一番 | 北口つよし君 |
二番 | かまた悦子君 |
三番 | 石島 秀起君 |
四番 | 吉住はるお君 |
五番 | 森澤 恭子君 |
六番 | 松田りゅうすけ君 |
八番 | 上田 令子君 |
九番 | 漢人あきこ君 |
十番 | 岩永やす代君 |
十一番 | 成清梨沙子君 |
十二番 | おじま紘平君 |
十三番 | もり 愛君 |
十四番 | 関口健太郎君 |
十五番 | 清水とし子君 |
十六番 | 玉川ひでとし君 |
十七番 | 竹平ちはる君 |
十八番 | かつまたさとし君 |
十九番 | たかく則男君 |
二十番 | 鈴木 純君 |
二十一番 | 土屋 みわ君 |
二十二番 | 平田みつよし君 |
二十三番 | 西山 賢君 |
二十四番 | 星 大輔君 |
二十五番 | 磯山 亮君 |
二十六番 | 龍円あいり君 |
二十七番 | あかねがくぼかよ子君 |
二十八番 | 保坂まさひろ君 |
二十九番 | 米川大二郎君 |
三十一番 | 中田たかし君 |
三十二番 | 斉藤 りえ君 |
三十三番 | アオヤギ有希子君 |
三十四番 | 原 純子君 |
三十五番 | 福手ゆう子君 |
三十六番 | 古城まさお君 |
三十七番 | 慶野 信一君 |
三十八番 | 細田いさむ君 |
三十九番 | うすい浩一君 |
四十番 | 浜中のりかた君 |
四十一番 | 本橋たくみ君 |
四十二番 | 渋谷のぶゆき君 |
四十三番 | 林あきひろ君 |
四十四番 | 伊藤しょうこう君 |
四十五番 | 田村 利光君 |
四十六番 | 菅野 弘一君 |
四十七番 | 白戸 太朗君 |
四十八番 | たきぐち学君 |
四十九番 | 田の上いくこ君 |
五十番 | 関野たかなり君 |
五十一番 | 後藤 なみ君 |
五十二番 | 五十嵐えり君 |
五十三番 | 西崎つばさ君 |
五十四番 | 須山たかし君 |
五十五番 | 原 のり子君 |
五十六番 | 斉藤まりこ君 |
五十七番 | 藤田りょうこ君 |
五十八番 | 原田あきら君 |
五十九番 | 小林 健二君 |
六十番 | 加藤 雅之君 |
六十一番 | 斉藤やすひろ君 |
六十二番 | 大松あきら君 |
六十三番 | 伊藤こういち君 |
六十四番 | 川松真一朗君 |
六十五番 | 清水 孝治君 |
六十六番 | 三宅 正彦君 |
六十七番 | やまだ加奈子君 |
六十八番 | 早坂 義弘君 |
六十九番 | 山加 朱美君 |
七十番 | 菅原 直志君 |
七十一番 | 平けいしょう君 |
七十二番 | 内山 真吾君 |
七十三番 | 森口つかさ君 |
七十四番 | 福島りえこ君 |
七十五番 | 藤井あきら君 |
七十六番 | 風間ゆたか君 |
七十七番 | 竹井ようこ君 |
七十八番 | 阿部祐美子君 |
七十九番 | 曽根はじめ君 |
八十番 | とくとめ道信君 |
八十一番 | 池川 友一君 |
八十二番 | 米倉 春奈君 |
八十三番 | まつば多美子君 |
八十四番 | 中山 信行君 |
八十五番 | 谷村 孝彦君 |
八十六番 | 長橋 桂一君 |
八十七番 | 鈴木あきまさ君 |
八十八番 | こいそ 明君 |
八十九番 | 鈴木 錦治君 |
九十番 | ほっち易隆君 |
九十一番 | 松田 康将君 |
九十二番 | 山崎 一輝君 |
九十三番 | 森村 隆行君 |
九十四番 | 村松 一希君 |
九十五番 | 入江のぶこ君 |
九十六番 | 桐山ひとみ君 |
九十七番 | 本橋ひろたか君 |
九十八番 | 石川 良一君 |
九十九番 | 宮瀬 英治君 |
百番 | 藤井とものり君 |
百一番 | 山口 拓君 |
百二番 | とや英津子君 |
百三番 | 尾崎あや子君 |
百四番 | 里吉 ゆみ君 |
百五番 | あぜ上三和子君 |
百六番 | 小磯 善彦君 |
百七番 | 高倉 良生君 |
百八番 | 東村 邦浩君 |
百九番 | 中嶋 義雄君 |
百十番 | 宇田川聡史君 |
百十一番 | 柴崎 幹男君 |
百十二番 | 小松 大祐君 |
百十三番 | 小宮あんり君 |
百十四番 | 三宅しげき君 |
百十五番 | 高島なおき君 |
百十六番 | 山田ひろし君 |
百十七番 | 伊藤 ゆう君 |
百十八番 | 荒木ちはる君 |
百十九番 | 小山くにひこ君 |
百二十番 | 増子ひろき君 |
百二十一番 | 尾崎 大介君 |
百二十二番 | 酒井 大史君 |
百二十三番 | 西沢けいた君 |
百二十四番 | 中村ひろし君 |
百二十五番 | 白石たみお君 |
百二十六番 | 大山とも子君 |
百二十七番 | 和泉なおみ君 |
欠席議員 二名
七番 木下ふみこ君
三十番 清水やすこ君
知事 | 小池百合子君 |
副知事 | 多羅尾光睦君 |
副知事 | 梶原 洋君 |
副知事 | 武市 敬君 |
副知事 | 宮坂 学君 |
教育長 | 藤田 裕司君 |
東京都技監都市整備局長兼務 | 上野 雄一君 |
政策企画局長 | 中嶋 正宏君 |
総務局長 | 黒沼 靖君 |
財務局長 | 潮田 勉君 |
警視総監 | 大石 吉彦君 |
政策企画局国際金融都市戦略担当局長 | 児玉英一郎君 |
デジタルサービス局長 | 寺崎 久明君 |
主税局長 | 砥出 欣典君 |
生活文化局長 | 野間 達也君 |
オリンピック・パラリンピック準備局長 | 中村 倫治君 |
環境局長 | 栗岡 祥一君 |
福祉保健局長 | 吉村 憲彦君 |
福祉保健局健康危機管理担当局長 | 初宿 和夫君 |
産業労働局長 | 村松 明典君 |
消防総監 | 清水 洋文君 |
建設局長 | 中島 高志君 |
港湾局長 | 古谷ひろみ君 |
会計管理局長 | 堤 雅史君 |
交通局長 | 内藤 淳君 |
水道局長 | 浜 佳葉子君 |
下水道局長 | 神山 守君 |
都民安全推進本部長 | 國枝 治男君 |
住宅政策本部長 | 榎本 雅人君 |
病院経営本部長 | 西山 智之君 |
中央卸売市場長 | 河内 豊君 |
選挙管理委員会事務局長 | 桃原慎一郎君 |
人事委員会事務局長 | 武市 玲子君 |
監査事務局長 | 岡安 雅人君 |
労働委員会事務局長 | 鈴木 勝君 |
収用委員会事務局長 | 後藤 啓志君 |
十月十三日議事日程第六号
第一 議員提出議案第十八号
東京都児童育成手当に関する条例の一部を改正する条例
第二 第百六十号議案
東京都地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例
第三 第百九十二号議案
地方独立行政法人東京都立病院機構定款について
第四 第百六十四号議案
東京都個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
第五 第百六十五号議案
東京都特定個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
第六 第百五十八号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)
第七 第百六十一号議案
職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
第八 第百六十二号議案
東京都職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第九 第百七十八号議案
東京都しごとセンター(三)改修工事請負契約
第十 第百七十九号議案
東京消防庁本所消防署緑出張所庁舎(仮称)(三)改築工事請負契約
第十一 第百八十号議案
東京消防庁福生消防署庁舎(三)改築工事請負契約
第十二 第百八十一号議案
都立南多摩地区特別支援学校(仮称)(三)新築工事請負契約
第十三 第百八十二号議案
東京アクアティクスセンター(三)改修工事その二請負契約
第十四 第百八十三号議案
都営住宅三H─一〇二西(村山)工事請負契約
第十五 第百八十四号議案
都営住宅三H─一二〇東(江戸川区西瑞江四丁目第四)工事請負契約
第十六 第百八十五号議案
都営住宅三H─一〇三東(板橋区板橋富士見町)工事請負契約
第十七 第百八十六号議案
都営住宅三H─一二七東(江東区亀戸七丁目)工事その二請負契約
第十八 第百八十七号議案
東京都しごとセンター(三)改修電気設備工事請負契約
第十九 第百八十八号議案
東京都しごとセンター(三)改修空調設備工事請負契約
第二十 第百八十九号議案
中川護岸耐震補強工事(その五十)請負契約
第二十一 第百九十号議案
新中川護岸耐震補強工事(その十二)請負契約
第二十二 第百九十四号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十六号)
第二十三 第百六十三号議案
東京都情報公開条例の一部を改正する条例
第二十四 第百六十六号議案
東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
第二十五 第百六十七号議案
東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例
第二十六 第百六十八号議案
東京都雨水貯留浸透施設及び保全調整池の標識の設置の基準に関する条例の一部を改正する条例
第二十七 第百五十九号議案
令和三年度東京都病院会計補正予算(第三号)
第二十八 第百九十一号議案
備蓄用抗インフルエンザウイルス薬の売払いについて
第二十九 第百六十九号議案
東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例の一部を改正する条例
第三十 第百七十号議案
都道における移動等円滑化の基準に関する条例の一部を改正する条例
第三十一 第百七十一号議案
東京都公共下水道及び流域下水道の構造並びに終末処理場の維持管理の基準に関する条例の一部を改正する条例
第三十二 第百七十二号議案
東京都公安委員会委員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
第三十三 第百七十三号議案
警視庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第三十四 第百七十四号議案
東京都高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等の基準に関する条例の一部を改正する条例
