一番 | 北口つよし君 |
二番 | かまた悦子君 |
三番 | 石島 秀起君 |
四番 | 吉住はるお君 |
五番 | 森澤 恭子君 |
六番 | 松田りゅうすけ君 |
八番 | 上田 令子君 |
九番 | 漢人あきこ君 |
十番 | 岩永やす代君 |
十一番 | 成清梨沙子君 |
十二番 | おじま紘平君 |
十三番 | もり 愛君 |
十四番 | 関口健太郎君 |
十五番 | 清水とし子君 |
十六番 | 玉川ひでとし君 |
十七番 | 竹平ちはる君 |
十八番 | かつまたさとし君 |
十九番 | たかく則男君 |
二十番 | 鈴木 純君 |
二十一番 | 土屋 みわ君 |
二十二番 | 平田みつよし君 |
二十三番 | 西山 賢君 |
二十四番 | 星 大輔君 |
二十五番 | 磯山 亮君 |
二十六番 | 龍円あいり君 |
二十七番 | あかねがくぼかよ子君 |
二十八番 | 保坂まさひろ君 |
二十九番 | 米川大二郎君 |
三十一番 | 中田たかし君 |
三十二番 | 斉藤 りえ君 |
三十三番 | アオヤギ有希子君 |
三十四番 | 原 純子君 |
三十五番 | 福手ゆう子君 |
三十六番 | 古城まさお君 |
三十七番 | 慶野 信一君 |
三十八番 | 細田いさむ君 |
三十九番 | うすい浩一君 |
四十番 | 浜中のりかた君 |
四十一番 | 本橋たくみ君 |
四十二番 | 渋谷のぶゆき君 |
四十三番 | 林あきひろ君 |
四十四番 | 伊藤しょうこう君 |
四十五番 | 田村 利光君 |
四十六番 | 菅野 弘一君 |
四十七番 | 白戸 太朗君 |
四十八番 | たきぐち学君 |
四十九番 | 田の上いくこ君 |
五十番 | 関野たかなり君 |
五十一番 | 後藤 なみ君 |
五十二番 | 五十嵐えり君 |
五十三番 | 西崎つばさ君 |
五十四番 | 須山たかし君 |
五十五番 | 原 のり子君 |
五十六番 | 斉藤まりこ君 |
五十七番 | 藤田りょうこ君 |
五十八番 | 原田あきら君 |
五十九番 | 小林 健二君 |
六十番 | 加藤 雅之君 |
六十一番 | 斉藤やすひろ君 |
六十二番 | 大松あきら君 |
六十三番 | 伊藤こういち君 |
六十四番 | 川松真一朗君 |
六十五番 | 清水 孝治君 |
六十六番 | 三宅 正彦君 |
六十七番 | やまだ加奈子君 |
六十八番 | 早坂 義弘君 |
六十九番 | 山加 朱美君 |
七十番 | 菅原 直志君 |
七十一番 | 平けいしょう君 |
七十二番 | 内山 真吾君 |
七十三番 | 森口つかさ君 |
七十四番 | 福島りえこ君 |
七十五番 | 藤井あきら君 |
七十六番 | 風間ゆたか君 |
七十七番 | 竹井ようこ君 |
七十八番 | 阿部祐美子君 |
七十九番 | 曽根はじめ君 |
八十番 | とくとめ道信君 |
八十一番 | 池川 友一君 |
八十二番 | 米倉 春奈君 |
八十三番 | まつば多美子君 |
八十四番 | 中山 信行君 |
八十五番 | 谷村 孝彦君 |
八十六番 | 長橋 桂一君 |
八十七番 | 鈴木あきまさ君 |
八十八番 | こいそ 明君 |
八十九番 | 鈴木 錦治君 |
九十番 | ほっち易隆君 |
九十一番 | 松田 康将君 |
九十二番 | 山崎 一輝君 |
九十三番 | 森村 隆行君 |
九十四番 | 村松 一希君 |
九十五番 | 入江のぶこ君 |
九十六番 | 桐山ひとみ君 |
九十七番 | 本橋ひろたか君 |
九十八番 | 石川 良一君 |
九十九番 | 宮瀬 英治君 |
百番 | 藤井とものり君 |
百一番 | 山口 拓君 |
百二番 | とや英津子君 |
百三番 | 尾崎あや子君 |
百四番 | 里吉 ゆみ君 |
百五番 | あぜ上三和子君 |
百六番 | 小磯 善彦君 |
百七番 | 高倉 良生君 |
百八番 | 東村 邦浩君 |
百九番 | 中嶋 義雄君 |
百十番 | 宇田川聡史君 |
百十一番 | 柴崎 幹男君 |
百十二番 | 小松 大祐君 |
百十三番 | 小宮あんり君 |
百十四番 | 三宅しげき君 |
百十五番 | 高島なおき君 |
百十六番 | 山田ひろし君 |
百十七番 | 伊藤 ゆう君 |
百十八番 | 荒木ちはる君 |
百十九番 | 小山くにひこ君 |
百二十番 | 増子ひろき君 |
百二十一番 | 尾崎 大介君 |
百二十二番 | 酒井 大史君 |
百二十三番 | 西沢けいた君 |
百二十四番 | 中村ひろし君 |
