平成二十六年東京都議会会議録第五号

平成二十六年三月十一日(火曜日)
 出席議員 百二十六名
一番小林 健二君
二番加藤 雅之君
三番かんの弘一君
四番山内  晃君
五番栗山よしじ君
六番小松 大祐君
七番松田やすまさ君
八番大津ひろ子君
九番石川 良一君
十番みやせ英治君
十一番おときた駿君
十二番小松 久子君
十三番西沢けいた君
十四番米倉 春奈君
十五番白石たみお君
十六番斉藤やすひろ君
十七番栗林のり子君
十八番まつば多美子君
十九番伊藤こういち君
二十番河野ゆうき君
二十一番柴崎 幹男君
二十二番ほっち易隆君
二十三番舟坂ちかお君
二十四番清水 孝治君
二十五番島崎 義司君
二十六番神野 次郎君
二十七番やながせ裕文君
二十八番田中 朝子君
二十九番塩村あやか君
三十番山内れい子君
三十一番中山ひろゆき君
三十二番田中  健君
三十三番里吉 ゆみ君
三十四番和泉なおみ君
三十五番尾崎あや子君
三十六番大松あきら君
三十七番吉倉 正美君
三十八番遠藤  守君
三十九番中山 信行君
四十番木村 基成君
四十一番北久保眞道君
四十二番高椙 健一君
四十三番栗山 欽行君
四十四番大場やすのぶ君
四十五番和泉 武彦君
四十六番小宮あんり君
四十七番三宅 正彦君
四十八番吉住 健一君
四十九番桜井 浩之君
五十番野上ゆきえ君
五十一番上田 令子君
五十二番西崎 光子君
五十三番小山くにひこ君
五十四番あさの克彦君
五十五番新井ともはる君
五十六番徳留 道信君
五十七番河野ゆりえ君
五十八番小竹ひろ子君
五十九番上野 和彦君
六十番高倉 良生君
六十一番橘  正剛君
六十二番野上 純子君
六十三番谷村 孝彦君
六十四番山崎 一輝君
六十五番崎山 知尚君
六十六番川松真一朗君
六十七番近藤  充君
六十八番堀  宏道君
六十九番鈴木 錦治君
七十番きたしろ勝彦君
七十一番田中たけし君
七十二番鈴木 隆道君
七十三番神林  茂君
七十四番早坂 義弘君
七十五番両角みのる君
七十六番島田 幸成君
七十七番今村 るか君
七十八番斉藤あつし君
七十九番大西さとる君
八十番畔上三和子君
八十一番大島よしえ君
八十二番松村 友昭君
八十三番東村 邦浩君
八十四番小磯 善彦君
八十五番鈴木貫太郎君
八十六番木内 良明君
八十七番高木 けい君
八十八番村上 英子君
八十九番高橋 信博君
九十番鈴木 章浩君
九十一番秋田 一郎君
九十二番鈴木あきまさ君
九十三番山加 朱美君
九十四番高橋かずみ君
九十五番相川  博君
九十七番林田  武君
九十八番服部ゆくお君
九十九番こいそ 明君
百番中村ひろし君
百一番尾崎 大介君
百二番石毛しげる君
百三番植木こうじ君
百四番かち佳代子君
百五番曽根はじめ君
百六番藤井  一君
百七番長橋 桂一君
百八番中嶋 義雄君
百九番ともとし春久君
百十番田島 和明君
百十一番中屋 文孝君
百十二番宇田川聡史君
百十三番吉原  修君
百十四番高島なおき君
百十五番古賀 俊昭君
百十六番立石 晴康君
百十七番野島 善司君
百十八番三宅 茂樹君
百十九番川井しげお君
百二十番吉野 利明君
百二十一番野村 有信君
百二十二番内田  茂君
百二十三番酒井 大史君
百二十四番山下 太郎君
百二十五番清水ひで子君
百二十六番大山とも子君
百二十七番吉田 信夫君

 欠席議員 一名
九十六 番  山田 忠昭君

 出席説明員
知事舛添 要一君
副知事安藤 立美君
副知事秋山 俊行君
副知事前田 信弘君
教育長比留間英人君
東京都技監都市整備局長兼務藤井 寛行君
知事本局長中村  靖君
総務局長中西  充君
財務局長中井 敬三君
主税局長影山 竹夫君
警視総監高綱 直良君
生活文化局長小林  清君
オリンピック・パラリンピック準備局長中嶋 正宏君
環境局長長谷川 明君
福祉保健局長川澄 俊文君
産業労働局長塚田 祐次君
建設局長横溝 良一君
港湾局長多羅尾光睦君
会計管理局長松田 芳和君
交通局長新田 洋平君
消防総監大江 秀敏君
水道局長吉田  永君
下水道局長松浦 將行君
青少年・治安対策本部長河合  潔君
病院経営本部長醍醐 勇司君
中央卸売市場長塚本 直之君
選挙管理委員会事務局長森 祐二郎君
人事委員会事務局長真田 正義君
労働委員会事務局長岳野 尚代君
監査事務局長松井多美雄君
収用委員会事務局長目黒 克昭君

