平成三十一年東京都議会会議録第六号

平成三十一年三月六日(水曜日)
 出席議員 百二十六名
一番古城まさお君
二番けいの信一君
三番成清梨沙子君
四番鈴木 邦和君
五番西郷あゆ美君
六番滝田やすひこ君
七番藤井あきら君
八番森澤 恭子君
九番上田 令子君
十番山内れい子君
十一番伊藤しょうこう君
十二番田村 利光君
十三番菅野 弘一君
十四番藤井とものり君
十五番池川 友一君
十六番細田いさむ君
十七番うすい浩一君
十八番小林 健二君
十九番加藤 雅之君
二十番森口つかさ君
二十一番内山 真吾君
二十二番もり  愛君
二十三番龍円あいり君
二十四番あかねがくぼかよ子君
二十五番保坂まさひろ君
二十六番斉藤れいな君
二十七番おときた駿君
二十八番川松真一朗君
二十九番小松 大祐君
三十番柴崎 幹男君
三十一番舟坂ちかお君
三十二番宮瀬 英治君
三十三番原田あきら君
三十四番斉藤まりこ君
三十五番藤田りょうこ君
三十六番斉藤やすひろ君
三十七番栗林のり子君
三十八番伊藤こういち君
三十九番大松あきら君
四十番関野たかなり君
四十一番福島りえこ君
四十二番つじの栄作君
四十三番米川大二郎君
四十四番清水やすこ君
四十五番白戸 太朗君
四十六番増田 一郎君
四十七番佐野いくお君
四十八番奥澤 高広君
四十九番やながせ裕文君
五十番清水 孝治君
五十一番大場やすのぶ君
五十二番小宮あんり君
五十三番鈴木 章浩君
五十四番西沢けいた君
五十六番原 のり子君
五十七番星見てい子君
五十八番とや英津子君
五十九番遠藤  守君
六十番まつば多美子君
六十一番高倉 良生君
六十二番上野 和彦君
六十三番細谷しょうこ君
六十四番両角みのる君
六十五番石川 良一君
六十六番後藤 なみ君
六十七番平  慶翔君
六十八番鳥居こうすけ君
六十九番菅原 直志君
七十番木下ふみこ君
七十一番ひぐちたかあき君
七十二番入江のぶこ君
七十三番森村 隆行君
七十四番早坂 義弘君
七十五番高橋 信博君
七十六番古賀 俊昭君
七十七番秋田 一郎君
七十八番山口  拓君
七十九番河野ゆりえ君
八十番米倉 春奈君
八十一番白石たみお君
八十二番里吉 ゆみ君
八十三番のがみ純子君
八十四番中山 信行君
八十五番谷村 孝彦君
八十六番小磯 善彦君
八十七番藤井  一君
八十八番村松 一希君
八十九番栗下 善行君
九十番中山ひろゆき君
九十一番桐山ひとみ君
九十二番本橋ひろたか君
九十三番田の上いくこ君
九十四番おじま紘平君
九十五番馬場 信男君
九十六番山田ひろし君
九十七番岡本こうき君
九十八番中屋 文孝君
九十九番宇田川聡史君
百番神林  茂君
百一番三宅 茂樹君
百二番中村ひろし君
百三番とくとめ道信君
百四番尾崎あや子君
百五番和泉なおみ君
百六番長橋 桂一君
百七番橘  正剛君
百八番東村 邦浩君
百九番中嶋 義雄君
百十番山内  晃君
百十一番たきぐち学君
百十二番伊藤 ゆう君
百十三番木村 基成君
百十四番荒木ちはる君
百十五番小山くにひこ君
百十六番増子ひろき君
百十七番石毛しげる君
百十八番大津ひろ子君
百十九番尾崎 大介君
百二十番三宅 正彦君
百二十一番山崎 一輝君
百二十二番吉原  修君
百二十三番高島なおき君
百二十四番あぜ上三和子君
百二十五番清水ひで子君
百二十六番大山とも子君
百二十七番曽根はじめ君
 欠席議員 なし
 欠員
    五十五番
 出席説明員
知事小池百合子君
副知事長谷川 明君
副知事猪熊 純子君
副知事多羅尾光睦君
教育長中井 敬三君
東京都技監建設局長兼務西倉 鉄也君
政策企画局長梶原  洋君
総務局長遠藤 雅彦君
財務局長武市  敬君
主税局長目黒 克昭君
警視総監三浦 正充君
生活文化局長浜 佳葉子君
オリンピック・パラリンピック準備局長潮田  勉君
都市整備局長佐藤 伸朗君
環境局長和賀井克夫君
福祉保健局長内藤  淳君
産業労働局長藤田 裕司君
港湾局長斎藤 真人君
会計管理局長土渕  裕君
交通局長山手  斉君
消防総監村上 研一君
水道局長中嶋 正宏君
下水道局長小山 哲司君
青少年・治安対策本部長大澤 裕之君
病院経営本部長堤  雅史君
中央卸売市場長村松 明典君
選挙管理委員会事務局長澤   章君
人事委員会事務局長砥出 欣典君
労働委員会事務局長池田 俊明君
監査事務局長岡崎 義隆君
収用委員会事務局長佐藤  敦君

三月六日議事日程第六号
第一 第九十三号議案
平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)
第二 第九十七号議案
平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)
第三 第三十八号議案
平成三十年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
第四 第九十四号議案
平成三十年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
第五 第七十九号議案
都営住宅三十H─一〇二東(足立区新田一丁目)工事請負契約
第六 第八十号議案
都営住宅三十H─一〇三東(江東区東砂二丁目第二)工事請負契約
第七 第八十一号議案
都営住宅三十H─一〇六西(多摩市諏訪五丁目)工事その二請負契約
第八 第八十二号議案
都立竹台高等学校(三十)改築工事請負契約
第九 第八十三号議案
立川駅南口東京都・立川市合同施設(仮称)(三十)新築工事請負契約
第十 第八十四号議案
谷沢川分水路工事請負契約
第十一 第九十五号議案
平成三十年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)
第十二 第九十六号議案
平成三十年度東京都用地会計補正予算(第一号)
第十三 第八十九号議案
平成三十年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更について
第十四 諮問第一号
地方自治法第二百六条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
第十五 諮問第二号
地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
議事日程第六号追加の一
第一 議員提出議案第四号
東京都議会議員の議員報酬等の特例に関する条例の一部を改正する条例

   午後一時開議

○議長(尾崎大介君) これより本日の会議を開きます。

○議長(尾崎大介君) まず、議事部長をして諸般の報告をいたさせます。

○議事部長(櫻井和博君) 監査委員より、住民監査請求について、地方自治法等の一部を改正する法律附則第二条第三項の規定により通知がありました。
(別冊参照)

○議長(尾崎大介君) 次に、日程の追加について申し上げます。
 議員より、議員提出議案第四号、東京都議会議員の議員報酬等の特例に関する条例の一部を改正する条例が提出されました。
 これを本日の日程に追加いたします。

