○議長(尾崎大介君) これより日程に入ります。
日程第一から第四十六まで、第百二十二号議案、東京都知事の給料等の特例に関する条例の一部を改正する条例外議案四十一件、諮問二件、専決二件を一括議題といたします。
本案に関し、提案理由の説明を求めます。
副知事川澄俊文君。
〔副知事川澄俊文君登壇〕
○副知事(川澄俊文君) ただいま上程になりました四十六議案についてご説明申し上げます。
初めに、第百二十二号議案から第百三十七号議案まで及び第百六十二号議案の十七議案は条例案でございます。
まず、新設の条例が二件ございます。
第百三十四号議案、東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例は、社会全体で障害及び障害者への理解を深め、差別をなくす取り組みを一層推進するため、条例を制定するものでございます。
第百六十二号議案、東京都受動喫煙防止条例は、都民の健康増進を図るため、受動喫煙をみずからの意思で避けることが困難な者に対し、受動喫煙を生じさせることがないよう、受動喫煙防止対策を一層推進する必要があることから、条例を制定するものでございます。
次に、一部を改正する条例は十五件でございます。
第百二十二号議案、東京都知事の給料等の特例に関する条例の一部を改正する条例は、知事の給料等について、特例措置を延長するものでございます。
第百二十四号議案、東京都都税条例並びに東京都都税条例及び東京都都税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例は、地方税法等の一部改正に伴い、都たばこ税の税率を段階的に引き上げるものなどでございます。
第百二十五号議案、東京都宿泊税条例の一部を改正する条例は、地方税法の一部改正を踏まえ、犯則調査手続を見直すほか、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴い、一定期間宿泊税を課税免除するものでございます。
第百二十七号議案、東京都江戸東京博物館条例の一部を改正する条例は、東京都江戸東京博物館の改修に伴い、施設の利用料金及び利用時間を改めるものなどでございます。
第百三十三号議案、東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例は、母子及び父子並びに寡婦福祉法施行令の一部改正を踏まえ、修学資金及び就学支度資金の貸付対象に大学院を追加するものでございます。
第百三十五号議案、旅館業法施行条例の一部を改正する条例は、旅館業法の一部改正等に伴い、施設基準を見直すほか、規定を整備するものでございます。
第百三十六号議案、公衆浴場の設置場所の配置及び衛生措置等の基準に関する条例の一部を改正する条例は、浴槽の衛生管理が向上していることなどから、浴槽水の換水頻度の基準を緩和するものなどでございます。
第百三十七号議案、東京都営空港条例の一部を改正する条例は、東京都営空港の利用に係る航空機が都内に墜落した場合に、被害を受けた住民の生活再建を支援するための規定を整備するものでございます。
このほか、法令改正に伴い規定を整備するものなどが七件でございます。
第百三十八号議案から第百四十七号議案まで及び第百六十四号議案の十一議案は契約案でございます。
第百三十八号議案、十三号地新客船ふ頭ターミナル施設(三十)新築工事請負契約など、契約金額の総額は約二百五十八億一千万円でございます。
第百四十八号議案から第百六十一号議案までの十四議案は事件案でございます。
第百四十八号議案は都が遺贈を受けた財産について権利を放棄するもの、第百四十九号議案及び第百五十号議案は土地を売り払うもの、第百五十一号議案は公の施設の指定管理者を指定するもの、第百五十二号議案は警視庁の無線機を買い入れるもの、第百五十三号議案外八議案は東京消防庁の特種用途自動車を買い入れるものでございます。
次に、諮問でございます。
諮問第二号及び第三号は、水道局長が行った下水道料金納入通知について審査請求があったため、地方自治法の規定に基づき諮問するものでございます。
次に、専決でございます。
東京都都税条例の一部を改正する条例及び都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例については、施行までの間に議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
上程になりました四十六議案の説明は以上ですが、このほか人事案を送付いたしております。
東京都人事委員会委員でございます。
八月二十九日に任期満了となります濱崎恭生氏の後任には、山崎恒氏を選任いたしたいと存じます。
以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)
○議長(尾崎大介君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
議事部長をして報告いたさせます。
○議事部長(櫻井和博君) 人事委員会の回答は、第百二十三号議案について、異議はないとの意見であります。
三〇人委任第二一号
平成三十年六月六日
東京都人事委員会委員長 青山 やすし
東京都議会議長 尾崎 大介殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
平成三十年六月五日付三〇議事第八六号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
記
提出議案
一 第百二十三号議案
災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例
意見
異議ありません。