三月十一日議事日程第五号
第一 第百十九号議案
環二勝どき高架橋(仮称)上部仕上げ工事(二十五 一─環二築地)請負契約
第二 第八十七号議案
東京都農業構造改革支援基金条例
第三 第百二十六号議案
平成二十五年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)
第四 第三十八号議案
平成二十五年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
第五 第百二十三号議案
平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)
第六 第百二十四号議案
平成二十五年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
第七 第百十六号議案
都営住宅二十五H─一〇六東(江東区辰巳一丁目)工事請負契約
第八 第百十七号議案
武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)(二十五)新築給水衛生設備工事(その二)請負契約
第九 第百二十五号議案
平成二十五年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)
第十 第五十号議案
東京都消費者行政活性化基金条例の一部を改正する条例
第十一 第六十六号議案
東京都地域自殺対策緊急強化基金条例の一部を改正する条例
第十二 第六十九号議案
東京都安心こども基金条例の一部を改正する条例
第十三 第八十九号議案
東京都緊急雇用創出事業臨時特例基金条例の一部を改正する条例
第十四 第百二十二号議案
平成二十五年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更について
第十五 第百二十七号議案
平成二十五年度東京都高速電車事業会計補正予算(第一号)
第十六 諮問第一号
地方自治法第二百六条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
議事日程第五号追加の一
第一 東京都教育委員会委員の任命の同意について(二五財主議第五六三号)
第二 東京都収用委員会委員の任命の同意について(二五財主議第五六四号)
第三 東京都収用委員会委員の任命の同意について(二五財主議第五六五号)
第四 東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(二五財主議第五六六号)

   午前十一時開議

〇議長(吉野利明君) これより本日の会議を開きます。

〇議長(吉野利明君) この際、申し上げます。
 平成二十三年三月十一日の東日本大震災の発生から本日で三年を迎えます。
 ここに改めて亡くなられた方々のご冥福を祈るため、黙祷をささげたいと存じます。

〇議会局長(産形稔君) 全員ご起立願います。
   〔全員起立〕

〇議会局長(産形稔君) 黙祷をお願いいたします。
   〔黙祷〕

〇議会局長(産形稔君) 黙祷を終わります。ご着席願います。

〇議長(吉野利明君) 初めに、日程の追加について申し上げます。
 知事より、東京都教育委員会委員の任命の同意について外人事案件三件が提出されました。
 これらを本日の日程に追加いたします。

〇議長(吉野利明君) これより日程に入ります。
 日程第一から第十六まで、第百十九号議案、環二勝どき高架橋(仮称)上部仕上げ工事(二十五 一─環二築地)請負契約外議案十四件、諮問一件を一括議題といたします。
 本案に関する委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。

財政委員会議案審査報告書
 第百十九号議案
環二勝どき高架橋(仮称)上部仕上げ工事(二十五 一─環二築地)請負契約
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
財政委員長 山崎 一輝
 東京都議会議長 吉野 利明殿

経済・港湾委員会議案審査報告書
 第八十七号議案
東京都農業構造改革支援基金条例
 第百二十六号議案
平成二十五年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
経済・港湾委員長 三宅 正彦
 東京都議会議長 吉野 利明殿

総務委員会議案審査報告書
 第三十八号議案
平成二十五年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
 第百二十四号議案
平成二十五年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
総務委員長 伊藤こういち
 東京都議会議長 吉野 利明殿

総務委員会議案審査報告書
 第百二十三号議案
平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出─総務委員会所管分
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
総務委員長 伊藤こういち
 東京都議会議長 吉野 利明殿

財政委員会議案審査報告書
 第百二十三号議案
平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
予算総則
歳入
歳出 繰越明許費 財政委員会所管分
都債
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
財政委員長 山崎 一輝
 東京都議会議長 吉野 利明殿

文教委員会議案審査報告書
 第百二十三号議案
平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出─文教委員会所管分
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
文教委員長 小竹ひろ子
 東京都議会議長 吉野 利明殿

都市整備委員会議案審査報告書
 第百二十三号議案
平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出─都市整備委員会所管分
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
都市整備委員長 斉藤あつし
 東京都議会議長 吉野 利明殿

厚生委員会議案審査報告書
 第百二十三号議案
平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 繰越明許費 厚生委員会所管分
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
厚生委員長 まつば多美子
 東京都議会議長 吉野 利明殿

経済・港湾委員会議案審査報告書
 第百二十三号議案
平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 繰越明許費 債務負担行為 経済・港湾委員会所管分
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
経済・港湾委員長 三宅 正彦
 東京都議会議長 吉野 利明殿

