生委員会にそれぞれ付託されることを望みます。
○議長(宇田川聡史君) お諮りいたします。
ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宇田川聡史君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十一号及び第十二号は、趣旨説明を省略し、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
○議長(宇田川聡史君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
受理いたしました請願二十九件及び陳情二十七件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)
○議長(宇田川聡史君) お諮りいたします。
明十二日から十七日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宇田川聡史君) ご異議なしと認めます。よって、明十二日から十七日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
なお、次回の会議は、十二月十八日午後一時に開きます。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
午後七時六分散会
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