百二十五番 | 白石たみお君 |
百二十六番 | 大山とも子君 |
百二十七番 | 和泉なおみ君 |
欠席議員 二名
七番 木下ふみこ君
三十番 清水やすこ君
知事 | 小池百合子君 |
副知事 | 多羅尾光睦君 |
副知事 | 梶原 洋君 |
副知事 | 武市 敬君 |
副知事 | 宮坂 学君 |
教育長 | 藤田 裕司君 |
東京都技監都市整備局長兼務 | 上野 雄一君 |
政策企画局長 | 中嶋 正宏君 |
総務局長 | 黒沼 靖君 |
財務局長 | 潮田 勉君 |
警視総監 | 大石 吉彦君 |
政策企画局国際金融都市戦略担当局長 | 児玉英一郎君 |
デジタルサービス局長 | 寺崎 久明君 |
主税局長 | 砥出 欣典君 |
生活文化局長 | 野間 達也君 |
オリンピック・パラリンピック準備局長 | 中村 倫治君 |
環境局長 | 栗岡 祥一君 |
福祉保健局長 | 吉村 憲彦君 |
福祉保健局健康危機管理担当局長 | 初宿 和夫君 |
産業労働局長 | 村松 明典君 |
消防総監 | 清水 洋文君 |
建設局長 | 中島 高志君 |
港湾局長 | 古谷ひろみ君 |
会計管理局長 | 堤 雅史君 |
交通局長 | 内藤 淳君 |
水道局長 | 浜 佳葉子君 |
下水道局長 | 神山 守君 |
都民安全推進本部長 | 國枝 治男君 |
住宅政策本部長 | 榎本 雅人君 |
病院経営本部長 | 西山 智之君 |
中央卸売市場長 | 河内 豊君 |
選挙管理委員会事務局長 | 桃原慎一郎君 |
人事委員会事務局長 | 武市 玲子君 |
監査事務局長 | 岡安 雅人君 |
労働委員会事務局長 | 鈴木 勝君 |
収用委員会事務局長 | 後藤 啓志君 |
九月三十日議事日程第三号
第一 第百九十三号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十四号)
第二 第百五十八号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)
第三 第百五十九号議案
令和三年度東京都病院会計補正予算(第三号)
第四 第百六十号議案
東京都地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例
第五 第百六十一号議案
職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
第六 第百六十二号議案
東京都職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第七 第百六十三号議案
東京都情報公開条例の一部を改正する条例
第八 第百六十四号議案
東京都個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
第九 第百六十五号議案
東京都特定個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
第十 第百六十六号議案
東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
第十一 第百六十七号議案
東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例
第十二 第百六十八号議案
東京都雨水貯留浸透施設及び保全調整池の標識の設置の基準に関する条例の一部を改正する条例
第十三 第百六十九号議案
東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例の一部を改正する条例
第十四 第百七十号議案
都道における移動等円滑化の基準に関する条例の一部を改正する条例
第十五 第百七十一号議案
東京都公共下水道及び流域下水道の構造並びに終末処理場の維持管理の基準に関する条例の一部を改正する条例
第十六 第百七十二号議案
東京都公安委員会委員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
第十七 第百七十三号議案
警視庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第十八 第百七十四号議案
東京都高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等の基準に関する条例の一部を改正する条例