第三十五 第百七十五号議案
東京都水上安全条例の一部を改正する条例
第三十六 第百七十六号議案
公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例
第三十七 第百七十七号議案
東京消防庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第三十八 地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した令和三年度東京都一般会計補正予算(第十三号)の報告及び承認について
議事日程第六号追加の一
第一 東京都副知事の選任の同意について(三財主議第三七五号)
第二 東京都副知事の選任の同意について(三財主議第三七六号)
第三 議員提出議案第二十号
私学振興に関する意見書
午後一時開議
○議長(三宅しげき君) これより本日の会議を開きます。
○議長(三宅しげき君) まず、議事部長をして諸般の報告をいたさせます。
○議事部長(広瀬健二君) 知事より、東京都が出資または債務保証等をしている法人の経営状況について、東京都公立大学法人外三十七法人の説明書類の提出がありました。
また、地方独立行政法人の業務実績評価について、東京都公立大学法人外二法人の評価書の提出がありました。
次に、地方独立行政法人の中期目標期間の終了時に見込まれる業務実績評価について、東京都公立大学法人の評価書の提出がありました。
次に、地方独立行政法人の中期目標に係る業務実績評価について、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターの評価書の提出がありました。
次に、令和三年第一回定例会において採択された請願・陳情の処理経過及び結果について報告がありました。
(別冊参照)
○議長(三宅しげき君) 次に、日程の追加について申し上げます。
議員より、議員提出議案第二十号、私学振興に関する意見書、知事より、東京都副知事の選任の同意について二件がそれぞれ提出されました。
これらを本日の日程に追加いたします。
○議長(三宅しげき君) 次に、文書質問について申し上げます。
お手元配布の文書質問事項表のとおり、質問の通告がありました。
本件は、直ちに執行機関に送付いたしておきました。
なお、本件答弁書は、速やかに提出されるよう希望いたしておきます。
氏名 | 件名 |
森澤恭子君 | 感染拡大防止と経済活動の両立について ほか |
松田りゅうすけ君 | 補正予算について ほか |
上田令子君 | 教育政策について ほか |
漢人あきこ君 | 都市計画道路小金井三・四・一号線及び小金井三・四・一一号線について ほか |
岩永やす代君 | 特別支援教育について ほか |
関口健太郎君 | 都立高井戸公園について |
中田たかし君 | 青山病院跡地の利用について ほか |
アオヤギ有希子君 | 都内の残土・盛土の状況について |
福手ゆう子君 | 災害時の聴覚障害者への情報提供の在り方と手話通訳者の労働と健康について |
原のり子君 | 障害児の「保育の必要性」認定について ほか |
竹井ようこ君 | 小平市における道路等の課題について ほか |
阿部祐美子君 | 学校における発声障害への理解促進について |
池川友一君 | 学校における一人一台端末について ほか |
宮瀬英治君 | コロナ対策について ほか |
尾崎あや子君 | 柳瀬川の護岸整備について ほか |
中村ひろし君 | 新型コロナウイルス感染症対策について ほか |
○議長(三宅しげき君) これより日程に入ります。
日程第一から第三十八まで、議員提出議案第十八号、東京都児童育成手当に関する条例の一部を改正する条例外議案三十六件、専決一件を一括議題といたします。
本案に関する委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
朗読は省略いたします。
厚生委員会議案審査報告書
議員提出議案第十八号
東京都児童育成手当に関する条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を否決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
厚生委員長 おじま紘平
東京都議会議長 三宅しげき殿
総務委員会議案審査報告書
第百六十号議案
東京都地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
総務委員長 鈴木あきまさ
東京都議会議長 三宅しげき殿
厚生委員会議案審査報告書
第百九十二号議案
地方独立行政法人東京都立病院機構定款について
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
厚生委員長 おじま紘平
東京都議会議長 三宅しげき殿
文教委員会議案審査報告書
第百六十四号議案
東京都個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
第百六十五号議案
東京都特定個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
文教委員長 白戸 太朗
東京都議会議長 三宅しげき殿
総務委員会議案審査報告書
第百五十八号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中
歳出─総務委員会所管分
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
総務委員長 鈴木あきまさ
東京都議会議長 三宅しげき殿
財政委員会議案審査報告書
第百五十八号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中
予算総則
歳入
歳出─財政委員会所管分
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
財政委員長 山加 朱美
東京都議会議長 三宅しげき殿
文教委員会議案審査報告書
第百五十八号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中
歳出─文教委員会所管分
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
文教委員長 白戸 太朗
東京都議会議長 三宅しげき殿
厚生委員会議案審査報告書
第百五十八号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中
歳出─厚生委員会所管分
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
厚生委員長 おじま紘平
東京都議会議長 三宅しげき殿
経済・港湾委員会議案審査報告書
第百五十八号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中
歳出─経済・港湾委員会所管分
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
経済・港湾委員長 細田いさむ
東京都議会議長 三宅しげき殿
総務委員会議案審査報告書
第百六十一号議案
職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
第百六十二号議案
東京都職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
総務委員長 鈴木あきまさ
東京都議会議長 三宅しげき殿
財政委員会議案審査報告書
第百七十八号議案
東京都しごとセンター(三)改修工事請負契約
第百七十九号議案
東京消防庁本所消防署緑出張所庁舎(仮称)(三)改築工事請負契約
第百八十号議案
東京消防庁福生消防署庁舎(三)改築工事請負契約
第百八十一号議案
都立南多摩地区特別支援学校(仮称)(三)新築工事請負契約
第百八十二号議案
東京アクアティクスセンター(三)改修工事その二請負契約
第百八十三号議案
都営住宅三H─一〇二西(村山)工事請負契約
第百八十四号議案
都営住宅三H─一二〇東(江戸川区西瑞江四丁目第四)工事請負契約
第百八十五号議案
都営住宅三H─一〇三東(板橋区板橋富士見町)工事請負契約
第百八十六号議案
都営住宅三H─一二七東(江東区亀戸七丁目)工事その二請負契約
第百八十七号議案
東京都しごとセンター(三)改修電気設備工事請負契約
第百八十八号議案
東京都しごとセンター(三)改修空調設備工事請負契約
第百八十九号議案
中川護岸耐震補強工事(その五十)請負契約
第百九十号議案
新中川護岸耐震補強工事(その十二)請負契約
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
財政委員長 山加 朱美
東京都議会議長 三宅しげき殿
財政委員会議案審査報告書
第百九十四号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十六号)中
予算総則
歳入
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
財政委員長 山加 朱美
東京都議会議長 三宅しげき殿
経済・港湾委員会議案審査報告書
第百九十四号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十六号)中
歳出─経済・港湾委員会所管分
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
経済・港湾委員長 細田いさむ
東京都議会議長 三宅しげき殿
文教委員会議案審査報告書
第百六十三号議案
東京都情報公開条例の一部を改正する条例
第百六十六号議案
東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
文教委員長 白戸 太朗
東京都議会議長 三宅しげき殿
都市整備委員会議案審査報告書
第百六十七号議案
東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例
第百六十八号議案
東京都雨水貯留浸透施設及び保全調整池の標識の設置の基準に関する条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
