令和三年東京都議会会議録第十九号

○議長(三宅しげき君) これより日程に入ります。
 日程第一から第三十七まで、第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)外議案三十五件、専決一件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事武市敬君。
〔副知事武市敬君登壇〕

○副知事(武市敬君) ただいま上程になりました三十七議案についてご説明申し上げます。
 初めに、第百五十八号議案、第百五十九号議案及び第百九十四号議案の三議案は、予算案でございます。
 第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)及び第百五十九号議案、令和三年度東京都病院会計補正予算(第三号)は、これまでの感染状況や社会経済情勢を踏まえ、万全な医療提供体制の確保や感染の終息に向けた対策を講じるとともに、経済の再生、回復に向け、今後の行動制限緩和に向けた準備等の取組を展開するなど、必要な施策を実施していくため、一般会計で三千三百六十三億円、病院会計で二十四億円を増額するものでございます。
 第百九十四号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十六号)は、国が給付する月次支援金が十月まで延長されたことに伴い、都独自に加算等を行ってきた月次支援給付金につきましても、対象期間を十月まで延長するため、百三億円を増額するものでございます。
 第百六十号議案から第百七十七号議案までの十八議案は条例案で、いずれも一部を改正する条例でございます。
 第百六十号議案、東京都地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例は、地方独立行政法人東京都立病院機構の設立に伴い、東京都地方独立行政法人評価委員会の委員の定数を改めるものでございます。
 第百六十一号議案、職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例外一件は、関係する政令の一部改正を踏まえ、服務の宣誓に関する規定を改めるものでございます。
 第百六十二号議案、東京都職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例は、新型コロナウイルス感染症に係る業務に従事した場合における特殊勤務手当の支給範囲の特例を定めるものでございます。
 第百六十六号議案、東京都立学校設置条例の一部を改正する条例は、東京都立小台橋高等学校及び東京都立立川学園の新設に伴い規定を整備するものでございます。
 第百七十号議案、都道における移動等円滑化の基準に関する条例の一部を改正する条例は、旅客特定車両停留施設の構造について、移動等円滑化のために必要となる基準を新たに規定するものなどでございます。
 第百七十四号議案、東京都高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等の基準に関する条例の一部を改正する条例は、信号機に関する基準を改めるものでございます。
 このほか、法令改正に伴い規定を整備するものが十一件ございます。
 第百七十八号議案から第百九十号議案までの十三議案は、契約案でございます。
 第百七十八号議案、東京都しごとセンター(三)改修工事請負契約など、契約金額の総額は約二百六十一億九千万円でございます。
 第百九十一号議案及び第百九十二号議案の二議案は、事件案でございます。
 第百九十一号議案は、備蓄用の抗インフルエンザウイルス薬を売り払う条件を定めるもの、第百九十二号議案は、地方独立行政法人東京都立病院機構の定款を定めるものでございます。
 次に、専決でございます。
 令和三年度東京都一般会計補正予算(第十三号)は、緊急事態措置の延長に伴い、感染拡大防止協力金等を支給するため、必要な経費を計上したものでございますが、議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 上程になりました三十七議案の説明は以上でございますが、このほかに人事案を送付いたしております。
 まず、東京都公安委員会委員でございます。
 十月二十三日に任期満了となります北井久美子氏の後任には、江口とし子氏を新たに任命いたしたいと存じます。
 次に、東京都人事委員会委員でございます。
 十月二十七日に任期満了となります山極清子氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)
○議長(三宅しげき君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

○議事部長(広瀬健二君) 人事委員会の回答は、第百六十一号議案、第百六十二号議案、第百七十三号議案及び第百七十七号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

三人委任第八二号
令和三年九月二十二日
東京都人事委員会委員長 青山  やすし
(公印省略)
 東京都議会議長 三宅しげき殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 令和三年九月二十一日付三議事第二〇〇号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第百六十一号議案
職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
二 第百六十二号議案
東京都職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
三 第百七十三号議案
警視庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
四 第百七十七号議案
東京消防庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第三十七までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第三十七までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(三宅しげき君) 日程第三十八、令和二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
〔広瀬議事部長朗読〕
一、令和二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について

三財主議第三三六号
令和三年九月二十八日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 三宅しげき殿
令和二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
 このことについて、地方自治法第二百三十三条第三項及び第五項の規定により、左記のとおり送付しますので、東京都議会の認定をよろしくお願いします。
       記
一 令和二年度東京都各会計歳入歳出決算書
二 令和二年度歳入歳出決算事項別明細書
三 令和二年度実質収支に関する調書
四 令和二年度財産に関する調書
五 令和二年度東京都各会計歳入歳出決算審査意見書
六 令和二年度主要施策の成果
七 令和二年度東京都決算参考書
八 令和二年度東京都決算参考書財務諸表
(決算書等省略)

○六十七番(やまだ加奈子君) 本件は、三十一人の委員をもって構成する令和二年度各会計決算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

○議長(三宅しげき君) ただいまの動議は、起立により採決いたします。
 ただいまの動議のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(三宅しげき君) 起立多数と認めます。よって、本件は、三十一人の委員をもって構成する令和二年度各会計決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。
 委員の選任について、起立により採決いたします。
 委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(三宅しげき君) 起立多数と認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を第十二委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。
〔令和二年度各会計決算特別委員名簿は本号末尾(一二一ページ)に記載〕

○議長(三宅しげき君) 日程第三十九、令和二年度東京都公営企業各会計決算の認定についてを議題といたします。
〔広瀬議事部長朗読〕
一、令和二年度東京都公営企業各会計決算の認定について

