令和四年東京都議会会議録第五号

令和四年三月三日(木曜日)
 出席議員 百二十一名
一番北口つよし君
二番かまた悦子君
三番石島 秀起君
四番吉住はるお君
五番森澤 恭子君
六番松田りゅうすけ君
八番上田 令子君
九番漢人あきこ君
十番岩永やす代君
十一番成清梨沙子君
十二番おじま紘平君
十三番もり  愛君
十四番関口健太郎君
十五番清水とし子君
十六番玉川ひでとし君
十七番竹平ちはる君
十八番かつまたさとし君
十九番たかく則男君
二十番鈴木  純君
二十一番土屋 みわ君
二十二番平田みつよし君
二十四番星  大輔君
二十五番磯山  亮君
二十六番龍円あいり君
二十七番あかねがくぼかよ子君
二十八番保坂まさひろ君
二十九番米川大二郎君
三十番清水やすこ君
三十一番中田たかし君
三十二番斉藤 りえ君
三十三番アオヤギ有希子君
三十五番福手ゆう子君
三十六番古城まさお君
三十七番慶野 信一君
三十八番細田いさむ君
三十九番うすい浩一君
四十番浜中のりかた君
四十一番本橋たくみ君
四十二番渋谷のぶゆき君
四十三番林あきひろ君
四十四番伊藤しょうこう君
四十五番田村 利光君
四十六番菅野 弘一君
四十七番白戸 太朗君
四十九番田の上いくこ君
五十番関野たかなり君
五十一番後藤 なみ君
五十二番五十嵐えり君
五十三番西崎つばさ君
五十四番須山たかし君
五十五番原 のり子君
五十六番斉藤まりこ君
五十七番藤田りょうこ君
五十八番原田あきら君
五十九番小林 健二君
六十番加藤 雅之君
六十一番斉藤やすひろ君
六十二番大松あきら君
六十三番伊藤こういち君
六十四番川松真一朗君
六十五番清水 孝治君
六十六番三宅 正彦君
六十七番やまだ加奈子君
六十八番早坂 義弘君
六十九番山加 朱美君
七十番菅原 直志君
七十一番平けいしょう君
七十二番内山 真吾君
七十三番森口つかさ君
七十四番福島りえこ君
七十五番藤井あきら君
七十六番風間ゆたか君
七十七番竹井ようこ君
七十八番阿部祐美子君
七十九番曽根はじめ君
八十番とくとめ道信君
八十一番池川 友一君
八十二番米倉 春奈君
八十三番まつば多美子君
八十四番中山 信行君
八十五番谷村 孝彦君
八十六番長橋 桂一君
八十七番鈴木あきまさ君
八十八番こいそ 明君
八十九番鈴木 錦治君
九十番ほっち易隆君
九十一番松田 康将君
九十二番山崎 一輝君
九十四番村松 一希君
九十五番入江のぶこ君
九十六番桐山ひとみ君
九十七番本橋ひろたか君
九十九番宮瀬 英治君
百番藤井とものり君
百一番山口  拓君
百二番とや英津子君
百三番尾崎あや子君
百四番里吉 ゆみ君
百五番あぜ上三和子君
百六番小磯 善彦君
百七番高倉 良生君
百八番東村 邦浩君
百九番中嶋 義雄君
百十番宇田川聡史君
百十一番柴崎 幹男君
百十二番小松 大祐君
百十三番小宮あんり君
百十四番三宅しげき君
百十五番高島なおき君
百十六番山田ひろし君
百十七番伊藤 ゆう君
百十八番荒木ちはる君
百十九番小山くにひこ君
百二十番増子ひろき君
百二十一番尾崎 大介君
百二十二番酒井 大史君
百二十三番西沢けいた君
百二十四番中村ひろし君
百二十五番白石たみお君
百二十六番大山とも子君
百二十七番和泉なおみ君

 欠席議員 五名
二十三番 西山  賢君
三十四番 原  純子君
四十八番 たきぐち学君
九十三番 森村 隆行君
九十八番 石川 良一君
 欠員
    七番

 出席説明員
知事小池百合子君
副知事武市  敬君
副知事黒沼  靖君
副知事潮田  勉君
副知事宮坂  学君
教育長藤田 裕司君
東京都技監都市整備局長兼務上野 雄一君
政策企画局長野間 達也君
総務局長村松 明典君
財務局長吉村 憲彦君
警視総監大石 吉彦君
政策企画局国際金融都市戦略担当局長児玉英一郎君
デジタルサービス局長寺崎 久明君
主税局長砥出 欣典君
生活文化局長武市 玲子君
オリンピック・パラリンピック準備局長延與  桂君
環境局長栗岡 祥一君
福祉保健局長中村 倫治君
福祉保健局健康危機管理担当局長佐藤 智秀君
産業労働局長坂本 雅彦君
消防総監清水 洋文君
建設局長中島 高志君
港湾局長古谷ひろみ君
会計管理局長堤  雅史君
交通局長内藤  淳君
水道局長浜 佳葉子君
下水道局長神山  守君
都民安全推進本部長小西 康弘君
住宅政策本部長榎本 雅人君
病院経営本部長西山 智之君
中央卸売市場長河内  豊君
選挙管理委員会事務局長桃原慎一郎君
人事委員会事務局長初宿 和夫君
監査事務局長岡安 雅人君
労働委員会事務局長鈴木  勝君
収用委員会事務局長後藤 啓志君

