平成二十九年東京都議会会議録第八号

○議長(川井しげお君) これより日程に入ります。
 日程第一から第四十二まで、第九十号議案、東京都公文書の管理に関する条例外議案四十件、専決一件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事安藤立美君。
   〔副知事安藤立美君登壇〕

○副知事(安藤立美君) ただいま上程になりました四十二議案についてご説明を申し上げます。
 初めに、第九十号議案から第百十二号議案までの二十三議案は条例案でございます。
 まず、新設する条例が二件ございます。
 第九十号議案、東京都公文書の管理に関する条例は、公文書の適正な管理を図り、都政の透明化を推進するため、条例を制定するものでございます。
 第百九号議案、東京都無電柱化推進条例は、都市防災機能の強化、安全で快適な歩行空間の確保及び良好な都市景観の創出に向けて無電柱化の推進に係る規定を設けるものでございます。
 次に、一部を改正する条例が二十一件ございます。
 第九十一号議案、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用並びに特定個人情報の利用及び提供に関する条例の一部を改正する条例は、都独自に個人番号を利用する事務を追加するほか、規定を整備するものでございます。
 このほか、本改正に伴い規定を整備するものが一件ございます。
 第九十二号議案、東京都知事の給料等の特例に関する条例の一部を改正する条例は、知事の給料等について、特例措置を延長するものでございます。
 このほか、給料等に関するものが一件ございます。
 第九十七号議案、東京都人権プラザ条例の一部を改正する条例は、東京都人権プラザ分館の廃止に伴い、規定を整備するものでございます。
 このほか、組織、施設に関するものが二件ございます。
 第九十九号議案、東京都都税条例の一部を改正する条例は、地方税法の一部改正に伴い、不動産取得税、固定資産税及び都市計画税の課税標準に特例割合を定めるものなどでございます。
 第百号議案、東京都情報公開条例の一部を改正する条例は、情報公開を推進し、都政の透明性をより一層高めるため、開示手数料の改定を行うものなどでございます。
 このほか、開示手数料等の改定を行うものが五件ございます。
 第百六号議案、東京都営住宅条例の一部を改正する条例は、子育て世帯に対する支援の拡大を図るため、都営住宅の入居基準に係る規定を改めるものなどでございます。
 第百七号議案、東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例は、女性福祉資金の貸付限度額を一部改めるものでございます。
 第百八号議案、東京都港湾管理条例の一部を改正する条例は、臨港道路においても無電柱化を推進するための規定を整備するものでございます。
 このほか、法令の改正に伴い規定を整備するものなどが四件ございます。
 第百十三号議案から第百二十七号議案までの十五議案は契約案でございます。
 第百十三号議案、警視庁神田警察署庁舎(二十九)改築工事請負契約など、契約金額の総額は約三百三十一億円でございます。
 第百二十八号議案から第百三十号議案までの三議案は事件案でございます。
 第百二十八号議案は、水道局が多摩市から受託している公共下水道使用料の徴収に係る事務を変更するもの、第百二十九号議案は、警視庁のヘリコプターを買い入れるもの、第百三十号議案は、東京消防庁のヘリコプターの予備エンジンを買い入れるものでございます。
 次に、専決でございます。
 東京都都税条例の一部を改正する条例は、施行までの間に議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 上程になりました四十二議案の説明は以上でございますが、このほかに人事案を送付いたしてございます。
 東京都公安委員会委員でございます。
 七月二十三日に任期満了となります山口徹氏及び中村滋氏につきまして、再任いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(川井しげお君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

○議事部長(松丸俊之君) 人事委員会の回答は、第九十三号議案及び第九十四号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

二九人委任第一七号
平成二十九年五月三十日
東京都人事委員会委員長 青山  やすし
 東京都議会議長 川井しげお殿
   「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成二十九年五月二十五日付二九議事第八〇号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第九十三号議案
  職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
二 第九十四号議案
  職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

○議長(川井しげお君) お諮りをいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第四十二までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第四十二までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。
(別冊参照)

○議長(川井しげお君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一及び第二、東京都公安委員会委員の任命の同意について二件を一括議題といたします。
   〔松丸議事部長朗読〕
一、東京都公安委員会委員の任命の同意について二件

二九財主議第一五二号
平成二十九年六月一日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 川井しげお殿
   東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十九年七月二十三日任期満了となるため、再び任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     山口  徹

