平成二十六年東京都議会会議録第十七号

〇議長(高島なおき君) これより日程に入ります。
 日程第一から第七十九まで、第百八十四号議案、平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第四号)外議案七十七件、専決一件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事安藤立美君。
   〔副知事安藤立美君登壇〕

〇副知事(安藤立美君) ただいま上程になりました七十九議案についてご説明を申し上げます。
 初めに、第百八十四号議案及び第百八十五号議案は、予算案でございます。
 世界一の都市東京の早期実現に向けて、二〇二〇大会の開催準備を初め、必要な取り組みを加速化させるため、一般会計及び公営企業会計を合わせ、百八十八億円の補正を行うものでございます。
 第百八十八号議案から第二百三十八号議案までの四十七議案は、条例案でございます。
 まず、新設の条例が二件ございます。
 第百九十九号議案、職員の配偶者同行休業に関する条例は、地方公務員法の一部改正により、職員が外国で勤務等をする配偶者に同行して休業する制度が創設されたことを踏まえ、必要な事項を定めるものでございます。
 第二百三十三号議案、東京都地域医療介護総合確保基金条例は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するため、基金を設置するものでございます。
 次に、一部を改正する条例が四十五件ございます。
 第百八十八号議案、公益的法人等への東京都職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例は、公益的法人等に派遣できる職員に任期つき職員を加えるものでございます。
 第百九十号議案、職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例外十件は、東京都人事委員会勧告等を踏まえ、旅費、退職手当及び非常勤職員の任用等に関する規定を整備するものでございます。
 第百九十八号議案、東京都特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例は、審議会の審議対象に教育長の給料の額を加えるものでございます。
 第二百三号議案、東京都情報公開条例の一部を改正する条例は、社会保障・税番号制度の導入に当たり、特定個人情報保護評価及び評価結果の第三者点検が義務づけられたこと等に伴い、規定を整備するものでございます。
 第二百八号議案、東京都立学校設置条例の一部を改正する条例は、都立小金井特別支援学校の位置を一時的に変更するものでございます。
 第二百九号議案、東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例外一件は、法令改正等を踏まえ、手数料等の規定を整備するものでございます。
 第二百十三号議案、東京都保護施設等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例外二十件は、八王子市が中核市に移行すること等に伴い、規定を整備するものでございます。
 第二百三十四号議案、東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例は、女性福祉資金の貸付限度額を一部改めるものでございます。
 第二百三十五号議案、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例は、工場等からの排出水に係るカドミウムの排水基準を変更するものなどでございます。
 このほか、法令改正に伴い規定を整備するものが五件ございます。
 第二百三十九号議案から第二百四十四号議案までの六議案は、契約案でございます。
 第二百三十九号議案、警視庁鮫洲運転免許試験場技能試験コース棟・駐車場棟(仮称)(二十六)新築工事(その二)請負契約など、契約金額の総額は約百三十五億円でございます。
 第二百四十五号議案から第二百六十七号議案までの二十三議案は、事件案でございます。
 第二百四十五号議案は、当せん金付証票、いわゆる宝くじの平成二十七年度の発売限度額を定めるものでございます。
 第二百四十六号議案は、杉並区学校教育職員の主任教諭選考事務を都が受託するものでございます。
 第二百四十七号議案の東京都石神井学園から第二百六十六号議案の東京都奥多摩都民の森まで、指定管理者の指定に関するものが二十件ございます。
 第二百六十七号議案は、公園用地を買い入れるものでございます。
 最後に、専決でございます。
 平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第三号)は、十二月十四日に行われた衆議院議員選挙等に要する経費について一般会計予算を補正したもので、議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。補正の額は六十三億三百万円で、財源につきましては、全額、国庫支出金を充当いたします。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
(議案の部参照)

〇議長(高島なおき君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

〇議事部長(新美大作君) 人事委員会の回答は、第百八十八号議案、第百九十号議案から第百九十七号議案、第百九十九号議案、第二百五号議案及び第二百七号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

二六人委任第一〇七号
平成二十六年十一月二十七日
東京都人事委員会委員長 関谷 保夫
 東京都議会議長 高島なおき殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成二十六年十一月二十一日付二六議事第二九三号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第百八十八号議案
公益的法人等への東京都職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例
二 第百九十号議案
職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例
三 第百九十一号議案
職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
四 第百九十二号議案
非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
五 第百九十三号議案
職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
六 第百九十四号議案
職員の懲戒に関する条例の一部を改正する条例
七 第百九十五号議案
職員の分限に関する条例の一部を改正する条例
八 第百九十六号議案
職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
九 第百九十七号議案
職員団体のための職員の行為の制限の特定に関する条例の一部を改正する条例
十 第百九十九号議案
職員の配偶者同行休業に関する条例
十一 第二百五号議案
学校職員の勤務時間、休日、休暇等
に関する条例の一部を改正する条例
十二 第二百七号議案
都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

〇議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第七十九までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第七十九までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

〇議長(高島なおき君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、議員提出議案第二十二号、高齢者の医療費の助成に関する条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)

〇六十七番(山崎一輝君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第二十二号については、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託されることを望みます。

〇議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第二十二号は、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託することに決定いたしました。

〇議長(高島なおき君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願三十一件及び陳情三十一件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)

〇議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 明十九日から二十四日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、明十九日から二十四日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は十二月二十五日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時三十二分散会

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