三財主議第三三七号
令和三年九月二十八日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 三宅しげき殿
令和二年度東京都公営企業各会計決算の認定について
 このことについて、地方公営企業法第三十条第四項及び第六項の規定により、左記のとおり送付しますので、東京都議会の認定をよろしくお願いします。
       記
一 令和二年度東京都病院会計決算書及び同決算審査意見書
二 令和二年度東京都中央卸売市場会計決算書及び同決算審査意見書
三 令和二年度東京都都市再開発事業会計決算書及び同決算審査意見書
四 令和二年度東京都臨海地域開発事業会計決算書及び同決算審査意見書
五 令和二年度東京都港湾事業会計決算書及び同決算審査意見書
六 令和二年度東京都交通事業会計決算書及び同決算審査意見書
七 令和二年度東京都高速電車事業会計決算書及び同決算審査意見書
八 令和二年度東京都電気事業会計決算書及び同決算審査意見書
九 令和二年度東京都水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十 令和二年度東京都工業用水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十一 令和二年度東京都下水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
(決算書等省略)

○六十七番(やまだ加奈子君) 本件は、二十三人の委員をもって構成する令和二年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

○議長(三宅しげき君) ただいまの動議は、起立により採決いたします。
 ただいまの動議のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(三宅しげき君) 起立多数と認めます。よって、本件は、二十三人の委員をもって構成する令和二年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。
 委員の選任について、起立により採決いたします。
 委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(三宅しげき君) 起立多数と認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を第四委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。
〔令和二年度公営企業会計決算特別委員名簿は本号末尾(一二二ページ)に掲載〕

○議長(三宅しげき君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都公安委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔広瀬議事部長朗読〕
一、東京都公安委員会委員の任命の同意について一件

三財主議第三三四号
令和三年九月二十八日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 三宅しげき殿
東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、東京都公安委員会委員北井久美子は令和三年十月二十三日任期満了となるため、後任として左記の者を任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     江口とし子

      略歴
現住所 東京都世田谷区
江口とし子
昭和三十年二月二十六日生(六十六歳)
昭和五十二年三月  東京大学法学部卒業
昭和五十三年十月  司法試験合格
昭和五十六年四月  東京地方裁判所判事補
昭和五十九年四月  静岡地方裁判所浜松支部判事補
静岡家庭裁判所浜松支部判事補
昭和六十二年四月  最高裁判所民事局付(東京地方裁判所判事補)
平成二年四月    名古屋地方裁判所判事補
平成三年四月    名古屋地方裁判所判事
平成五年四月    東京地方裁判所判事
平成八年四月    法務省訟務局付
平成十年四月    法務省訟務局参事官
平成十一年七月   東京地方裁判所判事
平成十二年四月   東京高等裁判所判事
平成十三年三月   司法研修所教官(東京高等裁判所判事)
平成十七年七月   東京高等裁判所判事
平成十九年四月   横浜地方裁判所民事部総括判事
平成二十四年四月  東京高等裁判所判事
平成二十五年十二月 長崎地方裁判所所長
平成二十六年十一月 大阪高等裁判所民事部総括判事
令和二年二月    定年退官
現在        現職なし

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 追加日程第二、東京都人事委員会委員の選任の同意についてを議題といたします。
〔広瀬議事部長朗読〕
一、東京都人事委員会委員の選任の同意について一件

三財主議第三三五号
令和三年九月二十八日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 三宅しげき殿
東京都人事委員会委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は令和三年十月二十七日任期満了となるため、再び選任したいので、地方公務員法第九条の二第二項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     山極 清子

      略歴
現住所 東京都世田谷区
山極 清子
昭和二十六年三月十四日生(七十歳)
昭和四十四年四月  資生堂長岡販売株式会社入社
平成二年三月    日本女子大学家政学部食物学科通信教育課程卒業
平成七年四月    株式会社資生堂秘書室参事
平成七年六月    財団法人二十一世紀職業財団両立支援部事業課長
平成九年六月    株式会社資生堂人事部課長
平成十五年四月   株式会社資生堂経営改革室次長
平成十六年三月   立教大学大学院二十一世紀社会デザイン研究科比較組織ネットワーク学専攻修士課程修了(社会デザイン学修士)
平成十八年四月   株式会社資生堂人事部次長
平成二十一年四月  立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任教授
昭和女子大学健康デザイン学部非常勤講師
平成二十二年五月  株式会社wiwiw社長執行役員
平成二十七年三月  立教大学学位取得(経営管理学博士)
平成二十八年四月  昭和女子大学客員教授
平成三十年一月   株式会社wiwiw代表取締役社長
令和元年五月    株式会社wiwiw代表取締役会長
現在        株式会社wiwiw代表取締役会長

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 本件は、知事の選任に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 追加日程第三及び第四、議員提出議案第十八号、東京都児童育成手当に関する条例の一部を改正する条例外条例一件を一括議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)
○六十七番(やまだ加奈子君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第十八号及び第十九号については、趣旨説明を省略し、第十八号は厚生委員会に、第十九号は議会運営委員会にそれぞれ付託されることを望みます。

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十八号及び第十九号は、趣旨説明を省略し、第十八号は厚生委員会に、第十九号は議会運営委員会にそれぞれ付託することに決定いたしました。

○議長(三宅しげき君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願三件及び陳情九件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
 明七日から十二日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、明七日から十二日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は十月十三日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時散会

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