一番 | 小林 健二君 |
二番 | 加藤 雅之君 |
三番 | 大門さちえ君 |
四番 | 和泉ひろし君 |
五番 | 山森 寛之君 |
六番 | 前田 和茂君 |
七番 | 大場やすのぶ君 |
八番 | 大津ひろ子君 |
九番 | 塩村あやか君 |
十番 | やながせ裕文君 |
十一番 | 小松 久子君 |
十二番 | 西沢けいた君 |
十三番 | 宮瀬 英治君 |
十四番 | 米倉 春奈君 |
十五番 | 白石たみお君 |
十六番 | 斉藤やすひろ君 |
十七番 | 栗林のり子君 |
十八番 | 遠藤 守君 |
十九番 | 伊藤こういち君 |
二十番 | 菅野 弘一君 |
二十一番 | 川松真一朗君 |
二十二番 | 栗山よしじ君 |
二十三番 | 小松 大祐君 |
二十四番 | 堀 宏道君 |
二十五番 | 木村 基成君 |
二十六番 | 山内 晃君 |
二十七番 | 上田 令子君 |
二十八番 | おときた駿君 |
二十九番 | 山内れい子君 |
三十番 | 中山ひろゆき君 |
三十一番 | 田中 朝子君 |
三十二番 | 石川 良一君 |
三十三番 | 里吉 ゆみ君 |
三十四番 | 和泉なおみ君 |
三十五番 | 尾崎あや子君 |
三十六番 | 大松あきら君 |
三十七番 | 吉倉 正美君 |
三十八番 | まつば多美子君 |
三十九番 | 高倉 良生君 |
四十番 | 松田やすまさ君 |
四十一番 | 柴崎 幹男君 |
四十二番 | 舟坂ちかお君 |
四十三番 | 清水 孝治君 |
四十四番 | 鈴木 錦治君 |
四十五番 | 神野 次郎君 |
四十六番 | 北久保眞道君 |
四十七番 | 高椙 健一君 |
四十八番 | 栗山 欽行君 |
四十九番 | 和泉 武彦君 |
五十番 | 両角みのる君 |
五十一番 | 西崎 光子君 |
五十二番 | あさの克彦君 |
五十三番 | 新井ともはる君 |
五十四番 | 中村ひろし君 |
五十五番 | 島田 幸成君 |
五十六番 | とくとめ道信君 |
五十七番 | 河野ゆりえ君 |
五十八番 | 小竹ひろ子君 |
五十九番 | 上野 和彦君 |
六十番 | 野上 純子君 |
六十一番 | 中山 信行君 |
六十二番 | 谷村 孝彦君 |
六十三番 | 藤井 一君 |
六十四番 | 近藤 充君 |
六十五番 | 小宮あんり君 |
六十六番 | ほっち易隆君 |
六十七番 | 河野ゆうき君 |
六十八番 | 島崎 義司君 |
六十九番 | 鈴木 章浩君 |
七十番 | きたしろ勝彦君 |
七十一番 | 田中たけし君 |
七十二番 | 鈴木 隆道君 |
七十三番 | 神林 茂君 |
七十四番 | 早坂 義弘君 |
七十五番 | 秋田 一郎君 |
七十六番 | 今村 るか君 |
七十七番 | 斉藤あつし君 |
七十八番 | 小山くにひこ君 |
七十九番 | 大西さとる君 |
八十番 | 畔上三和子君 |
八十一番 | 大島よしえ君 |
八十二番 | 松村 友昭君 |
八十三番 | 鈴木貫太郎君 |
八十四番 | ともとし春久君 |
八十六番 | 長橋 桂一君 |
八十七番 | 中屋 文孝君 |
八十八番 | 鈴木あきまさ君 |
八十九番 | 桜井 浩之君 |
九十番 | 山崎 一輝君 |
九十一番 | 三宅 正彦君 |
九十二番 | 山加 朱美君 |
九十三番 | 高橋かずみ君 |
九十四番 | 山田 忠昭君 |
九十五番 | 林田 武君 |
九十六番 | こいそ 明君 |
九十七番 | 田島 和明君 |
九十八番 | 古賀 俊昭君 |
九十九番 | 立石 晴康君 |
百番 | 野上ゆきえ君 |
百一番 | 尾崎 大介君 |
百二番 | 石毛しげる君 |
百三番 | 植木こうじ君 |
百四番 | かち佳代子君 |
百五番 | 曽根はじめ君 |
百六番 | 小磯 善彦君 |
百七番 | 橘 正剛君 |
百八番 | 東村 邦浩君 |
百九番 | 中嶋 義雄君 |
百十番 | 宇田川聡史君 |
百十一番 | 高橋 信博君 |
百十二番 | 崎山 知尚君 |
百十三番 | 高木 けい君 |
百十四番 | 相川 博君 |
百十五番 | 吉原 修君 |
百十六番 | 野島 善司君 |
百十七番 | 三宅 茂樹君 |
百十八番 | 川井しげお君 |
百十九番 | 野村 有信君 |
百二十番 | 高島なおき君 |
百二十一番 | 吉野 利明君 |
百二十二番 | 内田 茂君 |
百二十三番 | 酒井 大史君 |
百二十四番 | 山下 太郎君 |
百二十五番 | 清水ひで子君 |
百二十六番 | 大山とも子君 |
百二十七番 | 吉田 信夫君 |
欠席議員 なし
欠員
八十五番
知事 | 小池百合子君 |