三月三日議事日程第五号
第一 第百十号議案
  令和三年度東京都国民健康保険事業会計補正予算(第一号)
第二 第百四号議案
  令和三年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区の負担の変更について
第三 第三十六号議案
  東京都組織条例の一部を改正する条例
第四 第四十二号議案
  令和三年度分の都及び特別区並びに特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
第五 第百七号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第一八号)
第六 第百八号議案
  令和三年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
第七 第九十号議案
  都営住宅三H—一一〇東(大田区東糀谷六丁目)工事請負契約
第八 第九十一号議案
  都営住宅三H—一〇一東(荒川区荒川七丁目)工事請負契約
第九 第九十二号議案
  都営住宅三H—一一四西(日野市平山四丁目第二)工事請負契約
第十 第九十三号議案
  都営住宅三H—一〇五西(八王子市大谷町)工事請負契約
第十一 第九十四号議案
  都立小台橋高等学校(三)改修及び新築工事請負契約
第十二 第百九号議案
  令和三年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)
第十三 第百十二号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十九号)
議事日程第五号追加の一
第一 議員提出議案第二号
  東京都議会議員の議員報酬等の特例に関する条例の一部を改正する条例
第二 議員提出議案第三号
  ウクライナからのロシア軍の即時撤退と速やかな平和の実現に関する決議

   午後一時開議
○議長(三宅しげき君) これより本日の会議を開きます。

○議長(三宅しげき君) まず、日程の追加について申し上げます。
 議員より、議員提出議案第二号、東京都議会議員の議員報酬等の特例に関する条例の一部を改正する条例外決議一件が提出されました。
 これらを本日の日程に追加いたします。

○議長(三宅しげき君) これより日程に入ります。
 日程第一から第十三まで、第百十号議案、令和三年度東京都国民健康保険事業会計補正予算(第一号)外議案十二件を一括議題といたします。
 本案に関する委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。

   厚生委員会議案審査報告書
 第百十号議案
  令和三年度東京都国民健康保険事業会計補正予算(第一号)
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
厚生委員長 おじま紘平
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   環境・建設委員会議案審査報告書
 第百四号議案
  令和三年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区の負担の変更について
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
環境・建設委員長 曽根はじめ
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   総務委員会議案審査報告書
 第三十六号議案
  東京都組織条例の一部を改正する条例
 第四十二号議案
  令和三年度分の都及び特別区並びに特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
 第百八号議案
  令和三年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
総務委員長 鈴木あきまさ
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   総務委員会議案審査報告書
 第百七号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)中
   歳出
   繰越明許費
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
総務委員長 鈴木あきまさ
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   財政委員会議案審査報告書
 第百七号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)中
   予算総則
   歳入
   歳出
   繰越明許費
   都債
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年三月一日
財政委員長 山加 朱美
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   文教委員会議案審査報告書
 第百七号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)中
   歳出
   繰越明許費
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
文教委員長 白戸 太朗
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   都市整備委員会議案審査報告書
 第百七号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)中
   歳出
   繰越明許費
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
都市整備委員長 宮瀬 英治
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   厚生委員会議案審査報告書
 第百七号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)中
   歳出
   繰越明許費
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
厚生委員長 おじま紘平
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   経済・港湾委員会議案審査報告書
 第百七号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)中
   歳出   
   繰越明許費
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
経済・港湾委員長 細田いさむ
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   環境・建設委員会議案審査報告書
 第百七号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)中
   歳出—環境・建設委員会所管分
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
環境・建設委員長 曽根はじめ
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   警察・消防委員会議案審査報告書
 第百七号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)中
   歳出—警察・消防委員会所管分
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
警察・消防委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   財政委員会議案審査報告書
 第九十号議案
  都営住宅三H—一一〇東(大田区東糀谷六丁目)工事請負契約
 第九十一号議案
  都営住宅三H—一〇一東(荒川区荒川七丁目)工事請負契約
 第九十二号議案
  都営住宅三H—一一四西(日野市平山四丁目第二)工事請負契約
 第九十三号議案
  都営住宅三H—一〇五西(八王子市大谷町)工事請負契約
 第九十四号議案
  都立小台橋高等学校(三)改修及び新築工事請負契約
 第百九号議案
  令和三年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年三月一日
財政委員長 山加 朱美
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   財政委員会議案審査報告書
 第百十二号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十九号)中
   予算総則
   歳入
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年三月一日
財政委員長 山加 朱美
 東京都議会議長 三宅しげき殿

