令和五年東京都議会会議録第九号

○議長(三宅しげき君) これより日程に入ります。
 日程第一から第五十三まで、第百十三号議案、令和五年度東京都一般会計補正予算(第三号)外議案五十件、専決二件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事中村倫治君。
   〔副知事中村倫治君登壇〕

○副知事(中村倫治君) ただいま上程になりました五十三議案についてご説明申し上げます。
 初めに、予算案でございます。
 第百十三号議案、令和五年度東京都一般会計補正予算(第三号)は、新型コロナウイルス感染症対策について、五類移行後の都の対応方針等に基づき、平時の医療体制への円滑な移行促進や感染拡大時に機動的に対応できる体制の確保を進めるとともに、臨時交付金を活用し、物価高騰の影響の下で、都民生活、東京の経済を下支えするための取組を強化するため、二千二百十九億円を増額するものでございます。
 第百十四号議案から第百三十四号議案までの二十一議案は、条例案でございます。
 まず、新設の条例が一件ございます。
 第百二十九号議案、東京都福祉局関係手数料条例は、組織改正に伴い、福祉局が所管する事務に関する手数料に係る規定を定めるものでございます。
 次に、一部を改正する条例が十九件ございます。
 第百十四号議案、東京都知事の給料等の特例に関する条例の一部を改正する条例は、知事の給料等について、特例措置を延長するものでございます。
 第百十五号議案、特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例及び第百十六号議案、市町村における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例は、特別区及び市町村が処理する事務の範囲に係る規定を改めるものなどでございます。
 第百十七号議案、東京都都税条例の一部を改正する条例は、地方税法の一部改正等に伴い、規定を整備するものでございます。
 第百二十号議案、東京都立学校設置条例の一部を改正する条例は、東京都立村山特別支援学校及び東京都立清瀬特別支援学校の移転に伴い、位置を改めるものでございます。
 第百二十一号議案、東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例は、関係法令の一部改正に伴い、特定の民間再開発事業認定申請手数料を廃止するものでございます。
 第百二十五号議案、東京都児童相談所条例の一部を改正する条例は、葛飾区が児童相談所を設置することに伴い、規定を整備するものでございます。
 第百二十六号議案、東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例は、事業開始資金等の貸付限度額を引き上げるものでございます。
 第百三十号議案、東京都福祉保健局関係手数料条例の一部を改正する条例は、組織改正に伴い、保健医療局が所管する事務に関する手数料に係る規定等を整備するものでございます。
 第百三十二号議案、警視庁関係手数料条例の一部を改正する条例は、道路交通法の一部改正等に伴い、特定小型原動機付自転車運転者講習に係る手数料の規定を設けるものなどでございます。
 第百三十三号議案、東京都高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等の基準に関する条例の一部を改正する条例は、関係法令の一部改正に伴い、信号機に関する基準を改めるものでございます。
 第百三十四号議案、火災予防条例の一部を改正する条例は、関係法令の一部改正に伴い、急速充電設備に係る規定を改めるものなどでございます。
 以上のほか、法令改正に伴い規定を整備するものが七件ございます。
 次に、廃止する条例が一件ございます。
 第百三十一号議案、東京都懸垂電車条例を廃止する等の条例は、懸垂電車事業の廃止に伴い、条例を廃止するものなどでございます。
 第百三十五号議案から第百五十五号議案までの二十一件は、契約案でございます。
 第百三十五号議案、東京国際フォーラム(五)改修工事請負契約など、契約金額の総額は約四百七十九億円でございます。
 第百五十六号議案から第百六十三号議案までの八議案は、事件案でございます。
 第百五十六号議案は、児童自立支援施設に係る事務を葛飾区から受託するもの、第百五十七号議案は、東京都立明治公園の指定管理者を指定するもの、第百五十八号議案は、警視庁のヘリコプターを買い入れるもの、第百五十九号議案外四議案は、東京消防庁の特種用途自動車等を買い入れるものでございます。
 次に、専決でございます。
 初めに、令和五年度東京都一般会計補正予算(第二号)は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の特別区分などについて、所要の経費を計上する必要が生じたことから予算措置を行ったものでございます。
 次に、東京都都税条例の一部を改正する条例は、地方税法の一部改正に伴い、規定を整備したものでございます。
 いずれも議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 上程になりました五十三議案の説明は以上でございますが、このほかに人事案を送付いたしております。
 まず、東京都公安委員会委員でございます。
 二名の委員が七月二十三日に任期満了となりますので、伊藤秀樹氏を再任し、関根信夫氏を新たに任命いたしたいと存じます。
 次に、東京都人事委員会委員でございます。
 一名の委員が七月二十三日に任期満了となりますので、中西充氏を新たに選任いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(三宅しげき君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第五十三までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第五十三までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
 (別冊参照)

○議長(三宅しげき君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都公安委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔古賀議事部長朗読〕
一、東京都公安委員会委員の任命の同意について一件

五財主議第一三九号
令和五年六月六日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 三宅しげき殿
   東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は令和五年七月二十三日任期満了となるため、再び任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     伊藤 秀樹