環境・建設委員会議案審査報告書
 第百二十三号議案
平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 繰越明許費 環境・建設委員会所管分
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
環境・建設委員長 野上ゆきえ
 東京都議会議長 吉野 利明殿

警察・消防委員会議案審査報告書
 第百二十三号議案
平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)中
歳出 繰越明許費 債務負担行為 警察・消防委員会所管分
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
警察・消防委員長 崎山 知尚
 東京都議会議長 吉野 利明殿

財政委員会議案審査報告書
 第百十六号議案
都営住宅二十五H─一〇六東(江東区辰巳一丁目)工事請負契約
 第百十七号議案
武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)(二十五)新築給水衛生設備工事(その二)請負契約
 第百二十五号議案
平成二十五年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
財政委員長 山崎 一輝
 東京都議会議長 吉野 利明殿

文教委員会議案審査報告書
 第五十号議案
東京都消費者行政活性化基金条例の一部を改正する条例
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
文教委員長 小竹ひろ子
 東京都議会議長 吉野 利明殿

厚生委員会議案審査報告書
 第六十六号議案
東京都地域自殺対策緊急強化基金条例の一部を改正する条例
 第六十九号議案
東京都安心こども基金条例の一部を改正する条例
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
厚生委員長 まつば多美子
 東京都議会議長 吉野 利明殿

経済・港湾委員会議案審査報告書
 第八十九号議案
東京都緊急雇用創出事業臨時特例基金条例の一部を改正する条例
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
経済・港湾委員長 三宅 正彦
 東京都議会議長 吉野 利明殿

環境・建設委員会議案審査報告書
 第百二十二号議案
平成二十五年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更について
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
環境・建設委員長 野上ゆきえ
 東京都議会議長 吉野 利明殿

公営企業委員会議案審査報告書
 第百二十七号議案
平成二十五年度東京都高速電車事業会計補正予算(第一号)
 本委員会は、三月六日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
公営企業委員長 小宮あんり
 東京都議会議長 吉野 利明殿

警察・消防委員会諮問審査報告書
 諮問第一号
地方自治法第二百六条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
 本委員会は、三月六日付託された右諮問を審査の結果、左記のとおり答申すべきものと決定したので報告します。
  平成二十六年三月七日
警察・消防委員長 崎山 知尚
 東京都議会議長 吉野 利明殿
       記
 本件は、これを棄却すべきである。

〇議長(吉野利明君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 八十番畔上三和子さん。
   〔八十番畔上三和子君登壇〕

〇八十番(畔上三和子君) 日本共産党都議団を代表して、第百二十六号議案、平成二十五年度東京都中央卸売市場会計補正予算外二議案に反対する立場から討論を行います。
 まず初めに、東日本大震災と福島原発事故の被災者と被害者の支援と復興について一言申し上げます。
 一万八千五百人の死者、行方不明者に加え、震災関連死もふえ続けています。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表するものです。同時に、今なお二十七万人近い方々が避難生活を余儀なくされ、福島原発の相次ぐ放射能汚染水漏れなど、復興と復旧、原発事故収束が大きく立ちおくれていることは重大です。
 政府が被災者に寄り添った復興と支援、原発事故の原因究明と収束、原発被害者に対する完全賠償に総力を挙げて取り組むことを厳しく申し述べるとともに、都としてできるあらゆる施策を強く求めるものです。
 我が党は、引き続き被災地の復興と被災者、被害者支援、原発ゼロに向け、全力を尽くすことを表明いたします。
 第百二十六号議案、平成二十五年度東京都中央卸売市場会計補正予算について述べます。
 中央卸売市場会計九十億円の補正予算は、豊洲新市場建設のため、東京ガス工場跡地の土壌汚染対策工事に伴うものです。今回の九十億円の増額分は、当初計画より洗浄残渣処理量が二倍、費用は八倍以上にもなることによるものですが、具体的根拠は不明確です。
 もともとこの工事は、調査にも対策にも欠陥があり、日本環境学会の専門家から、絵に描いた餅と酷評されてきたものです。しかも、都は、土壌汚染対策が最終的に有効だったのかどうかについて、二年間の地下水モニタリングの結果すら確認しないまま、建設工事の着工に踏み出しました。
 このように、欠陥対策に都民との約束も守らず、税金を湯水のように拠出するやり方は認められません。
 次に、第八十七号議案、東京都農業構造改革支援基金条例についてです。
 農業構造改革支援基金条例は、TPP参加を前提に、農業への企業参入を促す農業構造改革を目的とするものです。そのために、都内農業委員会などによる農地の貸し出しの仕組みを、財団法人などが請け負う農地中間管理機構に変更するものであり、農業委員、農業会議、農協を初め多くの方々から、開発が助長されるなど危惧する声も出ています。
 東京の都市農業の発展に逆行する危険性があるものとして反対です。
 次に、第百十九号議案についてです。
 本議案は、中央区勝どき六丁目地内から勝どき五丁目地内の環状二号線道路勝どき高架橋の上部仕上げ工事請負契約です。
 環状二号線は、一メートル六千万円もかかる骨格幹線道路建設工事です。日量六万台の自動車走行量が予測され、周辺住民からは、大気汚染、騒音などの環境悪化への不安の声が出されています。
 加えて、築地市場内を貫通するにもかかわらず、市場関係者の理解と合意が形成されないまま工事を進めてきたものであり、反対です。
 最後に、都政をゆがめた猪瀬前知事の徳洲会からの裏献金疑惑解明の問題です。
 知事の権限は、病院の開設や病床などに及び、東電病院売却に介入した疑いがあるにもかかわらず、知事は、我が党の植木議員の代表質問に対して、真相解明を、都政を停滞させるもの、この問題に時間を費やすつもりはないと答弁しました。これは、都政における不正に目をつぶるものであり、断じて許せません。捜査当局に任せておけばよいなどという問題ではありません。
 知事が、清潔、公正な都政の確立のために真相解明に必要な情報公開などを早急に行うよう強く求め、討論を終わります。(拍手)