   経済・港湾委員会議案審査報告書
 第百十二号議案
  令和三年度東京都一般会計補正予算(第十九号)中
   歳出
   繰越明許費
 本委員会は、二月二十五日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  令和四年二月二十八日
経済・港湾委員長 細田いさむ
 東京都議会議長 三宅しげき殿

○議長(三宅しげき君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 八十番とくとめ道信君。
   〔八十番とくとめ道信君登壇〕

○八十番(とくとめ道信君) 討論に先立ち、ロシアのウクライナ侵略、核兵器による威嚇に対して満身の怒りを込めて抗議するものです。
 ロシアの行為は、明確な国連憲章違反、国際法違反です。民間人を含め多くの人が犠牲になり、まちは廃墟と化しています。直ちに軍事行動をやめ、撤退させることを強く求めます。
 加えて、プーチン大統領が核兵器の先制使用を公言していることは極めて重大です。断じて許すわけにはいきません。
 我が党は、世界の多くの国と市民社会が、侵略反対、国連憲章を守れの一点で声を上げ、力を合わせることを呼びかけるものです。
 日本共産党都議団を代表して、知事提出の第百十号議案外一議案に反対し、その他の議案に賛成の立場から討論を行います。
 今年度最終補正予算案には賛成ですが、都税収入は、新年度予算案と同様、コロナ禍にもかかわらず大幅増収となっています。今年度当初予算比五千六百十八億円、一一%もの税収増です。IT企業や大手製造業などの業績が好調で、法人二税が伸びています。株高などを背景に、富裕層が納めた個人都民税の税収も増えています。
 一方、都内で取り組まれている食料支援には長蛇の列ができ、女性や若い世代の困窮は厳しさを増し、貧困の底が抜けたといわれる状況です。最終補正予算にも、東京と日本社会の貧困と格差拡大の実態が色濃く表れています。住民の福祉の増進という地方自治法が定める自治体の基本的使命を果たすことが今こそ求められています。
 財政委員会では、最終補正予算の編成に当たり、無駄を一層なくす観点から、歳入歳出の精査を図ったという答弁がありました。そうであれば、不要不急の大型公共事業などを徹底的に精査をするとともに、税収増を活用して、貧困と格差是正の対策を思い切って行うことを強く求めるものです。
 年度末を迎え、コロナ対策の事業者支援の協力金が何と一兆円も使い残されています。最終補正予算案ではその多くが減額補正され、国に返納されます。苦境に置かれている事業者の皆さんは、本当に驚くのではないでしょうか。いろいろな条件をつけて給付を絞り、使い残して返納するのではなくて、最大限に給付する努力を尽くすべきです。
 蔓延防止等重点措置は延長される方向ですが、今、都がやるべきことは、協力していただいた全ての飲食店をはじめ、事業者の皆さんに積極的に協力金を給付することです。神奈川県など複数の県で行っている再申請を都でも行うよう強く求めておきます。
 旅行業は、コロナ禍で国内旅行消費額は半減し、倒産件数も二年連続増えています。家計調査でもパック旅行は八割以上減少するなど極めて深刻です。危機的な状況にある旅行関連業者に対して直接支援をすべきです。
 最終補正予算案で減額補正されている高齢者安全運転支援装置の事業は、新年度では廃止の予定です。しかし、総務委員会の質疑で、引き続きニーズがあることが明らかになりました。来年度も継続することが必要です。
 都民の暮らしがこれほど大変なときに、非正規労働者や高齢者、自営業者が多く加入する国民健康保険の保険料、保険税の値上げはあってはならならないことです。
 第百十号議案は、国民健康保険の今年度の医療給付費が想定よりも大幅に増え、予算が不足したために提出された国保事業会計の補正予算案です。予算不足への対応は当然必要ですが、その財源に国保財政安定化基金を取り崩して充てています。政令によれば、このやり方では、取り崩した基金を回復するために、区市町村は保険料、保険税の引上げ等をせざるを得なくなります。
 我が党は、国保料、国保税の引上げにつながらないように、国保事業の予算不足への対応は、財政安定化基金の取崩しではなくて、東京都の一般会計からの法定外繰入れを行うことを求めるものです。よって、第百十号議案には反対です。
 また、十八歳までの子供の国保料、国保税の無料化に、都として踏み出すことを求めておきます。
 東京都組織条例の改正で、青少年施策は、新設される生活文化スポーツ局に移すことが提案されています。しかし、職員体制も、施策も、見るべき前進がありません。全国で最も若者や学生が集中する東京都こそ、若者や学生の専管組織が必要です。実現を重ねて強く求めておきます。
 都立、公社病院の独立行政法人化の問題は、今定例会の大きな焦点です。我が党は、さきの厚生委員会で参考人招致を求める動議を提出しましたが、残念ながら実現しませんでした。三十万人を超える独法化反対の署名が、これまで都や都議会に提出されています。
 都内の新型コロナ感染者は、一月以降だけで六十万人を超え、医療提供体制は逼迫しています。この第六波のさなかに独法化するのかという疑問や懸念の声が広がっています。
 病院現場や都民から意見を聞くのは当然のことです。予算特別委員会などで参考人招致を行い、都民や関係者からの意見を聞いて審議を行うことを求め、討論を終わります。(拍手)