都市整備委員長 宮瀬 英治
東京都議会議長 三宅しげき殿
厚生委員会議案審査報告書
第百五十九号議案
令和三年度東京都病院会計補正予算(第三号)
第百九十一号議案
備蓄用抗インフルエンザウイルス薬の売払いについて
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
厚生委員長 おじま紘平
東京都議会議長 三宅しげき殿
経済・港湾委員会議案審査報告書
第百六十九号議案
東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
経済・港湾委員長 細田いさむ
東京都議会議長 三宅しげき殿
環境・建設委員会議案審査報告書
第百七十号議案
都道における移動等円滑化の基準に関する条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
環境・建設委員長 曽根はじめ
東京都議会議長 三宅しげき殿
公営企業委員会議案審査報告書
第百七十一号議案
東京都公共下水道及び流域下水道の構造並びに終末処理場の維持管理の基準に関する条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月八日
公営企業委員長 大山とも子
東京都議会議長 三宅しげき殿
警察・消防委員会議案審査報告書
第百七十二号議案
東京都公安委員会委員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
第百七十三号議案
警視庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第百七十四号議案
東京都高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等の基準に関する条例の一部を改正する条例
第百七十五号議案
東京都水上安全条例の一部を改正する条例
第百七十六号議案
公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例
第百七十七号議案
東京消防庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
本委員会は、十月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月八日
警察・消防委員長 小磯 善彦
東京都議会議長 三宅しげき殿
経済・港湾委員会専決処分審査報告書
地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した令和三年度東京都一般会計補正予算(第十三号)の報告及び承認について
本委員会は、十月六日付託された右専決処分を審査の結果、承認すべきものと決定したので報告します。
令和三年十月十一日
経済・港湾委員長 細田いさむ
東京都議会議長 三宅しげき殿
○議長(三宅しげき君) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
二十一番土屋みわさん。
〔二十一番土屋みわ君登壇〕
○二十一番(土屋みわ君) 東京都議会自民党を代表し、本定例会に付託された知事提案の全議案に賛成し、議員提出議案に反対の立場で討論を行います。
九月三十日に緊急事態が解除され、先週木曜日に開かれた東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議では、医療提供体制は十か月ぶりに最も高い警戒レベルから一段階引き下げられました。感染状況についても二週連続で引き下げられ、四段階の二段階目となっています。今後、感染再拡大への準備を怠ることなく、都民生活、都内経済の回復への歩みを進めていくことが必要です。
そのためにも、区市町村との連携を強化し、三回目接種への体制整備を進めるとともに、自宅療養者へのきめ細かい支援、臨時医療施設の整備、医療人材の確保など、感染再拡大への備えを着実に進めていくことが必要です。
同時に、コロナ禍で職を失った方の再就職支援と中小企業の人材確保、そして、飲食事業者、宿泊施設、観光業者への経営支援など、都内の経済回復を後押しすることも重要です。
コロナ対策と生活、経済の回復、この二つを、感染状況の推移を注視しながら計画的に推進していくことを要望しておきます。
あわせて、現在実施中のリバウンド防止措置も含め、都の対策にご協力いただいている事業者の方々への迅速な協力金や給付金の支給を強く求めておきます。
コロナ禍という厳しい状況の中ではありましたが、オリンピック・パラリンピックを無事開催し、アスリートはもとより、世界から多くの感動の声が寄せられました。
東京大会に関する我が会派の質問に対して、小池知事も、世界中から多くのアスリートにお越しをいただいて、コロナによって分断された世界をスポーツの力で一つにして、世界中の人々に勇気と感動を届けることができました、大会の取組をコロナ禍における社会経済活動のレガシーとして発展させてまいりますと答弁されています。
参加いただいた世界各国のアスリートはもとより、ボランティアの皆様をはじめ、大会関係者のご努力に心からの敬意と感謝を申し上げます。
この大会のレガシーの一つが多様性に富む社会の実現です。障害者と健常者がパラスポーツを通じて交流する機会の提供など、スポーツの世界で共生社会の実現に向けた一歩を踏み出していくべきです。
また、大会をビジネスチャンスに結びつけることを目指したビジネスチャンス・ナビの取組を引き続き強化していくことで、都内中小企業支援につなげていくことも必要です。
そして、コロナ禍にあって、予定した文化事業が中止や縮小を余儀なくされる中、動画の作成、放映など、新しい文化発信への取組も行われました。その成果だけでなく、できなかった文化事業も含めて、今後のレガシーとして都の文化施策にしっかりと生かしていくことも強く求めておきます。
十月七日の午後十時四十一分に発生した千葉県北西部の地震では、日暮里・舎人線が脱線し、通勤通学に大きな影響が出ました。また、水道管には破裂や損傷はなかったものの、都内二十三か所で漏水も発生いたしました。いずれも復旧していますが、いつやってくるかもしれない災害への備えは、まさに待ったなしということを改めて実感しました。
都は、首都直下地震や激甚化する風水害などを想定し、災害対応力強化に取り組んでいますが、一千四百万の都民が暮らす東京が大規模災害に備えるには、被害の発生を前提にした上で、具体的で実効性のある広域避難体制を構築しておくことが必要不可欠です。
そのため、都内区市町村や首都圏の近隣自治体との連携推進に向けて、都が主体的に取り組むよう強く要請しておきます。
国は、二〇五〇年の地球温暖化対策のための脱炭素社会実現に向け、エネルギー基本計画案を取りまとめました。
都も二〇五〇年の脱炭素社会実現を目指し、二〇三〇年の温室効果ガス五〇%削減を掲げていますが、具体的にどのような施策で、どの程度削減を行って目標を達成するのか、その道筋は具体的に示されていません。
そうした中、さきの我が会派の代表質問に対し、住宅など一定の新築建築物への太陽光発電設備の導入義務化を検討するとの答弁がありました。
マンションなど共同住宅が多い東京の住宅事情を勘案し、実効性のある環境対策となるよう取り組んでいくことを求めておきます。
コロナ後を見据えた東京の発展には、デジタル化は極めて重要な課題です。都のデジタル化が行政の在り方や都民生活に大きな影響を与える施策である以上、取組の内容や都民生活への影響などを幅広い年齢層の方にしっかりとご理解いただくことが必要です。
我が会派のデジタルツインの取組と方向性に関する質問に対し、宮坂副知事は、東京を世界で最も便利で生活満足度の高い都市へと進化させていくと答弁されました。
デジタル化がどのような形で生活満足度向上につながっていくのか、デジタル機器に不慣れな高齢者も含め、多くの都民に具体的に分かりやすく説明することの重要性を指摘しておきます。
本定例会では、都立、公社十四病院の地方独立行政法人化に向けて、都の地方独立行政法人評価委員会条例を改正する条例と、東京都立病院機構の定款がそれぞれ提案されています。
コロナ禍の中、十四病院が連携し、患者受入れなど率先して取り組んでいるときに独法化の手続を進めることの意義について、知事は、独法化によって柔軟な病院経営を可能にし、感染症医療提供体制を一層強化することを目指す、十四病院のスケールメリットを生かすことで、より効果的な医療の展開が可能になると答弁されました。
そして、定款には、行政的医療の安定的かつ継続的な提供、地域医療充実への貢献に加え、災害及び公衆衛生上の緊急事態等への対処、緊急時における知事の要求への対応も明記されています。
独法化の意義を都民に改めて分かりやすく説明しながら、必要な手続を着実に進めていくよう要望しておきます。
本年七月の国の交通政策審議会において、地下鉄八号線、品川地下鉄の事業化に向けた道筋とメトロ株売却の方針が答申されました。我が会派の働きかけで設置された国と都の実務者協議会の取組もあり、このような答申がなされたものと理解しています。
都においても、この機を捉え、国と連携して実現に向けて取り組んでいくべきです。
コロナ後の生活と経済の再生を支える行政施策の充実も重要となります。一昨年に改正された担い手三法を踏まえ、都内中小事業者の受注機会の確保に向けて、最低制限価格制度の本格実施も含め、入札契約制度の改正が欠かせません。
そして、今年三月、障害者の法定雇用率が二・二%から二・三%に引き上げられました。中小企業における障害者雇用の促進には東京都のサポートが必要であり、さらなる取組の強化を要望しておきます。
待機児童対策など保育事業の改善が進む一方で、保育園の先、小学生の放課後の居場所づくりなど、子供を孤立させないための環境確保が喫緊の課題です。
同時に、三百万人を超える高齢者への介護サービスを支える介護人材の確保も待ったなしです。
このほか、特別支援教育の充実に向けた第百八十一号議案、都立南多摩地区特別支援学校の新築工事請負契約、東京辰巳国際水泳場を通年のアイスリンクとして整備する第百八十二号議案、東京アクアティクスセンター改修工事請負契約をはじめ、都営住宅の改修、河川の護岸耐震補強工事など、都民生活の向上、災害対応力の強化に向けた各種事業を着実に進めていくよう要望いたします。