〇議長(吉野利明君) 六十九番鈴木錦治君。
   〔六十九番鈴木錦治君登壇〕

〇六十九番(鈴木錦治君) 初めに、東日本大震災でお亡くなりになられた皆様に、改めてご冥福を心よりお祈り申し上げます。
 私は、東京都議会自由民主党を代表いたしまして、第百二十三号議案、平成二十五年度一般会計補正予算(第三号)を初め、本日の本会議において議決する全ての議案に賛成の立場から討論を行います。
 二十五年度の都税収入は、企業収益が堅調に増益を維持したことなどにより、二年連続の増収となり、当初予算を一千五百三十五億円上回る見込みとなりました。我が党のアベノミクスによる経済効果が確実にあらわれており、この回復傾向を景気の好循環につなげていかなければなりません。
 補正予算(第三号)には、昨年十月の台風第二十六号により、甚大な被害を受けた大島町に対する財政支援や災害廃棄物の処理費用などに要する経費として、七十四億円が計上されています。大島町の早期復旧、復興に向けた取り組みには、一刻の猶予もありません。今後も、大島町の復旧、復興に向けた取り組みを着実に推進していくことを強く要望いたします。
 また、国の経済対策に対応するため、追加交付される国費を受け入れ、緊急雇用創出事業臨時特例基金や安心こども基金など、七つの基金に積み増しを行っていますが、いずれも雇用や福祉、教育など、都民生活に密着した重要性の高い分野であります。
 積み立てた基金については、二十六年度以降の施策展開の財源として有効に活用し、日本経済を力強く牽引する施策を機動的に展開していかれることを要望いたします。
 このほか、補正予算では、不用額の精査を行うとともに、都税収入の増を活用して基金の積み立てを行っています。景気変動の影響を受けやすく、地方交付税の不交付団体である東京都において、安定的かつ継続的に都民サービスを実施していくためには、こうした施策を支える財政基盤の強化は不可決であり、将来に備えた対応をしっかりと講じていることを評価いたします。
 このほかにも、第百十六号議案、都営住宅江東区辰巳一丁目工事請負契約を初め、環二勝どき高架橋上部仕上げ工事や、武蔵野の森総合スポーツ施設新築給水衛生設備工事の契約案が提出されています。
 都有施設の適切な維持更新は、都民の安全・安心の確保には不可欠であり、都市インフラの整備は、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、東京の活力維持に欠かすことのできないものです。着実に事業を進めていくことを求めます。
 我々、東京都議会自由民主党は、責任政党として都民の暮らしを守り、東京を世界で一番の都市にしていくため、山積する都政の諸課題の解決に向け、全力で取り組んでいくことをお誓い申し上げ、討論を終わります。
 ありがとうございました。(拍手)

