平成二十八年東京都議会会議録第九号

○議長(川井しげお君) これより日程に入ります。
 日程第一から第二十五まで、第百二十八号議案、都と特別区及び特別区相互間の財政調整に関する条例の一部を改正する条例外議案二十二件、諮問一件、専決一件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事安藤立美君。
   〔副知事安藤立美君登壇〕

○副知事(安藤立美君) ただいま上程になりました二十五議案についてご説明を申し上げます。
 初めに、第百二十八号議案から第百三十六号議案までの九議案は条例案で、全てが一部を改正する条例でございます。
 第百二十九号議案、東京都人権プラザ条例の一部を改正する条例は、東京都人権プラザの移転を行うものでございます。
 第百三十号議案、東京都都税条例の一部を改正する条例は、地方税法の一部改正等に伴い、法人事業税の暫定措置が廃止されるとともに、法人住民税の一部が国税化されることにより、税率を改める必要があるため、規定を整備するものなどでございます。
 第百三十三号議案、東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例は、女性福祉資金の貸付利率等を改めるものなどでございます。
 第百三十六号議案、東京都港湾管理条例の一部を改正する条例は、岸壁及び桟橋の管理運営に指定管理者制度を活用するに当たり、利用料金制の導入を可能とするため、規定を整備するものでございます。
 このほか、法令の改正に伴い規定を整備するものなどが五件ございます。
 第百三十七号議案から第百四十七号議案までの十一議案は契約案でございます。
 第百三十七号議案、都立臨海地区特別支援学校(仮称) (二十八)新築工事請負契約など、契約金額の総額は約三百六十億円でございます。
 第百四十八号議案から第百五十号議案までの三議案は事件案でございます。
 第百四十八号議案は、公立大学法人首都大学東京の中期目標を定めるもの、第百四十九号議案は、広域防災拠点とするための土地及び建物を買い入れるもの、第百五十号議案は、警視庁のヘリコプターを買い入れるものでございます。
 次に、諮問でございます。
 東京都教育委員会が行った退職手当の不支給処分について審査請求があったため、地方自治法第二百六条の規定に基づき諮問するものでございます。
 次に、専決でございます。
 東京都都税条例の一部を改正する条例は、施行までの間に議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 上程になりました二十五議案の説明は以上ですが、このほかに人事案を送付いたしてございます。
 まず、東京都監査委員でございます。
 七月六日に任期満了となります筆谷勇氏の後任には、松本正一郎氏を選任いたしたいと存じます。
 次に、東京都収用委員会委員でございます。
 七月十二日に任期満了となります相澤俊行氏につきましては再任し、西道隆氏の後任には、野口孝氏を任命いたしたいと存じます。
 次に、東京都収用委員会予備委員でございます。
 七月十二日に任期満了となります関葉子氏及び前川修満氏につきましては再任し、同日辞任予定の野口孝氏の後任には、藤井芳弘氏を任命したいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(川井しげお君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となりました日程第一から第二十五までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第二十五までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。
(別冊参照)

○議長(川井しげお君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都監査委員の選任の同意についてを議題といたします。
   〔新美議事部長朗読〕
一、東京都監査委員の選任の同意について一件

二八財主議第一三五号
平成二十八年六月一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 川井しげお殿
東京都監査委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、東京都監査委員筆谷勇は平成二十八年七月六日任期満了となるため、後任として左記の者を選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     松本正一郎

      略歴
現住所 埼玉県さいたま市
松本正一郎
昭和三十年一月二十二日生(六十一歳)
昭和五十三年十月 昭和監査法人入所
昭和五十七年三月 公認会計士登録
平成五年五月   太田昭和監査法人社員
平成十三年五月  監査法人太田昭和センチュリー代表社員
平成十五年四月  さいたま市包括外部監査人
平成十七年八月  日本公認会計士協会公会計委員会地方公共団体監査専門部会長
平成二十三年四月 東京都包括外部監査人
平成二十七年七月 新日本有限責任監査法人さいたま事務所所長
現在       公認会計士
         新日本有限責任監査法人さいたま事務所所長

○議長(川井しげお君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、知事の選任に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(川井しげお君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定をいたしました。

○議長(川井しげお君) 追加日程第二及び第三、東京都収用委員会委員の任命の同意について二件を一括議題といたします。
   〔新美議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会委員の任命の同意について二件

二八財主議第一三六号
平成二十八年六月一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 川井しげお殿
東京都収用委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十八年七月十二日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     相澤 俊行

      略歴
現住所 東京都世田谷区
相澤 俊行
昭和二十五年四月二十三日生(六十六歳)
昭和四十九年三月 慶應義塾大学法学部卒業
昭和五十五年九月 新光監査法人入所
昭和六十年三月  公認会計士登録
平成元年十月   税理士登録
平成二年一月   相澤公認会計士事務所開業
平成五年六月   東京都割賦販売許可業者調査員
平成七年七月   日本公認会計士協会東京会業務委員
平成十六年七月  東京都収用委員会予備委員
平成二十二年七月 東京都収用委員会委員
現在       公認会計士
         税理士

二八財主議第一三七号
平成二十八年六月一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 川井しげお殿
東京都収用委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、東京都収用委員会委員西道隆は平成二十八年七月十二日任期満了となるため、後任として左記の者を任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     野口  孝

