平成二十七年東京都議会会議録第九号

○議長(高島なおき君) これより日程に入ります。
 日程第一から第二十八まで、第百三十一号議案、東京都安全・安心まちづくり条例の一部を改正する条例外議案二十二件、専決五件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事安藤立美君。
〔副知事安藤立美君登壇〕

○副知事(安藤立美君) ただいま上程になりました二十八議案についてご説明を申し上げます。
 初めに、第百三十一号議案から第百三十八号議案までの八議案は条例案で、全てが一部を改正する条例でございます。
 第百三十一号議案、東京都安全・安心まちづくり条例の一部を改正する条例は、安全・安心まちづくりの推進体制強化とともに、危険薬物乱用や特殊詐欺の根絶に向けた取り組みなど、喫緊の課題への対応を図るため、規定を整備するものでございます。
 第百三十三号議案、東京都都税条例及び東京都都税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例は、地方税法の一部改正等に伴い、資本金一億円超の普通法人について法人事業税所得割の税率を引き下げ、外形標準課税を拡大するなど、規定を整備するものでございます。
 第百三十五号議案、東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例は、建築士法等の一部改正を踏まえ、建築士事務所登録手数料を改定するものでございます。
 第百三十六号議案、東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例は、女性福祉資金の延滞利子を改めるものなどでございます。
 このほか、組織、施設に関して規定を整備するもの、法令の改正に伴い規定を整備するものが四件ございます。
 第百三十九号議案から第百四十九号議案までの十一議案は契約案でございます。
 第百三十九号議案、警視庁麻布警察署庁舎(二十七)改築工事請負契約など、契約金額の総額は約百九十七億円でございます。
 第百五十号議案から第百五十三号議案までの四議案は事件案でございます。
 第百五十号議案は、都が訴えを提起した損害賠償請求事件について和解するもの、第百五十一号議案は、土地信託の期間を変更するもの、第百五十二号議案は、遺贈に係る権利を放棄するもの、第百五十三号議案は、東京消防庁のヘリコプターを買い入れるものでございます。
 次に、専決でございます。
 東京都都税条例及び東京都都税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例など条例四件は、施行までの間に議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 また、再雇用職員等の採用選考に係る損害賠償請求事件の控訴提起については、控訴期間内に議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 上程になりました二十八議案の説明は以上ですが、このほかに人事案を送付いたしております。
 まず、東京都公安委員会委員でございます。
 一名の欠員がございますので、中村滋氏を任命いたしたいと存じます。
 次に、東京都人事委員会委員でございます。
 七月二十三日に任期満了となります関谷保夫氏の後任には、青山やすし氏を選任いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(高島なおき君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

○議事部長(新美大作君) 人事委員会の回答は、第百三十二号議案について異議はないとの意見であります。

二七人委任第二四号
平成二十七年六月四日
東京都人事委員会委員長 関谷 保夫
 東京都議会議長 高島なおき殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成二十七年六月二日付二七議事第七五号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
提出議案
一 第百三十二号議案
職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例
意見
異議ありません。

○議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第二十八までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第二十八までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(高島なおき君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都公安委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔新美議事部長朗読〕
一、東京都公安委員会委員の任命の同意について一件

二七財主議第一三四号
平成二十七年六月九日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 高島なおき殿
東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者を東京都公安委員会委員に任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     中村  滋

      略歴
現住所 東京都港区
中村  滋
昭和二十三年十二月二十四日生(六十六歳)
昭和四十七年八月  外務公務員採用上級試験合格
昭和四十八年三月  一橋大学法学部卒業
昭和四十八年四月  外務省入省
昭和五十一年七月  オックスフォード大学卒業(政治・経済学修士)
昭和六十二年十一月 在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官
平成二年一月    在アメリカ合衆国日本国大使館参事官
平成三年四月    経済協力局無償資金協力課長
平成五年四月    アジア局北東アジア課長
平成七年一月    経済協力局政策課長
平成八年二月    大臣官房会計課長
平成十年五月    在連合王国日本国大使館公使
平成十年八月    兼在ロンドン日本国総領事館総領事
平成十四年一月   在サンフランシスコ日本国総領事館総領事
平成十六年三月   大臣官房大使(イラク復興支援等調整に関する事務に携わる間)
平成十六年七月   国際情報局長
平成十六年八月   国際情報統括官
平成十八年五月   特命全権大使サウジアラビア国駐箚
平成二十一年七月  特命全権大使(国際貿易・経済担当)
平成二十一年七月  日本政府代表(湾岸協力理事会との自由貿易協定交渉)
平成二十三年三月  特命全権大使マレーシア国駐箚
平成二十六年三月  外務省退官
平成二十六年四月  東京大学公共政策大学院客員教授
平成二十六年四月  日本電気株式会社顧問
平成二十六年五月  住友生命保険相互会社顧問
現在        東京大学公共政策大学院客員教授

○議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

○議長(高島なおき君) 追加日程第二、東京都人事委員会委員の選任の同意についてを議題といたします。
〔新美議事部長朗読〕
一、東京都人事委員会委員の選任の同意について一件

二七財主議第一三五号
平成二十七年六月九日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 高島なおき殿
東京都人事委員会委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、東京都人事委員会委員 関谷保夫は平成二十七年七月二十三日任期満了となるため、後任として左記の者を選任したいので、地方公務員法第九条の二第二項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     青山  やすし

      略歴
現住所 東京都中野区
青山  やすし
昭和十八年十月五日生(七十一歳)
昭和四十二年三月  中央大学法学部卒業
昭和四十二年四月  東京都入都
昭和五十四年十二月 神経科学総合研究所事務部調査課長
昭和五十六年十月  衛生局副主幹≪神経科学総合研究所派遣(管理部調査課長)≫
昭和五十七年八月  商科・立川短期大学事務局立川短大教務課長
昭和五十九年四月  都市計画局副主幹(局務担当≪局務≫)
昭和六十一年四月  生活文化局総務部企画室副参事
昭和六十三年四月  生活文化局総務部企画室副参事(統括)
平成元年八月    生活文化局総務部庶務課長(統括)
平成二年八月    生活文化局参事≪総務課長事務取扱≫
平成三年六月    城北福祉センター所長
平成五年七月    福祉局高齢社会対策担当部長
平成六年四月    福祉局企画担当部長
平成六年八月    福祉局高齢福祉部長
平成七年六月    企画審議室計画部長
平成八年七月    政策報道室計画部長
平成九年七月    政策報道室理事
平成十一年五月   東京都副知事
平成十五年七月   荒川区教育委員会委員
平成十六年四月   明治大学公共政策大学院教授
現在        明治大学公共政策大学院教授

○議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 本件は、知事の選任に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。

○議長(高島なおき君) 追加日程第三、議員提出議案第九号、東京都歯科衛生士修学資金貸与条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)

○六十七番(山崎一輝君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第九号については、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託されることを望みます。

○議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第九号は、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託することに決定いたしました。

○議長(高島なおき君) 陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました陳情九件は、お手元に配布の陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 明十八日から二十三日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、明十八日から二十三日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、六月二十四日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時三十三分散会

ページ先頭に戻る