○議長(三宅しげき君) 二十四番星大輔君。
   〔二十四番星大輔君登壇〕

○二十四番(星大輔君) 討論に先立ち、本日の会議に提案されているロシアによるウクライナへの侵攻に関する決議について一言申し上げます。
 都議会自民党は、ロシアの軍事侵攻に強く抗議し、ウクライナ国民と現地日本人の安全確保、ロシア軍の即時撤退と速やかな平和の実現に関する決議を、全会派の皆様と共に一致して決議することとしており、事態の平和的な解決に向けた取組を全面的に支持するという東京都議会の強い意思を表明いたします。
 それでは、東京都議会自由民主党を代表して、本日の本会議において議決する知事提案の全議案に賛成の立場で討論を行います。
 最初に、第百七号議案、令和三年度東京都一般会計の最終補正予算案と第百十二号議案、最終補正予算案の追加分について申し上げます。
 一般会計の最終補正予算案は、税収の伸びを反映した都債発行の抑制、コロナ感染防止協力金の所要額の精査、税収増に伴う税連動経費の増など歳入歳出の予算の精査であり、追加分については、国の地域観光事業支援に関わる国庫補助金の交付限度額が決定したことに伴う当該事業に係る所要経費の計上であり、共に必要な補正予算です。
 第四十二号議案、令和三年度分の都区財政調整の特例に関する条例と第百八号議案、令和三年度の都区財政調整会計補正予算は、共に都区財政調整制度を適正に運営するために必要な条例と補正予算です。
 第百四号議案は、令和三年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用について、関係特別区の負担割合を変更するというもので、同事業の適正な執行に必要です。
 第百十号議案、令和三年度東京都国民健康保険事業会計補正予算は、医療費の増に伴う補正であり、国民健康保険制度の適正な運営に必要な予算です。
 そして、第九十号議案から九十三号議案までの、大田区、荒川区、日野市、八王子市の各都営住宅の工事請負契約と、第九十四号議案の、本年四月、足立区に開校する都立小台橋高校の改修及びホール棟の新築工事は、都内の住環境の充実と教育環境の整備を進めるためのものであり、迅速かつ適切に事業を推進していくよう要望しておきます。
 第三十六号議案、東京都組織条例の一部を改正する条例は、東京二〇二〇大会が終了したことを受け、今後の文化スポーツ行政を総合的に推進するために、生活文化スポーツ局の設置など所要の組織改正を行うものです。
 代表質問でも申し上げましたが、東京大会を通じて都内のスポーツ環境は大きく向上し、パラスポーツも含め、スポーツへの興味、関心が高まっています。今回、組織改正が行われますが、スポーツ行政を停滞させることなく、大会の様々な取組をレガシーとして発展させていかなければなりません。
 今後は、大会を契機に整備、拡充されるスポーツ施設の活用や国際大会を直接観戦できる機会の拡充など、大会の成果を生かし、スポーツ施策を積極的に展開し、広く都民の体力増進につなげていくことを要望しておきます。
 現在、コロナ新規感染者数は、一日当たり二万人を超えた時点に比べれば逓減傾向にありますが、いわゆる高止まりの状態で、高齢者の死亡率が増加し、新たな変異株も発生するなど、先行きは不透明です。
 そして、昨日、小池知事は、三月六日までとされていた蔓延防止等重点措置の延長を一都三県合同で国に要請し、本日、国において、他の道府県も含め、延長の方向性を固めるとの報道もあります。引き続き、コロナ対策に要する経費の増大に備えていくことが必要な状況です。
 今回、中途議決する令和三年度の一般会計最終補正予算案は、税収増に伴って歳入歳出予算を整理するというものです。そして、令和四年度予算案に関しても、同様に税収増を背景に一般会計予算規模が過去最大となっています。
 しかし、経済が下振れして税収減に転じるおそれが拭えない一方で、コロナ感染動向は依然として不透明であり、感染防止対策に要する経費増大への備えも必要です。
 さきの代表質問における都の財政運営に関する我が会派の質問に対し、知事は、無駄をなくす取組を徹底した上で、基金や都債を活用し、実効性の高い施策展開を図るなど、中長期を見据えた戦略的な財政運営を行っていくと答弁されました。
 東京都の行財政運営は予断を許しません。来週から始まる予算特別委員会において、コロナ対策と都民生活、都内経済活動を両立させ、東京の未来に向けた歩みをしっかりと進めていくための予算編成について、知事や執行機関と建設的な議論をさせていただくことを申し上げ、中途議決案件に関して、知事提案の全議案に賛成をし、討論を終わります。(拍手)