副知事 | 安藤 立美君 |
副知事 | 川澄 俊文君 |
副知事 | 中西 充君 |
副知事 | 山本 隆君 |
教育長 | 中井 敬三君 |
東京都技監都市整備局長兼務 | 邊見 隆士君 |
政策企画局長 | 長谷川 明君 |
総務局長 | 多羅尾光睦君 |
財務局長 | 武市 敬君 |
警視総監 | 沖田 芳樹君 |
主税局長 | 目黒 克昭君 |
生活文化局長 | 中嶋 正宏君 |
オリンピック・パラリンピック準備局長 | 塩見 清仁君 |
環境局長 | 遠藤 雅彦君 |
福祉保健局長 | 梶原 洋君 |
産業労働局長 | 藤田 裕司君 |
建設局長 | 西倉 鉄也君 |
港湾局長 | 斎藤 真人君 |
会計管理局長 | 浅川 英夫君 |
消防総監 | 高橋 淳君 |
交通局長 | 山手 斉君 |
水道局長 | 醍醐 勇司君 |
下水道局長 | 石原 清次君 |
青少年・治安対策本部長 | 廣田 耕一君 |
病院経営本部長 | 内藤 淳君 |
中央卸売市場長 | 村松 明典君 |
選挙管理委員会事務局長 | 福田 良行君 |
人事委員会事務局長 | 松山 英幸君 |
労働委員会事務局長 | 土渕 裕君 |
監査事務局長 | 猪熊 純子君 |
収用委員会事務局長 | 砥出 欣典君 |
三月八日議事日程第五号
第一 第七十号議案
平成二十八年度十三号地新客船ふ頭岸壁(-(マイナス)十一・五m)駐車場等用地建設工事請負契約
第二 第三十五号議案
平成二十八年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
第三 第八十三号議案
平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)
第四 第八十四号議案
平成二十八年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
第五 第五十九号議案
都立府中療育センター(二十八)改築工事請負契約
第六 第六十号議案
都営住宅二十八CS─一〇一東(港区北青山三丁目・港区施設)工事請負契約
第七 第六十一号議案
都営住宅二十八H─一〇七東(江東区豊洲四丁目)工事請負契約
第八 第六十二号議案
都営住宅二十八CH─一〇二西(村山・武蔵村山市施設)工事その二請負契約
第九 第六十三号議案
都営住宅二十八H─一〇四東(江東区南砂三丁目)工事請負契約
第十 第六十四号議案
警視庁有家族者待機寮戸田橋住宅B号館(二十八)耐震改修工事請負契約
第十一 第六十五号議案
警視庁四谷警察署庁舎(二十八)改築工事請負契約
第十二 第六十六号議案
都立城東高等学校(二十八)改修工事請負契約
第十三 第六十七号議案
都立府中療育センター(二十八)改築空調設備工事請負契約
第十四 第六十八号議案
都立府中療育センター(二十八)改築給水衛生設備工事請負契約
第十五 第六十九号議案
環状七号線地下広域調節池(石神井川区間)工事請負契約
第十六 第七十一号議案
平成二十八年度新砂水門(再整備)建設工事(その四)請負契約
第十七 第七十二号議案
妙正寺川整備工事(その二〇二)請負契約
第十八 第八十五号議案
平成二十八年度東京都用地会計補正予算(第一号)
第十九 第四十八号議案
東京都イノベーション創出基金条例
第二十 第五十二号議案
東京都無電柱化推進基金条例
第二十一 第八十一号議案
平成二十八年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区の負担の変更について
午後一時開議
○議長(川井しげお君) これより本日の会議を開きます。
○議長(川井しげお君) まず、議事部長をして諸般の報告をいたさせます。
○議事部長(松丸俊之君) 知事より、平成二十八年第四回定例会の会議において同意を得た教育委員会委員の任命について、発令したとの通知がありました。
(別冊参照)
○議長(川井しげお君) これより日程に入ります。
日程第一から第二十一まで、第七十号議案、平成二十八年度十三号地新客船ふ頭岸壁(-(マイナス)十一・五m)駐車場等用地建設工事請負契約外議案二十件を一括議題といたします。
本案に関する委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
朗読は省略をいたします。
財政委員会議案審査報告書
第七十号議案
平成二十八年度十三号地新客船ふ頭岸壁(-(マイナス)十一・五m)駐車場等用地建設工事請負契約
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月六日
財政委員長 栗山 欽行
東京都議会議長 川井しげお殿
