○議長(川井しげお君) 以上をもって質問は終わりました。
○議長(川井しげお君) これより日程に入ります。
日程第一から第八十九まで、第一号議案、平成二十九年度東京都一般会計予算外議案八十八件を一括議題といたします。
本案に関し、提案理由の説明を求めます。
副知事安藤立美君。
〔副知事安藤立美君登壇〕
○副知事(安藤立美君) ただいま上程になりました八十九議案についてご説明を申し上げます。
第一号議案から第二十七号議案までは、平成二十九年度予算案でございます。
平成二十九年度予算は、新しい東京の実現に向けた改革を強力に推し進め、明るい未来への確かな道筋を紡ぐ予算と位置づけ、編成いたしました。
第一号議案は一般会計予算でございまして、総額六兆九千五百四十億円を計上しております。
第二号議案から第十六号議案までの十五議案は、特別会計予算でございます。それぞれの事業に必要な経費として、総額四兆一千三百十四億円を計上しております。
第十七号議案から第二十七号議案までの十一議案は、公営企業会計予算でございます。病院、交通、水道、下水道などの経営に要する経費として、総額一兆九千六百八十八億円を計上しております。
第二十八号議案から第五十八号議案まで及び第八十七号議案から第八十九号議案までの三十四議案は、条例案でございます。
まず、新設の条例が五件ございます。
第四十四号議案、東京都国民健康保険運営協議会条例は、国民健康保険法の一部改正を踏まえ、東京都国民健康保険運営協議会を設置するものでございます。
第四十八号議案、東京都イノベーション創出基金条例は、東京のさらなる成長に向けたイノベーションの創出に資する事業に要する資金に充てるため、基金を設置するものでございます。
このほか、基金を新設するものが一件ございます。
第五十四号議案、特定異性接客営業等の規制に関する条例は、青少年の健全な育成を阻害する行為及び青少年を被害者とする犯罪を防止するため、特定異性接客営業等を規定し、必要な規制を行うものでございます。
また、平成二十八年度分の都区財政調整について再算定を行うものが一件ございます。
次に、一部を改正する条例が二十七件ございます。
第二十九号議案、東京都職員定数条例の一部を改正する条例は、平成二十九年度の職員定数を定めるものでございます。
このほか、職員に関するものが三件ございます。
第三十号議案、特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例は、特別区における事務処理の特例に関する規定を改めるものでございます。
このほか、区市町村に関するものが三件ございます。
第三十二号議案、東京都区市町村振興基金条例の一部を改正する条例は、基金の額を改めるものでございます。
第三十六号議案、東京都議会議員及び東京都知事の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例は、公職選挙法施行令の一部改正を踏まえ、公費負担額を改めるものでございます。
第三十七号議案、東京都都税条例等の一部を改正する条例は、固定資産税等の軽減措置を継続するほか、消費税率の引き上げ時期の変更に関連する規定を整備するものでございます。
第三十八号議案、東京都体育施設条例の一部を改正する条例は、武蔵野の森総合スポーツプラザを新設し、その利用料金を定めるものなどでございます。
このほか、使用料、手数料に関するものが四件ございます。
第四十一号議案、東京都立学校設置条例の一部を改正する条例は、東京都立光明特別支援学校及び久留米特別支援学校を廃止するものでございます。
このほか、組織、施設に関するものが一件ございます。
第四十五号議案、東京都国民健康保険調整交付金条例の一部を改正する条例は、調整交付金の総額について、現行の特例措置を継続するものでございます。
第八十七号議案、東京都指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例は、指定放課後等デイサービスの人員配置基準などを改めるものでございます。
このほか、福祉サービスの基準を改めるものが二件ございます。
以上のほか、法令改正に伴い規定を整備するものが五件ございます。
次に、廃止する条例が二件ございます。
第四十二号議案、東京都市計画事業北新宿地区第二種市街地再開発事業施行規程を廃止する条例は、事業の終了に伴い、施行規程を廃止するものでございます。
第四十九号議案、東京都工場立地法地域準則条例を廃止する条例は、地域準則の制定権限等の町村移譲に伴い、条例を廃止するものでございます。
第五十九号議案から第七十二号議案までの十四議案は、契約案でございます。
第五十九号議案、都立府中療育センター(二十八)改築工事請負契約など、契約金額の総額は約千七十八億円でございます。
第七十三号議案から第八十二号議案までの十議案は、事件案でございます。
第七十三号議案、包括外部監査契約の締結についてなど、それぞれ地方自治法等の規定に基づき議決をお願いするものでございます。
第八十三号議案から第八十五号議案までの三議案は、平成二十八年度最終補正予算案でございます。
不用額の精査などにより生み出された財源を積極的に活用し、市町村に対する財政支援の拡充や、今後の財政需要への備えとしての基金の積み立てなどを行い、一般会計二百五十億円、特別会計を合わせ四百九十七億円を減額補正するものでございます。
第八十六号議案は、平成二十九年度追加補正予算案でございます。