○議長(三宅しげき君) 九十四番村松一希君。
   〔九十四番村松一希君登壇〕

○九十四番(村松一希君) 私は、都民ファーストの会東京都議団を代表し、令和三年度東京都一般会計補正予算をはじめ、知事提出の全議案に賛成する立場から討論を行います。
 討論に先立ち、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に対し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、今なお療養中の方々におかれましては、一日も早いご回復をご祈念申し上げます。あわせて、医療従事者をはじめ、エッセンシャルワーカーの皆様には心から敬意を表します。
 世界各国による軍事行動回避の呼びかけもむなしく、ロシアによるウクライナへの侵攻が現実のものとなりました。今も軍事衝突が継続し、現地での被害が拡大し、死傷者や多くの難民が生じています。都民ファーストの会は、ロシアのウクライナ侵攻に対し改めて強く抗議するとともに、ウクライナの人々の安全を守るため、国に対し人道的な対応を求めてまいります。
 まず、令和三年度東京都一般会計の最終補正予算案及び追加補正予算案について申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の長期化に対して、今年度も幾度も補正予算を編成し、医療体制の拡充や、飲食店等をはじめとする都民や事業者の生活と経済を守るための機動的な対応を図ってまいりました。特に年明け以降、感染の第六波として過去最大の新規感染者を出す中でも、コロナ対応の医療体制を早急に再拡大し、命を守る医療を提供してきました。
 そのような中、最終補正予算案では、歳出の精査等により七千五百三十四億円の一般会計の減額を行いましたが、未曽有の危機に対する機動的な財政出動を行いながらも予算の執行状況はしっかりと検証し、無駄な支出を行わないワイズスペンディングの取組が図られたものと評価します。
 また、都税収入に関しては、厳しい環境にある中でも、コロナ禍に早期に対応した企業、業種を中心に底堅い収益の持ち直しがあり、五千六百七十八億円の税収増となり、都債の発行抑制などを行っています。都債の発行抑制に加えて基金の積み増しなど、より柔軟な財政対応ができるよう求めます。
 次に、東京都組織条例の一部を改正する条例について申し上げます。
 令和四年四月付の組織再編で、これまで政策企画局で担っていた国際広報と生活文化局で担っていた広報広聴機能を政策企画局に集約し、戦略広報部を設置するとしています。この戦略広報部を設置するに当たり、利用者の視点で一体的な広報の実現や外部プラットフォームを新たに活用するなど、取組の抜本的な強化を求めます。
 また、我が会派では、子育て支援策や教育、子供たちの居場所づくりなど様々な提案を続け、成果を上げてきました。チルドレンファーストの視点で、今後も国に先駆け、子供たちの笑顔を守り、未来を築く取組を展開していくべきです。新たに設置を予定している子供政策連携室においては、女性活躍や男性の育児参画、幼稚園や学童などの子供の居場所、公園活用など局をまたがる政策を幅広く取り扱うべきであり、区市町村の先駆的、分野横断的取組を積極的に支援するなど、真にチルドレンファーストを進められるよう権限を持って取り組んでいくことを求めます。
 また、オリ・パラ局から生活文化局にスポーツ分野を移管し、都民安全推進本部の役割も生活文化局に移管される予定です。今後は、より一層、町会、自治会やNPOなどの地域の主体と連携することで、スポーツや健康、運動の促進や、交通安全、青少年育成を一層推進することを求めます。
 都営住宅を中心に五件の契約案件については、改めて適切に契約し、できる限り早期に整備効果を発揮できるよう求めます。
 以上、都民ファーストの会東京都議団は、ご協力いただいている全ての皆様に改めて感謝を申し上げるとともに、引き続き都民の立場に立って迅速に提言、行動を行い、都民のためにしっかりと責任を果たしていく決意を申し上げ、討論を終わります。(拍手)