〇議長(吉野利明君) 一番小林健二君。
   〔一番小林健二君登壇〕

〇一番(小林健二君) 東日本大震災より満三年となる本日、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、いまだ全国で二十六万七千人に上る避難をされている方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 都議会公明党として、きょうよりまた新たな決意で復興支援に全力で取り組んでまいりますことをお誓いいたします。
 それでは、都議会公明党を代表し、平成二十五年度一般会計補正予算を初め、本日の本会議に上程された全議案に賛成する立場から討論をいたします。
 まず、第百二十三号議案、一般会計補正予算(第三号)について申し上げます。
 昨年十月に大島町を襲った台風二十六号による記録的豪雨は、島内に大きな爪跡を残しました。都議会公明党は、発災直後から現地に入り、被害の掌握に努め、大島の復旧、復興に向けた支援策を具体的に都に強く要望してきました。
 都は、我が党の要望を踏まえ、生活再建の支援やインフラ施設の復旧など、本補正予算と二十六年度予算と合わせて、総額百四十九億円の予算を編成しました。
 本補正予算をもとに、災害廃棄物処理の加速化や基幹産業である観光業の支援など、引き続き復旧、復興に総力を挙げて取り組んでいくことを強く要望いたします。
 都議会公明党は、今後とも伊豆大島の支援に全力で取り組んでまいります。
 また、補正予算では、歳入歳出予算の精査とともに、都税の増収を活用して基金の積み立てを行うなど、財政基盤の強化を図っています。
 昨今、建築資材の高騰や人材不足などによる公共工事の入札不調の問題が顕在化しています。今後、オリンピック・パラリンピック競技施設などの整備が本格化していけば、こうした状況に拍車がかかることも懸念されます。
 こうした中、今後増大が見込まれる都有施設の維持更新や、老朽化した都市インフラの更新への備えとして、社会資本等整備基金への積み増しを図ることは、将来に向けて責任ある対応であると評価いたします。
 このほか、農業の生産性を向上させ、農業構造の改革を推進する基金や不妊で悩む方への特定治療支援事業の基金、雇用創出のための基金など、都民生活に直結する基金の積み増しが行われています。国の経済対策の趣旨を踏まえ、早期の事業化を図っていくことを強く求めます。
 次に、第百十六号議案の工事請負契約案件は、都営住宅の老朽化に伴う建てかえ工事を行うものであります。
 江東区の辰巳一丁目団地は、昭和四十年代建設の大規模団地の中でも建設年次が古く、建物や設備の老朽化に加え、ほとんどの住棟にエレベーターが設置されていないなど、バリアフリー化の観点からも建てかえが必要であります。
 本団地では、除却用地を活用し、駅に隣接する立地環境を生かした都市機能を導入するほか、保育所や高齢者施設などの公共公益施設を設けることとしており、創出用地の有効活用を求めてきた我が党の主張が反映されています。居住者の安全・安心に配慮し、計画的な建てかえを進めていただきたいと思います。
 二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて本格的なスタートとなる本年、日本を牽引する東京、世界一の東京を築いていくために求められるのは現場力であり、実現力であります。
 都議会公明党は、これまで以上に現場の声を聞き、訴え、地域の課題解決に向け、全力で取り組んでいくことをお誓いし、討論といたします。(拍手)

〇議長(吉野利明君) 十三番西沢けいた君。
   〔十三番西沢けいた君登壇〕

〇十三番(西沢けいた君) 私は、都議会民主党を代表して、第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)外知事提出議案に賛成の立場から討論を行います。
 東日本大震災より本日で三年がたちました。改めて亡くなられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、今なお避難を余儀なくされている方々にお見舞いを申し上げます。
 初めに、第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)について述べます。
 昨年十月、台風二十六号で甚大な被害のあった大島町に対して、都は、今回の補正予算によって早期復旧、復興に向けた支援を引き続き行いますが、港湾、砂防施設の建設や住宅の確保、観光産業の振興、被災者への支援金の支給、町への財政支援など、総力を挙げて支援すべきです。
 また、都は、国の被災者支援制度の対象とならない半壊施設に対しても支援金を独自に支給したり、制度に上乗せした災害援護資金の貸し付けを実施するなど、よりきめ細やかに被災された方々への支援を行っていくとのことです。
 一方、今回の災害に対するさまざまな対応だけでも大島町は大変な状況であり、町の負担は大変重いものがあります。
 都は以前、三宅島の噴火災害に対して財政負担の軽減を行っていることから、台風二十六号による大島町への甚大な災害を鑑みて、町の財政負担が低減なものとなるよう最大限努められることを要望するものです。
 次に、第六十六号議案、東京都地域自殺対策緊急強化基金条例の一部を改正する条例について述べます。
 日本において、年間約二万七千人の方が亡くなる自殺への総合対策が充実してきた中で、今後も取り組みを継続していくことが重要になっています。増加傾向にある若年層への自殺予防として、学校で弁護士や医師、民間団体等と協力してライフスキルを学ぶことや、若年者が駆け込める相談会の回数をふやすなど体制を充実させることが必要です。
 将来、幾多のトラブルを抱えたとしても、生きることを諦めない道を選べるよう、自殺のゼロ次予防を推進するなど、若年層の自殺対策を充実させることを求めます。
 次に、第八十九号議案、東京都緊急雇用創出事業臨時特例基金条例の一部を改正する条例について述べます。
 現下の社会経済状況において、雇用拡大と処遇改善に向けた取り組みは大変重要です。
 地域人づくり事業は、賃金上昇や定着支援といった処遇改善のための経営支援とのことですが、今後、他の経営支援事業においても、賃金上昇などの処遇改善を達成できるような制度となるよう検討していくことを望むものです。
 最後に、第百二十六号議案、平成二十五年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)に関して述べます。
 都は、豊洲新市場予定地での土壌汚染工事において、洗浄処理プラントから発生する残渣を料金が高い管理型埋立処分場に運び込む費用九十億円を追加計上しました。
 そもそも当初予定と比べ、図面にない障害物の出現や、工事で実施した調査によって操業由来汚染が新たに発見され、汚染土壌が増加、処分残渣もふえることとなり、その結果、当初見込み額を超える負担増となったことを真摯に受けとめていただきたいと考えます。
 二月二十八日に開かれた豊洲新市場の建設工事起工式において、都は、生鮮食料品を取り扱う市場として、市場関係者、消費者が安心して利用できるものとなっていると挨拶しましたが、土壌汚染対策工事が完了したとしても、自然由来の汚染物質は残ることから、今後とも、地下水のモニタリングなどを含め、都民とのリスクコミュニケーションを積み重ねてもらいたいと思います。
 また、中央区との合意を踏まえ、築地地区における食文化の拠点継承に向けた取り組みに対しても、積極的に協力することを引き続き求めるものです。
 以上で都議会民主党を代表しての討論を終わります。(拍手)