都議会自民党は、コロナ感染症対策と都民生活、都内経済の回復という二つの大きな課題解決に向けて、東京の実態を踏まえた実効性のある施策の実現にしっかりと全力で取り組んでいくことをお誓い申し上げ、討論を終わります。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 十一番成清梨沙子さん。
〔十一番成清梨沙子君登壇〕
○十一番(成清梨沙子君) 都民ファーストの会東京都議団を代表し、知事提出の全議案に賛成し、議員提出議案第十八号に反対の立場から討論を行います。
過去最大の感染拡大となった第五波を乗り越え、九月末で緊急事態宣言が解除されました。この間の医療体制の逼迫を踏まえ、感染状況が落ち着いている間に、次の感染拡大に備えた運用改善や病床、医療人材の確保など、体制を整えなければなりません。
また、感染拡大の第六波をできる限り生じさせない取組に加え、感染の再拡大を予防しながら経済を再開していくことが極めて重要です。事業者の皆様をはじめとして、多くの都民の皆様のご理解とご協力をいただきながら施策を進めていかなければなりません。
私たちが求めて実現をした、都で独自に加算、拡充を行っている月次支援給付金について、国の支援延長に伴い、十月まで期間を延長するとしたことを評価します。今後も経済回復には時間がかかる中で、影響の大きな事業者や都民に対する支援を継続していくよう求めます。
また、東京都も国に強く求めています年間約七千六百億円の都税を取り戻し、世帯年収に応じた給付を行う東京コロナケアや、一定の所得以下の世帯の学生に対する通信費支援など、新たな支援策についても提案をしました。長期化するコロナとの闘いの中でも、将来への希望を持って暮らしていけるよう、こうした新たな支援策の検討、実現を強く求めます。
都内のワクチン接種率は、十月十日時点で二回接種まで完了した方が十二歳以上人口の六八・八%となりました。しかしながら、世代ごとの接種率にはいまだ大きな開きがあり、若年層への接種が加速するよう対応を求めます。
今後、三回目の接種、いわゆるブースター接種が必要となると見込まれる中で、東京、大阪などの感染拡大リスクのより大きい大都市圏で遅滞なく接種が進められるよう、必要なワクチンが優先的に確保、配分されるよう国に対して求めるとともに、早期の接種体制の構築を求めます。
早期投与により、重症化を防ぐ効果が高いとされる抗体カクテル療法の活用は、命を救うという面のみならず、病床負荷の軽減という観点でも重要な武器となります。さきの臨時議会で、私たちの求めに応じ、都の設置した酸素ステーションにおいても抗体カクテル療法を利用できるようにしたことを評価します。
また、私たちは、訪問診療においても利用できるよう、国と共に運用体制を整えるべきと指摘しており、対応の加速を求めます。
次に、都政の諸課題への取組について申し上げます。
さきの定例会では、都として同性パートナーシップ制度の検討を進めていく方針が知事から示されました。また、私たちが求めてきた性自認、性的指向に関する大規模実態調査が今年度実施される予定です。丁寧な調査やヒアリングを実施し、利用者のニーズを正確に把握して、制度設計に反映するよう求めます。
また、最近は、性的マイノリティーのカップルで子育てをする家庭も増えてきており、お子さんも含めたファミリーシップ証明についても制度設計を求めます。
新型コロナウイルスの影響により、部活動や修学旅行、体育祭など学校の課外活動が中止や延期を余儀なくされています。しかし、こうした行事は一生に一度の思い出であり、本来、子供たちのかけがえのない体験となります。他自治体の例も参考に、都としても部活動や修学旅行などの教育活動を安全に行えるよう、PCR検査を活用した取組を求めます。
来年度より、都立高校でも一人一台のデジタル端末を活用した情報教育が始まります。端末を購入する保護者の負担は大きな課題であることから、負担軽減策を求め、都で購入費用を補助する支援策を検討しているとの答弁がありました。適切な支援策の構築を求めます。
加えて、今後のスマート・スクール・プロジェクトにおいて必要な事業は、生徒の学びの質の向上に資する仕様を追求するとともに、競争性、透明性の確保された形で実施するよう求めます。
法改正による相続時の不動産登記義務化については、都民生活に重大な影響を及ぼす内容です。私たちの代表質問に対して、関係局と連携し、関係団体の協力も得ながら周知に努めていくと答弁がありましたが、司法書士等の専門家の活用を行い、周知徹底を進めるとともに、特に不動産の適正管理の促進、生前からの財産整理、遺産分割の促進など、専門家と連携した相談支援についても実現を求めます。
大規模災害が頻発する中、地域防災力の要である消防団員の確保は重要です。私たちの代表質問に対し、特別区の消防団員が災害に従事した場合に支給する金額等の妥当性を検討していると知事の答弁がありました。報酬の向上などのさらなる待遇改善を行い、団員の確保を強化するよう求めます。
住宅等の新築建築物への太陽光発電設備の導入義務化の検討については、ゼロエミッション東京の実現に向けた取組として非常に重要である一方で、都民や事業者の理解を得られるよう丁寧な対応が必要です。
私たちの代表質問に対して、関係団体等様々な立場の方から意見を聞きながら、義務の対象や内容、支援の在り方などについて議論を深めていくと知事の答弁がありました。特に、都民負担の軽減や事業者の適切な対応を促すよう、支援策について、義務化に併せて導入できるよう対応を求めます。
また、都立施設、都立学校、区市町村立学校などの公共の建築物において、率先して太陽光発電設備が設置されるよう、新たな取組を求めます。
次に、開催を終えた東京オリンピック・パラリンピック競技大会について申し上げます。
これまで私たちは、大会経費の事後検証が可能となるよう、五輪文書保管条例の制定を推進し、都議会で可決、成立させてきました。大会経費の精査を進めるとともに、事後検証が必要となった際にも対応できるよう、本条例に基づいて文書の保存を徹底すべきであり、改めて対応を求めます。
あわせて、大会収支の不足が見込まれる以上、共同実施事業以外の全ての事業についても、組織委員会の調達、収支の透明性の向上が必要不可欠です。調達方式の決定プロセス、全体の三割以上を占めている特命随意契約の内容の妥当性について、都として専門家も起用して検証するよう求めます。
レガシーの継承として、トーチ、メダル、表彰台などのアーカイブ資産を散逸させることなく集積し、例えば、都有施設などで展示することや、区市町村の巡回展示などを求めます。また、都内各自治体ゆかりのアスリートと子供たちの交流など、オリンピック・パラリンピック教育をレガシーとする取組を求めます。
加えて、大会を契機にパラリンピックの理念を広く社会に浸透させていくため、パラスポーツの活動場所の確保支援や体験機会の提供、ボッチャ大会などの開催といった新たな取組を求めます。
代表質問の中でも指摘をしましたが、開会式放送時の反省点も踏まえて、今後、国民的行事を含め、広く社会全般において手話を必要とする人に情報が確実に伝わる形で手話通訳が付されるよう、手話言語条例の制定を求めます。
大会の準備過程では、女性蔑視や多様性への理解の欠如、大会運営や経費の透明性など、様々な日本の課題が明らかになったのも事実です。一方で、東京は世界初となる二度目の夏季パラリンピックを開催した都市となりました。
こうしたレガシーや反省点を生かし、大会コンセプトである多様性と調和、ダイバーシティ・アンド・インクルージョンを社会全体に推し進めて、東京の成熟と成長につなげていかなければなりません。
国は、デジタル庁を発足させましたが、東京都は先んじてデジタルサービス局を中心に、デジタル化を強く推進してきました。また、脱炭素社会の実現に向けても、都は国より早く、二〇五〇年までのCO2排出実質ゼロを目標と掲げ、施策を強化してきました。
日本はもはや先進国ではないという不都合な真実から目を背けるのではなく、また批判ばかりに明け暮れるのでもなく、東京が日本全体をリードしなければ、日本全体が沈没してしまうという強い危機感を持って都政を進めていかなければなりません。
新たな任期を迎え、私たちは、まずは新型コロナウイルス感染症の克服に全力で取り組んでいくとともに、一人一人の人を中心に、デジタル、グリーン、そしてダイバーシティ・アンド・インクルージョンを軸として、東京、そして日本が世界と伍していくための課題解決を実現していく決意を申し上げ、都民ファーストの会東京都議団を代表しての討論を終わります。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 六十番加藤雅之君。
〔六十番加藤雅之君登壇〕
○六十番(加藤雅之君) 都議会公明党を代表し、知事提出の全議案に賛成の立場から討論を行います。
初めに、令和三年度一般会計補正予算及び病院会計補正予算について申し上げます。
都は、我が党の現場目線の要請をしっかりと受け止め、コロナ対策として、重点医療機関等医療チーム派遣事業や抗体カクテル療法を受ける患者の搬送、中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業など、国庫支出金に加えて基金を有効に活用し、総額五千七百億円を超える補正予算が機動的に編成されたことを評価いたします。
引き続き、第六波に備えて医療提供体制の確保に万全を期しつつ、経済の本格的な再生に向けた対策を、時機を逸することなく講じていくことを強く求めるものであります。
次に、オリンピック・パラリンピックについて申し上げます。
今大会については、世論調査で七〇%の方が開催を評価し、特にパラリンピックでは、アスリート一人一人の障害に向き合う力強い姿や生きざまに多くの感動の声が寄せられました。
都議会公明党は、さきの代表質問において、バリアフリーによるまちづくりの推進、選手強化のための練習環境等のさらなる充実など、四点について都の見解を求めました。また、大会経費や大会開催に伴う都負担について、赤字が出た場合には、国に応分の負担を求めるべきことを主張いたしました。
都は、バリアフリーのハード、ソフト両面の取組を進め、ユニバーサルデザインのまちづくりをより一層推進していくこと、また、味の素スタジアム内の施設を練習拠点として整備するほか、海外遠征など、競技活動の支援も検討することなどを明らかにしました。