豊洲市場への移転延期に伴い、市場関係業者に生じている損失に対する補償を実施するため、中央卸売市場会計で五十億円の補正を行うものでございます。
上程になりました八十九議案の説明は以上でございますが、このほかに人事案を送付いたしております。
まず、東京都収用委員会委員でございます。
三月三十一日に任期満了となります池田眞朗氏及び岩谷眞氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
次に、東京都収用委員会予備委員でございます。
三月三十一日に任期満了となります岩崎隆氏につきましては、再任をいたしたいと存じます。
以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
(議案の部参照)
○議長(川井しげお君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律第五十五条第四項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会及び教育委員会の意見をそれぞれ徴しておきました。
議事部長をして報告いたさせます。
○議事部長(松丸俊之君) 人事委員会の回答は、第二十八号議案について、異議はないとの意見であります。
また、教育委員会の回答は、第三十九号議案について、異議はないとの意見であります。
二八人委任第一六〇号
平成二十九年二月二十一日
東京都人事委員会委員長 青山 やすし
東京都議会議長 川井しげお殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
平成二十九年二月十五日付二八議事第五二四号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
記
提出議案
一 第二十八号議案
職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
意見
異議ありません。
二八教総総第二〇四三号
平成二十九年二月二十日
東京都教育委員会教育長 中井 敬三
東京都議会議長 川井しげお殿
「都道府県教育委員会の権限に属する事務の一部を、市町村が処理することとする条例」に対する教育委員会の意見聴取について(回答)
平成二十九年二月十五日付二八議事第五二五号をもって、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第五十五条第四項の規定により照会があった議案に係る教育委員会の意見は左記のとおりです。
記
一 提出議案
第三十九号議案 東京都教育委員会の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
二 意見
一について、異議ありません。
○六十七番(河野ゆうき君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
ただいま議題となっております議案のうち、日程第一から第二十八までについては、三十九人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。
○議長(川井しげお君) お諮りいたします。
ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第二十八までは、三十九人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託することに決定をいたしました。
委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
なお、本日の本会議終了後、役員互選のための委員会を本議場に招集いたしますので、ご了承願います。
〔予算特別委員名簿は本号末尾(二三九ページ)に掲載〕
○議長(川井しげお君) お諮りをいたします。
ただいま議題となっております日程第二十九から第八十九までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、日程第二十九から第八十九までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。
(別冊参照)
○議長(川井しげお君) これより追加日程に入ります。
追加日程第一及び第二、東京都収用委員会委員の任命の同意について二件を一括議題といたします。
〔松丸議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会委員の任命の同意について二件
二八財主議第五七二号
平成二十九年二月二十二日
東京都知事 小池百合子
東京都議会議長 川井しげお殿
東京都収用委員会委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、左記の者は平成二十九年三月三十一日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
池田 眞朗
略歴
現住所 東京都港区
池田 眞朗
昭和二十四年五月十一日生(六十七歳)
昭和四十八年三月 慶應義塾大学経済学部卒業
昭和 五十年四月 慶應義塾大学法学部助手
昭和五十三年三月 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了
昭和五十三年四月 慶應義塾大学法学部専任講師