〇議長(吉野利明君) 十番みやせ英治君。
   〔十番みやせ英治君登壇〕

〇十番(みやせ英治君) 私は、都議会結いと維新を代表し、平成二十五年度一般会計補正予算を初め、本日の本会議で採決される全議案に賛成の立場から討論をいたします。
 まず最初に、第三十八号議案は、都区財政調整制度に関するものであります。
 人口動態の変化やグローバル化により、地域ごとの課題やニーズも多様化、複雑化してまいりました。国でも三位一体の改革が行われ、地方自治体への財源や権限が移譲され、まさに地域のことは地域で決める、地域それぞれの特性や強みを生かしていく上でも、地方自治体への分権の重要性がさらに増しております。
 しかし、昨今の、国からの都に対する地方法人特別税や法人住民税など一部国税化は、地方分権に著しく逆行するものでありました。一方で、都も特別区に対し、しっかりと協議を重ね、国には分権を主張し、特別区には都は分権を認めないといった誤解を特別区に持たれることがないよう強く要望いたします。
 今回の都区財政調整は緩やかな景気回復を受け、交付金が二・七%ふえたことにもより、大きな混乱がなく調整が終わったと伺っております。しかし、厳しい経済状況であった平成二十一年度は、交付金の総額が八百三十九億円減りました。
 このように、経済状況の変動に伴い大幅に交付金が削減された場合、重要になるのは平時における信頼関係であり、特別区が主体的に調整できる仕組みをつくる協議を進めていくべきではないでしょうか。
 二〇一〇年、弘前大学の研究室が各都道府県に対し行った調査では、都道府県から市区町村への権限移譲を進めていく上で最も効果的なことは何かとの問いに対しまして、さらなる事務処理特例条例に基づく包括的な権限移譲がトップに挙げられております。
 今後、都区のあり方を検討するに際しては、基礎自治体としての特別区の自立、自治権拡充に十二分に配慮しながら真摯に議論をし、特別区の意見もよく聞きながら、今後ともさらなる分権を進めることを要望いたします。
 次に、第百十六号議案から百十九号議案までの契約請負案件です。武蔵野の森総合スポーツ施設や都営住宅の建てかえなど、新築、改築等を進めていくものであります。
 都では、一般競争入札での不調が続いております。発注方式を総合評価方式から通常入札に切りかえるなど、さまざまな試行錯誤が行われてまいりました。
 しかし、不調発生率は平成二十五年で平均一二%、予定価格も豊洲新市場の建設では労務単価や資材の高騰により一・六倍となりました。
 今後は、さらにオリンピック・パラリンピックの準備が本格化すると、コスト高が深刻になり、財政が悪化することも見込まれます。仮に単純計算し、価格が一・六倍で増加するとした場合でも、約一千五百億円と見積もられているオリンピック・パラリンピック十九の施設工事予算は、ざっと二千四百億円となり、九百億円もの増加となる見込みです。
 当然、入札の不調が続けば、都民生活はもとより、オリンピック・パラリンピックの開催に支障が出る可能性もあります。
 この先の市場価格を適正に予測した上で、それに見合った予定価格の設定や変化に即応できる体制づくりを求めます。
 また、何よりも流動的な情勢の中で、常日ごろから現地、現場の声に十二分に耳を傾け、実情に合った総合的な対応を求めます。
 都議会結いと維新は、限りある税収の中で民間のノウハウや力を最大限に活用し、都民の皆様のご期待にお応えしていくことをお誓いして、討論を終わります。(拍手)