総務委員会議案審査報告書
第三十五号議案
平成二十八年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
第八十四号議案
平成二十八年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月六日
総務委員長 ともとし春久
東京都議会議長 川井しげお殿
総務委員会議案審査報告書
第八十三号議案
平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 総務委員会所管分
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月六日
総務委員長 ともとし春久
東京都議会議長 川井しげお殿
財政委員会議案審査報告書
第八十三号議案
平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
予算総則 歳入 歳出 都債 財政委員会所管分
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月六日
財政委員長 栗山 欽行
東京都議会議長 川井しげお殿
文教委員会議案審査報告書
第八十三号議案
平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 文教委員会所管分
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月三日
文教委員長 植木こうじ
東京都議会議長 川井しげお殿
都市整備委員会議案審査報告書
第八十三号議案
平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 都市整備委員会所管分
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月三日
都市整備委員長 あさの克彦
東京都議会議長 川井しげお殿
厚生委員会議案審査報告書
第八十三号議案
平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 厚生委員会所管分
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月三日
厚生委員長 小林 健二
東京都議会議長 川井しげお殿
経済・港湾委員会議案審査報告書
第八十三号議案
平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 債務負担行為 経済・港湾委員会所管分
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月三日
経済・港湾委員長 柴崎 幹男
東京都議会議長 川井しげお殿
環境・建設委員会議案審査報告書
第八十三号議案
平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 繰越明許費 環境・建設委員会所管分
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月三日
環境・建設委員長 両角みのる
東京都議会議長 川井しげお殿
警察・消防委員会議案審査報告書
第八十三号議案
平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 警察・消防委員会所管分
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月三日
警察・消防委員長 田中たけし
東京都議会議長 川井しげお殿
財政委員会議案審査報告書
第五十九号議案
都立府中療育センター(二十八)改築工事請負契約
第六十号議案
都営住宅二十八CS─一〇一東(港区北青山三丁目・港区施設)工事請負契約
第六十一号議案
都営住宅二十八H─一〇七東(江東区豊洲四丁目)工事請負契約
第六十二号議案
都営住宅二十八CH─一〇二西(村山・武蔵村山市施設)工事その二請負契約
第六十三号議案
都営住宅二十八H─一〇四東(江東区南砂三丁目)工事請負契約
第六十四号議案
警視庁有家族者待機寮戸田橋住宅B号館(二十八)耐震改修工事請負契約
第六十五号議案
警視庁四谷警察署庁舎(二十八)改築工事請負契約
第六十六号議案
都立城東高等学校(二十八)改修工事請負契約
第六十七号議案
都立府中療育センター(二十八)改築空調設備工事請負契約
第六十八号議案
都立府中療育センター(二十八)改築給水衛生設備工事請負契約
第六十九号議案