○議長(三宅しげき君) 六十一番斉藤やすひろ君。
   〔六十一番斉藤やすひろ君登壇〕

○六十一番(斉藤やすひろ君) 都議会公明党を代表し、令和三年度一般会計補正予算をはじめ、知事提出及び議員提出議案の全議案に賛成する立場から討論を行います。
 最初に、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、二度の世界大戦を経験した国際社会が多大な犠牲の上につくり上げてきた今日の世界平和の国際秩序を根幹から揺るがすものであり、厳しく糾弾されるべき暴挙であります。また、ロシアのプーチン大統領は、核抑止部隊に対して特別警戒を命令しました。核兵器使用につながる一連の行動は、唯一の被爆国である我が国として絶対に許すことができないものであります。
 よって、今定例会に提出されているウクライナからのロシア軍の即時撤退と速やかな平和の実現に関する決議については、都議会の断固とした意思を明確に示すべきと考え、共同提案者となりました。
 次に、第百七号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)、第百十二号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十九号)について申し上げます。
 令和三年度最終補正予算では、条例の規定により財政調整基金の義務積立てを行うとともに、予算の執行過程における歳出の精査などにより、特定目的基金の残高確保へとつながった結果、令和三年度末の基金残高は一兆五千五百五億円、うち財政調整基金残高は三千五百二十一億円となる見込みであります。
 しかしながら、コロナ禍での基金活用の実績を踏まえれば、この基金残高では、現状は財政面の備えが弱いといわざるを得ません。中長期を見据えながら、有事への備えなどの観点からも基金の残高確保に努めるなど、持続可能な財政運営に向けた取組を進めるよう求めます。
 次に、第三十六号議案、東京都組織条例の一部を改正する条例に関し、生活文化スポーツ局の設置について申し上げます。
 都民安全推進本部が新たに設置される生活文化スポーツ局に統合されることから、芸術や文化、教育、そしてスポーツなど、多角的な観点から若者施策が一層推進されることを望みます。
 関連して、令和三年四月に施行された東京都こども基本条例では、子供施策を総合的に推進することを都の責務と定めています。都議会公明党は、その推進体制として、こども局の設置を求めてきましたが、児童虐待への対応など、事業局が長年培ってきたノウハウをすぐに切り離すことは難しい側面もあることから、政策企画局に子供政策連携室を設けることは、現時点では妥当な対応であると考えます。今後とも、こども局の設置に向けて積極的に検討を進めるべきことを求めます。
 また、都議会公明党は、「未来の東京」戦略に位置づけた住宅政策を進めるため、住宅政策本部を住宅局へと強化するべきと求めてまいりましたが、今般、住宅政策本部の中に民間住宅部門の新設や企画部門が強化されることは一歩前進であると評価します。住まいの安定や住環境の改善こそ全ての福祉施策の根幹であります。都営住宅をはじめ、各種公的住宅の適切な戸数と質の確保、住宅確保要配慮者の入居を拒まないセーフティーネット住宅制度のさらなる充実など、誰もが安心して居住できる骨太な住宅政策を進めるべきことを改めて強く要望します。
 次に、幼稚園教諭等の処遇改善に係る都独自補助の増額補正についてです。
 国は、本年二月から私学助成を受ける私立幼稚園に対して、教員等の収入引上げを目的とする幼稚園の教育体制支援事業を開始いたしました。しかしながら、国事業では学校法人立の幼稚園のみが対象で、個人立や宗教法人立等の幼稚園が対象外となっていたことから、それらの園を対象に、都独自で国と同様の支援を実施することを高く評価するものであります。
 執行に当たっては、多様な園の運営を尊重しながらも、教諭の処遇改善の実効性を確保するとともに、補助金の申請や審査に当たっては、現場の事務負担に十分に配慮することを求めます。
 次に、新型コロナ感染で大きな打撃を受けている観光関連事業者への支援についてです。
 都議会公明党は、地元企業などから受注する団体旅行を主に取り扱っているような小規模事業者にとって大変厳しい状況が長期化していることから、都が新たなGO TOトラベル事業の制度を構築するに当たっては、小規模事業者にも効果が行き渡るよう施策を展開するべきだと要望してまいりました。また、感染拡大が終息を見ずに当該事業を実施できない場合には、都としては、新たなGO TOトラベル事業に代わるような都独自の支援策を実施し、観光関連事業者を支援するべきであります。
 次に、第九十号議案から第九十四号議案までの工事請負契約案件についてです。
 これらは、都営住宅工事、都立高校の改修工事など、また、都民生活を守るセーフティーネットの維持、防災対策の推進の観点から必要不可欠な工事であり、着実な実施を強く求めるものです。また、都営住宅工事に当たっては、居住者が快適に暮らせるよう、利用者の声にしっかりと耳を傾け、都民ニーズに沿った工事となるように求めます。
 最後に、議員報酬の二割削減については継続すべきであります。
 都議会公明党は、今後の予算審議等を通じ、都民の命や暮らし、安全・安心を守り、誰一人取り残すことのない持続可能な都市の実現に向けて全力を尽くしていくことをお誓いし、討論を終わります。(拍手)