第十九 第百七十五号議案
東京都水上安全条例の一部を改正する条例
第二十 第百七十六号議案
公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例
第二十一 第百七十七号議案
東京消防庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第二十二 第百七十八号議案
東京都しごとセンター(三)改修工事請負契約
第二十三 第百七十九号議案
東京消防庁本所消防署緑出張所庁舎(仮称)(三)改築工事請負契約
第二十四 第百八十号議案
東京消防庁福生消防署庁舎(三)改築工事請負契約
第二十五 第百八十一号議案
都立南多摩地区特別支援学校(仮称)(三)新築工事請負契約
第二十六 第百八十二号議案
東京アクアティクスセンター(三)改修工事その二請負契約
第二十七 第百八十三号議案
都営住宅三H─一〇二西(村山)工事請負契約
第二十八 第百八十四号議案
都営住宅三H─一二〇東(江戸川区西瑞江四丁目第四)工事請負契約
第二十九 第百八十五号議案
都営住宅三H─一〇三東(板橋区板橋富士見町)工事請負契約
第三十 第百八十六号議案
都営住宅三H─一二七東(江東区亀戸七丁目)工事その二請負契約
第三十一 第百八十七号議案
東京都しごとセンター(三)改修電気設備工事請負契約
第三十二 第百八十八号議案
東京都しごとセンター(三)改修空調設備工事請負契約
第三十三 第百八十九号議案
中川護岸耐震補強工事(その五十)請負契約
第三十四 第百九十号議案
新中川護岸耐震補強工事(その十二)請負契約
第三十五 第百九十一号議案
備蓄用抗インフルエンザウイルス薬の売払いについて
第三十六 第百九十二号議案
地方独立行政法人東京都立病院機構定款について
第三十七 地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した令和三年度東京都一般会計補正予算(第十三号)の報告及び承認について
第三十八 令和二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
第三十九 令和二年度東京都公営企業各会計決算の認定について
午後一時開議
○議長(三宅しげき君) これより本日の会議を開きます。
○議長(三宅しげき君) 謹んでご報告申し上げます。
名誉都民さいとう・たかを氏は、去る九月二十四日、逝去されました。誠に哀悼痛惜の念に堪えません。
ここに生前のご功績をたたえるとともに、故人のご冥福をお祈りし、議会として深甚なる弔意を表します。
○六十七番(やまだ加奈子君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
本日は、質問に先立ち議事に入られることを望みます。
○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、質問に先立ち議事に入ることに決定いたしました。
○議長(三宅しげき君) 日程第一、第百九十三号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十四号)を議題といたします。
本案に関する委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
朗読は省略いたします。
財政委員会議案審査報告書
第百九十三号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十四号)中
予算総則
歳入
本委員会は、九月二十九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年九月二十九日
財政委員長 山加 朱美
東京都議会議長 三宅しげき殿
経済・港湾委員会議案審査報告書
第百九十三号議案
令和三年度東京都一般会計補正予算(第十四号)中
歳出─経済・港湾委員会所管分
本委員会は、九月二十九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
令和三年九月二十九日
経済・港湾委員長 細田いさむ
東京都議会議長 三宅しげき殿
○議長(三宅しげき君) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
二十二番平田みつよし君。
〔二十二番平田みつよし君登壇〕