      略歴
現住所 東京都福生市
野口  孝
昭和二十五年四月三十日生(六十六歳)
昭和四十九年三月 中央大学法学部卒業
昭和四十九年四月 東京都入都
平成二年四月   建設局西多摩建設事務所用地第一課長
平成三年十月   総務局副参事<多摩移管百周年記念事業担当>
平成四年四月   総務局行政部副参事<TAMAらいふ21協会派遣>
平成六年四月   下水道局総務部副参事(局務担当)
平成七年六月   下水道局経理部契約課長
平成九年七月   政策報道室広報部報道課長(総務局災害対策部副参事兼務)
平成十一年六月  下水道局総務部総務課長
平成十二年八月  下水道局参事<総務部総務課長事務取扱>
平成十三年七月  東京都退職
平成十三年七月  西東京市助役
平成十五年六月  西東京市退職
平成十五年六月  出納長室銀行設立準備担当部長
平成十五年八月  産業労働局産業政策調整担当部長
平成十六年八月  下水道局経理部長
平成十七年七月  下水道局総務部長
平成二十年七月  収用委員会事務局長
平成二十二年六月 東京都退職
平成二十二年六月 東京中小企業投資育成株式会社取締役
平成二十七年四月 東京都収用委員会予備委員
現在       東京中小企業投資育成株式会社取締役

○議長(川井しげお君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、いずれも知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(川井しげお君) 起立多数と認めます。よって、本件は、いずれも知事の任命に同意することに決定をいたしました。

○議長(川井しげお君) 追加日程第四から第六まで、東京都収用委員会予備委員の任命の同意について三件を一括議題といたします。
   〔新美議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会予備委員の任命の同意について三件

二八財主議第一三八号
平成二十八年六月一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 川井しげお殿
東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十八年七月十二日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     関  葉子

      略歴
現住所 東京都目黒区
関  葉子
昭和四十五年八月三十日生(四十五歳)
平成七年三月   東京大学経済学部卒業
平成七年四月   監査法人トーマツ入所
平成十四年十月  弁護士登録
平成十八年六月  日本弁護士連合会行政訴訟センター委員
平成十八年十一月 銀座プライム法律事務所入所
平成十九年四月  国士舘大学非常勤講師
平成二十二年八月 東京都国土利用審議会委員
平成二十五年七月 東京都収用委員会予備委員
平成二十六年四月 国士舘大学法学部教授
現在       国士舘大学法学部教授
         弁護士

二八財主議第一三九号
平成二十八年六月一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 川井しげお殿
東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十八年七月十二日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     前川 修満

      略歴
現住所 埼玉県川口市
前川 修満
昭和三十五年七月二十九日生(五十五歳)
昭和五十八年三月 同志社大学商学部卒業
昭和五十八年四月 渋谷工業株式会社入社
昭和六十二年九月 港監査法人入所
平成三年三月   公認会計士登録
平成四年八月   公認会計士前川修満事務所開業
平成五年八月   税理士登録
平成十五年七月  日本公認会計士協会経営研究調査会・中小企業経営専門部会委員
平成十六年六月  日本公認会計士協会東京会常任幹事
平成十八年七月  日本公認会計士協会国際委員会委員
平成十八年八月  アスト税理士法人代表社員
平成十九年六月  日本公認会計士協会東京会渋谷地区会長
平成十九年八月  東京税理士会税務会計学会経営部門委員
平成二十二年七月 東京都収用委員会予備委員
現在       公認会計士
         税理士

二八財主議第一四〇号
平成二十八年六月一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 川井しげお殿
東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、東京都収用委員会予備委員野口孝が辞任するため、後任として左記の者を任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     藤井 芳弘

      略歴
現住所 埼玉県和光市
藤井 芳弘
昭和二十六年十二月二十七日生(六十四歳)
昭和四十六年四月 東京都入都
昭和五十一年三月 中央大学法学部卒業
平成五年三月   東京都退職
平成五年四月   渋谷区福祉部障害者福祉課長
平成八年四月   渋谷区情報システム部情報管理課長
平成九年三月   渋谷区退職
平成九年四月   港湾局総務部副参事(団体調整担当)
平成十年七月   衛生局総務部計理課長
平成十一年六月  財務局主計部予算第二課長
平成十二年八月  福祉局総務部総務課長
平成十四年七月  総務局人事部人事課長
平成十五年六月  保健科学大学事務局長
平成十六年八月  知事本局参事(企画調整担当)
平成十七年七月  建設局用地部長
平成十九年六月  建設局道路管理部長
平成二十年七月  建設局総務部長
平成二十二年七月 収用委員会事務局長
平成二十三年七月 東京都退職
平成二十三年八月 公益財団法人東京動物園協会理事長
現在       公益財団法人東京動物園協会理事長

○議長(川井しげお君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、いずれも知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(川井しげお君) 起立多数と認めます。よって、本件は、いずれも知事の任命に同意することに決定をいたしました。

○議長(川井しげお君) 追加日程第七及び第八、議員提出議案第九号、東京都知事等の給料等に関する条例の一部を改正する条例外条例一件を一括議題といたします。
 案文は、お手元に配布をしてあります。
(議案の部参照)

○六十七番(小松大祐君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第九号及び第十号については、趣旨説明を省略し、第九号は総務委員会に、第十号は文教委員会にそれぞれ付託されることを望みます。

○議長(川井しげお君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第九号及び第十号は、趣旨説明を省略し、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。

○議長(川井しげお君) 陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました陳情十八件は、お手元に配布の陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。
(別冊参照)

○議長(川井しげお君) お諮りいたします。
 明九日から十四日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(川井しげお君) ご異議なしと認めます。よって、明九日から十四日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定をいたしました。
 なお、次回の会議は、六月十五日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時二十七分散会

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