○議長(尾崎大介君) これより日程に入ります。
 日程第一から第十五まで、第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)外議案十二件、諮問二件を一括議題といたします。
 本案に関する委員会審査報告書は、お手元に配布をいたしてあります。
 朗読は省略をいたします。

総務委員会議案審査報告書
 第九十三号議案
平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 総務委員会所管分
繰越明許費
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
総務委員長 小松 大祐
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

財政委員会議案審査報告書
 第九十三号議案
平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
予算総則
歳入
歳出─財政委員会所管分
都債
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月五日
財政委員長 大松あきら
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

文教委員会議案審査報告書
 第九十三号議案
平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 文教委員会所管分
繰越明許費
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
文教委員長 とや英津子
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

都市整備委員会議案審査報告書
 第九十三号議案
平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出─都市整備委員会所管分
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
都市整備委員長 本橋ひろたか
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

厚生委員会議案審査報告書
 第九十三号議案
平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出─厚生委員会所管分
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
厚生委員長 栗林のり子
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

経済・港湾委員会議案審査報告書
 第九十三号議案
平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出
繰越明許費 経済・港湾委員会所管分
債務負担行為
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月五日
経済・港湾委員長 中山ひろゆき
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

環境・建設委員会議案審査報告書
 第九十三号議案
平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出─環境・建設委員会所管分
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
環境・建設委員長 栗下 善行
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

警察・消防委員会議案審査報告書
 第九十三号議案
平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出─ 警察・消防委員会所管分
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
警察・消防委員長 石毛しげる
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

経済・港湾委員会議案審査報告書
 第九十七号議案
平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月五日
経済・港湾委員長 中山ひろゆき
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

総務委員会議案審査報告書
 第三十八号議案
平成三十年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
 第九十四号議案
平成三十年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
総務委員長 小松 大祐
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

財政委員会議案審査報告書
 第七十九号議案
都営住宅三十H─一〇二東(足立区新田一丁目)工事請負契約
 第八十号議案
都営住宅三十H─一〇三東(江東区東砂二丁目第二)工事請負契約
 第八十一号議案
都営住宅三十H─一〇六西(多摩市諏訪五丁目)工事その二請負契約
 第八十二号議案
都立竹台高等学校(三十)改築工事請負契約
 第八十三号議案
立川駅南口東京都・立川市合同施設(仮称)(三十)新築工事請負契約
 第八十四号議案
谷沢川分水路工事請負契約
 第九十五号議案
平成三十年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)
 第九十六号議案
平成三十年度東京都用地会計補正予算(第一号)
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月五日
財政委員長 大松あきら
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

環境・建設委員会議案審査報告書
 第八十九号議案
平成三十年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更について
 本委員会は、二月二十八日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
環境・建設委員長 栗下 善行
 東京都議会議長 尾崎 大介殿

文教委員会諮問審査報告書
 諮問第一号
地方自治法第二百六条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
 本委員会は、二月二十八日付託された右諮問を審査の結果、左記のとおり答申すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
文教委員長 とや英津子
 東京都議会議長 尾崎 大介殿
       記
 本件は、これを棄却すべきである。

警察・消防委員会諮問審査報告書
 諮問第二号
地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
 本委員会は、二月二十八日付託された右諮問を審査の結果、左記のとおり答申すべきものと決定したので報告します。
  平成三十一年三月一日
警察・消防委員長 石毛しげる
 東京都議会議長 尾崎 大介殿
       記
 本件は、これを棄却すべきである。

○議長(尾崎大介君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 五十番清水孝治君。
〔五十番清水孝治君登壇〕

○五十番(清水孝治君) 東京都議会自由民主党を代表いたしまして、第九十三号議案、平成三十年度一般会計補正予算(第三号)を初め、本日の本会議において議決する議案について討論を行います。
 今回、中途議決する一般会計補正予算案は、その内容が大きく二つに分かれています。
 税収の増加に伴う、いわゆる税連動経費の増額や基金への積み立てなど、歳入の動きに対応して年度末に必要な、まさに補正を行うものが一つであります。
 もう一つは、築地跡地を市場会計から一般会計に有償所管がえする全く新規の予算案であります。その規模は、都税収入の実に一割に相当し、復興に取り組む福島県の予算を上回る五千四百二十三億円です。予算の性質も規模も全く異なるものが一つの補正予算案の中に詰め込まれております。
 このように、今回の一般会計補正予算案は異様な形態をとっております。東京都の予算編成の基本、都議会への予算案上程の基本が全く無視されております。補正予算の中に取り込まれた有償所管がえ予算が可決されると、築地市場跡地は市場会計から一般会計に移され、当該用地は市場用地ではなくなります。
 一方、小池知事は平成二十九年六月に、築地を守る、仲卸の方々が築地へ復帰される際のお手伝いはさせていただくとした上で、この用地に関しては、市場としての機能が確保できる方策を見出していく、こうした基本方針を公にし、市場関係者、都民、そして都議会にも説明してきました。
 その後、みずから発表した基本方針について、少しずつ口ぶりを変えていますが、その真意をただすと、知事は、方針は変わっていないと繰り返し詭弁を弄していました。
 今回の予算案は、知事が表明した基本方針と完全に矛盾しています。このため、方針が変わったのか、それとも提案された予算が間違っているのか、明確にしなければなりません。
 我が党は、委員会などの質疑を通して、補正予算編成の経緯、目的、必要性などを明らかにすべく、審議に挑みましたが、たった一日の質疑では全く不十分であります。
 そして、三月四日の経済・港湾委員会でも知事との一問一答の形式で質疑を行い、基本方針が変更されたのか変更されていないのかを知事にただしました。
 しかし、残念なことに、小池知事は、抽象的かつ曖昧な発言に終始し、方針は変わっていないの一点張りです。これでは説明責任を果たしたとは到底いえず、都民の納得を得られるものではありません。
 この結果、都の卸売市場の責任者である小池知事と都財政の責任者でもある小池知事が、全く相反する立場で発言しているという無責任きわまりない状態となっております。このままでは、有償所管がえに係る予算を認定することはできません。
 冒頭述べたとおり、一般会計補正予算案には、年度末に必要な各種の補正案件も含まれております。あたかも、これらを人質にとって、有償所管がえ予算をのめといわんばかりの内容になっています。
 しかも、この有償所管がえ予算の本質は、決して補正と呼ばれるものではありません。五千億円を超える、事実上、全く新たな予算であります。まして、知事の方針と相反する内容で、その規模は一つの県の予算にも匹敵する額であります。
 さらに、一月二十四日の予算大綱発表の前日まで、仮の案として都庁内部で検討されただけで、それまでの間、議会には全く説明がなかった案件であります。一月ほど前に明らかにされた、これだけの規模の知事の方針に相反する予算案の是非を審議するには、余りにも時間が短く、今も知事の方針との矛盾は解明されていません。
 仮に、平成三十一年度の当初予算の同時補正として計上されていれば、この予算案を予算特別委員会で審査し、中途議決ではなく、さらに三週間の審議期間を確保できました。場合によっては、この予算案だけを継続審議とすることも十分可能です。また、そうした事例もございました。
 今回、知事が平成三十年度の最終補正予算に組み込み、通例の年度末の補正案件と一体のものとして提案した理由も、委員会質疑の中で明らかにされませんでした。
 知事は、一般会計への移しかえにいち早く着手し、民間事業者の参画意欲を早期に引き出すため、三十年度の最終補正予算に計上したと釈明しております。二年近くもの間、この問題への対応をはぐらかし、言を左右してたなざらしにしてきた知事が、今ごろになって何をお話しになっているのか、全く理解ができません。
 要するに、三月六日の中途議決案件とすることで、予算特別委員会での知事との一問一答の議論を避けるための手段として、理事者がそんたくをした結果の補正予算案なのであります。
 このことは、予算編成手法を用いて、議会による十分な審議を免れようとする至ってこそくな手段であり、実質的な議会軽視そのものであります。
 なお、問題を矮小化するためか、会計間の移動にすぎない土地との等価交換だという理事者の答弁もありましたが、本件が税金の投入であることは明白であります。
 一般会計の視点からすれば、都民からお預かりした税金を基金などに積まずに五千億円強の土地を買ったということなのです。なぜその土地を買うのか、買った後どうするのか、その使途については四十ページ程度の素案があるだけで、あとは全てこれから。このような乱暴な財政運営をごまかすためのいいわけはやめるべきであります。
 都議会自民党は、このような状況を総合的に勘案し、有償所管がえ予算が抱える大きな矛盾と問題点を放置したまま、今回の一般会計補正予算を到底承認することはできません。
 よって、都議会自民党は、第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)及び第九十七号議案、平成三十年度中央卸売市場会計補正予算(第一号)に反対し、それ以外の知事提出議案に賛成し、討論といたします。
 ありがとうございました。(拍手)