昭和五十八年四月 慶應義塾大学法学部助教授
平成元年四月 慶應義塾大学法学部教授
平成三年四月 国土庁不動産鑑定士試験第二次試験委員
平成八年一月 法務省司法試験第二次試験考査委員
平成十一年五月 法務省法制審議会民法部会委員
平成十三年二月 経済産業省産業構造審議会臨時委員
平成十三年七月 東京都収用委員会予備委員
平成十四年一月 東京都収用委員会委員
平成十四年四月 東京都収用委員会予備委員
平成十六年四月 慶應義塾大学大学院法務研究科教授
平成十八年十月 日本学術会議会員
平成二十三年四月 東京都収用委員会委員
平成二十七年四月 武蔵野大学法学部教授
現在 武蔵野大学法学部教授
二八財主議第五七三号
平成二十九年二月二十二日
東京都知事 小池百合子
東京都議会議長 川井しげお殿
東京都収用委員会委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、左記の者は平成二十九年三月三十一日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
岩谷 眞
略歴
現住所 神奈川県相模原市
岩谷 眞
昭和二十五年八月十八日生(六十六歳)
昭和四十八年三月 福岡大学法学部卒業
昭和四十八年四月 財団法人日本不動産研究所入所
昭和五十二年三月 不動産鑑定士登録
平成六年十二月 神奈川県相模原市固定資産評価審査委員会委員
平成十五年六月 名古屋国税局土地評価審議会委員
平成十五年六月 愛知県固定資産評価審議会委員
平成十六年十月 愛知県土地利用審査会委員
平成二十三年四月 東京都収用委員会委員
現在 不動産鑑定士
○議長(川井しげお君) お諮りいたします。
本件は、いずれも知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、いずれも知事の任命に同意することに決定をいたしました。
○議長(川井しげお君) 追加日程第三、東京都収用委員会予備委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔松丸議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会予備委員の任命の同意について一件
二八財主議第五七四号
平成二十九年二月二十二日
東京都知事 小池百合子
東京都議会議長 川井しげお殿
東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、左記の者は平成二十九年三月三十一日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
岩崎 隆
略歴
現住所 東京都豊島区
岩崎 隆
昭和二十五年十一月二十八日生(六十六歳)
昭和四十八年三月 北海道大学工学部卒業
昭和四十八年四月 東急建設株式会社入社
昭和五十二年二月 一級土木施工管理技士資格取得
昭和五十九年三月 一級建築士登録
平成十二年二月 不動産鑑定士登録
平成十三年四月 加門鑑定事務所開業
平成十五年四月 社団法人東京都不動産鑑定士協会理事
平成十九年六月 社団法人日本不動産鑑定協会理事
平成二十年四月 東京都収用委員会予備委員
平成二十三年六月 社団法人日本不動産鑑定協会綱紀委員会委員長
平成二十五年十月 東京地方裁判所調停委員
現在 不動産鑑定士
○議長(川井しげお君) お諮りいたします。
本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定をいたしました。
○議長(川井しげお君) 追加日程第四、議員提出議案第四号、東京都シルバーパス条例の一部を改正する条例を議題といたします。
案文は、お手元に配布をいたしてあります。
(議案の部参照)
○六十七番(河野ゆうき君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第四号については、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託されることを望みます。
○議長(川井しげお君) お諮りをいたします。
ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第四号は、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託することに決定をいたしました。
○議長(川井しげお君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
受理いたしました請願一件及び陳情二十六件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託をいたします。
(別冊参照)
○議長(川井しげお君) お諮りいたします。
明三日から七日まで五日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、明三日から七日まで五日間、委員会審査のため休会することに決定をいたしました。
なお、次回の会議は、三月八日午後一時に開きます。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
午後六時四十一分散会
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