○二十二番(平田みつよし君) 都議会自民党を代表して討論に入ります前に、東京都名誉都民さいとう・たかを氏のご逝去に際し、故人の多大なご功績に敬意を表するとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
それでは、本定例会に提案された第百九十三号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十四号)に賛成する立場で討論を行います。
今年の四月に三回目の緊急事態宣言が東京に発令され、二度の延長を経て、六月下旬に蔓延防止措置に変更された後、七月十二日には四回目となる緊急事態宣言が発令され、今回、九月末日をもって解除されることとなりました。
この間、外出自粛や営業時間の短縮、休業要請が続き、都民、都内事業者の方々には全面的に協力いただいてきました。
そして、医療従事者から始まったワクチン接種は、その後、区市町村の住民接種、国や都による大規模接種、特に都としては、教育関係者やエッセンシャルワーカー、妊婦や受験を控える子供たちへの接種も加わり、都内の接種対象人口の六割以上が、六十代では八割以上の方が二回目の接種を完了しています。感染防止対策を継続し、ワクチン接種が進む中、都内の感染者数は減少し、全国も同様の傾向にあることから、このたびの緊急事態宣言解除になったと理解しています。
東京都は、今回の解除に当たり、十月一日から二十四日までをリバウンド防止措置期間として営業時間短縮要請などを継続することとしました。
コロナ対策の影響が日常生活から経済活動まで広く深く浸透している今、一刻も早く、かつての日常を取り戻したいと願っている方も多いと思います。
しかし、感染防止対策の手を緩めることはできません。いきなり感染対策を全面的に解除するのではなく、感染再拡大に備え、医療提供体制を充実強化し、ワクチン接種をさらに推進しながら、コロナからの回復の道を一歩ずつ歩んでいくことが必要です。
その意味で、今回の東京都の措置は、感染防止対策とコロナからの回復、この両方を都内全域で円滑に進めていく上でも必要なものであると考えます。
また、東京都は、今定例会において、令和三年九月補正予算を提案しており、その中では、医療提供体制の確保、感染終息に向けた対策、経済の再生、回復に向けた取組など、各種事業を展開していくとしています。
今回のリバウンド防止措置と相まって、コロナ禍を乗り越え、コロナ後に向かって着実な歩みを進め、都民、都内事業者の方々の生活と経済活動をしっかり後押ししていくことは、東京都に課せられた大きな役割です。
こうした観点から、都議会自民党は、東京都のリバウンド防止措置と、そのための令和三年度東京都一般会計補正予算(第十四号)に賛成し、討論を終わります。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 五十一番後藤なみさん。
〔五十一番後藤なみ君登壇〕
○五十一番(後藤なみ君) 私は、都民ファーストの会東京都議団を代表し、知事提出の第百九十三号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十四号)に賛成の立場から討論を行います。
討論に先立ち、名誉都民さいとう・たかをさんが逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします。
本日をもって、四月十二日以来、約半年間続いた緊急事態宣言及び蔓延防止措置が解除となります。医療従事者の皆様をはじめとして、感染拡大防止に尽力をいただいた全ての都民の皆様に改めて感謝を申し上げます。
デルタ株の猛威により、この間、災害級の危機ともいうべき感染拡大を迎えました。新規感染者数は六千名に、重症者数は三百名に迫るなど、医療体制は瀬戸際の状況となりました。
ワクチンのさらなる普及は、感染拡大防止にも効果を発揮することが期待されます。しかしながら、新たな変異株の脅威や、ワクチンの防御効果が低下し、ブレークスルー感染が増えるなど、懸念もまた高まっています。今後、新たな形で感染の第六波が来るという前提で、油断をすることなく、備えを強化していかなければなりません。
我が会派は、この間の感染拡大期に、入院待機ステーションや酸素・医療提供ステーションの設置拡大、抗体カクテル療法の利用拡大などを求めて実現してきました。今後、第五波と同等以上の感染拡大に迅速に対応できるよう、これらの課題を整理し、拡充や運用改善をすべきです。また、臨時の医療施設を設置するなどの新たな取組を、感染状況が落ち着いている間に準備するよう求めます。