○議長(尾崎大介君) 九十六番山田ひろし君。
〔九十六番山田ひろし君登壇〕

○九十六番(山田ひろし君) 都民ファーストの会東京都議団を代表し、小池知事提出の全議案に賛成する立場から討論を行います。
 市場問題は、過去の都政が解決を先送りにしてきた負の遺産ともいうべき課題です。今回、その根本的解決に向けて、築地市場跡地の有償所管がえ、そして築地まちづくり方針が示されたものと受けとめています。
 代表質問で指摘したとおり、広大な築地市場跡地の再開発は、近視眼的なものではなく、東京全体の価値を高めるものでなければなりません。また、有償所管がえの経費である五千四百二十三億円の原資は都民の税金であり、有償所管がえの意義、合理性が正確に都民に理解される必要があります。
 これまでの質疑を通じて、基本方針に込められた知事の考えは、一貫して食に根差した歴史や文化など、築地が培ってきた大切なものを守り、さらに発展させていく、まさしく築地を生かすものであることが明らかになりました。
 さらに、基本方針の内容は、その公表後、豊洲市場の開場などの状況の変化や有識者会議での議論などのさまざまな検討を経て具体化されてきたものであることも明らかになりました。
 一連の知事の対応は、これまで解決が先送りされてきた負の遺産に対して、終始一貫して何が一番都民の利益になるか検討されてきた結果といえるものです。
 今後も引き続き、築地の食文化を担ってきた市場業者に寄り添った対応をいただくとともに、地元区の要望も踏まえつつ、築地ブランドを生かしたまちづくりの検討を進めていただくことを求めます。
 築地市場跡地の再開発に当たっては、独立採算を原則とする市場会計のもとでは、経済合理性が優先され、東京全体を俯瞰した開発が困難となるおそれがあり、一般会計のもとで、民間の知恵を生かしながら再開発を行うことが都民の利益にかなうものです。
 所管がえについては、特別会計の独立性を確保するため、有償で実施することが現行規則で求められています。
 また、築地市場跡地の鑑定評価額は、過去の評価実績を有し、競争入札を経て選定された鑑定機関の専門的見地から算出されたものであり、妥当と判断できます。
 有償所管がえを補正予算として行う点については、今後、まちづくりを行うに当たって、いち早く一般会計への移しかえに着手することで、民間事業者の参画意欲を早期に引き出し、まちづくりの具体化を円滑に進める意義があることが明らかになりました。
 また、都議会における審議は、本会議に加え、財政、都市整備、経済・港湾の各委員会において十分に尽くされ、経済・港湾委員会では知事も出席の上で質疑が行われました。
 以上のとおり、補正予算であることをもって、十分な説明、議論が尽くされていないかのような意見は根拠がありません。
 築地市場跡地の再開発については、都が土地を保有し、再開発を行うとされていますが、これは築地ブランドを守り、長期的な観点から東京の持続的成長を可能にするために重要です。
 しかし、多額の都税が関係する以上、公益性を理由にした採算度外視の計画になることは避けなければなりません。
 質疑を通じて、今後の築地まちづくりが適切に進められるよう、まちづくり、財務、会計など、外部有識者を交えながら、中長期にわたって一貫してまちづくりをコントロールする仕組みが構築されることが示されました。この仕組みを評価するとともに、今後、都議会に対して随時報告を行うことを求めます。
 市場の今後のあり方について、今回の有償所管がえは、一般会計が独立会計の原則を有する市場会計から築地市場跡地を取得するに当たり、いわば対価として五千四百二十三億円を市場会計に繰り入れる等価交換であるとの説明がありました。
 私たちは、そもそも有償所管がえなしでは、近いうちに資金ショートを起こしてしまう市場会計の経営、財務のあり方が大きな問題と考えています。さらに、等価交換ではあるものの、豊洲市場や市場会計の穴埋めに巨額の税金が投入されるのではないかという印象を都民が抱く可能性があります。
 このような観点からも、代表質問において、将来的には民営化をも視野に入れた、また、定期的な外部監査を実施するなどの手法もあわせた市場会計の抜本的な経営改革を求めました。
 知事からは、民間企業経営の目線から、外部有識者による検証を進め、実効性ある経営計画の策定を進めることが答弁されました。ぜひ、抜本的な経営改革をスピード感を持って進めていただくよう重ねて強く求めます。
 最後に、私たちの代表質問でも述べましたとおり、豊洲新市場の経費の膨張を招いてしまった事実を、歴代の都知事、都庁、そして当然、都議会も重く受けとめなければなりません。
 今求められているのは、現状を真摯に受けとめ、未来に対して責任ある解決策を示し、着実に実行していくことです。
 私たちは、都議選の公約でも築地ブランドを守ると表明してきました。今後とも、食に根差した築地ブランドをさらに発展させ、広く都民の利益にかなう東京全体の価値の最大化に向けて、引き続き全力で取り組んでいただくことを強く求め、討論を終わります。(拍手)