○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております日程第一から第四十六までは、お手元配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第四十六までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)
○議長(尾崎大介君) これより追加日程に入ります。
追加日程第一、東京都人事委員会委員の選任の同意についてを議題といたします。
〔櫻井議事部長朗読〕
一、東京都人事委員会委員の選任の同意について一件
三〇財主議第一三七号
平成三十年六月十二日
東京都知事 小池百合子
東京都議会議長 尾崎 大介殿
東京都人事委員会委員の選任の同意について(依頼)
このことについて、東京都人事委員会委員 濱崎恭生は平成三十年八月二十九日任期満了となるため、後任として左記の者を選任したいので、地方公務員法第九条の二第二項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
山崎 恒
略歴
現住所 東京都大田区
山崎 恒
昭和二十三年十一月十四日生(六十九歳)
昭和四十七年三月 東京大学法学部卒業
昭和四十九年四月 大阪地方裁判所判事補
昭和六十年四月 那覇地方裁判所判事
昭和六十二年四月 東京地方裁判所判事
平成二年四月 最高裁判所事務総局家庭局第一課長
平成五年四月 東京家庭裁判所判事
平成七年四月 東京地方裁判所部総括判事
平成十二年十二月 最高裁判所家庭裁判所調査官研修所長
平成十四年十二月 最高裁判所事務総局家庭局長
平成十七年十二月 前橋地方裁判所長
平成十九年二月 横浜家庭裁判所長
平成二十年十二月 東京高等裁判所部総括判事
平成二十一年八月 東京家庭裁判所長
平成二十三年二月 札幌高等裁判所長官
平成二十五年三月 依願退官
平成二十五年三月 公正取引委員会委員
平成二十七年十二月 公正取引委員会委員退任
平成二十八年八月 弁護士登録(東京弁護士会)
平成二十八年八月 菊地綜合法律事務所
現在 弁護士
○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
本件は、知事の選任に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。
○議長(尾崎大介君) 追加日程第二、米軍基地対策に関する特別委員会設置に関する動議を議題といたします。
案文は、お手元に配布をいたしてあります。
朗読は省略いたします。
米軍基地対策に関する特別委員会設置に関する動議
右の動議を別紙のとおり提出します。
平成三十年六月二十日
(提出者)
池川 友一 原田あきら 斉藤まりこ
藤田りょうこ 原 のり子 星見てい子
とや英津子 河野ゆりえ 米倉 春奈
白石たみお 里吉 ゆみ とくとめ道信
尾崎あや子 和泉なおみ あぜ上三和子
清水ひで子 大山とも子 曽根はじめ
東京都議会議長 尾崎 大介殿
米軍基地対策に関する特別委員会設置に関する動議
次の要綱に基づき、米軍基地対策に関する特別委員会を設置されたい。
米軍基地対策に関する特別委員会設置要綱
一 名称
米軍基地対策に関する特別委員会とする。
二 設置の根拠
地方自治法第百九条第一項及び東京都議会委員会条例第四条による。
三 目的
横田基地へのCV─22オスプレイの配備計画を始め、都内米軍基地に関わる諸問題について調査及び必要な対策を講ずる。
四 委員会の組織
委員の定数は、二十三名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事五名を置く。
○議長(尾崎大介君) 本動議は、起立により採決いたします。
本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(尾崎大介君) 起立少数と認めます。よって、米軍基地対策に関する特別委員会設置に関する動議は否決されました。
○議長(尾崎大介君) 追加日程第三及び第四、議員提出議案第十号、東京都子どもの医療費の助成に関する条例外条例一件を一括議題といたします。
案文は、お手元に配布をいたしてあります。
(議案の部参照)
○六十七番(斉藤れいな君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第十号及び第十一号については、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託されることを望みます。
○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十号及び第十一号は、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託することに決定をいたしました。
○議長(尾崎大介君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
受理いたしました請願二件及び陳情九件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。
(別冊参照)
○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
明二十一日から二十六日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、明二十一日から二十六日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定をいたしました。
なお、次回の会議は、六月二十七日午後一時に開きます。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
午後七時十九分散会
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