平成三十年東京都議会会議録第十三号

○議長(尾崎大介君) これより日程に入ります。
 日程第一から第三十七まで、第百六十五号議案、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用並びに特定個人情報の利用及び提供に関する条例の一部を改正する条例外議案三十五件、諮問一件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事長谷川明君。
〔副知事長谷川明君登壇〕

○副知事(長谷川明君) ただいま上程になりました三十七議案についてご説明を申し上げます。
 初めに、第百六十五号議案から第百七十七号議案までの十三議案は条例案でございます。
 まず、新設の条例が二件ございます。
 第百六十八号議案、東京都石油コンビナート等防災本部条例は、石油コンビナート等特別防災区域を指定する政令の一部を改正する政令の施行に伴い、東京都石油コンビナート等防災本部の組織及び運営に関し必要な事項を定めるものでございます。
 第百六十九号議案、東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例は、東京二〇二〇大会の開催都市として、いかなる種類の差別も許されないというオリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念が広く都民等に浸透した都市となるため、必要な取り組みを推進するものでございます。
 次に、一部を改正する条例は十件でございます。
 第百六十五号議案、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用並びに特定個人情報の利用及び提供に関する条例の一部を改正する条例は、いわゆるマイナンバー法に基づき個人番号を利用することができる事務を追加するものなどでございます。
 第百六十六号議案、特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例及び第百六十七号議案、市町村における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例は、特別区及び市町村が処理する事務の範囲に係る規定を改めるほか、規定を整備するものでございます。
 第百七十号議案、土地収用法関係手数料等に関する条例の一部を改正する条例は、密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律の規定に基づく収用委員会の裁決申請に関する手数料の特例を定めるものでございます。
 第百七十一号議案、東京都立学校設置条例の一部を改正する条例は、特別支援学校の新設及び移転に伴い、規定を整備するものでございます。
 第百七十二号議案、東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例は、住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅事業の登録申請に関する手数料を廃止するとともに、建築基準法の一部改正に伴い、仮設建築物の存続期間に関する特例の創設に係る手数料を新設するものなどでございます。
 第百七十三号議案、東京都建築安全条例の一部を改正する条例は、長屋における敷地内の通路に関する基準等を改めるほか、建築基準法の一部を改正する法律の施行に伴い、規定を整備するものでございます。
 第百七十五号議案、東京都児童相談所条例の一部を改正する条例は、東京都足立児童相談所の移転に伴い、規定を整備するものでございます。
 第百七十七号議案、東京都消防関係手数料条例の一部を改正する条例は、石油コンビナート等特別防災区域を指定する政令の一部を改正する政令の施行に伴い、検査手数料を新設するものでございます。
 このほか、法令改正に伴い規定を整備するものが一件ございます。
 次に、廃止する条例が一件ございます。
 第百七十六号議案、東京都工業用水道条例を廃止する等の条例は、工業用水道事業の廃止に伴い、関係する規定を整備するものでございます。
 第百七十八号議案から第百九十五号議案までの十八議案は契約案でございます。
 第百七十八号議案、産業交流拠点(仮称)及び八王子合同庁舎(三十)新築工事請負契約など、契約金額の総額は約七百六十九億七千万円でございます。
 第百九十六号議案から第二百号議案までの五議案は事件案でございます。
 第百九十六号議案、海の森水上競技場の指定管理者の指定についてから、第二百号議案、東京アクアティクスセンターの指定管理者の指定についてまで、公の施設の指定管理者を指定するものでございます。
 次に、諮問でございます。
 諮問第四号は、西多摩福祉事務所長が行った督促処分について審査請求があったため、地方自治法の規定に基づき諮問するものでございます。
 上程になりました三十七議案の説明は以上ですが、このほかに人事案を送付いたしております。
 東京都公安委員会委員でございます。
 十月二十三日に任期満了となります北井久美子氏は再任いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(尾崎大介君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第三十七までは、お手元配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第三十七までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。
(別冊参照)

○議長(尾崎大介君) 日程第三十八、平成二十九年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
〔櫻井議事部長朗読〕
一、平成二十九年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について

三〇財主議第三〇二号
平成三十年九月十九日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 尾崎 大介殿
平成二十九年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
 このことについて、地方自治法第二百三十三条第三項及び第五項の規定により、左記のとおり送付しますので、東京都議会の認定をよろしくお願いします。
       記
一 平成二十九年度東京都各会計歳入歳出決算書
二 平成二十九年度歳入歳出決算事項別明細書
三 平成二十九年度実質収支に関する調書
四 平成二十九年度財産に関する調書
五 平成二十九年度東京都各会計歳入歳出決算審査意見書
六 平成二十九年度主要施策の成果
七 平成二十九年度東京都決算参考書
八 平成二十九年度東京都決算参考書財務諸表
(決算書等省略)