○議長(尾崎大介君) 百四番尾崎あや子さん。
〔百四番尾崎あや子君登壇〕

○百四番(尾崎あや子君) 日本共産党都議団を代表して、第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算及び第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算に反対の立場から討論を行います。
 我が党は、二月十三日、議会運営委員会で築地市場跡地の有償所管がえを行う今回の補正予算を予算特別委員会に付託することを求めました。さらに、議会運営委員会でそれが合意に至らなかったもとで、十四日には財政委員会と経済・港湾委員会の連合審査を知事出席のもとで行うことを提案しました。
 予算額が五千六百億円を超える巨額である上、この間、都政を揺るがせてきた市場移転問題についての知事の公約に深くかかわる問題であり、知事との一問一答の質疑を十分な時間をかけて行う必要があると判断したからです。
 連合審査を行うかどうか、知事との一問一答の質疑を行うかどうかをめぐって、今定例会は大波乱の幕あけとなりました。
 事態を打開する契機になったのは、開会日前日の二月十九日、都議会自民党、日本共産党都議団、立憲民主党・民主クラブ、維新・あたらしい・無所属の会、生活者ネットワーク、自由を守る会の六会派が共同で知事との一問一答を求める申し入れを議長などに行ったことでした。六会派共同の申し入れは、都議会史上画期的なことです。
 その後も紆余曲折はありましたが、三月四日には経済・港湾委員会で小池知事との一問一答の質疑が実現しました。
 知事との一問一答の質疑で、一昨年六月二十日に知事が発表した市場移転に関する基本方針とは、記者会見の冒頭発言とスライド資料であることが明確になりました。
 基本方針は、知事が決定し、副知事や市場長などに会見直前に知らされただけで、東京都の行政方針として決定する手続がとられていないことも明らかになりました。
 都議会議員選挙告示三日前に知事が突然発表した基本方針は、知事と都民ファーストの会の公約であることも明白になりました。基本方針、築地のまちづくりをめぐる問題は、知事の公約への態度、責任が厳しく問われる問題であり、知事自身が誠実に答えるべきであることを改めて厳しく指摘しておきます。
 第九十三号議案及び九十七号議案に反対する第一の理由は、知事の公約違反、方針転換が質疑を通じてはっきりしたにもかかわらず、大きな方向性は変わっていないなどという、ごまかしと居直りを知事が続けていることです。
 知事の公約である築地は守る、市場機能を残すとの基本方針は、ことし一月に発表された築地まちづくり方針素案では全く触れられていません。基本方針からの転換、公約違反は誰の目にも明らかです。
 築地女将さん会の皆さんから三月四日に受け取った陳情書の書き出しの文章は、私たちは東京都知事小池百合子さんにだまされたと思っていますというものです。そして、一時的に豊洲市場に移るかもしれないが、築地市場に戻してあげると公的に発言されたにもかかわらず、これでは公約違反としかいえません、私どもの切なる希望であった五年後の築地市場での復帰継続に希望を抱き、都知事を信じた多くの方々への約束をほごにしたことになりますと切々と訴えています。
 築地ブランドをつくり上げ守ってきた人たち、築地場外で商売をしている人たちが相次いで知事に裏切られたと怒りの声を上げています。
 小池知事、このような公約違反は許されません。都民と市場関係者に謝罪し、築地は守るという公約を守るべきです。
 第二の理由は、有償所管がえを補正予算で急いで決める必要は全くないということです。
 補正予算で有償所管がえをしても、結果として一般会計に移るのは二年から三年後であり、その後に埋蔵文化財の調査を行うことになります。埋蔵文化財の調査は始めてみなければ何年かかるかわからないものです。
 我が党は、なぜ今年度最終補正予算に計上したのかただしました。知事は、民間企業の参画意欲を引き出すこと、決算剰余金で行えるめどがついたこと、再来年以降は税収減が見込まれることなどを挙げました。しかし、どれも今年度最終補正予算でなければならない理由にはなりません。
 第三の理由は、築地まちづくり方針がまだ素案にすぎないということです。
 方針の決定はこれからです。築地まちづくりについて、仲卸業者や築地場外の皆さん、都民の皆さんの意見をよく聞いて、多くの都民が納得できる計画にすることなしに、有償所管がえを拙速に決めることはあってはならないことです。
 知事は、豊洲市場は順調のようにいいますが、問題は何も解決していません。それどころか、開場後もマンホールから水があふれ、ターレの事故は多く、あってはならない最悪の死亡事故が起きてしまいました。エレベーターの事故や建物の揺れ、黒い粉じん、ひび割れなど、問題は次から次と起こっており、新たな対策も求められます。
 そうなると、豊洲市場の管理費が当初予算よりもふえることになります。しかも、売り上げが減少し、新たに廃業を考えている人や廃業を決めた人も出ています。
 豊洲市場の地下水調査では、引き続きベンゼンは環境基準の百三十倍も検出されています。しかも、検出された箇所はふえています。環境基準では出てはならないとなっている猛毒のシアンも検出されています。安心して商売ができる状況ではありません。
 有償所管がえで五千四百二十三億円が市場会計に繰り入れされても、市場会計の継続性が保証されるわけではありません。経常経費や減価償却費によって赤字が発生することは変わりません。幾ら経営改善を行っても、年間赤字百二十億から百四十億円もの赤字になり、そう簡単に黒字にはできません。
 以上の理由により、日本共産党都議団は二つの補正予算案に反対するものです。
 まだまだ解明すべき問題がたくさん残されています。我が党は、引き続き予算特別委員会などを通して徹底追及していくことを表明して、討論を終わります。(拍手)