都の負担について、知事は、現在、組織委員会において収入、支出両面の精査を進めているところであり、今後とも都民、国民の理解が得られるよう取り組む考えを明らかにしました。コロナ禍という非常時での開催であったことを踏まえ、赤字が出た場合には、国に応分の負担を求めるべきと強く求めておきます。
都議会公明党は、これまで文化プログラムの推進に力を入れ、コロナ禍での経験を生かした新たな文化政策の検討を求めてきました。
さきの代表質問においては、大会の重要な一翼を担う文化プログラムの成果とコロナ禍での経験を生かした今後の文化政策について都の見解を求め、これに対し都は、今年度策定する文化戦略において、文化プログラムの成果とコロナ禍で得た経験や知見から、文化への参加機運が都民や地域に一層根づくための施策等を盛り込み、芸術文化都市東京の実現に取り組むことを明らかにしました。
コロナ禍で外出自粛や休業要請などによる心労が広まる中で、心を豊かにする文化活動を一層推進するよう強く求めておきます。
次に、医療提供体制の強化についてです。
再度の感染拡大に備え、これまでの取組の総点検と体制の再構築、強化を図ることが重要です。
都議会公明党の質問に対し、知事は、病床の確保に加え、酸素・医療提供ステーションを増床するとともに、抗体カクテル療法の実施やオンライン診療などの取組をスピード感を持って進めるとともに、これまでの様々な対策の総点検と体制の再構築、強化を図ると答弁しました。
子供の感染拡大を防ぐための保育所や放課後等デイサービス等におけるPCR検査の支援などを推進することも含め、都の迅速な対応を強く求めます。
緊急事態宣言解除後の出口戦略として、都議会公明党は、繁華街の入り口において短時間で結果が出る検査を行い、陰性であれば来店を認め、営業時間も元に戻すというモデル事業を商店街で実施し、成果を検証した上で、本格的にこのスキームを実施すべきと主張しました。
これに対し都は、商店街が様々なガイドラインに基づいて実施する取組に加え、PCR検査やワクチンの接種済証を活用した商店街の主体的な取組の支援を検討する考えを明らかにしました。早期に検討を進めるよう強く求めるものです。
若者の奨学金返済負担軽減と中小企業人材確保についての都議会公明党の提案に対し、都は、本定例会に奨学金の負担軽減を行うことによる中小企業の人材を確保する事業の補正予算を計上しました。
知事は、本事業について、中小企業にとっても、将来的に中核を担う優秀な人材の確保につながる効果的な取組であり、コロナ禍において早急なサポートが必要との考え方に立ち、来年度の採用活動に間に合うよう、今年度中に対応を開始することを明らかにしたことは画期的なことと考えます。
コロナ禍で不安を感じている学生支援と中小企業の人材不足を支援するため、迅速に取組を進めるよう強く求めるものであります。
次に、チャレンジエイトへの取組についてです。
都議会公明党は、今回の都議選で、全世代の都民の安全・安心を目指し、東京の未来を開く政策チャレンジエイトを強く主張し、多くの都民から期待と賛同をいただきました。今回の任期四年間では、総力を挙げてチャレンジエイトの実現に取り組む決意であります。
チャレンジエイトについて、知事は、全世代、多岐にわたる分野において、子供から高齢者まで、一人一人の暮らしをきめ細かく支えるための、人を大切にする視点に立ったものと理解しており、今後とも建設的な議論を積み重ねながら、人が輝く東京を創り上げていきたいとの見解を示しましたが、実現に向けてしっかり取り組むよう申し上げておきます。
このほか、情報モラル教育の強化、高校一人一台端末の整備に向けた取組と支援などについて見解を求め、都からは、いずれも前向きな答弁を得たところであります。
最後に、都立、公社病院の独法化について申し上げます。
今定例会には、定款が議案として提出されています。我が党は、なぜ今、独法化を進める必要があるのかを都民に分かりやすく説明すること、特に重要な行政的医療の役割を担い続けるために財政的裏づけが必要なこと、独法化がもたらす人材確保の効果、さらには独法化後の議会の関与が可能となるような都庁内の体制構築を強く求めてきました。
これに対し知事は、将来にわたって都民に必要な医療を安定的、継続的に提供できるよう、法人設立後もこれまでと同様に、都が確実に財源を措置していくと明言し、独法化後の都の所管組織についても、法人が行政的医療提供の役割などを的確に果たせるよう、運営支援の役割を担うとの考えを示しました。
また、都からは、感染症に備えて、より柔軟な人材確保が可能になることや、職員が働きやすい勤務時間制度、人事給与制度を構築するとの明確な方針が示されました。
独法化による今後の病院改革を、都民の安全・安心をより一層高める改革へとつなげていくため、着実な取組を強く求めるものであります。
一方、共産党は、独法化により行政的医療が切り捨てられるなどと決めつけ、いたずらに不安をあおるばかりでした。しかし、不思議なことに、埼玉県議会の共産党は、県立病院の独法化について前知事時代には反対していたにもかかわらず、二〇一九年に共産党が支援した知事が当選すると態度を一変、昨年末には予算賛成の立場から独法化関連議案に賛成しました。共産党が支援した知事が進める独法化は賛成で、支援していない知事が進める独法化は何が何でも反対というのは明らかに矛盾で、ご都合主義としかいいようがありません。このことを厳しく指摘しておきます。
以上、我が党は、地域に根差したネットワークの力をさらに強化し、現場の声に真摯に耳を傾けながら、都民の暮らしを守り、経済の復興に全力で取り組んでいくことをお誓い申し上げ、都議会公明党を代表しての討論を終わります。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 五十八番原田あきら君。
〔五十八番原田あきら君登壇〕
○五十八番(原田あきら君) 日本共産党都議団を代表して、知事提出の第百九十二号議案外三議案に反対、我が党提出の条例案に賛成する立場から討論を行います。
今定例会最大の焦点は、八つの都立病院、六つの公社病院の独立行政法人化です。独法化の真の目的は都の財政支出の削減です。そのことは、独法化を提言した都立病院経営委員会委員長が、都の財政支援について、従前のままでは何のための独法化かと発言したことに明らかです。経営効率優先の運営が求められ、不採算であっても都民のために必要な行政的医療は後退します。
都が独法化した健康長寿医療センターでは、独法化後に百六十一床の病床が減らされ、患者負担の重い差額ベッドが大幅に増やされました。宮城県の独法病院では、独法化後の人手不足により、循環器・呼吸器病センターが廃止され、今、新たな統廃合方針が出されています。同じく独法化された東大病院には、差額ベッド料が一日最高二十三万円、一部屋百五十平米の超高級特別病室が造られ、海外の富裕層向けの医療ツーリズムも行われています。公立病院の在り方を変質させ、患者負担を増やす独法化を進めてはなりません。
コロナ禍で最も柔軟かつ大規模に役割を果たしているのが都立、公社病院です。都内のコロナ病床の三割に及ぶ二千床のコロナ病床を確保し、他の医療機関では受入れが難しい透析患者、妊婦、障害者などに医療を提供しています。都立、公社病院の果たしている役割は、今議会の質疑を通じてほとんどの会派が高く評価しており、独法化する理由などありません。
本会議と厚生委員会の質疑を通じて、なぜこのコロナ禍で独法化なのかという疑問に対し、東京都はまともに答えることができませんでした。都が独法化の理由とした、兼業ができないため医師が集まらなかったという事例について、我が党の質疑により、実は一事例しかなかったことが明らかにされました。そもそも兼業は可能であり、理由になっていません。
専門看護師が採用しづらいという理由についても、何人必要なのかも答えられず、裏づけとなるような具体的根拠を示すことができませんでした。そもそも、今年度の看護職員の定数を減らしておいて、看護師を増やせないから独法化が必要だということに何の道理もありません。
都立、公社病院のコロナ対応で、独法化しなければ解決できない重大な不都合が何かあったのかという我が党の問いにも、都は答えることができませんでした。何ら不都合はないんです。それが今定例会の質疑の結果です。
独法化の定款に、緊急事態のときなどは都の指揮の下、必要な業務を行うと規定されていましたが、何ら実効性はありません。国立病院機構など国の独法病院や、都の健康長寿医療センターにも同様の規定がありますが、第五波のコロナ対応で、この規定に基づく要請は一度も行われていません。単なる空手形ではありませんか。
小池知事は、第一回定例会に定款を出そうとしていましたが、コロナ対策を最優先にするとして見送りました。ところが、今議会には独法化の定款を出し、来年七月の法人設立を目指すとまで表明しました。
我が党の質疑を通じ、知事が七月の法人設立を目指す方針を決めたのは、今年八月二十七日であることが明らかになりました。この日の前日にはモニタリング会議で、現在の感染状況が続けば、医療提供体制の限界を超え、救える命が救えない事態がさらに悪化すると専門家から厳しく指摘されていました。翌二十八日には、都内の重症者数が二百九十七人と第五波のピークに達しました。
しかも、設立を七月と決めた理由は、最短のスケジュールだからというもので、病院現場がどうなっていようとも強行するというものでした。都民の命より独法化を最優先にしたことは断じて許されません。
今、独法化反対の運動が大きく広がっています。八日には都庁前の大規模な抗議行動が行われ、反対署名は二十万人を超えました。都民や職員の合意は得られていません。
コロナ禍の独法化は立ち止まるべきです。日本共産党都議団は、全ての会派の皆さんに定款を否決するよう強く呼びかけるものです。
知事、今やるべきことは、感染拡大の第六波を起こさない対策と第六波が起きたときの対策を行うことです。
第五波では、親子三人が感染し自宅療養とされ、基礎疾患のあった四十代の母親が自宅で亡くなるという痛ましいケースもありました。このような悲劇を繰り返さないためにも、感染再拡大を何度も引き起こしてきた反省に立って、対策を行うことが必要です。
第六波を防ぐために、ワクチン接種と一体に、今こそ大規模検査が必要です。我が党の質疑に対し、知事が、感染拡大を防ぐための検査体制の整備が重要との認識を示しました。抜本的な検査の拡充を求めるものです。
