平成三十年東京都議会会議録第十七号

○副議長(長橋桂一君) これより日程に入ります。
 日程第一から第三十六まで、第二百一号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第二号)外議案三十五件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事長谷川明君。
〔副知事長谷川明君登壇〕

○副知事(長谷川明君) ただいま上程になりました三十六議案についてご説明申し上げます。
 初めに、第二百一号議案は、一般会計補正予算でございます。昨今の地震、風水害や猛烈な暑さを受けて、前倒しが必要な施策に速やかに着手をするため、九十二億円の補正を行うものでございます。
 第二百二号議案から第二百二十号議案まで及び第二百三十五号議案から第二百三十六号議案までの二十一議案は条例案でございます。
 まず、新設の条例が二件ございます。
 第二百九号議案、東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業施行規程は、泉岳寺駅地区における市街地再開発事業について、都市再開発法の規定に基づき、必要な事項を定めるものでございます。
 第二百十五号議案、東京都中小企業・小規模企業振興条例は、中小企業を取り巻く経営環境が急速に変化する中で、中小企業の振興に関する施策を総合的に推進するため、都の基本的な考え方を明らかにし、中小企業の一層の発展を図るものでございます。
 次に、一部を改正する条例が十九件ございます。
 第二百二号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外四件は、東京都人事委員会勧告等を踏まえ、職員の給与等に関して所要の改正を行うものでございます。
 第二百五号議案、非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例外二件は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員制度が導入されることを踏まえ、必要な規定の整備を行うものでございます。
 第二百十四号議案、東京都立総合精神保健福祉センター及び東京都立精神保健福祉センター条例の一部を改正する条例外一件は、施設の移転に伴い、規定を整備するものでございます。
 第二百十七号議案、東京都環境影響評価条例の一部を改正する条例は、更新期を迎える施設の増加などの状況変化を踏まえ、手続の明確化を図るものなどでございます。
 第二百十八号議案、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例は、土壌汚染対策法の一部改正などを踏まえ、健康リスクの考え方を導入するなど、法との関係性を整理するとともに、地下水環境保全に向けて条例独自に規定を設けるものなどでございます。
 第二百二十号議案、火災予防条例の一部を改正する条例は、消防法施行令等の一部改正を踏まえ、現行条例の消火器具設置基準を担保する規定を設けるものなどでございます。
 このほか、法令改正に伴い規定を整備するものが六件ございます。
 第二百二十一号議案から第二百三十号議案までの十議案は契約案でございます。
 第二百二十一号議案、警視庁志村警察署庁舎(三十)改築工事請負契約など、契約金額の総額は約二百三十七億三千万円でございます。
 第二百三十一号議案から第二百三十四号議案までの四議案は事件案でございます。
 第二百三十一号議案は、当せん金付証票、いわゆる宝くじの平成三十一年度の発売限度額を定めるもの、第二百三十二号議案から第二百三十四号議案までの三議案は、公の施設の指定管理者を指定するものでございます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。
(議案の部参照)

○副議長(長橋桂一君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告をいたさせます。

○議事部長(櫻井和博君) 人事委員会の回答は、第二百二号議案から第二百七号議案及び第二百三十五号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

三〇人委任第九七号
平成三十年十一月二十八日
東京都人事委員会委員長 青山  やすし
 東京都議会議長 尾崎 大介殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成三十年十一月二十七日付三〇議事第三七四号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第二百二号
職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
二 第二百三号
東京都の一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
三 第二百四号
東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
四 第二百五号
非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
五 第二百六号
職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
六 第二百七号
学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
七 第二百三十五号
都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

○副議長(長橋桂一君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第三十六までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(長橋桂一君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第三十六までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

○副議長(長橋桂一君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、議員提出議案第二十一号、東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)

○六十七番(平慶翔君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第二十一号については、趣旨説明を省略し、財政委員会に付託されることを望みます。

○副議長(長橋桂一君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(長橋桂一君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第二十一号は、趣旨説明を省略し、財政委員会に付託することに決定いたしました。

○副議長(長橋桂一君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願三十七件及び陳情三十二件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○副議長(長橋桂一君) お諮りいたします。
 明十三日から十八日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(長橋桂一君) ご異議なしと認めます。よって、明十三日から十八日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、十二月十九日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時七分散会

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