○六十七番(平慶翔君) 本件は、三十一人の委員をもって構成する平成二十九年度各会計決算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、三十一人の委員をもって構成する平成二十九年度各会計決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。
 委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を第十二委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。
〔平成二十九年度各会計決算特別委員名簿は本号末尾(二三九ページ)に掲載〕

○議長(尾崎大介君) 日程第三十九、平成二十九年度東京都公営企業各会計決算の認定についてを議題といたします。
〔櫻井議事部長朗読〕
一、平成二十九年度東京都公営企業各会計決算の認定について

三〇財主議第三〇三号
平成三十年九月十九日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 尾崎 大介殿
平成二十九年度東京都公営企業各会計決算の認定について
 このことについて、地方公営企業法第三十条第四項及び第六項の規定により、左記のとおり送付しますので、東京都議会の認定をよろしくお願いします。
       記
一 平成二十九年度東京都病院会計決算書及び同決算審査意見書
二 平成二十九年度東京都中央卸売市場会計決算書及び同決算審査意見書
三 平成二十九年度東京都都市再開発事業会計決算書及び同決算審査意見書
四 平成二十九年度東京都臨海地域開発事業会計決算書及び同決算審査意見書
五 平成二十九年度東京都港湾事業会計決算書及び同決算審査意見書
六 平成二十九年度東京都交通事業会計決算書及び同決算審査意見書
七 平成二十九年度東京都高速電車事業会計決算書及び同決算審査意見書
八 平成二十九年度東京都電気事業会計決算書及び同決算審査意見書
九 平成二十九年度東京都水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十 平成二十九年度東京都工業用水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十一 平成二十九年度東京都下水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
(決算書等省略)

○六十七番(平慶翔君) 本件は、二十三人の委員をもって構成する平成二十九年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、二十三人の委員をもって構成する平成二十九年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。
 委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を第四委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。
〔平成二十九年度公営企業会計決算特別委員名簿は本号末尾(二三九ページ)に掲載〕

○議長(尾崎大介君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都公安委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔櫻井議事部長朗読〕
一、東京都公安委員会委員の任命の同意について一件

三〇財主議第二九三号
平成三十年九月十九日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 尾崎 大介殿
東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成三十年十月二十三日任期満了となるため、再び任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     北井久美子

      略歴
現住所 東京都中央区
北井久美子
昭和二十七年十月二十九日生(六十五歳)
昭和五十一年三月  東京大学法学部卒業
昭和五十一年四月  労働省入省
平成四年六月    労働省職業安定局地域雇用対策課長
平成六年六月    労働省婦人局婦人福祉課長
平成八年四月    労働省婦人局婦人政策課長
平成九年十月    労働省女性局女性政策課長(名称変更)
平成十一年七月   静岡県副知事
平成十三年八月   中央労働委員会事務局次長
平成十五年八月   厚生労働省大臣官房審議官
平成十七年八月   厚生労働省雇用均等・児童家庭局長
平成十八年九月   中央労働委員会事務局長
平成十九年八月   厚生労働省退官
平成十九年八月   中央労働災害防止協会専務理事
平成二十三年六月  宝ホールディングス株式会社社外監査役
平成二十三年六月  宝酒造株式会社社外監査役
平成二十三年六月  株式会社NTTデータ経営研究所顧問
平成二十四年四月  弁護士登録(第二東京弁護士会)
平成二十四年四月  TMI総合法律事務所顧問弁護士
平成二十四年六月  株式会社鈴木商館社外監査役
平成二十四年十月  東京都公安委員会委員
平成二十六年六月  株式会社協和エクシオ社外取締役
平成二十六年六月  三井住友建設株式会社社外取締役
平成二十六年七月  勝どき法律事務所
平成二十七年四月  千葉県市川市公平委員会委員
平成二十七年六月  公益財団法人矯正協会評議員
平成二十七年十一月 東京都公安委員会委員長代理
平成二十八年四月  東京地方裁判所民事調停委員
現在        弁護士

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

○議長(尾崎大介君) 追加日程第二及び第三、議員提出議案第十七号、東京都公立学校施設における冷房機器の整備促進に関する条例外条例一件を一括議題といたします。
 案文は、お手元に配布をいたしております。
(議案の部参照)

○六十七番(平慶翔君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第十七号及び第十八号については、趣旨説明を省略し、第十七号は文教委員会に、第十八号は厚生委員会にそれぞれ付託されることを望みます。

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十七号及び第十八号は、趣旨説明を省略し、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。

○議長(尾崎大介君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願一件及び陳情五件は、お手元配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 明二十八日から十月四日まで七日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、明二十八日から十月四日まで七日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、十月五日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時三分散会

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