環状七号線地下広域調節池(石神井川区間)工事請負契約
第七十一号議案
平成二十八年度新砂水門(再整備)建設工事(その四)請負契約
第七十二号議案
妙正寺川整備工事(その二〇二)請負契約
第八十五号議案
平成二十八年度東京都用地会計補正予算(第一号)
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月六日
財政委員長 栗山 欽行
東京都議会議長 川井しげお殿
経済・港湾委員会議案審査報告書
第四十八号議案
東京都イノベーション創出基金条例
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月三日
経済・港湾委員長 柴崎 幹男
東京都議会議長 川井しげお殿
環境・建設委員会議案審査報告書
第五十二号議案
東京都無電柱化推進基金条例
第八十一号議案
平成二十八年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区の負担の変更について
本委員会は、三月二日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年三月三日
環境・建設委員長 両角みのる
東京都議会議長 川井しげお殿
○議長(川井しげお君) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
五十六番とくとめ道信君。
〔五十六番とくとめ道信君登壇〕
○五十六番(とくとめ道信君) 日本共産党都議団を代表して、第七十号議案の平成二十八年度十三号地新客船のふ頭岸壁駐車場等用地の建設工事請負契約に反対し、その他の議案は全て賛成する立場から討論を行います。
第七十号議案は、世界最大級の大型客船のふ頭整備に関連した岸壁駐車場などの建設工事の請負契約ですが、我が党は、横浜港を初め、全国各地に豪華客船のふ頭がある中で、さらなるふ頭整備を進めることは再検討すべきとの立場から反対であります。
次に、第四十八号議案、東京都イノベーション創出基金条例について、意見を述べておきます。
条例文には中小企業という言葉がありませんが、今後の予算編成の中で、中小企業の事業を継続、発展させることに役立つよう、この基金が積極的に活用できるようにすることを強く求めます。
さて、三月四日の豊洲市場移転問題の特別委員会で行われた参考人質疑について申し述べます。
質疑の中で、地下水モニタリング調査のうち、土壌汚染対策や豊洲市場建設を実施したゼネコンが担当した調査に疑惑が浮かび上がりました。
そもそも、土壌汚染対策法のガイドラインなどによれば、地下水を採水する場合には、採水井戸にたまった水をパージ、すなわち排水した後に湧き出した水を採水することになっています。ベンゼンなどは揮発しやすく、ヒ素などは沈殿しやすいため、余り時間を置かずに採水することが必要とのことです。
ところが、一回目から三回目の採水を担当した日水コンは、パージ作業を、それぞれの街区の土壌汚染対策工事を行ったゼネコンJVに委託し、パージした後、二十四時間前後の時間が経過してから日水コンが採水したことが質疑の中で明らかになりました。
四回目から八回目のモニタリング調査は、建設工事を行ったゼネコンJVが行いましたが、こちらもパージ作業から、一日から二日も時間が経過してから採水していたことが明らかになりました。
一回目から八回目の採水は明らかに時間をかけ過ぎであり、ベンゼンなどは揮発し、ヒ素などは沈殿によって、数値に影響があったのではないかという疑いが生じます。
しかも、日水コンは、採水した試料は会社に持ち帰り、その後、都に持ち込んで都職員の確認を得てから、分析会社に送付するという不可解な行動をとっているのです。
一回目から八回目までのモニタリング調査に、豊洲市場予定地内の土壌汚染対策を行った企業がかかわっていたことも重大な問題です。みずから行った土壌汚染対策の検証をみずからが行うということでは、客観性が保てるのかどうか、甚だ疑問だといわなければなりません。
これに対して、九回目のモニタリング調査を行った湘南分析センターの参考人は、都の立ち会いのもとに、都職員の指示に従って採水を行い、土壌汚染対策法のガイドラインに即してサンプリングを行ったと発言をしています。
器材は常に新しいものを用いて、ほかの試料からの汚染を避ける配慮をしたとのことであります。水没や破損などがあった五十九カ所のモニタリングポスト、すなわち、採水井戸は都の了承のもとでの採水を行ったとのことであります。パージ後も、当日中に採水し、試料の揮発や沈殿を防ぐ配慮がなされておりました。また、分析についても、揮発性の高いベンゼンは当日のうちに、定められた方法に基づき速やかに分析したとしています。さらに、分析の機械も複数台を使って、同様の結果を得たことも明らかにしています。
