平成二十九年東京都議会会議録第二十号

○議長(尾崎大介君) これより日程に入ります。
 日程第一から第七十まで、第百六十四号議案、東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例外議案六十九件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事川澄俊文君。
〔副知事川澄俊文君登壇〕

○副知事(川澄俊文君) ただいま上程になりました七十議案についてご説明申し上げます。
 初めに、第百六十四号議案から第百八十五号議案まで及び第二百二十四号議案から第二百三十三号議案までの三十二議案は条例案でございます。
 まず、新設の条例が三件ございます。
 第百六十八号議案、有明アリーナの公共施設等運営権に係る実施方針に関する条例は、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律に基づき、有明アリーナの公共施設等運営権に係る実施方針に関し必要な事項を定めるものでございます。
 第百七十五号議案、東京都国民健康保険保険給付費等交付金条例外一件は、平成三十年度からの国民健康保険新制度の施行に向け、交付金の交付及び納付金の徴収に関し必要な事項を定めるものでございます。
 このほか、同制度の施行に向け、一部を改正する条例が二件ございます。
 一部を改正する条例は二十九件でございます。
 第百六十四号議案、東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例は、青少年に係る児童ポルノ等の提供を当該青少年に対し不当に求める行為を禁止するほか、青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律の一部改正を踏まえ、規定を整備するものなどでございます。
 第百六十五号議案、東京都地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例は、地方独立行政法人法の一部改正を踏まえ、委員会の所掌事務を規定するものでございます。
 第百六十六号議案、東京都職員の退職管理に関する条例の一部を改正する条例は、職員の再就職情報の公表対象を拡大するものでございます。
 第百六十七号議案、東京都都税総合事務センター設置条例の一部を改正する条例外二件は、事務所及び施設の移転を行うものでございます。
 第百七十四号議案、東京都営住宅条例の一部を改正する条例は、公営住宅法の一部改正を踏まえ、認知症患者等で収入報告等が困難と認められる入居者の使用料に関する規定を整備するものなどでございます。
 第百八十号議案、東京都立産業貿易センター条例の一部を改正する条例は、産業貿易センター浜松町館の再開に伴い、必要な事項を定めるものなどでございます。
 第百八十二号議案、東京都立公園条例の一部を改正する条例は、都市公園法の一部改正による公募設置管理制度の創設を踏まえ、公募対象公園施設の使用料について規定を整備するものなどでございます。
 第二百二十四号議案、東京都知事等の給料等に関する条例の一部を改正する条例外四件は、退職手当の支給率等を改めるものでございます。
 第二百二十六号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外三件は、東京都人事委員会勧告等を踏まえ、職員の給与等に関して所要の改正を行うものでございます。
 第二百三十一号議案、職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例は、職員の柔軟で多様な働き方を推進するため、フレックスタイム制勤務職員に係る規定を整備するものなどでございます。
 このほか、法令改正に伴い規定を整備するものが八件ございます。
 第百八十六号議案から第百九十六号議案までの十一議案は契約案でございます。
 第百八十六号議案、警視庁本部庁舎(二十九)大規模改修工事請負契約など、契約金額の総額は約二百七十億六千万円でございます。
 第百九十七号議案から第二百二十三号議案までの二十七議案は事件案でございます。
 第百九十七号議案外二件は、地方独立行政法人法の一部改正に伴い各法人の定款を変更するもの、第百九十八号議案外二十件は、公の施設の指定管理者を指定するもの、第百九十九号議案は、当せん金付証票、いわゆる宝くじの平成三十年度の発売限度額を定めるもの、第二百二十二号議案及び第二百二十三号議案は、東京消防庁の消防・救急デジタル無線設備及び無停電電源装置を買い入れるものでございます。
 上程になりました七十議案の説明は以上ですが、このほか人事案を送付いたしております。
 東京都公害審査会委員でございます。
 一名の欠員がございますので、大津真弓氏を任命いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(尾崎大介君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

○議事部長(松丸俊之君) 人事委員会の回答は、第百六十六号議案、第二百二十六号議案から第二百二十八号議案及び第二百三十号議案から第二百三十二号議案について、いずれも異議はないとの意見でございます。

二九人委任第八六号
平成二十九年十一月二十九日
東京都人事委員会委員長 青山  やすし
 東京都議会議長 尾崎 大介殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成二十九年十一月二十四日付二九議事第四三六号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第百六十六号議案
東京都職員の退職管理に関する条例の一部を改正する条例
二 第二百二十六号議案
職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
三 第二百二十七号議案
東京都の一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
四 第二百二十八号議案
東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
五 第二百三十号議案
職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
六 第二百三十一号議案
職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
七 第二百三十二号議案
学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第七十までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第七十までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。
(別冊参照)

○議長(尾崎大介君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都公害審査会委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔松丸議事部長朗読〕
一、東京都公害審査会委員の任命の同意について一件

二九財主議第四八〇号
平成二十九年十二月一日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 尾崎 大介殿
東京都公害審査会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者を東京都公害審査会委員に任命したいので、公害紛争処理法第十六条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     大津 真弓

      略歴
現住所 埼玉県上尾市
大津 真弓
昭和五十年八月十日生(四十二歳)
平成十四年三月   産業医科大学医学部卒業
平成十四年五月   福岡徳洲会病院研修医
平成十七年六月   産業医科大学産業医実務研修センター専門修練医
平成十九年四月   三菱電機株式会社姫路製作所専属産業医
平成二十三年六月  パナソニック株式会社アプライアンス社草津西健康管理室専属産業医
平成二十四年四月  自治医科大学附属病院専属産業医(医学部助教)
平成二十六年十一月 ひまわり産業医・労働衛生コンサルタント事務所代表
平成二十七年十二月 埼玉県公害審査会委員
平成二十九年三月  自治医科大学大学院医学研究科博士課程修了
現在        ひまわり産業医・労働衛生コンサルタント事務所代表
埼玉県公害審査会委員

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定をいたしました。

○議長(尾崎大介君) 追加日程第二、議員提出議案第二十号、東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)

○六十七番(斉藤れいな君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第二十号については、趣旨説明を省略し、財政委員会に付託されることを望みます。

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第二十号は、趣旨説明を省略し、財政委員会に付託することに決定をいたしました。

○議長(尾崎大介君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願三十三件及び陳情二十八件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託をいたします。
(別冊参照)

○議長(尾崎大介君) お諮りいたします。
 明九日から十四日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(尾崎大介君) ご異議なしと認めます。よって、明九日から十四日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定をいたしました。
 なお、次回の会議は、十二月十五日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了をいたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後六時五十六分散会

ページ先頭に戻る