○議長(尾崎大介君) 二番けいの信一君。
〔二番けいの信一君登壇〕

○二番(けいの信一君) 都議会公明党を代表し、平成三十年度一般会計補正予算を初め、知事提出の全議案に賛成する立場から討論をいたします。
 初めに、第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算についてであります。
 この補正予算には、築地市場跡地の一般会計への有償所管がえに要する経費が計上されています。平成二十八年十一月に豊洲市場移転に向けたロードマップを小池知事が発表したことを受け、我が党は、市場会計の持続可能性を高めるために必要な措置をスピード感を持って進めるよう訴えてきました。
 また、平成二十九年八月の第二回臨時会、同年の第四回定例会、昨年の第四回定例会と有償所管がえの有用性をいち早く提案してまいりました。したがって、有償所管がえは唐突に浮上した対応ではありません。
 仮に中途議決ではなく、今定例会の会期末で議決する補正予算とした場合には、成立後の日程に余裕がなく、埋蔵物調査に関する覚書や出納手続などが間に合わず、補正予算の執行が年度内に完了しないおそれも出てきます。こうした懸念要因を避けた都の判断は妥当であると考えます。
 さらに、補正予算ではなく、平成三十一年度の当初予算に組み込むべきとの主張もあるようです。しかし、既に必要な財源を確保し、都民生活に必要な新年度の予算執行に影響を及ぼさずに、今すぐにでも実施できる有償所管がえの手続を新年度の四月以降に繰り延べしなければならない積極的な理由は見当たりません。
 むしろ、新年度への先送りは、有償所管がえにまつわる議論を東京オリ・パラ大会の直前まで長引かせることになります。都民生活を第一に考えるならば、未来志向の前向きな議論を優先するべきであります。
 また、一部には、今回の有償所管がえについて、市場会計の赤字補填のために総額五千六百億円もの多額の税が新たに投入されるとの都民に誤解を与えかねない意見もあります。
 しかし、築地市場跡地は都が現に有する土地であり、決して新たに土地を購入するわけではありません。その上で、所管がえはあくまで、より幅広く活用の選択肢を広げるための措置であります。実際、都の貸借対照表における資産の部の合計では一切増減は発生しません。この点を正しく理解すべきです。
 なお、有償所管がえの引き合いに出されるかつての神田市場について触れておきます。
 神田市場が廃止された際には、約三千七百億円で市場跡地の二・七ヘクタールを昭和六十三年から五年をかけて有償所管がえしております。
 しかし、十年後の平成十四年には、道路用地などの一・一ヘクタールを除く一・六ヘクタールを、バブル崩壊後ということもあり、約四百億円で民間に売却しています。当時、都財政の再建が急がれていた事情もあり、改めて都が利活用の方針を立てることなく、民間への売却を行ったやむを得ない対応でありました。
 一方、築地市場跡地については、都心に残る貴重で広大な都有地であり、今後の景気変動の見通しを立てにくいこともあり、いたずらに事を急げば、妥当性のない金額で売却するような事態も招きかねません。
 築地市場跡地は、築地まちづくり方針を示した上で段階的な整備計画をもっての所管がえとなっており、資産価値の上からも、公共的なまちづくりの使命の上からも、最大限に価値が高まる利活用としていくべきであります。段階的な開発であっても、まちづくりの一体性を確保し、あわせて安定した収益力を保つべく、地元中央区や場外市場業者の意見を十分に反映させながら、まちづくり方針をブラッシュアップしていくことを求めます。
 このほか、今回も最終補正予算で二千七百八十八億円が減額補正されております。執行残や不用額、契約差額等の速やかな整理のための補正には賛同するものでありますが、都民生活の安心・安全に欠かせない都民の関心の高い事業においては、今後、より一層効率的な予算執行の確保に向け、取り組み内容の精査を求めておくものであります。
 例えば、鉄道駅のホームドアの設置、バリアフリー化や不燃化対策などでも多額の執行残が生じており、事業執行の加速化に向けた改善が必要です。
 次に、第七十九号議案から第八十四号議案までの工事請負契約案件について申し上げます。
 初めに、荒川区にある都立竹台高等学校改築工事契約では、我が党が一貫して推進してきた学校体育館への空調設置、洋式トイレの整備などの取り組みを当初案を見直した上で組み込んでおり、高く評価いたします。
 また、谷沢川分水路工事に当たっては、近年頻発する集中豪雨を踏まえた治水対策に万全を期すとともに、親水性の確保や環境に配慮した川づくりなど、近隣住民の生活の質の向上にも資する工事の進捗を求めるものであります。
 最後に、都営住宅工事のうち、足立区新田一丁目住宅の改築工事について申し上げます。
 合計十二棟から成る新田一丁目住宅は、建築から五十年が経過し、耐震性の観点から建てかえが求められておりました。加えて、荒川と隅田川の土手沿いに立地しており、水害対策が急務であります。今回の工事は、国土交通省が進める高規格堤防と連携し、国交省が盛り土をつくり、その上に都営住宅を建てるという事業であります。
 しかし、都市整備委員会の質疑において、共産党は事もあろうに、当該地域の氾濫を防ぐことはできたとしても、高規格堤防化されていない地域の氾濫は防げない、堤防下に当たるのり尻の部分は急な水流によって逆に危険にさらされるなどと発言をいたしました。
 要するに、共産党は、一部の堤防では効果が薄く、全体が完成しなければ意味がないというのです。数百キロにわたる堤防を一度に整備できるはずがありません。まずは着手できるところから進めていくというのが正論であります。
 高規格堤防は、堤防の決壊を回避し、水害から都民の命を守る、現状、最も効果的な対策であります。対案を示さず、いたずらに都民の不安をあおる手法は、防災対策のおくれにつながりかねず、まことに無責任であると断ずるものであります。
 今後も、未整備地域の堤防整備を進め、居住者や地域住民が安心して暮らしていけるよう、計画に沿った着実な工事の進捗を改めて強く求めておきます。
 都議会公明党は、都民の生活に根差した政党として、不安をあおるのではなく、不安を取り払う政策立案、推進で、都民の暮らし、安全・安心を守るために全力を尽くしていくことをお誓いし、討論を終わります。(拍手)

○議長(尾崎大介君) 五十四番西沢けいた君。
〔五十四番西沢けいた君登壇〕

○五十四番(西沢けいた君) 私は、都議会立憲民主党・民主クラブを代表して、第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)及び第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)に反対の立場から討論を行います。
 今回の築地まちづくり方針素案に対しては、小池知事の公約違反、方針転換と感じている都民が少なくありません。築地を守るという知事の公約で、再び築地に競り、市場内取引機能が確保され、五年以内に戻ってこられると期待した仲卸もいるのです。
 私たちは、築地に食文化の拠点を継承していくという立場であり、その意味からも、知事が目指そうとする大きな方向性とは軌を一にするものですが、曖昧で、あえて誤解を与えるとさえ思われる公約時の知事の発言、説明が今日の混乱の大きな原因であると考えています。
 知事が発言していた希望する仲卸が築地に復帰する際の手伝いとは何か、あるいは知事が作成するとしていた場外市場の方や新規参入の意向のある方などを含めた行程表を示すべきなどとする私たちの代表質問に対して、知事から具体的な答弁がなかったことは、その証左でもあります。
 私たちは代表質問において、知事の公約を信じて期待した都民、仲卸の人たちに対して、まずは謝罪すべきと申し上げてきました。
 食のテーマパーク発言で関係がこじれた万葉倶楽部に対して、小池知事は二度にわたって陳謝はしています。
 知事の公約を信じて期待した都民、仲卸の人たちが悪いのでしょうか。私は、繰り返しになりますが、公約時の曖昧で、あえて誤解を与えるとさえ思われる知事の発言、説明にこそ原因があったと考えており、小池知事から、謝罪あるいは陳謝に関して何ら言及がなかったことは残念でなりません。
 今回、私たちは、公約違反、方針転換とも指摘されている築地まちづくり方針素案について、まちづくりの中心が食文化から国際会議場に移ったのではないか、あるいは目ききの力を活用するという視点が大きく後退したのではないかなどの懸念事項について、知事の真摯な説明を求めてきました。
 しかし、知事は大きな方向性は変わっていないという答弁を繰り返すことが多く、私は変わった部分、後退した部分など、自身に不都合な部分があっても丁寧に説明し、より多くの都民の理解と納得を得る努力が必要であったのではないかと考えます。
 私たちは、都民や議会への丁寧な説明というプロセスを重視するのであれば、例えば決算剰余金等は一時的に基金に積んでおくなどして、都としての方針を確定した上で、関係議案を提案することも可能であったのではないかとも質問をいたしました。
 しかし、知事からは、説明責任を果たす以上に重きを置かなければならない理由は示されませんでした。
 私たちは、有償所管がえすること自体は理解するものですが、事実上、それは五千四百億円の都民の税金で土地を買うことにほかなりません。五千四百億円もの高額な土地を買うのであれば、それに見合った説明がされて当然であったと考えます。
 これらのことを踏まえ、今回の関係議案については反対するものです。
 今年度末に確定する築地まちづくり方針においては、私たちの述べてきた内容や懸念事項について可能な限り盛り込まれ、明確になることを求めるとともに、知事においては、今回の築地の問題に限らず、真摯に説明責任を果たされることを強く要望し、都議会立憲民主党・民主クラブを代表しての討論を終わります。(拍手)