さらに、東京都環境科学研究所が、湘南分析センターに残っていた試料のシアンを分析し、湘南分析センターと同様の分析結果が得られた事実も明らかにされました。
にもかかわらず、なぜ都は、九回目の結果については、仮の値である暫定値として扱ったのでしょうか。その一方で、一回目から八回目までは、計量証明書のみでなぜ確定値としたのでしょうか。余りにも不可解だといわざるを得ません。
日本共産党東京都議団は、一回目から八回目までの地下水モニタリングのあり方について、東京都としても、都議会としても厳しく検証して、真相究明を行うべきだということを申し述べまして、討論を終わります。(拍手)
○議長(川井しげお君) 四十一番柴崎幹男君。
〔四十一番柴崎幹男君登壇〕
○四十一番(柴崎幹男君) 東京都議会自由民主党を代表いたしまして、第八十三号議案、平成二十八年度一般会計補正予算(第三号)を初め、本日の本会議において議決する全ての議案に賛成の立場から討論を行います。
今回、中途議決する補正予算案は、福祉推進に向けた基金の大幅な増額や二つの基金の新設、多摩・島しょの市町村にとって重要な交付金である総合交付金の増額など、これまで我が党が知事に提言、要望してきた内容を充実強化する予算案になっております。
さて、平成二十八年度の一般会計補正予算(第三号)は、不用額の精査によって生み出された三千三百五十一億円などを財源に、福祉先進都市実現基金に二千三十五億円を積み立て、無電柱化推進基金七百億円、イノベーション創出基金三百億円の二つの基金を新設するとともに、東京オリンピック・パラリンピック開催準備基金に五十七億円を積み立てております。
こうした基金の増額や新設は、都政の喫緊の課題である福祉施策の充実、無電柱化の推進や中小企業支援などを推進するものであり、これまで我が党が主張し、提言を重ねてきた内容に即したものとなっております。
今後は、この基金を活用し、各種事業を着実に推進していただくよう要望しておきます。特に、無電柱化推進に向けた区市町村支援の充実は、東京都が無電柱化を推進していく上で必要不可欠な課題であります。
今後、無電柱化を計画的かつ迅速に進めるために、早急に全体スケジュールと目標年次を明確にされることを、重ねて要望しておきます。
また、市町村総合交付金が十億円増額され、五百億円の大台に達しました。この総合交付金は、平成十八年度に市町村振興交付金と調整交付金、そして、多摩島しょ底力発揮事業交付金の三つの交付金が統合されたもので、今日まで我が党が毎年政党要望を行い、多摩・島しょ選出議員を中心に、増額に取り組んできた交付金であります。
今回の補正予算で、一つの節目としていた五百億円の大台に到達したことは、我が党のこれまでの主張に的確に対応していただいたものであり、多摩・島しょの各市町村にとって、大変意味のある補正予算であると考えております。
このほかにも、第五十九号議案、都立府中療育センター改築工事請負契約を初め、都営住宅港区北青山三丁目工事請負契約や環状七号線地下広域調節池工事請負契約などの契約案が提出されております。
医療サービスの充実や都有施設の適切な維持更新、豪雨対策の推進などは、都民の安全・安心の確保に直結する課題であり、各種事業を着実に進めていくことを求めます。
本定例会も、本日の中途議決後、予算特別委員会で平成二十九年度予算の審議が本格的に始まります。
我々都議会自由民主党は、都民の与党として、豊洲市場への移転、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックの開催準備を初め、都政の抱える諸課題について積極的な提言と建設的な議論を通して、課題解決に全力で取り組んでいくことをお誓い申し上げまして、討論を終わります。(拍手)
○議長(川井しげお君) 十六番斉藤やすひろ君。
〔十六番斉藤やすひろ君登壇〕
○十六番(斉藤やすひろ君) 都議会公明党を代表し、平成二十八年度一般会計補正予算を初め、知事提出の全議案に賛成する立場から討論を行います。
最初に、第八十三号議案、平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)についてであります。
この補正予算は、現時点で執行しないことが明らかな不用額の精査などにより生み出された財源を積極的に活用し、今後の備えとして基金への積み立てを行うものです。
まず、市町村総合交付金については、二十八年度の最終補正予算においても十億円を増額し、一年前倒しで五百億円を達成することとされています。多摩・島しょ振興の充実を一日も早くという、都議会公明党や市長会、町村会からの強い要望を真摯に受けとめたものと高く評価します。