その上で、今回感染状況が大幅に改善した中で、緊急事態宣言が解除されたことを踏まえ、感染拡大を抑えながらも、飲食、観光を含めた経済活動を再生し、両立していく取組を進めていかなければなりません。
今後の最大の経済支援策は、リバウンドを防止し、感染症の第六波をできるだけ遅らせて、緊急事態宣言等が解除されている期間を長くすることにほかなりません。
都では、十月二十四日までをリバウンド防止措置期間として、飲食店への営業時間短縮等の新たな要請を行うとともに、補正予算として協力金の支給を計上しました。
この新たな要請では、感染防止対策の徹底が認証された飲食店については二十時までの酒類の提供、二十一時までの営業を認める一方で、認証を受けていない場合は酒類の提供の自粛と二十時までの時短営業を求めるとしています。
我が会派から質疑で指摘したとおり、認証が完了していないケースや、一部不備があり改善が必要なケースなども数多くある中で、混乱を生じる懸念もあります。関係局で連携をして、事業者に分かりやすく早期に知らせる広報の充実や、認証の完了や協力金の支給に関しては、引き続き都民の声を聞きながら、丁寧な対応を求めます。
問合せの大幅な増加や、審査業務の増加等で支給が遅延することも想定されます。コールセンターや審査の人員増強、応対の改善をあらかじめ行うことに加えて、高齢者などオンラインでの対応が難しいデジタルデバイドへの対策を強く求めておきます。
国難である新型コロナウイルス感染症対策については、首都東京の感染状況が日本全体の感染対策に大きく影響を及ぼすため、国からの財政措置を継続的に確保できるよう、国に対しても働きかけていくことを強く求めます。
以上、私たちは、常に都民ファーストの視点に立って具体的な政策を提案し、新型コロナウイルスの脅威から都民の命と暮らしを守っていくことを改めてお誓いを申し上げまして、討論を終わります。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 五十九番小林健二君。
〔五十九番小林健二君登壇〕
○五十九番(小林健二君) 都議会公明党を代表し、知事提出の第百九十三号議案、一般会計補正予算(第十四号)に賛成の立場から討論いたします。
本日、緊急事態宣言が全面的に解除になり、明日十月一日から二十四日までは、東京都はリバウンド防止措置期間に移行いたします。
今回の補正予算案は、一昨日提出された補正予算案に追加して、都内の飲食店などに対して、リバウンド防止措置期間中の営業時間短縮などを要請することに伴い、感染拡大防止協力金を支給するためのものであります。
昨年来の新型コロナウイルス感染拡大より本日までの間、緊急事態宣言、蔓延防止措置、リバウンド防止措置に伴う協力金の支給は十六回なされております。
この間、支給の遅延や申請方法など、様々なご相談、ご意見をいただき、都議会公明党は繰り返し改善と対応の強化を都に求めてまいりました。
直近の九月十六日には、小池知事に対し、協力金の申請システムに申請が集中していることから、システムの稼働体制強化への対応や、感染拡大防止協力金等コールセンターなどで使われているナビダイヤルが、待ち時間も課金される上、携帯電話のかけ放題オプションなどの対象外になっていることから、相談者の負担軽減のため、早急にフリーダイヤルに変えることを緊急要望いたしました。
また、かねてより協力金の一律金額の支給に対しては、飲食店などの売上実績や事業規模に応じた金額を支給すべきとの我が党の度重なる主張に対し、一月八日からは店舗ごとの支給に、四月十二日からは売上高などを基準とした支給額へと改善が図られました。そうした中で、要請にご協力いただいている事業者の方々が引き続き強く求めているのは迅速な支給であります。
昨日の経済・港湾委員会での質疑において、我が党は、提出書類の簡素化やウェブ申請のさらなる推進などを訴えたほか、手続で申請者が戸惑うことのないよう、より丁寧な情報提供を求めました。リバウンド防止措置期間中については、受付を速やかに開始し、早期支給につなげていくことも強く求めたところであります。
膨大な申請件数に対して、都として大変なご努力をいただいているかと思いますが、今後も支給の迅速化に最大限取り組んでいただきますよう要望いたします。
度重なる休業、営業時間短縮の要請で、飲食店などの皆様は大変な心労の中、懸命にご努力をいただいております。今後は、リバウンド防止措置期間を経た出口戦略が重要になってまいります。