      略歴
現住所 東京都杉並区
山口  徹
昭和十七年十二月二十七日生(七十四歳)
昭和四十二年五月  東京大学医学部医学科卒業
昭和四十三年十二月 東京警察病院内科医員
昭和四十六年四月  東京大学医学部附属病院医員
昭和四十六年十一月 社会福祉法人三井記念病院内科医員
昭和四十八年二月  東京大学医学部附属病院助手
昭和五十年十二月  東京大学医学部附属病院医員
昭和五十一年一月  筑波学園病院内科医長
昭和五十四年三月  筑波大学臨床医学系内科講師(循環器内科)
昭和五十七年四月  社会福祉法人三井記念病院循環器センター内科科長
昭和五十九年四月  社会福祉法人三井記念病院循環器センター内科部長
平成四年二月    東邦大学医学部内科学第三講座主任教授
平成十年六月    社団法人日本心血管インターベンション治療学会理事長
平成十年八月    日本心臓病学会理事長
平成十三年二月   日本心血管画像動態学会理事長
平成十四年四月   国家公務員共済組合連合会虎の門病院院長
平成十八年三月   社団法人日本循環器学会理事長
平成二十一年五月  財団法人日本心臓財団常任理事
平成二十二年五月  社団法人日本専門医制評価・認定機構副理事長
平成二十二年十月  厚生労働省チーム医療推進会議委員
平成二十五年四月  国家公務員共済組合連合会虎の門病院顧問
平成二十五年四月  一般社団法人日本医療安全調査機構顧問
平成二十六年五月  一般社団法人日本専門医機構監事
平成二十六年七月  東京都公安委員会委員
平成二十七年一月  一般社団法人日本医療安全調査機構医療事故調査・支援事業部長
現在        国家公務員共済組合連合会虎の門病院顧問

二九財主議第一五三号
平成二十九年六月一日
東京都知事 小池百合子
 東京都議会議長 川井しげお殿
   東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十九年七月二十三日任期満了となるため、再び任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     中村  滋

      略歴
現住所 東京都港区
中村  滋
昭和二十三年十二月二十四日生(六十八歳)
昭和四十七年八月  外務公務員採用上級試験合格
昭和四十八年三月  一橋大学法学部卒業
昭和四十八年四月  外務省入省
昭和五十一年七月  オックスフォード大学卒業(政治・経済学修士)
昭和六十二年十一月 在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官
平成二年一月    在アメリカ合衆国日本国大使館参事官
平成三年四月    経済協力局無償資金協力課長
平成五年四月    アジア局北東アジア課長
平成七年一月    経済協力局政策課長
平成八年二月    大臣官房会計課長
平成十年五月    在連合王国日本国大使館公使
平成十年八月    兼在ロンドン日本国総領事館総領事
平成十四年一月   在サンフランシスコ日本国総領事館総領事
平成十六年三月   大臣官房大使(イラク復興支援等調整に関する事務に携わる間)
平成十六年七月   国際情報局長
平成十六年八月   国際情報統括官
平成十八年五月   特命全権大使サウジアラビア国駐箚
平成二十一年七月  特命全権大使(国際貿易・経済担当)
平成二十一年七月  日本政府代表(湾岸協力理事会との自由貿易協定交渉)
平成二十三年三月  特命全権大使マレーシア国駐箚
平成二十六年三月  外務省退官
平成二十六年四月  東京大学公共政策大学院客員教授
平成二十六年四月  日本電気株式会社顧問
平成二十六年五月  住友生命保険相互会社顧問
平成二十七年七月  東京都公安委員会委員
平成二十八年二月  外務省参与
平成二十八年四月  一橋大学国際・公共政策大学院講師
平成二十八年十二月 スカパーJSAT株式会社顧問
現在        外務省参与

○議長(川井しげお君) お諮りをいたします。
 本件は、いずれも知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、いずれも知事の任命に同意することに決定をいたしました。

○議長(川井しげお君) 追加日程第三、議員提出議案第十号、東京都議会基本条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布をいたしてあります。
(議案の部参照)

○六十七番(河野ゆうき君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第十号については、趣旨説明を省略し、議会運営委員会に付託されることを望みます。

○議長(川井しげお君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十号は、趣旨説明を省略し、議会運営委員会に付託することに決定をいたしました。

○議長(川井しげお君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願二件及び陳情六件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。
(別冊参照)

○議長(川井しげお君) お諮りをいたします。
 明三日から六日まで四日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、明三日から六日まで四日間、委員会審査のため休会することに決定をいたしました。
 なお、次回の会議は、六月七日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了をいたしました。
 本日はこれをもって散会をいたします。
   午後五時十九分散会

ページ先頭に戻る