また、特に重要な改善として、市町村総合交付金について、我が党の谷村議員の強い主張により、初めて市町村別の交付額を公表することを知事が表明されました。算定の透明化を含め、交付額決定のあり方が、今後検討されていくことを求めるものであります。
次に、基金への積み立てについてであります。
今回の補正予算では、歳出の精査等により生み出された財源を、福祉先進都市実現基金などへ積み立て、将来の財政需要に対する備えとしています。
福祉先進都市実現基金は、子育て家庭や超高齢化への対応などを推進し、誰もが地域で安心して暮らすことができる社会を構築するために設置されたものであり、今回、二千億円を超える積み立てがなされています。
また、都市防災機能の強化、安全で快適な歩行空間の確保及び良好な都市景観の創出に向けて、都議会公明党が強く求めてきた無電柱化の推進のために、新たに無電柱化推進基金を創設し、七百億円を積み立てています。さらに、東京のさらなる成長に向けたイノベーションの創出を図るため、新たにイノベーション創出基金を創設し、三百億円を積み立てています。
これらは、将来にわたり都独自の事業を安定的に実施していくために、基金の活用が不可欠であるとの、都議会公明党の主張と軌を一にするものと考えます。
次いで、第八十五号議案、平成二十八年度東京都用地会計補正予算(第一号)にも関連する、都立広尾病院の改築にかかわる移転用地の取得経費の減額について申し上げます。
広尾病院の改築のいかんは、災害救急医療や外国人傷病者への対応など、都の医療政策の進展に重要な影響を及ぼすものであり、都民も大きな関心を寄せています。その意味では、都は今後、首都災害医療センター基本構想検討委員会での議論の内容を、タイムラグなく議会と都民に公表できるよう努めるべきと考えます。
その上で、検討委員会で今後集約される広尾病院が担うべき機能や役割、どの程度の規模が必要かなどに関する議論と、現地建てかえか移転建てかえかの選択との間には、多くの都民が納得できるような説明がなされていなければなりません。都の対応を求めておくものであります。
最後に、第六十九号議案の工事請負契約案件についてであります。
これは、環状七号線及び目白通りの地下に、延長五・四キロメートルのトンネル式地下調節池等を構築し、既に完成している神田川・環状七号線地下調節池と現在整備中の白子川調節池を連結するもので、この調節池の整備により、時間百ミリの局地的かつ短時間の集中豪雨にも高い効果を発揮することとなります。
少なくとも今後は、広く都内において、平成二十六年六月に改定された東京都豪雨対策基本方針をもとに、総合的な治水対策を着実に推進し、区部では時間七十五ミリ、多摩では時間六十五ミリの降雨に対応できるよう求めるものであります。
都議会公明党は、都政の信頼回復に向けて、どの会派よりも先んじて議員報酬の二割削減など、身を切る改革の断行を主張し、全会派の共同提案をもって、今定例会冒頭の本会議で可決することができました。百条委員会についても徹底した調査をもって臨み、豊洲市場移転問題の真相を徹底して究明してまいります。
都議会公明党は、今後とも、都民の生活実感に根差した政党として、都民の幸福を増進する政策の実現に向けて全力を尽くしていくことをお誓いし、討論を終わります。(拍手)
○議長(川井しげお君) 十二番西沢けいた君。
〔十二番西沢けいた君登壇〕
○十二番(西沢けいた君) 私は、東京改革議員団を代表して、平成二十八年度一般会計補正予算案外小池知事提出の全議案に賛成の立場から討論を行います。
平成二十八年度一般会計補正予算案は、歳入として、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会出捐金返還収入五十七億円が計上されています。
組織委員会は、東京二〇二〇大会の総経費が最高で約一兆八千億円かかると発表しています。私たちは、大会の成功に向けて、最少の経費で最大の効果を上げることが重要であり、とりわけ組織委員会の財政を保証している東京都としては、積極的に組織委員会の運営に関与していくべきであると訴えてきました。
こうした中、昨年十一月、組織委員会が、都に対して出捐金五十七億円を返還してきたことは、組織委員会の森会長に東京都の関与を逃れようとする意図があるのではないかと懸念を申し上げてきたところです。
出捐金五十七億円は返還され、開催準備基金に積み立てられることになりますが、私は、人事の掌握を含め、組織委員会への関与を強めることで、東京二〇二〇大会の成功に向けて、より主体的に取り組まれることを強く要望するものです。
