令和四年東京都議会会議録第十八号

○議長(三宅しげき君) これより日程に入ります。
 日程第一から第六十五まで、第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)外議案六十三件、諮問一件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事武市敬君。
   〔副知事武市敬君登壇〕

○副知事(武市敬君) ただいま上程になりました六十五議案についてご説明申し上げます。
 初めに、第二百六号議案、第二百七号議案及び第二百六十九号議案の三議案は、予算案でございます。
 第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)及び第二百七号議案、令和四年度東京都下水道事業会計補正予算(第一号)は、物価高から都民の暮らしを守るとともに、都の環境政策を新たなステージへと導くための歩みを加速させ、希望ある未来を切り開くため予算措置を行うもので、一般会計で一千十三億円、下水道事業会計で十五億円を増額するものでございます。
 第二百六十九号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第六号)は、国の地域観光事業支援に係る国庫補助金について、交付限度額が決定したことに伴い、百三十四億円を増額するものでございます。
 第二百八号議案から第二百二十二号議案までの十五議案は、条例案でございます。
 まず、新設の条例が二件ございます。
 第二百十号議案、個人情報の保護に関する法律施行条例は、開示請求の手続等に係る規定を整備するもの、第二百十一号議案、東京都個人情報保護審査会条例は、保有個人情報の開示請求等に係る審査請求について調査審議させるため、東京都個人情報保護審査会を設置するものでございまして、いずれも個人情報の保護に関する法律の一部改正等に伴い、条例を新設するものでございます。
 次に、一部を改正する条例が十三件ございます。
 第二百十三号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外四件は、東京都人事委員会勧告等に伴い、職員の給与等を改定するものでございます。
 第二百十六号議案、旅券法関係手数料条例の一部を改正する条例は、旅券法等の一部改正に伴い、旅券の査証欄の増補の申請に係る手数料を廃止するものなどでございます。
 第二百十八号議案、都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例は、妊娠、出産と仕事との両立を支援するため、新たに妊娠症状対応休暇を設けるものでございます。
 第二百二十号議案、東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例は、都市の低炭素化の促進に関する法律施行規則の一部改正等を踏まえ、手数料に係る規定を整備するものでございます。
 第二百二十一号議案、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例は、脱炭素社会の実現に向けた実効性ある取組の強化を図るため、住宅等の一定の中小新築建物に係る環境性能の確保を求める制度を創設するほか、所要の改正を行うものでございます。
 第二百二十二号議案、東京消防庁の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、国分寺消防署の位置を改めるものでございます。
 このほか、法令改正に伴い規定を整備するものが三件ございます。
 第二百二十三号議案から第二百二十九号議案までの七議案は、契約案でございます。
 第二百二十三号議案、東京都江戸東京博物館(四)改修工事請負契約など、契約金額の総額は約二百十四億円でございます。
 第二百三十号議案から第二百六十八号議案までの三十九議案は、事件案でございます。
 第二百三十号議案は、葛西臨海水族園仮称整備等事業の実施に当たり、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の規定に基づき、事業契約を締結するもの、第二百三十一号議案は、当せん金付証票、いわゆる宝くじの令和五年度の発売限度額を定めるもの、第二百三十二号議案は、旅券法の一部改正に伴い、都と島しょ各町村との間における旅券の申請受理及び交付等に係る事務の委託を変更し、これに伴い、規約の一部を変更するもの、第二百三十三号議案外三十四議案は、公の施設の指定管理者を指定するもの、第二百四十七号議案は、新型インフルエンザの発生に備え、備蓄用の個人防護具を買い入れるものでございます。
 次に、諮問でございます。
 諮問第三号は、未納下水道料金に係る督促処分について審査請求があったため、地方自治法の規定に基づき諮問するものでございます。
 上程になりました六十五議案の説明は以上でございますが、このほかに人事案を送付いたしております。
 東京都公害審査会委員でございます。
 一名の委員が欠員となっておりますので、藤谷雄二氏を新たに任命いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)
○議長(三宅しげき君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

○議事部長(古賀元浩君) 人事委員会の回答は、第二百十三号議案から第二百十五号議案、第二百十七号議案及び第二百十八号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

四人委任第一七三号
令和四年十一月二十八日
東京都人事委員会委員長 青山  やすし
(公印省略)
 東京都議会議長 三宅しげき殿
   「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 令和四年十一月二十四日付四議事第三〇一号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第二百十三号議案
  職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
二 第二百十四号議案
  東京都の一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
三 第二百十五号議案
  東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
四 第二百十七号議案
  学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
五 第二百十八号議案
  都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第六十五までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第六十五までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(三宅しげき君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都公害審査会委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔古賀議事部長朗読〕
一、東京都公害審査会委員の任命の同意について一件

四財主議第四二五号
令和四年十二月一日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 三宅しげき殿
   東京都公害審査会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者を東京都公害審査会委員に任命したいので、公害紛争処理法第十六条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     藤谷 雄二

      略歴
現住所 茨城県つくば市
藤谷 雄二
昭和五十一年八月六日生(四十六歳)
平成十一年三月  北海道大学工学部卒業
平成十三年三月  北海道大学大学院工学研究科環境資源工学専攻修士課程修了
平成十六年三月  北海道大学大学院工学研究科環境資源工学専攻博士後期課程修了
平成十六年四月  独立行政法人国立環境研究所PM2.5・DEP研究プロジェクトNIESポスドクフェロー
平成十八年四月  独立行政法人国立環境研究所環境健康研究領域NIESポスドクフェロー
平成十九年四月  独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センターNIESポスドクフェロー
平成二十一年九月 独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センター研究テーマ型任期付研究員
平成二十六年四月 独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センター主任研究員
平成二十八年四月 国立研究開発法人国立環境研究所環境リスク・健康研究センター主任研究員
令和三年四月   国立研究開発法人国立環境研究所環境リスク・健康領域主幹研究員
現在       国立研究開発法人国立環境研究所環境リスク・健康領域主幹研究員

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 追加日程第二から第四まで、議員提出議案第十六号、東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例外条例二件を一括議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)
○六十七番(本橋たくみ君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第十六号から第十八号までについては、趣旨説明を省略し、第十六号は財政委員会に、第十七号は文教委員会に、第十八号は厚生委員会にそれぞれ付託されることを望みます。

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十六号から第十八号までは、趣旨説明を省略し、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願三十二件及び陳情三十件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 明九日から十四日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、明九日から十四日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、十二月十五日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時四十二分散会

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