今回のリバウンド防止措置期間においては、感染拡大防止徹底点検済証の交付を受けている店舗は二十一時までの営業、二十時までの酒類の提供を認め、交付を受けていない店舗は二十時までの営業とし、酒類の提供は認めないとしておりますが、点検済証の交付を受けていない店舗から、今後新たに多くの交付申請がなされることも予想されます。店舗の営業事情に関わることでもありますので、交付に向けた速やかな取組を要望いたします。
今後とも、都議会公明党は、現場でご苦労されている方々の生の声を真摯に聞き取り、それに応えていける施策の実現に全力で取り組んでまいりますことをお誓いし、討論を終わります。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 八十二番米倉春奈さん。
〔八十二番米倉春奈君登壇〕
○八十二番(米倉春奈君) 日本共産党都議団を代表し、討論します。
本日で緊急事態宣言が解除されます。今大切なことは、感染拡大の第六波を起こさないための対策に全力を挙げると同時に、第六波が起きた場合の備えをすることです。
これまで、感染者数が減少した時期に、そうした対策と備えが取られなかったことで、感染拡大の波を繰り返し、たくさんの命が失われてきました。今こそ、医療と保健所体制の抜本的な強化、ワクチン接種と一体の大規模検査、十分な補償の三つの取組が必要です。
感染力の強いデルタ株の下で、コロナを抑え込むために必要なことは、ワクチン接種と大規模検査をセットで進めることです。感染の連鎖が続いている地域などに対して集中的なワクチン接種と大規模検査を行い感染を抑え込むことと、企業、学校、保育園などでの検査を進めることが、次の波を起こさせないために決定的に重要です。
宣言解除をもって支援を打ち切ることはあってはなりません。コロナ禍で追い詰められた商売と暮らしを立て直す支援を今やるべきです。
第五波では、新規陽性者が急増し、必要な人が医療にかかれず、都内で自宅療養中に死亡した方は八月以降四十八人にも上りました。二度と同じ事態を起こさないため、医療体制の強化が急がれています。
ところが知事は、この局面で、都立病院と公社病院の深刻な医療後退につながる独立法人化を進めており、今定例会に定款を提出しています。都民の命を守る責務に逆行する暴挙です。
私の地元豊島区にある都立大塚病院は、多くの区民にとって我が子を出産する病院であり、何かあれば助けてもらっている病院です。私のところにも、親子三代お世話になっている、病院を守ってほしい、どうして独法化をするのかと怒りで震えながらの話が寄せられています。知事は、こうした声を聞いているのですか。今やるべきは独法化ではなく、都民全てが必要な医療を受けられるよう都立、公社病院の体制を強化することです。今定例会に提出している定款を取り下げるべきです。
補正予算案十四号についてです。
緊急事態宣言の解除後、都は十月一日から二十四日まで、コロナ感染のリバウンドを防ぐために、都内飲食店に対し、営業時間と酒類提供の時間短縮を要請するとしています。補正予算案は、要請に応えた飲食店に協力金を支給するものです。
酒類の提供は感染防止の認証店でなければできませんが、休業していたことなどにより、認証を受けていない店舗は三万件を超えています。十月一日以降でも、認証を受ければ酒類を提供できることの周知の徹底と認証を迅速に行うための体制強化を強く求めます。
また、協力金の問合せのナビダイヤルは、料金のかからないフリーダイヤルに改善すべきです。
今、あらゆる業種が打撃を受けています。経済的支援の要望は切実で、事業継続するための家賃や固定費などの支援が必要です。都としての経済支援と、クラスターを防ぎながら事業を行うための自主的なPCR検査などへの支援を改めて強く求め、討論を終わります。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 三十一番中田たかし君。
〔三十一番中田たかし君登壇〕
○三十一番(中田たかし君) 私は、東京都議会立憲民主党を代表して、知事提出の第百九十三号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十四号)に賛成の立場から討論を行います。
今回、国は、蔓延防止等重点措置に移行するのではなく、全面解除との方針を示しましたが、東京都をはじめとする一都三県で国に要請を行い、今回のリバウンド防止措置となりました。このリバウンド防止措置の実効性をどのように担保していくのかが大変重要であると考えています。