〇議長(吉野利明君) 七十五番両角みのる君。
   〔七十五番両角みのる君登壇〕

〇七十五番(両角みのる君) 討論に先立ちまして、改めて東日本大震災による犠牲者の方々に心より哀悼の意を表します。
 あの震災、あの原発事故から丸三年を迎えますが、被災地の復興と原発事故の対策が十分に進展しているとはいいがたい状況です。私たちは、被災地の復興支援と原発事故対策をさらに推進していくべきことを訴え、みずからも力を尽くしていくことを誓います。
 それでは、みんなの党Tokyoを代表して、第百二十三号議案、平成二十五年度東京都一般会計補正予算(第三号)外知事提出議案に賛成の立場から討論を行います。
 まず、第百二十三号議案について申し上げます。
 今回の補正予算では、大島町の復旧、復興経費として総額七十四億円が計上されています。昨年十月の台風二十六号の接近に伴い、大島では二十四時間降水量が八百ミリを超え、大規模な土砂災害が発生しました。死者三十六名、いまだに行方不明の方が三名という状況の中で、被災した方々への生活支援を初め、住宅、港湾、道路の復旧などをスピーディーに行う必要があります。
 今後とも、大島町の実情に合った支援を継続し、一日も早い復興につなげていくよう要望します。
 また、今回、補正では、国の経済対策に対応すべく、基金への積み立てを行うこととしています。さらに、給与改定による差額や各種事業の不用額を精査し、税収の増分と合わせて基金に積み立てることとしております。
 日本経済の状況は薄日が差し始めているとはいえ、四月には消費増税が予定をされており、予断を許しません。こうした中、日ごろから財政環境の変化に対応すべく手だてを講じていくことは必要であり、その観点からも今回補正を評価するものです。
 次に、第百十六号議案外契約案件について申し上げます。
 まず、第百十七号議案は武蔵野の森総合スポーツ施設新築給水衛生設備工事請負契約です。
 武蔵野の森総合スポーツ施設は、二〇二〇年東京オリンピック大会のフェンシング会場として完成が待たれているところでもあります。しかしながら、昨年の本体工事の入札不調により、工事完成がおくれる見込みとなっております。
 さらに、本施設に関しては、今回議決予定であった空調工事が新幹線工事の談合事件の影響により仮契約が解除となり、予定どおりに施設が完成できるか危惧をされているところであります。できるだけ速やかに今後の手続を進め、工事のおくれを最小限にするよう要望いたします。
 第百十六号議案は二者応札で九九・八五%で落札、第百十七号議案は一者応札で九九・九六%での落札となっております。
 最近、資材高騰などの影響もあり、価格の事前公表制のもとでは予定価格に極めて近い落札となる傾向があるようですが、こうした中でも応札者をふやし、競争原理が働くよう工夫を望むものです。
 また、第百十九号議案、環二勝どき高架橋上部仕上げ工事請負契約に関しては、総合評価方式により入札が行われております。現在、職人確保難など、公共工事の積算が実情に合わず、全国の自治体で入札不調が続いています。
 こうしたことに対処するためにも、実勢に合った積算をするよう努力するとともに、都の公共工事が適正な価格のもと、十分な質が担保されるような取り組みを求めます。
 最後に、第百二十六号議案、平成二十五年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)について申し述べます。
 本件は、豊洲新市場予定地の汚染対策工事費の残渣処理にかかわる費用が当初見積もりから約九十億円ふえるというものです。火力発電の焼却灰の処理がふえた影響により、残渣の処理コストが増額となったとのことでありますが、大きな負担増となりました。もう少しコストを抑える方策はなかったものかとも思います。
 さらに、この影響で豊洲新市場の土壌処理は計画より半年ほどおくれることとなります。豊洲新市場の土壌改良は、平成二十四年第一回定例会の議会決議により整備の前提条件とされているところであり、しっかりと安心のできる土壌改良が進められることが何よりも重要です。その上で、新施設が場内、場外とも活気あふれる東京の新名所となることを期待しております。
 以上、状況変化に臨機応変に対応する姿勢と無駄を省いた長期的な視野に立った都政運営とを要望いたしまして、みんなの党Tokyoとしての賛成討論といたします。(拍手)

〇議長(吉野利明君) 以上をもって討論を終了いたします。

〇議長(吉野利明君) これより採決に入ります。
 まず、日程第一から第三まで、第百十九号議案、環二勝どき高架橋(仮称)上部仕上げ工事(二十五 一─環二築地)請負契約外議案二件を一括して採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

〇議長(吉野利明君) 起立多数と認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

〇議長(吉野利明君) 次に、日程第四から第十五まで、第三十八号議案、平成二十五年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例外議案十一件を一括して採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
 お諮りいたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

