令和五年東京都議会会議録第十七号

○議長(宇田川聡史君) これより日程に入ります。
 日程第一から第二十七まで、第百九十七号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外議案二十五件、諮問一件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事中村倫治君。
   〔副知事中村倫治君登壇〕

○副知事(中村倫治君) ただいま上程になりました二十七議案についてご説明申し上げます。
 初めに、予算案でございます。
 第二百二十二号議案、令和五年度東京都一般会計補正予算(第四号)は、物価高騰の影響を受ける都民、事業者を支援するため、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用して、都民生活を下支えし、消費を喚起するための新たな取組を講じるとともに、エネルギー価格高騰等への対策を引き続き実施するため、八百三億円を増額するものでございます。
 第百九十七号議案から第二百四号議案までの八議案は条例案で、いずれも一部を改正する条例でございます。
 第百九十七号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外四件は、東京都人事委員会勧告等に伴い、職員の給与等を改定するものでございます。
 第二百号議案、非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例外一件は、地方自治法の一部改正を踏まえ、会計年度任用職員の勤勉手当の支給に係る規定を設けるものなどでございます。
 第二百四号議案、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、規定を整備するものでございます。
 第二百五号議案から第二百十号議案までの六議案は、契約案でございます。
 第二百五号議案、都立桐ヶ丘高等学校(五)改築及び改修工事請負契約など、契約金額の総額は約百六十三億円でございます。
 第二百十一号議案から第二百二十一号議案までの十一議案は、事件案でございます。
 第二百十一号議案は、当せん金付証票、いわゆる宝くじの令和六年度の発売限度額を定めるもの、第二百十二号議案外七件は、公の施設の指定管理者を指定するもの、第二百十四号議案は、集中的検査に用いる新型コロナウイルス抗原定性検査キットを買い入れるもの、第二百二十一号議案は、東京消防庁の特種用途自動車を買い入れるものでございます。
 次に、諮問でございます。
 諮問第一号は、東京都立広尾看護専門学校長が行った授業料減額・免除審査決定処分について審査請求があったため、地方自治法の規定に基づき諮問をするものでございます。
 上程になりました二十七議案の説明は以上でございますが、このほかに人事案を送付いたしております。
 まず、東京都教育委員会委員でございます。
 十二月二十日に任期満了となります山口香氏の後任には、萩原智子氏を新たに任命いたしたいと存じます。
 次に、東京都監査委員でございます。
 十二月二十日に任期満了となります茂垣之雄氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(宇田川聡史君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

○議事部長(古賀元浩君) 人事委員会の回答は、第百九十七号議案から第二百二号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

五人委任第一九二号
令和五年十二月一日
東京都人事委員会委員長 中西  充
(公印省略)
 東京都議会議長 宇田川聡史殿
   「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 令和五年十一月二十八日付五議事第三〇一号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第百九十七号議案
  職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
二 第百九十八号議案
  東京都の一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
三 第百九十九号議案
  東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
四 第二百号議案
  非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例
五 第二百一号議案
  学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
六 第二百二号議案
  都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

○議長(宇田川聡史君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第二十七までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(宇田川聡史君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第二十七までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(宇田川聡史君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都教育委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔古賀議事部長朗読〕
一、東京都教育委員会委員の任命の同意について一件

五財主議第四〇六号
令和五年十二月五日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 宇田川聡史殿
   東京都教育委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、東京都教育委員会委員山口香は令和五年十二月二十日任期満了となるため、後任として左記の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第二項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     萩原 智子

      略歴
現住所 東京都世田谷区
萩原 智子
昭和五十五年四月十三日生(四十三歳)
平成十七年三月   山梨学院大学大学院社会科学研究科公共政策専攻修了
平成十七年四月   山梨学院カレッジスポーツセンター研究員
          財団法人日本水泳連盟競泳委員
平成二十年四月   財団法人日本アンチ・ドーピング機構アスリート委員
平成二十五年六月  公益財団法人日本水泳連盟理事
平成二十六年七月  一般社団法人日本知的障害者水泳連盟理事
平成二十七年十月  公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員会委員
平成二十七年十一月 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会体育・保健体育、健康、安全ワーキンググループ委員
平成三十一年二月  スポーツ庁参与
令和元年六月    公益財団法人日本体操協会理事
令和四年六月    日本放送協会中央放送番組審議会委員
令和四年七月    一般社団法人日本知的障害者水泳連盟副会長
令和五年四月    一般財団法人上月財団理事
令和五年六月    公益財団法人日本スポーツ協会日本スポーツ少年団副本部長
現在        一般社団法人日本知的障害者水泳連盟副会長
          公益財団法人日本体操協会理事
          日本放送協会中央放送番組審議会委員
          一般財団法人上月財団理事
          公益財団法人日本スポーツ協会日本スポーツ少年団副本部長

○議長(宇田川聡史君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(宇田川聡史君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

○議長(宇田川聡史君) 追加日程第二、東京都監査委員の選任の同意についてを議題といたします。
   〔古賀議事部長朗読〕
一、東京都監査委員の選任の同意について一件

五財主議第四〇七号
令和五年十二月五日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 宇田川聡史殿
   東京都監査委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は令和五年十二月二十日任期満了となるため、再び選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     茂垣 之雄

      略歴
現住所 千葉県印西市
茂垣 之雄
昭和三十二年一月三日生(六十六歳)
昭和五十四年四月 警視庁採用
平成六年三月   警察大学校卒業
平成十一年三月  警視庁上野警察署警備課長
平成十二年二月  警視庁特科車両隊副隊長
平成十七年三月  警視庁総務部会計課理事官
平成十九年三月  警視庁大森警察署長
平成二十年三月  警視庁警務部人事第一課理事官
平成二十一年三月 警視庁警務部人事第二課長
平成二十二年二月 警察庁警備局公安課理事官
平成二十四年二月 警視庁麹町警察署長
平成二十五年二月 警視庁総務部参事官(企画課長)
平成二十六年三月 警視庁公安部参事官
平成二十七年二月 警視庁警察学校長
平成二十七年八月 警視庁生活安全部長
平成二十九年四月 警視庁職員互助組合事務局長
令和元年十月   警視庁職員互助組合参与
令和元年十二月  東京都監査委員
現在       東京都監査委員

○議長(宇田川聡史君) お諮りいたします。
 本件は、知事の選任に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(宇田川聡史君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。

○議長(宇田川聡史君) 追加日程第三から第五まで、議員提出議案第十五号、東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例外条例二件を一括議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)

○六十七番(鈴木純君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第十五号から第十七号までについては、趣旨説明を省略し、第十五号は財政委員会に、第十六号及び第十七号は文教委員会にそれぞれ付託されることを望みます。

○議長(宇田川聡史君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(宇田川聡史君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十五号から第十七号までは、趣旨説明を省略し、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。

○議長(宇田川聡史君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願三十一件及び陳情三十五件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(宇田川聡史君) お諮りいたします。
 明十四日から十九日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(宇田川聡史君) ご異議なしと認めます。よって、明十四日から十九日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、十二月二十日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後六時五十分散会

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