○議長(三宅しげき君) 七十八番阿部祐美子さん。
   〔七十八番阿部祐美子君登壇〕

○七十八番(阿部祐美子君) 私は、東京都議会立憲民主党を代表して、知事提出の全議案に賛成する立場から討論を行います。
 討論に先立ち、ロシアのウクライナ侵略について申し上げます。
 二月二十四日、ロシアがウクライナへの武力攻撃、侵略を開始しました。ウクライナの主権、一体性を侵害するロシアによる行動は、武力の行使を禁ずる国際法の深刻な違反であるとともに国連憲章に反するものであり、断じて容認できるものではありません。
 後ほど都議会の決議としても上程されますが、東京都議会立憲民主党は、ロシアに対し、即時に攻撃を停止し部隊を撤収するよう強く求めるものです。また、日本国憲法が掲げる平和主義の下、国際社会の恒久平和を世界に訴えつつ、ウクライナの主権、一体性、独立を支持することを改めて表明いたします。
 私ごとではありますが、私自身、ソ連崩壊後の二年間、ウクライナの隣国ポーランドで働いておりました。大国に翻弄され続ける東ヨーロッパにおける今回の侵略を人ごととは思えません。一日も早いロシアの撤退と平和の回復を心から願っております。
 三十六号議案、東京都組織条例の一部を改正する条例に関連して申し上げます。
 条文の文言にはありませんが、今回の改正で新たに子供政策連携室が設置されることになりました。昨年の第三回定例会で私たちは、子供、子育てに関わる政策を一元的、総合的に推進するための組織体制の抜本的強化を求めてきましたので、今回の設置については評価をしたいと思います。
 代表質問でも申し上げましたが、その上で私は、この子供政策連携室が専ら政策の連携にとどまることなく、子育て世帯への経済的な支援策の拡充などに主体的な役割を果たすことを強く期待し、要望をするものです。
 次に、第百七号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十八号)について申し上げます。
 令和三年度は、年度当初から緊急事態宣言が発出されたことなどから、最終補正後の予算現額は十兆三千七百七億円、当初予算の約一・三倍となる過去に例を見ない財政規模になりました。改めて、新型コロナウイルス感染症対策に尽力してこられた現場の皆様方に心から感謝の意を表明するものです。
 一方で、議会を招集しない十一回の専決処分、第六波対策では未執行となっていた予算を使ったことへの十分な説明が必要であったと考えます。また、コロナ対策にこれほどの財政出動を伴ったこと、都が積み立ててきた財政調整基金なしには機動的な対応が難しい場面もあったことも含めたしっかりとした検証と都民への報告を求めます。
 財政委員会では、このほかにも、税収が増えた分はしっかりと積み立て、いつ再び襲うか分からない危機への備えを盤石にするよう強く求めました。
 今年度、都においては、新型コロナの感染拡大を防止し、地域経済を支援する対策として、営業時間の短縮要請に協力した事業者に感染拡大防止協力金を交付いたしました。中には、要請に協力しながらも申請期限を誤ったために手続を行えず、協力金を受け取ることができなかった事業者もいました。
 神奈川県や愛知県は、再度の申請を受け付ける対応をしています。都による時短営業の要請に協力した事業者を救済するため、再申請を可能とするなど、さらに柔軟な制度設計を行うことを要望いたします。
 また、東京の産業や働く人たちの生活を守る観点から、制度の隙間に落ちる人のないよう、他の道府県などの事業を参考に、新型コロナウイルス感染症に係る支援策の改善や都独自の支援策をさらにきめ細かく充実させることも求めます。
 次に、第百十二号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十九号)について申し上げます。
 国の補正予算において、GO TOトラベル再開に合わせ、都道府県による地域観光事業支援が決まったことから、都は最終補正予算案に三百七十三億円を計上しています。新たな地域観光支援事業については、安全・安心な旅行環境を確保することを前提に、近隣自治体とも情報交換をしながら適切な制度をつくり上げていくことを求めます。
 昨日、新型コロナの第六波による蔓延防止等重点措置の期間を、一都三県知事が国に延長要請をいたしました。感染状況、病床使用率等も大きくは改善していないことから、事業の開始時期については、都民や旅行事業者などの混乱を招かないよう、感染状況を見極めつつ、専門家の意見を聞きながら検討することを求めるものです。
 以上で東京都議会立憲民主党を代表しての討論を終わります。(拍手)