また、新たに設置される東京都イノベーション創出基金条例では、補正予算で三百億円が計上されています。
小池知事は、施政方針の中で、経済の活力と成長をもたらすイノベーションを絶えず生み出す鍵は、都内企業の九九%を占め、高い技術力を有する中小企業にあると述べられました。
私も全く同感であり、IoTを初め、ビッグデータや人工知能の活用など、積極的な取り組みを求めるものですが、あわせて、私は、イノベーションを生み出す主体は人であるとの認識のもと、人を育て、成長させるという視点からも、東京の活力向上に向けて積極的な取り組みを求めるものです。
さらに、東京都無電柱化推進基金条例では、補正予算で七百億円が計上されています。既に知事は、都道への電柱新設の禁止、コスト縮減につながる技術開発の推進等を定めた条例案を早期に策定すると述べており、今後、無電柱化が大胆に進むものと期待するものです。私は、技術開発はもとより、狭隘な区市町村道路でも無電柱化が進むよう取り組むことで、東京の電柱ゼロに向けて積極的に取り組まれることを求めるものです。
最後に、用地会計についてです。
用地会計で三百七十億円の減額補正となっている旧こどもの城敷地の購入経費は、都立広尾病院の老朽化対策として当初予算に計上されたものでした。知事は、現時点では移転計画は白紙であると述べ、慎重な対応が必要としています。
広尾病院について議論を行っている首都災害医療センター(仮称)基本構想検討委員会においては、今後の病院のあり方について意見が交わされ、中には病床数を下方に設定してはどうかなどの意見も出るなど、来年度も引き続き議論が行われていく予定となっています。また、これまで都においては、複数の調査報告書を作成したにもかかわらず、十分に活用されませんでした。
広尾病院を現地で再整備するのか移転整備に取り組むのかは、都民本位の目線から病院がどうあるべきなのか、さらに議論を積み重ねていただくことが重要であり、これを要望し、東京改革議員団を代表しての討論を終わります。(拍手)
○議長(川井しげお君) 二十五番木村基成君。
〔二十五番木村基成君登壇〕
○二十五番(木村基成君) 私は、都民ファーストの会東京都議団を代表して、知事提出の全ての議案に賛成の立場から討論をいたします。
平成二十九年第一回定例会において、小池百合子知事によります施政方針が初めて示されました。セーフシティー、ダイバーシティー、スマートシティー、この三つのシティーに基づいた大義ある五百余りの東京大改革に向けた政策の展開が、まさに見えてまいりました。
我々も、知事とともに、これらの政策を都民ファーストの理念のもと、強力かつ着実に推し進めるものです。
セーフシティーを掲げる小池知事は、クールビズによる男性のネクタイを引き抜いた次は、まちの電柱を引き抜くと、さきの都知事選で訴えられました。それに先駆け、二〇一五年には無電柱化革命をあらわし、まちづくりにおける景観環境整備のみならず、震災時の倒壊による交通分断への警鐘を強く促されていました。
今定例会において、第五十二号議案、東京都無電柱化推進基金条例が提案され、いよいよ都政から無電柱化の実現に向けた大きな一歩が踏み出されようとしております。基金による支援によって、都道のみならず、市区町村道にも広く波及することを大いに期待するものです。
ダイバーシティーの実現に向けて、私の所属する厚生委員会に分割付託された平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)には、知事も、介護人材の確保、定着も大きな課題であると、介護人材対策の加速化のため、国からの交付金及び既存基金への積立金が計上されました。
その中には、事業者にとって欠かすことのできない、東京都地域医療介護総合確保基金積立金が含まれております。引き続いての人材確保に向けて、有益に基金を活用し得るものと期待しております。
スマートシティー実現に向けては、第四十八号議案、東京都イノベーション創出基金条例が提案されております。
かねてより、産業労働局による次世代イノベーション創出プロジェクト二〇二〇が推進されており、創業、新事業創出支援施策がさらなる拡充をされるものであります。フロンティアスピリッツの富んだ若者たちの独創的なイノベーションを形にして、新たな雇用と産業を生み出し、世界を牽引し、経済成長に寄与する東京の原動力となることを切望いたします。
以上、議題となっております二十一議案全てに賛成の立場から、知事の改革マインドが施策となり、都民福祉に益することを願い、我が会派の討論といたします。(拍手)
○議長(川井しげお君) 五十一番西崎光子さん。
〔五十一番西崎光子君登壇〕