保育園、学童保育等で感染があった際のPCR検査実施への支援が始まり、放課後等デイサービス等への対象拡大を検討すると答弁があったことは重要です。一方で、無症状者からの感染拡大を防ぐためにも、高齢者施設等で行っているスクリーニング検査を学校や保育園等でも実施することを要望します。
都は、医療提供体制の確保について、第五波の経験を踏まえると答弁しました。そうであるなら、八月だけで百十二人ものコロナ感染者が東京で、自宅などで亡くなったという経験を踏まえ、中等症Ⅱにも対応した臨時医療施設の整備などの医療、検査体制の強化に今から取り組むよう求めます。
十分な営業補償と困窮した都民の暮らしの支援は引き続き必要です。コロナ禍で、飲食業、建設業、アパレルなど、広範な業種が大きな痛手を被っています。文化芸術分野も依然として厳しい状況に置かれています。
未来を担う学生たちの困窮と精神的な疲弊を指摘したのは、我が党だけではありません。我が党の質問に、都は、都民生活と経済活動を守るため事業者支援など必要な施策に取り組む、引き続き芸術文化活動を支援していくと答弁しました。都として具体的な対策を実施、拡充すべきです。
リバウンド防止期間の直前になって、感染対策の点検を受けている店と受けていない店でアルコール提供や営業時間に差をつける差別的対応に、多くの事業者から怒りと困惑の声が上がっています。点検を受けていない理由の多くは、要請に応じて休業していたからであり、事業者の責任ではありません。こうした対応の是正を求めます。
我が党が提出した条例案は、コロナ禍で苦しむひとり親家庭に対する児童育成手当を月額一万三千五百円から二千円引き上げるものです。ご賛同を呼びかけるものです。
七日に発生した震度五強の地震は、都内各地で水道設備からの漏水、多数の帰宅困難者の発生、日暮里・舎人ライナーの脱輪事故など多くの被害をもたらし、地震に対する東京都の脆弱性があらわになりました。今回の被災を検証し、首都直下型地震に備え、ライフラインの総点検、住宅耐震、避難所の拡充などについて、早急に取組を求めておきます。
コロナ禍で開催された東京オリ・パラ大会は、都民にとって手放しで喜べるものにはなりませんでした。開催都市の過大な財政負担、商業主義によるゆがみ、IOCとの不平等な関係、女性蔑視発言など多くの課題が指摘されていますが、知事は、課題があるとも検証するともいいませんでした。
東京の真夏を温暖な気候と偽り、選手七十五人が熱中症になった問題、さらには弁当やマスク等の大量廃棄、コロナの感染拡大など、検証すべき多くの課題や問題点が残りました。負のレガシーを含めて全面的に検証すべきです。
都議会で野党第一党の日本共産党は、七月の都議選で十九議席に前進させていただき、野党共闘も発展しました。この力を生かして都政を変えるとともに、目前の総選挙では、日本共産党の躍進と市民と野党の共闘勝利で、人々の命や暮らしを軽んじる政治を終わらせ、政権交代を実現するために力を尽くす決意を申し上げ、討論を終わります。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 七十六番風間ゆたか君。
〔七十六番風間ゆたか君登壇〕
○七十六番(風間ゆたか君) 東京都議会立憲民主党を代表して、知事提出の議案のうち、第百六十号議案及び第百九十二号議案に反対、その他の議案に賛成するとともに、議員提出議案第十八号に反対の立場から討論を行います。
初めに、第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)について申し上げます。
これまで約一年半にわたって新型コロナウイルスへの感染抑止の努力が続けられてきましたが、去る十月一日に緊急事態措置が解除されました。ワクチン接種率もようやく先進諸国並みになりつつあります。
このようなタイミングでこそ、これまでの検証が必要であるとの私たちの質問に対して、知事からは、これまでの対策の課題を検証し、次の取組に生かしていくことで、実効性のある感染拡大防止策に万全を期していくとの答弁がありました。
改めて、検証を深め、より実効性のある感染拡大防止対策に万全を期すよう強く要望しておきます。
また、八月の第五波では、新規陽性者数や療養を必要とする人の数がいずれも都の想定を大きく超えたことを重大な課題と捉え、今後予想される第六波に備えて、同じ問題が生じないよう対策を講じる必要があります。
厚生委員会では、病床確保料の対象が空床に係る経費であるため、医療機関に入院患者を受け入れるインセンティブが働きにくい旨の答弁もありました。
都においては、制度設計の変更や改善を国に対して求めるとともに、現行制度の下でも、受入れ実績の低い医療機関への個別の働きかけなど、さらなる対応の強化が必要です。
また、保健所については一層の体制強化や入院、入所調整の効率化を図ること、宿泊療養施設については早期確保に向け、これまでに活用され、ノウハウが蓄積された施設の再活用なども必要です。
さらに、診療、相談体制については、二十四時間アクセスできるオンライン診療の提供や、土日祝日も含めた相談窓口の強化など、より充実させるよう求めます。
補正予算では、経済活動に関する事業も幾つか盛り込まれました。感染拡大防止協力金でも再三指摘してきましたが、中小企業等感染症助成事業や一時支援金等受給者向け緊急支援事業などにおいても、体制強化などによるスピーディーな処理を求めます。
また、中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業については、より多くの企業、学生への周知を図るとともに、学生の不利益にならないよう慎重な制度設計とフォローアップを求めます。
さらに、点検、認証済店舗へのデジタルトランスフォーメーションによる支援強化事業については、飲食店における感染防止策の実効性を高めていくためにも、体制の拡充をはじめ、認証を取得していない店舗への働きかけなど、取組の強化を求めます。
次に、第百九十二号議案、地方独立行政法人東京都立病院機構定款について申し上げます。
都立、公社病院の独法化について、新型コロナウイルスの感染拡大を繰り返しているこの時期に性急に進める必要性については、委員会の質疑などを通じても明らかになりませんでした。
そもそも知事が独法化の方針を所信表明で述べたのは二〇一九年十二月、新型コロナウイルス感染症が国内で確認される以前のことです。都民に求められる医療体制が大きく変化した今、行政的医療における感染症医療や公衆衛生の在り方を検証し、ポストコロナ後の医療の再考を先に取り組むべきではないでしょうか。
先週九日には、岸田新総理が都立病院を視察されました。各党の政策責任者が参加した十日のNHK「日曜討論」では、自民党の高市政調会長が公立病院削減に猛反対してきたと発言していました。総選挙後には、総理も自民党政調会長も変わるかもしれませんが、今後、政府によるポストコロナ後の医療体制見直しにより、公立病院が重視される可能性もあります。
今後、都立、公社病院が独法化へ移行した後、再度都の直営に戻すことはできるのかとの委員会質問に対して、都は、再度設立団体等の職員となる場合の手続については、地方独立行政法人法上、規定されていないと答弁しています。であるならば、拙速に物事を進めるのではなく、慎重な対応が必要ではないでしょうか。
国の独法化された公的医療機関である国立病院機構、NHOと地域医療機能推進機構、JCHOとでコロナ患者の受入れが極めて少ないことが問題視されましたが、そのことに対しても検討が不十分です。
国立病院機構法と地域医療機能推進機構法は、それぞれの二十一条に、公衆衛生上重大な危害が生じ、もしくは生じるおそれがある緊急の事態に対処するため必要があると認めるときは、機構に対し、必要な業務の実施を求めることができるとの規定を定めており、また、両機構の法では、機構は、求めがあったときは正当な理由がない限り、その求めに応じなければならないとも定めています。
都は、行政的医療を担うための運営費負担金が支出されてないことが、コロナ患者受入れに非協力的な理由の一つと説明していますが、本当にそれだけが理由なのか。仮にそうだとした場合、都の運営費負担金がなければ、幾ら定款に記載しても、緊急時に機能しないのではないでしょうか。
また、かつて都立四病院が公社に移管するのに前後して、その前年度に退職した医師、看護師、その他の医療系職種の人数は計二百二十三名、移管した年度に退職した人数は計五十五名だったとの委員会答弁もありましたが、今回も独法化を契機に、貴重な医療従事者が流出してしまう可能性も否定できません。
このような観点から、私たちは百九十二号議案に反対し、同じく独法化を前提として提案されている第百六十号議案にも反対いたします。
その上で、私たちが本会議の質疑で求めたことを改めて申し上げます。
まずは、私たちが求めてきた医療や介護、保育などの現場で働く人たちの処遇改善についても、都として取組を進めるよう強く求めます。
また、子供施策についてですが、学校給食の無償化や給付型奨学金の拡充、そして今回言及のあった教育のICT化に関しては、低所得世帯への対応や私学への対応なども含めて、積極的に取り組むことを求めます。あわせて、都庁組織における子ども家庭局等の設置についても改めて求めておきます。
オリンピック・パラリンピック大会については、この間、コロナへの不安や多様性への不十分な理解、経費の無駄遣い、弁当やマスクの廃棄など様々な問題も指摘されてきました。本会議でも答弁がありましたが、知事においては、これら都民、国民の関心の高い事項も含め、しっかりと総括し、公表されることを改めて求めておきます。
加えて、無観客開催に伴う九百億円のチケット収入の減など組織委員会の赤字が見込まれていますが、大会経費については、徹底して赤字幅を圧縮するとともに、その全体像や詳細を明らかにすることも強く求めておきます。
最後に、議員提出議案第十九号、東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。
今定例会で二度目の辞職勧告決議を受けた元都民ファーストの会所属で、小池知事も応援した木下ふみこ議員への都民の声は大変厳しいものがあります。
この間、都議会立憲民主党では、議員報酬を不支給などとする条例案を検討してきました。九月二十一日の議会運営委員会理事会で条例提案の意向を報告し、その後、都民ファーストの会から賛同と共同の持ちかけがあり、九月二十九日の同理事会で条例提案するに至りました。