○議長(尾崎大介君) 二十七番おときた駿君。
〔二十七番おときた駿君登壇〕

○二十七番(おときた駿君) 私は、維新・あたらしい・無所属の会を代表して、第九十三号議案、第九十七号議案に反対、その他全議案に賛成の立場から討論を行います。
 本補正予算議案には、築地市場跡地を有償所管がえする補正予算だけでなく、都政運営にかかわる他の事案もパッケージされた議案となっています。我が会派が賛同しかねるのは、築地市場跡地の有償所管がえに関する部分だけであり、議案ごと反対せざるを得ないことは不本意であり、このような形で議案を上程するやり方そのものに大きな疑問が残るということを、まず冒頭に指摘をしておきます。
 築地市場跡地の有償所管がえそのものは、我が会派もかねてより求めてきたことであり、築地に市場を再整備することが現実的ではない以上、やらなければならないことであります。
 しかしながら、それは知事が築地に市場機能を残すと明言された基本方針の転換を宣言した上で、しっかりと説明を尽くし、築地市場跡地を今後どのようなプランで再開発し、都民負担はどうなるのか、その見通しが明らかにされているという当たり前の状態であることが大前提です。残念ながら現時点では、そのいずれもが満たされた状態とはいえません。
 具体的に我々の原案への反対理由は大きく二つ。基本方針の変節に対する知事の対応と、これからの築地再開発プランの不透明性です。
 まず、基本方針については、繰り返し指摘されているとおり、二〇一七年六月二十日に小池知事は、都議選の公約となる基本方針を発表し、競り、市場内取引を確保、発展、築地に業者が戻れるお手伝いをするなどと明言をいたしました。しかしながら、今般発表された築地まちづくり方針素案には、そうした文言、内容は一切残っておりません。
 小池知事の言動や政治姿勢は常に変節しており、その決定的な根拠となるのが、昨年、二〇一八年の予算特別委員会における答弁です。その際、私は、築地に市場機能を残すのか残さないのか、はっきりとした答弁を求めて、知事に何度も伺いました。議事録にももちろん全て残っております。
 そこで小池知事は、築地に中央卸売市場については設置しないと述べてはいるものの、市場機能そのものに対する回答を求めると、築地につきましては、民間の知恵を生かして将来にとって重要な役割を担う、そんな新たなまちづくりにつなげてまいりますとか、市場の関係者の方々が、その中で、いろいろな思いがあるのも十分熟知いたしております、まずは豊洲市場への移転ということを最優先にすべきだと、このことを申し上げているわけでございますなどと答弁されております。
 本定例会のように、近接地である築地に卸売市場はつくらないとはっきり答弁をしておりません。つまり、一年前の時点では、卸売市場についての明言は意図的に避け、とりわけ地方卸売市場などを設置する可能性を明らかに残していたわけであります。
 もし小池知事の基本方針が全く変わっていないというのであれば、一年前の時点で、築地に卸売市場はつくらないとはっきりと答弁をしていたはずであります。しかし、できなかった、それをしなかった。これは豊洲市場が開設し、世論や市場業者の反発、ほとぼりが冷めるまで待とうとした極めて不誠実な態度ではないでしょうか。
 二年前の基本方針どころか、一年前の答弁からも小池知事の基本的な考え方は完全に変節している。小池知事は、世論をごまかそう、だまそうとして確信を持ってやっている。にもかかわらず、知事は、かたくなに自身の方針転換、変節を認めないばかりか、市場業者や築地文化に寄り添ってきたとの発言を繰り返しており、こうした政治姿勢の中で提案された補正予算案に軽々と賛同することはできません。
 また、築地まちづくり方針素案については、有識者会議などの、いわば派手な部分こそ公開の場で行いましたが、それを取りまとめる肝心の庁内会議は全て非公開で行われており、議事録すら公開されておりません。途中経過は水面下で行われ、上がってきたときには決まっている。それこそまさに小池知事が従前から批判をしていたブラックボックスな意思決定であり、その中で市場機能などの重大な選挙公約が消えていったことも看過することはできません。
 そして、もう一方の築地再開発プランについても、市場会計で保有する、賃料約百六十億円を継続的に生み出す、都民の税金を投入することはしないとされていた基本方針から大きくさま変わりし、その見通しは極めて不透明です。
 民間の力を活用するというのは聞こえがよいものの、定期借地の詳細すら決まっていない段階で手を挙げる事業者がいるのか、どれだけの賃料が見込めるのか、再開発における収益性や公益性を現在示されているプランから判断することはできません。いわゆる箱物を行政が運営することになり、土地の代金ばかりか、ランニングコストまで負担する可能性も考えられます。
 土地を一般会計が等価で手に入れるだけだという説明もありました。ですが、なぜそれを今行わねばならないのかについては納得のいく説明がなく、いずれにせよ、都税が現金として支出されることは間違いありません。
 その支出先である市場会計は赤字運営が常態化しており、具体的な解決策は明示されていない状態にあります。土地と引きかえに支出した都税が、結果としてその赤字補填のために使われることになり、手に入れた土地から収益を発生させる見通しもないというのであれば、これはまさに知事が懸念をしていたとおり、新たな都民負担が生じるということにほかならないのではないでしょうか。
 また、補正予算案として計上したのは、一般会計が膨張して東京富裕論を招かないためとの説明についても、等価交換するだけであれば東京富裕論を打ち消すことはできないはずであります。本議案をこのタイミングで中途議決の補正予算として通すために構築された知事と東京都のロジックは、いずれも全て完膚なきまでに破綻をしております。
 築地再開発を未来への投資と割り切って、一定の都民負担の発生を容認するのであれば、それはもはや新たな政策方針であり、基本方針を撤回した上で、改めて都民、都議会に示すべきではないでしょうか。
 こうした状況を踏まえ、我々は現時点で議案の賛否を決めることは困難との立場から、財政委員会において継続審議を提案いたしましたが、残念ながら賛成少数で否決をされました。続いて、他の都政運営に影響を及ぼさないため、築地市場跡地を有償所管がえする費用のみを減額する修正案に賛同いたしましたが、こちらも賛成少数で否決をされ、本日の議決を迎えました。
 以上、申し述べてきた理由から、有償所管がえそのものはいずれかのタイミングで行うことが必要であると考えているものの、現状でその賛否を出さねばならないというのであれば、到底賛成することはできません。
 都民との約束である公約がいとも簡単に破棄され、将来の費用対効果は不透明。このような状況で本議案を可決することは、将来の都政に大きな禍根を残すものであると断言をいたします。
 維新・あたらしい・無所属の会は、これから続く予算特別委員会の審議におきましても、都民にお約束をした東京大改革が実行されるかどうかを厳しく問いただし、是々非々の態度で小池知事と予算案に対峙していくことを表明いたしまして、討論を終わります。(拍手)