○五十一番(西崎光子君) 都議会生活者ネットワークを代表して、知事提出の全ての議案に賛成の立場から討論を行います。
まず、第八十三号議案、平成二十八年度東京都一般会計補正予算(第三号)について述べます。
この最終補正予算は、不用額など決算見込みにより残った財源を基金に積み立てるのが主な内容で、福祉先進都市実現基金に二千三十五億円を積み増すものです。この基金は、誰もが地域で安心して暮らすことができる社会の構築を目的にしています。子育てや介護のための事業に充当するもので、今後、東京の課題解決に向けて取り組みが進むことを期待します。
また、新たに二つの基金が提案されています。
第四十八号議案、東京都イノベーション創出基金条例についてです。
新しく基金をつくり、三百億円を積み立て、二〇一八年度から使っていくとしています。技術革新が進むさまざまな分野で、新たな製品開発への補助事業などを始めていますが、電子機器やセンサー、ロボットなど、科学技術に限られています。
一方、社会的な課題を解決するために、若者や女性によるソーシャルビジネスが地域で始まっています。今後は、地域の人と人をつなげ、このような社会貢献に資する事業の育成にも、この基金が活用できるよう検討することを要望します。
次に、第五十二号議案、東京都無電柱化推進基金条例についてです。
知事の肝いりで進められている無電柱化は、防災の観点から推進する必要があります。特に、無電柱化が必要とされているのは、区道や市道など地域の狭い道路です。無電柱化の新たな技術も検討されていると聞いており、地元自治体への協力、支援が重要です。実際に始める際には、昨年の白山通りにおける街路樹伐採の問題に見られるように、沿道住民の理解が欠かせません。住民の合意形成を図り、丁寧に進めていただくことを要望しておきます。
豊洲市場移転問題特別委員会について、一言申し上げます。
三月四日、地下水モニタリング調査を行った事業者への参考人質疑で、多くの事実が明らかになりました。一回目から九回目まで行ったモニタリング調査のやり方は、都の指示に一貫性がなく、これまで実施してきたモニタリングの意味も信頼性も揺らぐような事態です。これをうやむやなままにしておくわけにはいきません。特別委員会でこの問題について調査し、解明することを求めておきます。
今定例会の冒頭で、議員報酬や政務活動費の削減、費用弁償の廃止などが全会一致で行われました。議会改革は一歩進んだものの、まだまだ改革をしていかなければなりません。
例えば、議員の公用車の使用や海外都市調査のやり方なども見直すべきです。また、議会の活性化を図っていくための議会基本条例の制定を目指して、議論していく必要があります。
今後、都民に開かれた都政や都議会にするため、都議会生活者ネットワークは、全力で取り組んでいくことを申し述べ、討論といたします。(拍手)
○議長(川井しげお君) 以上をもって討論を終了いたします。
○議長(川井しげお君) これより採決に入ります。
まず、日程第一、第七十号議案、平成二十八年度十三号地新客船ふ頭岸壁(-(マイナス)十一・五m)駐車場等用地建設工事請負契約を採決いたします。
本案に関する委員会の報告は、可決であります。
本案は、起立により採決をいたします。
本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川井しげお君) 起立多数と認めます。よって、本案は、委員会の報告のとおり決定をいたしました。
○議長(川井しげお君) 次に、日程第二から第二十一まで、第三十五号議案、平成二十八年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例外議案十九件を一括して採決をいたします。
本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
お諮りをいたします。
本案は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定をいたしました。
○議長(川井しげお君) お諮りいたします。
明九日から二十九日まで二十一日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、明九日から二十九日まで二十一日間、委員会審査のため休会することに決定をいたしました。
なお、次回の会議は三月三十日午後一時に開きます。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
午後一時三十五分散会
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