こうした経緯があったことから、昨日の議会運営委員会で、都議会のあり方検討会が設立されましたが、私たちは、今後も各会派の皆様とも前向きに議論を積み重ね、真の議会改革に向けて取り組んでいく所存であることを申し上げ、東京都議会立憲民主党を代表しての討論を終わります。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 以上をもって討論を終了いたします。
○議長(三宅しげき君) これより採決に入ります。
まず、日程第一、議員提出議案第十八号、東京都児童育成手当に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。
本案に関する委員会の報告は否決でありますので、原案について起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(三宅しげき君) 起立少数と認めます。よって、本案は否決されました。
○議長(三宅しげき君) 次に、日程第二及び第三、第百六十号議案、東京都地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例外議案一件を一括して採決いたします。
本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
本案は、起立により採決いたします。
本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(三宅しげき君) 起立多数と認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。
○議長(三宅しげき君) 次に、日程第四及び第五、第百六十四号議案、東京都個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例外議案一件を一括して採決いたします。
本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
本案は、起立により採決いたします。
本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(三宅しげき君) 起立多数と認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。
○議長(三宅しげき君) 次に、日程第六から第三十七まで、第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)外議案三十一件を一括して採決いたします。
本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
お諮りいたします。
本案は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。
○議長(三宅しげき君) 次に、日程第三十八、地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した令和三年度東京都一般会計補正予算(第十三号)の報告及び承認についてを採決いたします。
本件に関する委員会の報告は、承認することであります。
お諮りいたします。
本件は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり承認することに決定いたしました。
○議長(三宅しげき君) これより追加日程に入ります。
追加日程第一及び第二、東京都副知事の選任の同意について二件を一括議題といたします。
〔広瀬議事部長朗読〕
一、東京都副知事の選任の同意について二件
三財主議第三七五号
令和三年十月十三日
東京都知事 小池百合子
東京都議会議長 三宅しげき殿
東京都副知事の選任の同意について(依頼)
東京都副知事に左記の者を選任したいので、地方自治法第百六十二条の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
黒沼 靖
略歴
黒沼 靖
昭和三十六年十月二十一日生
昭和五十九年三月 一橋大学法学部卒業
昭和六十二年四月 入都
平成十三年七月 水道局新宿営業所長
平成十五年四月 水道局経理部副参事(契約事務改善担当)
平成十六年二月 水道局総務部副参事(調整担当)
平成十八年四月 総務局行政改革推進部監理団体指導課長
平成十九年四月 総務局行政改革推進部行政改革課長
平成二十年四月 総務局総務部総務課長(統括課長)
平成二十三年四月 総務局被災地支援対策担当部長
平成二十三年八月 水道局企画担当部長
平成二十四年七月 産業労働局金融監理部長
平成二十六年七月 水道局総務部長
平成二十九年八月 水道局理事(IWA世界会議準備担当)〔水道局総務部長事務取扱〕
平成三十年十月 水道局理事(経営改革担当)
令和元年七月 中央卸売市場長
令和三年四月 総務局長
三財主議第三七六号
令和三年十月十三日
東京都知事 小池百合子
東京都議会議長 三宅しげき殿
東京都副知事の選任の同意について(依頼)
東京都副知事に左記の者を選任したいので、地方自治法第百六十二条の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
潮田 勉
略歴
潮田 勉
昭和三十七年一月十八日生
昭和六十年三月 明治大学法学部卒業
昭和六十年四月 入都
平成十一年四月 労働経済局商工計画部副参事≲見本市協会派遣≳
平成十三年七月 産業労働局商工部副参事(中小企業振興対策担当)
平成十五年六月 産業労働局商工部経営革新課長
平成十六年四月 産業労働局商工部創業支援課長
平成十七年四月 財務局主計部予算第三課長
平成十八年四月 財務局主計部予算第二課長
平成十九年四月 財務局主計部財政課長(統括課長)
平成二十二年四月 港湾局参事〔株式会社東京臨海ホールディングス派遣〕
平成二十三年八月 知事本局地方分権推進部長(知事本局国政広域連携・首都調査担当部長兼務)
平成二十五年七月 財務局主計部長
平成二十七年七月 政策企画局次長(政策企画局理事(知事補佐総括担当)兼務)
平成二十九年八月 オリンピック・パラリンピック準備局長
令和二年七月 財務局長
○議長(三宅しげき君) 本件は、起立により採決いたします。
本件は、いずれも知事の選任に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(三宅しげき君) 起立多数と認めます。よって、本件は、いずれも知事の選任に同意することに決定いたしました。
○議長(三宅しげき君) 追加日程第三、議員提出議案第二十号、私学振興に関する意見書を議題といたします。
案文は、お手元に配布いたしてあります。
朗読は省略いたします。
議員提出議案第二十号
私学振興に関する意見書
右の議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第十二条第一項の規定により提出します。
令和三年十月十三日
(提出者)
北口つよし かまた悦子 石島 秀起
吉住はるお 森澤 恭子 松田りゅうすけ
上田 令子 漢人あきこ 岩永やす代
成清梨沙子 おじま紘平 もり 愛
関口健太郎 清水とし子 玉川ひでとし
竹平ちはる かつまたさとし たかく則男
鈴木 純 土屋 みわ 平田みつよし
西山 賢 星 大輔 磯山 亮
龍円あいり あかねがくぼかよ子 保坂まさひろ
米川大二郎 清水やすこ 中田たかし
斉藤 りえ アオヤギ有希子 原 純子
福手ゆう子 古城まさお 慶野 信一
細田いさむ うすい浩一 浜中のりかた
本橋たくみ 渋谷のぶゆき 林あきひろ
伊藤しょうこう 田村 利光 菅野 弘一
白戸 太朗 たきぐち学 田の上いくこ
関野たかなり 後藤 なみ 五十嵐えり
西崎つばさ 須山たかし 原 のり子
斉藤まりこ 藤田りょうこ 原田あきら
小林 健二 加藤 雅之 斉藤やすひろ
大松あきら 伊藤こういち 川松真一朗
清水 孝治 三宅 正彦 やまだ加奈子
早坂 義弘 山加 朱美 菅原 直志
平けいしょう 内山 真吾 森口つかさ
福島りえこ 藤井あきら 風間ゆたか
竹井ようこ 阿部祐美子 曽根はじめ
とくとめ道信 池川 友一 米倉 春奈
まつば多美子 中山 信行 谷村 孝彦
長橋 桂一 鈴木あきまさ こいそ 明
鈴木 錦治 ほっち易隆 松田 康将
山崎 一輝 森村 隆行 村松 一希
入江のぶこ 桐山ひとみ 本橋ひろたか
石川 良一 宮瀬 英治 藤井とものり
山口 拓 とや英津子 尾崎あや子
里吉 ゆみ あぜ上三和子 小磯 善彦
高倉 良生 東村 邦浩 中嶋 義雄
宇田川聡史 柴崎 幹男 小松 大祐
小宮あんり 三宅しげき 高島なおき
山田ひろし 伊藤 ゆう 荒木ちはる
小山くにひこ 増子ひろき 尾崎 大介
酒井 大史 西沢けいた 中村ひろし
白石たみお 大山とも子 和泉なおみ
東京都議会議長 三宅しげき殿
私学振興に関する意見書
東京の私立学校は、それぞれ独自の建学の精神や教育理念に基づき、新しい時代に対応する個性的で特色ある教育を積極的に展開しており、東京都ひいては我が国における公教育の進展に寄与している。
現在、都内の学校に在学する園児・児童・生徒のうち、私立学校に在学・在園する割合は、高等学校で約六割、幼稚園では約九割を占めており、私立学校が東京の公教育に果たす役割は極めて大きい。
少子高齢化が進行する中で、今後とも持続可能な社会を継続していくためには、将来を担う子供たちの教育の充実がますます重要となっており、公立・私立あいまっての教育体制を維持し、各学校が新たな時代に対応した教育を実践していくことが必要である。
そのためには、私立学校振興助成法第一条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立高等学校等の経営の健全性を高めていくことが求められている。
よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、令和四年度予算編成に当たり、私学教育の重要性に鑑み、教育基本法第八条に規定される「私立学校教育の振興」を名実共に確立するため、現行の私学助成に係る国庫補助制度を堅持するとともに、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 私立高等学校等の経常費助成等に対する補助を拡充すること。
二 私立高等学校等におけるICT教育設備の整備等に対する補助制度を拡充すること。