〇議長(吉野利明君) 次に、日程第十六、諮問第一号、地方自治法第二百六条の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを採決いたします。
 本件に関する委員会の報告は、棄却することであります。
 お諮りいたします。
 本件は、委員会の報告のとおり答申することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり答申することに決定いたしました。

〇議長(吉野利明君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都教育委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔別宮議事部長朗読〕
一、東京都教育委員会委員の任命の同意について一件

二五財主議第五六三号
平成二十六年三月十一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 吉野 利明殿
東京都教育委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、東京都教育委員会委員内館牧子は平成二十六年三月十二日任期満了となるため、後任として左記の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     遠藤 勝裕

      略歴
現住所 埼玉県所沢市
遠藤 勝裕
昭和二十年六月十九日生(六十八歳)
昭和四十三年三月 早稲田大学政治経済学部卒業
昭和四十三年四月 日本銀行入行
平成二年十一月  日本銀行青森支店長
平成六年五月   日本銀行神戸支店長
平成八年三月   日本銀行電算情報局長
平成十二年二月  日本証券代行株式会社 代表取締役社長
平成二十二年六月 ときわ総合サービス株式会社代表取締役社長
平成二十三年七月 独立行政法人日本学生支援機構理事長
現在       独立行政法人日本学生支援機構理事長

〇議長(吉野利明君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

〇議長(吉野利明君) 追加日程第二及び第三、東京都収用委員会委員の任命の同意について二件を一括議題といたします。
   〔別宮議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会委員の任命の同意について二件

二五財主議第五六四号
平成二十六年三月十一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 吉野 利明殿
東京都収用委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十六年三月三十一日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     池田 眞朗

      略歴
現住所 東京都港区
池田 眞朗
昭和二十四年五月十一日生(六十四歳)
昭和四十八年三月 慶應義塾大学経済学部卒業
昭和 五十年四月 慶應義塾大学法学部助手
昭和五十三年三月 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了
昭和五十三年四月 慶應義塾大学法学部専任講師
昭和五十八年四月 慶應義塾大学法学部助教授
平成元年四月   慶應義塾大学法学部教授
平成三年四月   国土庁不動産鑑定士試験第二次試験委員
平成八年一月   法務省司法試験第二次試験考査委員
平成十一年五月  法務省法制審議会民法部会委員
平成十三年二月  経済産業省産業構造審議会臨時委員
平成十三年七月  東京都収用委員会予備委員
平成十四年一月  東京都収用委員会委員
平成十四年四月  東京都収用委員会予備委員
平成十六年四月  慶應義塾大学大学院法務研究科教授
平成十八年十月  日本学術会議会員
平成二十三年四月 東京都収用委員会委員
現在       慶應義塾大学大学院法務研究科教授
         慶應義塾大学法学部教授

二五財主議第五六五号
平成二十六年三月十一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 吉野 利明殿
東京都収用委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十六年三月三十一日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     岩谷  眞

      略歴
現住所 神奈川県相模原市
岩谷  眞
昭和二十五年八月十八日生(六十三歳)
昭和四十八年三月 福岡大学法学部卒業
昭和四十八年四月 財団法人日本不動産研究所入所
昭和五十二年三月 不動産鑑定士登録
平成六年十二月  神奈川県相模原市固定資産評価審査委員会委員
平成十五年六月  名古屋国税局土地評価審議会委員
平成十五年六月  愛知県固定資産評価審議会委員
平成十六年十月  愛知県土地利用審査会委員
平成二十三年四月 東京都収用委員会委員
現在       不動産鑑定士

〇議長(吉野利明君) お諮りいたします。
 本件は、いずれも知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、いずれも知事の任命に同意することに決定いたしました。

〇議長(吉野利明君) 追加日程第四、東京都収用委員会予備委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔別宮議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会予備委員の任命の同意について一件

二五財主議第五六六号
平成二十六年三月十一日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 吉野 利明殿
東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十六年三月三十一日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     岩崎  隆

      略歴
現住所 東京都豊島区
岩崎  隆
昭和二十五年十一月二十八日生(六十三歳)
昭和四十八年三月 北海道大学工学部卒業
昭和四十八年四月 東急建設株式会社入社
昭和五十二年二月 一級土木施工管理技士資格取得
昭和五十九年三月 一級建築士登録
平成十二年二月  不動産鑑定士登録
平成十三年四月  加門鑑定事務所開業
平成十五年四月  社団法人東京都不動産鑑定士協会理事
平成十九年六月  社団法人日本不動産鑑定協会理事
平成二十年四月  東京都収用委員会予備委員
平成二十三年六月 社団法人日本不動産鑑定協会綱紀委員会委員長
平成二十五年十月 東京地方裁判所調停委員
現在       不動産鑑定士

〇議長(吉野利明君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

〇議長(吉野利明君) お諮りいたします。
 明十二日から二十七日まで十六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、明十二日から二十七日まで十六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は三月二十八日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午前十一時四十分散会

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