知事の今定例会の所信においても、ここで気を緩め過ぎては今までの努力が水泡に帰すとの発言のとおり、新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数、病床使用率等が下がった今のこの段階だからこそ、これからの最悪の事態を想定した対策の検討が必要であると考えています。
今回、国への要望の中にもあったように、感染状況が悪化した場合には、早急な対応が取れる体制づくりを行うことを要望します。
今回の感染防止協力金は、四月の蔓延防止等重点措置の際の感染防止協力金からも金額が減額されてしまっています。そうしたこともあり、今回の要請では、実効性がどれだけ保たれるかも不透明です。これまで事業者の方々には大変な苦労をかけてきました。これを最後の要請としていただくよう、実効性を高める方策を求めます。
今回の補正予算は最低限の感染防止協力金となってしまっていますが、エリア特性等をしっかりと考慮する必要があることを指摘させていただきます。
例えば、私の地元であります渋谷において、特に渋谷駅前から道玄坂にかけての地域は、既に多くの飲食店が東京都の要請に従わず、酒類の提供及び深夜営業を行っています。東京都は、九月十二日現在で九六%の飲食店は要請に従って休業や時短営業をしているとしていますが、その数には通常は夜営業していない店舗なども含まれており、実際の数字とは大きな相違があります。緊急事態宣言が度々延長される中、渋谷ではその都度、多くの飲食店が通常営業を再開してしまっている現状があります。
飲食店が東京都の要請に従い、午後九時までの営業とした場合、今回の協力金の額では経営を続けられるかという疑問もあります。特に繁華街などでは、多くの飲食店が要請に従わずに営業している中で、飲食店を利用する方にとっては、時短営業をしている店舗より時短営業をしていない店舗を選んだ方が、ゆっくりと飲食ができます。飲食店は、時短営業に協力することによって、営業時間が短いという機会損失だけではなく、要請に従っていない店舗にお客さんを取られ、客数の減少、つまり売上げが減少し、経営が立ち行かなくなってしまう可能性が非常に高くなります。
何度も何度も繰り返しお伝えをさせていただいておりますが、しっかりと要請を守っている事業者が損をすることなく、正直者がばかを見るというような事態だけは避けなければなりません。
誰一人として新型コロナウイルス感染症を広めたい思いで営業を行っているわけではないということは承知しておりますが、また、要請に従わないで営業せざるを得ない状況に追い込まれている現状も理解しています。その上で、飲食業界の分断、そして飲食店を利用する人々の分断を生まない政策を、今後しっかりと考えていただきますよう要望いたしまして、賛成討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(三宅しげき君) 以上をもって討論を終了いたします。
○議長(三宅しげき君) これより採決に入ります。
日程第一、第百九十三号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十四号)を採決いたします。
本案に関する委員会の報告は、可決であります。
お諮りいたします。
本案は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、委員会の報告のとおり決定いたしました。
○六十七番(やまだ加奈子君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
本日の会議はこれをもって散会し、明十月一日から四日まで四日間、議案調査のため休会されることを望みます。
○議長(三宅しげき君) お諮りいたします。
ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三宅しげき君) ご異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれをもって散会し、明十月一日から四日まで四日間、議案調査のため休会することに決定いたしました。
なお、次回の会議は、十月五日午後一時に開きます。
本日はこれをもって散会いたします。
午後一時二十九分散会
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