三 私立高等学校等における耐震化、省エネルギー設備の導入、換気・冷房設備の整備など、施設・設備に対する補助制度を拡充すること。
四 より一層の保護者負担の軽減を図るため、私立高等学校等就学支援金制度等を拡充改善するとともに、都道府県の行う補助に対する国の支援を拡充すること。
五 都道府県の行う私立高等学校等奨学金事業に対する国の支援を拡充すること。
六 私立専修学校については、専門課程及び高等課程に対する新たな助成制度を設けること。
以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
令和三年十月十三日
東京都議会議長 三宅しげき
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣 宛て
○六十七番(やまだ加奈子君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第二十号については、原案のとおり決定されることを望みます。
○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第二十号は、原案のとおり可決されました。
○議長(三宅しげき君) この際、継続調査及び審査について申し上げます。
まず、新型コロナウイルス感染症対策特別委員長及びオリンピック・パラリンピック特別委員長より、委員会において調査中の案件について、会議規則第六十六条の規定により、閉会中の継続調査の申出があります。
申出書の朗読は省略いたします。
令和三年十月十一日
新型コロナウイルス感染症対策特別委員長
菅野 弘一
(公印省略)
東京都議会議長 三宅しげき殿
新型コロナウイルス感染症対策特別委員会継続調査申出書
本委員会は、令和三年八月二十日付託された左記事件を調査中であるが、今会期中に調査を結了することが困難であるため、閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第六十六条の規定により申し出ます。
記
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止、医療提供体制の整備、経済活動への支援等の具体的方策について調査・検討する。
令和三年十月十一日
オリンピック・パラリンピック特別委員長
高島なおき
(公印省略)
東京都議会議長 三宅しげき殿
オリンピック・パラリンピック特別委員会継続調査申出書
本委員会は、令和三年八月二十日付託された左記事件を調査中であるが、今会期中に調査を結了することが困難であるため、閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第六十六条の規定により申し出ます。
記
第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の開催について調査・検討する。
○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
本件は、申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、申出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
○議長(三宅しげき君) 次に、議会運営委員長より、委員会において審査中の議員提出議案第十九号、東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例について、会議規則第六十六条の規定により、閉会中の継続審査の申出があります。
申出書の朗読は省略いたします。
令和三年十月十二日
議会運営委員長 小宮あんり
(公印省略)
東京都議会議長 三宅しげき殿
議会運営委員会継続審査申出書
本委員会は、令和三年十月六日付託された左記議案を審査中であるが、今会期中に審査を結了することが困難であるため、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第六十六条の規定により申し出ます。
記
議員提出議案第十九号 東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例
○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
本件は、申出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
○議長(三宅しげき君) 次に、令和二年度各会計決算特別委員長及び令和二年度公営企業会計決算特別委員長より、委員会において審査中の案件について、会議規則第六十六条の規定により、閉会中の継続審査の申出があります。
申出書の朗読は省略いたします。
令和三年十月六日
令和二年度各会計決算特別委員長
こいそ 明
(公印省略)
東京都議会議長 三宅しげき殿
令和二年度各会計決算特別委員会継続審査申出書
本委員会は、令和三年十月六日付託された左記決算を審査中であるが、今会期中に審査を結了することが困難であるため、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第六十六条の規定により申し出ます。
記
令和二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
令和三年十月六日
令和二年度公営企業会計決算特別委員長
村松 一希
(公印省略)
東京都議会議長 三宅しげき殿
令和二年度公営企業会計決算特別委員会継続審査申出書
本委員会は、令和三年十月六日付託された左記決算を審査中であるが、今会期中に審査を結了することが困難であるため、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第六十六条の規定により申し出ます。
記
令和二年度東京都公営企業各会計決算の認定について
○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
本件は、申出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、申出のとおり、それぞれ閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
○議長(三宅しげき君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
本日までに受理いたしました請願二件及び陳情八件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託いたします。
(別冊参照)
○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
ただいま常任委員会及び議会運営委員会に付託いたしました請願及び陳情は、お手元に配布いたしました委員会から申出の請願・陳情継続審査件名表の分と併せて、閉会中の継続審査に付したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件請願及び陳情は、いずれも閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
(別冊参照)
○議長(三宅しげき君) 次に、各常任委員会及び議会運営委員会の所管事務について、閉会中の継続調査の申出があります。
本件は、お手元に配布の特定事件継続調査事項表のとおり、閉会中の継続調査に付したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
(別冊参照)
○議長(三宅しげき君) この際、副知事の職を退任されることになりました多羅尾光睦君及び梶原洋君より挨拶があります。
多羅尾光睦君。
〔副知事多羅尾光睦君登壇〕
○副知事(多羅尾光睦君) 退任に当たりまして、一言ご挨拶をさせていただきます。
昭和五十五年に都職員となって以降、四十二年間にわたり、都政の多くの分野の仕事に携わらせていただきました。
顧みますと、至らぬ点も多々あったと思っておりますが、それぞれの職場で多くの先輩、上司、同僚や後輩の支えをいただき、何とか今日の日を迎えることができたと深く感謝をしております。
そして、都議会の皆様方には、長きにわたり温かいご指導、ご鞭撻をいただきまして、本当にありがとうございました。
結びに、皆様方のますますのご健勝、そして都政の発展を祈念いたしまして、退任の挨拶とさせていただきます。
長い間、誠にありがとうございました。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 梶原洋君。
〔副知事梶原洋君登壇〕
○副知事(梶原洋君) 退任に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
都議会の皆様方には、多年にわたりご指導、ご鞭撻を賜り、心から感謝を申し上げます。
昭和五十七年、一九八二年の入都以来、四十年近くにわたり、本庁、出先の現場などにおきまして、福祉行政をはじめ多くの分野の仕事に携わらせていただきました。
振り返りますと、至らぬ点、失敗も多々あったと思いますが、それぞれの課題に多くの先輩、同僚、後輩に支えられながら取り組み、何とか今日の日を迎えることができたと思っております。この場を借りて、職員の皆様にも感謝を申し上げます。
今、都政は、新型コロナウイルス感染症との闘いのさなかにありますが、この難局を乗り越えた先には、オリンピック・パラリンピックのレガシーを生かした、さらなる東京の発展があると確信をしております。
今後の都政の発展を心より祈念申し上げますとともに、改めまして、皆様方に心からの感謝を申し上げ、退任のご挨拶とさせていただきます。
長い間、誠にありがとうございました。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 以上をもって挨拶は終わりました。
長い間、ご苦労さまでした。
○議長(三宅しげき君) 以上をもって本日の日程は全部議了いたしました。
会議を閉じます。
これをもって令和三年第三回東京都議会定例会を閉会いたします。
午後二時十分閉議・閉会
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