      略歴
現住所 東京都目黒区
伊藤 秀樹
昭和三十二年二月十三日生(六十六歳)
昭和五十四年三月 東京大学法学部卒業
昭和五十四年四月 外務省入省
平成五年十二月  在サウジアラビア日本国大使館一等書記官
平成八年一月   在サウジアラビア日本国大使館参事官
平成八年十二月  国際連合日本政府代表部参事官
平成十一年七月  防衛庁書記官運用局訓練課長
平成十三年八月  外務事務官総合外交政策局国際社会協力部国連行政課長
平成十五年八月  在イラン日本国大使館公使
平成十六年二月  兼サマーワ事務所
平成十六年五月  兼在イラク日本国大使館(サマーワ事務所)
平成十七年八月  大臣官房参事官兼中東アフリカ局
平成十八年八月  大臣官房参事官兼中東アフリカ局・経済局
平成十九年九月  在バーレーン日本国大使館公使
平成二十一年七月 在バンクーバー日本国総領事館総領事
平成二十四年十月 東京都知事本局儀典長
平成二十六年七月 日本国特命全権大使スーダン国駐箚
平成三十年一月  日本国特命全権大使バーレーン国駐箚
令和三年五月   外務省退官
令和三年八月   東京都公安委員会委員
現在       東京都公安委員会委員

○議長(三宅しげき君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(三宅しげき君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 追加日程第二、東京都公安委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔古賀議事部長朗読〕
一、東京都公安委員会委員の任命の同意について一件

五財主議第一四〇号
令和五年六月六日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 三宅しげき殿
   東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、東京都公安委員会委員山口徹は令和五年七月二十三日任期満了となるため、後任として左記の者を任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     関根 信夫

      略歴
現住所 東京都世田谷区
関根 信夫
昭和三十三年十月二十五日生(六十四歳)
昭和五十八年三月 東京大学医学部卒業
昭和五十八年六月 東京大学医学部附属病院物療内科研修医
昭和五十九年六月 公立昭和病院内科医員
昭和 六十年六月 東京大学医学部附属病院分院第四内科医員
昭和六十一年七月 公立学校共済組合関東中央病院代謝科医員
昭和六十三年十月 東京大学医学部附属病院分院第四内科助手
平成四年八月   スイス・ジュネーブ大学臨床生化学教室リサーチフェロー
平成八年四月   東京大学医学部附属病院分院第四内科助手
平成十二年四月  東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科助手
平成十五年十月  東京大学医学部附属病院総合研修センター
         東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科講師
平成十九年九月  東京厚生年金病院内科部長
平成二十一年四月 東京厚生年金病院内科主任部長
平成二十四年二月 東京厚生年金病院院長補佐(兼任)
平成二十五年四月 東京厚生年金病院救急総合診療部長(兼任)
平成二十六年四月 独立行政法人地域医療機能推進機構東京新宿メディカルセンター副院長・内科主任部長・救急総合診療部長
平成二十六年六月 公益財団法人日本医療機能評価機構診療サーベイヤー
平成二十八年四月 独立行政法人地域医療機能推進機構東京新宿メディカルセンター院長
         臨床研修協議会理事
令和二年四月   一般社団法人日本病院会理事
令和三年四月   公益財団法人日本医療機能評価機構評価委員
令和四年十一月  医療機関勤務環境評価センター医療サーベイヤー
令和五年四月   独立行政法人地域医療機能推進機構理事長特任補佐(兼任)
現在       独立行政法人地域医療機能推進機構東京新宿メディカルセンター院長

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 追加日程第三、東京都人事委員会委員の選任の同意についてを議題といたします。
   〔古賀議事部長朗読〕
一、東京都人事委員会委員の選任の同意について一件

五財主議第一四一号
令和五年六月六日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 三宅しげき殿
   東京都人事委員会委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、東京都人事委員会委員青山やすしは令和五年七月二十三日任期満了となるため、後任として左記の者を選任したいので、地方公務員法第九条の二第二項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     中西  充

      略歴
現住所 埼玉県所沢市
中西  充
昭和三十一年九月二十三日生(六十六歳)
昭和五十六年三月 早稲田大学法学部卒業
昭和五十七年四月 東京都入都
平成六年八月   第三建設事務所用地第一課長
平成八年四月   特別区人事・厚生事務組合人事企画部勤労課長
平成十年四月   港湾局総務部副参事(広報担当)
平成十一年六月  総務局行政改革推進室副参事(組織担当)
平成十三年七月  環境局総務部経理課長
平成十四年四月  総務局人事部調査課長(統括課長)
平成十五年六月  総務局人事部人事課長(統括課長)
平成十七年四月  杉並都税事務所長
平成十八年四月  総務局参事〔人事制度担当〕
平成十九年六月  総務局行政部長
平成二十年七月  総務局人事部長
平成二十二年七月 都市整備局次長
平成二十三年七月 中央卸売市場長
平成二十四年七月 産業労働局長
平成二十五年七月 総務局長
平成二十五年十月 総務局長(職員共済組合事務局長兼務)
平成二十六年一月 総務局長
平成二十八年六月 東京都副知事
平成二十九年十月 東京臨海熱供給株式会社代表取締役社長
平成三十一年三月 東京都競馬株式会社代表取締役社長
現在       現職なし

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 本件は、知事の選任に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 追加日程第四、議員提出議案第九号、東京都立看護専門学校条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)

○六十七番(本橋たくみ君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第九号については、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託されることを望みます。

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第九号は、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託することに決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願一件及び陳情十件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 明十五日から二十日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、明十五日から二十日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、六月二十一日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時二十八分散会

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