○議長(尾崎大介君) 以上をもって討論を終了いたします。

○議長(尾崎大介君) これより採決に入ります。
 まず、日程第一、第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)を採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、可決であります。
 本案は、記名投票により採決をいたします。
 投票は、記名用札により行います。
 議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕

○議長(尾崎大介君) この際、立会人について申し上げます。
 立会人には、会議規則第七十六条の規定により、百八番東村邦浩君、百十六番増子ひろき君、百二十二番吉原修君及び百二十六番大山とも子さんを指名いたします。
 これより投票用札を配布いたします。
〔投票用札配布〕

○議長(尾崎大介君) 投票用札の配布漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) 配布漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕

○議長(尾崎大介君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。
 採決の方法は、記名投票であります。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することを可とする諸君は白票を、否とする諸君は青票を、点呼に応じて順次投票を願います。
 局長をして点呼いたさせます。
〔局長点呼〕
〔各員投票〕

○議長(尾崎大介君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) 投票漏れなしと認めます。
 以上をもって投票を終了いたします。
 投票箱を閉じます。
〔投票箱閉鎖〕

○議長(尾崎大介君) これより開票を行います。
 立会人の方々の立ち会いを願います。
〔開票〕

○議長(尾崎大介君) 局長をして投票の結果を報告いたさせます。

○議会局長(松山英幸君) 投票結果。
   出席議員数 百二十五人
   投票総数 百二十五票
    うち
   可とする者 白票 七十五票
   否とする者 青票 五十票
 以上。

記名投票結果
 白票(第九十三号議案は委員会の報告のとおり決定することを可とする者)
一番   古城まさお君
二番   けいの信一君
三番   成清梨沙子君
四番   鈴木 邦和君
五番   西郷あゆ美君
六番   滝田やすひこ君
七番   藤井あきら君
八番   森澤 恭子君
十六番  細田いさむ君
十七番  うすい浩一君
十八番  小林 健二君
十九番  加藤 雅之君
二十番  森口つかさ君
二十一番 内山 真吾君
二十二番 もり  愛君
二十三番 龍円あいり君
二十四番 あかねがくぼかよ子君
二十五番 保坂まさひろ君
二十六番 斉藤れいな君
三十六番 斉藤やすひろ君
三十七番 栗林のり子君
三十八番 伊藤こういち君
三十九番 大松あきら君
四十番  関野たかなり君
四十一番 福島りえこ君
四十二番 つじの栄作君
四十三番 米川大二郎君
四十四番 清水やすこ君
四十五番 白戸 太朗君
四十六番 増田 一郎君
四十七番 佐野いくお君
四十八番 奥澤 高広君
五十九番 遠藤  守君
六十番  まつば多美子君
六十一番 高倉 良生君
六十二番 上野 和彦君
六十三番 細谷しょうこ君
六十四番 両角みのる君
六十五番 石川 良一君
六十六番 後藤 なみ君
六十七番 平  慶翔君
六十八番 鳥居こうすけ君
六十九番 菅原 直志君
七十番  木下ふみこ君
七十一番 ひぐちたかあき君
七十二番 入江のぶこ君
七十三番 森村 隆行君
八十三番 のがみ純子君
八十四番 中山 信行君
八十五番 谷村 孝彦君
八十六番 小磯 善彦君
八十七番 藤井  一君
八十八番 村松 一希君
八十九番 栗下 善行君
九十番  中山ひろゆき君
九十一番 桐山ひとみ君
九十二番 本橋ひろたか君
九十三番 田の上いくこ君
九十四番 おじま紘平君
九十五番 馬場 信男君
九十六番 山田ひろし君
九十七番 岡本こうき君
百六番  長橋 桂一君
百七番  橘  正剛君
百八番  東村 邦浩君
百九番  中嶋 義雄君
百十番  山内  晃君
百十一番 たきぐち学君
百十二番 伊藤 ゆう君
百十三番 木村 基成君
百十四番 荒木ちはる君
百十五番 小山くにひこ君
百十六番 増子ひろき君
百十七番 石毛しげる君
百十八番 大津ひろ子君
 青票(第九十三号議案は委員会の報告のとおり決定することを否とする者)
九番    上田 令子君
十番    山内れい子君
十一番   伊藤しょうこう君
十二番   田村 利光君
十三番   菅野 弘一君
十四番   藤井とものり君
十五番   池川 友一君
二十七番  おときた駿君
二十八番  川松真一朗君
二十九番  小松 大祐君
三十番   柴崎 幹男君
三十一番  舟坂ちかお君
三十二番  宮瀬 英治君
三十三番  原田あきら君
三十四番  斉藤まりこ君
三十五番  藤田りょうこ君
四十九番  やながせ裕文君
五十番   清水 孝治君
五十一番  大場やすのぶ君
五十二番  小宮あんり君
五十三番  鈴木 章浩君
五十四番  西沢けいた君
五十六番  原 のり子君
五十七番  星見てい子君
五十八番  とや英津子君
七十四番  早坂 義弘君
七十五番  高橋 信博君
七十六番  古賀 俊昭君
七十七番  秋田 一郎君
七十八番  山口  拓君
七十九番  河野ゆりえ君
八十番   米倉 春奈君
八十一番  白石たみお君
八十二番  里吉 ゆみ君
九十八番  中屋 文孝君
九十九番  宇田川聡史君
百番    神林  茂君
百一番   三宅 茂樹君
百二番   中村ひろし君
百三番   とくとめ道信君
百四番   尾崎あや子君
百五番   和泉なおみ君
百二十番  三宅 正彦君
百二十一番 山崎 一輝君
百二十二番 吉原  修君
百二十三番 高島なおき君
百二十四番 あぜ上三和子君
百二十五番 清水ひで子君
百二十六番 大山とも子君
百二十七番 曽根はじめ君

○議長(尾崎大介君) ただいまご報告申し上げましたとおり、可とする諸君が多数であります。よって、日程第一、第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)は、委員会の報告のとおり決定をいたしました。
 議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕

○議長(尾崎大介君) 次に、日程第二、第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)を採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、可決であります。
 本案は、記名投票により採決いたします。
 投票は、記名用札により行います。
 議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕

○議長(尾崎大介君) この際、立会人について申し上げます。
 立会人には、会議規則第七十六条の規定により、百八番東村邦浩君、百十六番増子ひろき君、百二十二番吉原修君及び百二十六番大山とも子さんを指名いたします。
 これより投票用札を配布いたします。
〔投票用札配布〕

○議長(尾崎大介君) 投票用札の配布漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) 配布漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕

○議長(尾崎大介君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。
 採決の方法は、記名投票であります。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することを可とする諸君は白票を、否とする諸君は青票を、点呼に応じて順次投票を願います。
 局長をして点呼いたさせます。
〔局長点呼〕
〔各員投票〕

○議長(尾崎大介君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) 投票漏れなしと認めます。
 以上をもって投票を終了いたします。
 投票箱を閉じます。
〔投票箱閉鎖〕

○議長(尾崎大介君) これより開票を行います。
 立会人の方々の立ち会いを願います。
〔開票〕

○議長(尾崎大介君) 局長をして投票の結果を報告いたさせます。

○議会局長(松山英幸君) 投票結果。
   出席議員数 百二十五人
   投票総数 百二十五票
    うち
   可とする者 白票 七十五票
   否とする者 青票 五十票
 以上。

記名投票結果
 白票(第九十七号議案は委員会の報告のとおり決定することを可とする者)
一番   古城まさお君
二番   けいの信一君
三番   成清梨沙子君
四番   鈴木 邦和君
五番   西郷あゆ美君
六番   滝田やすひこ君
七番   藤井あきら君
八番   森澤 恭子君
十六番  細田いさむ君
十七番  うすい浩一君
十八番  小林 健二君
十九番  加藤 雅之君
二十番  森口つかさ君
二十一番 内山 真吾君
二十二番 もり  愛君
二十三番 龍円あいり君
二十四番 あかねがくぼかよ子君
二十五番 保坂まさひろ君
二十六番 斉藤れいな君
三十六番 斉藤やすひろ君
三十七番 栗林のり子君
三十八番 伊藤こういち君
三十九番 大松あきら君
四十番  関野たかなり君
四十一番 福島りえこ君
四十二番 つじの栄作君
四十三番 米川大二郎君
四十四番 清水やすこ君
四十五番 白戸 太朗君
四十六番 増田 一郎君
四十七番 佐野いくお君
四十八番 奥澤 高広君
五十九番 遠藤  守君
六十番  まつば多美子君
六十一番 高倉 良生君
六十二番 上野 和彦君
六十三番 細谷しょうこ君
六十四番 両角みのる君
六十五番 石川 良一君
六十六番 後藤 なみ君
六十七番 平  慶翔君
六十八番 鳥居こうすけ君
六十九番 菅原 直志君
七十番  木下ふみこ君
七十一番 ひぐちたかあき君
七十二番 入江のぶこ君
七十三番 森村 隆行君
八十三番 のがみ純子君
八十四番 中山 信行君
八十五番 谷村 孝彦君
八十六番 小磯 善彦君
八十七番 藤井  一君
八十八番 村松 一希君
八十九番 栗下 善行君
九十番  中山ひろゆき君
九十一番 桐山ひとみ君
九十二番 本橋ひろたか君
九十三番 田の上いくこ君
九十四番 おじま紘平君
九十五番 馬場 信男君
九十六番 山田ひろし君
九十七番 岡本こうき君
百六番  長橋 桂一君
百七番  橘  正剛君
百八番  東村 邦浩君
百九番  中嶋 義雄君
百十番  山内  晃君
百十一番 たきぐち学君
百十二番 伊藤 ゆう君
百十三番 木村 基成君
百十四番 荒木ちはる君
百十五番 小山くにひこ君
百十六番 増子ひろき君
百十七番 石毛しげる君
百十八番 大津ひろ子君
 青票(第九十七号議案は委員会の報告のとおり決定することを否とする者)
九番    上田 令子君
十番    山内れい子君
十一番   伊藤しょうこう君
十二番   田村 利光君
十三番   菅野 弘一君
十四番   藤井とものり君
十五番   池川 友一君
二十七番  おときた駿君
二十八番  川松真一朗君
二十九番  小松 大祐君
三十番   柴崎 幹男君
三十一番  舟坂ちかお君
三十二番  宮瀬 英治君
三十三番  原田あきら君
三十四番  斉藤まりこ君
三十五番  藤田りょうこ君
四十九番  やながせ裕文君
五十番   清水 孝治君
五十一番  大場やすのぶ君
五十二番  小宮あんり君
五十三番  鈴木 章浩君
五十四番  西沢けいた君
五十六番  原 のり子君
五十七番  星見てい子君
五十八番  とや英津子君
七十四番  早坂 義弘君
七十五番  高橋 信博君
七十六番  古賀 俊昭君
七十七番  秋田 一郎君
七十八番  山口  拓君
七十九番  河野ゆりえ君
八十番   米倉 春奈君
八十一番  白石たみお君
八十二番  里吉 ゆみ君
九十八番  中屋 文孝君
九十九番  宇田川聡史君
百番    神林  茂君
百一番   三宅 茂樹君
百二番   中村ひろし君
百三番   とくとめ道信君
百四番   尾崎あや子君
百五番   和泉なおみ君
百二十番  三宅 正彦君
百二十一番 山崎 一輝君
百二十二番 吉原  修君
百二十三番 高島なおき君
百二十四番 あぜ上三和子君
百二十五番 清水ひで子君
百二十六番 大山とも子君
百二十七番 曽根はじめ君

○議長(尾崎大介君) ただいまご報告申し上げましたとおり、可とする諸君が多数であります。よって、日程第二、第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)は、委員会の報告のとおり決定いたしました。
 議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕

○議長(尾崎大介君) 次に、日程第三から第十三まで、第三十八号議案、平成三十年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例外議案十件を一括して採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
 お諮りいたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(尾崎大介君) 次に、日程第十四及び第十五、諮問第一号、地方自治法第二百六条の規定に基づく審査請求に関する諮問について外諮問一件を一括して採決いたします。
 本件に関する委員会の報告は、いずれも棄却することであります。
 お諮りいたします。
 本件は、委員会の報告のとおり答申することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、いずれも委員会の報告のとおり答申することに決定をいたしました。

○議長(尾崎大介君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、議員提出議案第四号、東京都議会議員の議員報酬等の特例に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布をいたしてあります。
(議案の部参照)

○六十七番(平慶翔君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第四号については、趣旨説明並びに委員会付託を省略し、原案のとおり決定されることを望みます。

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第四号は、原案のとおり可決されました。

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 明七日から二十七日まで二十一日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、明七日から二十七日まで二十一日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、三月二十八日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後二時二十分散会

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