○議長(三宅しげき君) 以上をもって討論を終了いたします。

○議長(三宅しげき君) これより採決に入ります。
 まず、日程第一及び第二、第百十号議案、令和三年度東京都国民健康保険事業会計補正予算(第一号)外議案一件を一括して採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(三宅しげき君) 起立多数と認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 次に、日程第三から第十三まで、第三十六号議案、東京都組織条例の一部を改正する条例外議案十件を一括して採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
 お諮りいたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、議員提出議案第二号、東京都議会議員の議員報酬等の特例に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)
○六十七番(やまだ加奈子君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第二号については、趣旨説明並びに委員会付託を省略し、原案のとおり決定されることを望みます。

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第二号は、原案のとおり可決されました。

○議長(三宅しげき君) 追加日程第二、議員提出議案第三号、ウクライナからのロシア軍の即時撤退と速やかな平和の実現に関する決議を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。

議員提出議案第三号
   ウクライナからのロシア軍の即時撤退と速やかな平和の実現に関する決議
 右の議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第十二条第一項の規定により提出します。
  令和四年三月三日
(提出者)
 北口つよし  かまた悦子  石島 秀起
 吉住はるお  森澤 恭子  松田りゅうすけ
 上田 令子  漢人あきこ  岩永やす代
 成清梨沙子  おじま紘平  もり  愛
 関口健太郎  清水とし子  玉川ひでとし
 竹平ちはる  かつまたさとし たかく則男
 鈴木  純  土屋 みわ  平田みつよし
 西山  賢  星  大輔  磯山  亮
 龍円あいり  あかねがくぼかよ子 保坂まさひろ
 米川大二郎  清水やすこ  中田たかし
 斉藤 りえ  アオヤギ有希子 原  純子
 福手ゆう子  古城まさお  慶野 信一
 細田いさむ  うすい浩一  浜中のりかた
 本橋たくみ  渋谷のぶゆき 林あきひろ
 伊藤しょうこう 田村 利光 菅野 弘一
 白戸 太朗  たきぐち学  田の上いくこ
 関野たかなり 後藤 なみ  五十嵐えり
 西崎つばさ  須山たかし  原 のり子
 斉藤まりこ  藤田りょうこ 原田あきら
 小林 健二  加藤 雅之  斉藤やすひろ
 大松あきら  伊藤こういち 川松真一朗
 清水 孝治  三宅 正彦  やまだ加奈子
 早坂 義弘  山加 朱美  菅原 直志
 平けいしょう 内山 真吾  森口つかさ
 福島りえこ  藤井あきら  風間ゆたか
 竹井ようこ  阿部祐美子  曽根はじめ
 とくとめ道信 池川 友一  米倉 春奈
 まつば多美子 中山 信行  谷村 孝彦
 長橋 桂一  鈴木あきまさ こいそ 明
 鈴木 錦治  ほっち易隆  松田 康将
 山崎 一輝  森村 隆行  村松 一希
 入江のぶこ  桐山ひとみ  本橋ひろたか
 石川 良一  宮瀬 英治  藤井とものり
 山口  拓  とや英津子  尾崎あや子
 里吉 ゆみ  あぜ上三和子 小磯 善彦
 高倉 良生  東村 邦浩  中嶋 義雄
 宇田川聡史  柴崎 幹男  小松 大祐
 小宮あんり  三宅しげき  高島なおき
 山田ひろし  伊藤 ゆう  荒木ちはる
 小山くにひこ 増子ひろき  尾崎 大介
 酒井 大史  西沢けいた  中村ひろし
 白石たみお  大山とも子  和泉なおみ
東京都議会議長 三宅しげき殿

   ウクライナからのロシア軍の即時撤退と速やかな平和の実現に関する決議
 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、力による一方的な現状変更を認めないという国際秩序の根幹を揺るがすものであり、平和的解決を求める全世界の願いもむなしく軍事行動という最悪の手段を行使したロシアの暴挙は、厳しく糾弾されるべきである。
 自国の平和と安定を望むウクライナの主権と国民の思いは尊重されるべきであり、このような軍事的侵略は、国際法の深刻な違反であるとともに、国連憲章の重大な違反である。断じて容認できるものではない。
 また、ロシアのプーチン大統領は、核兵器の使用につながる意思を示しており、唯一の被爆国である我が国として、絶対に許すことはできないものである。
 よって、東京都議会は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対して強く抗議するとともに、ウクライナ国民と現地在住の日本はじめ各国の国民の安全確保及びウクライナからのロシア軍の即時撤退と速やかな平和の実現を強く求めるものである。
 以上、決議する。
  令和四年三月三日
東京都議会

○議長(三宅しげき君) 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(三宅しげき君) 起立総員と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 明四日から二十四日まで二十一日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、明四日から二十四日まで二十一日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、三月二十五日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後一時四十三分散会

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