平成二十六年東京都議会会議録第四号

〇議長(吉野利明君) 次に、知事より、第百十八号議案の撤回の申し出がありましたので、議事部長をして報告いたさせます。
   〔別宮議事部長朗読〕
二五財主議第五六〇号
平成二十六年三月五日
東京都知事 舛添 要一
 東京都議会議長 吉野 利明殿
議案の撤回について
 平成二十六年第一回東京都議会定例会に提出した左記議案を撤回いたしますので、よろしくお取り計らい願います。
       記
第百十八号議案 武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)(二十五)新築空調設備工事(その二)請負契約
 (理由) 仮契約を締結した三建・八重洲・森崎建設共同企業体の構成員に、東京都競争入札参加有資格者指名停止等取扱要綱別表に該当する事実があったので、仮契約の協議書に基づき、仮契約の解除をしたため

〇議長(吉野利明君) 本件は、議長において、三月五日付をもって撤回を許可いたしました。

〇議長(吉野利明君) これより日程に入ります。
 日程第一から第百三十一まで、第一号議案、平成二十六年度東京都一般会計予算外議案百二十七件、諮問一件、専決二件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事安藤立美君。
   〔副知事安藤立美君登壇〕

〇副知事(安藤立美君) ただいま上程になりました百三十一議案についてご説明を申し上げます。
 第一号議案から第二十七号議案まで及び第百二十九号議案は、平成二十六年度予算案でございます。
 平成二十六年度予算は、世界一の都市東京の実現に向けて、新たな一歩を踏み出す予算と位置づけ編成をいたしました。
 第一号議案及び第百二十九号議案は一般会計予算でございます。当初予算及び補正予算を合わせまして総額六兆六千六百六十七億円を計上しております。
 第二号議案から第十六号議案までの十五議案は特別会計予算でございます。
 それぞれの事業に必要な経費として総額四兆二千六百九十四億円を計上しております。
 第十七号議案から第二十七号議案までの十一議案は、公営企業会計予算でございます。
 病院、交通、水道、下水道などの経営に要する経費として、総額二兆四千三十三億円を計上しております。
 第二十八号議案から第百十五号議案まで及び第百二十八号議案の八十九議案は条例案でございます。
 まず、新設の条例が四件ございます。
 第三十八号議案、平成二十五年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例は、都区財政調整について再算定を行うものでございます。
 第七十一号議案、東京都民生委員定数条例及び第七十二号議案、東京都指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準に関する条例は、地方分権改革に関するもので、条例に委任された指定居宅介護支援等の事業の基準などを定めるものでございます。
 第八十七号議案、東京都農業構造改革支援基金条例は、国の経済対策により農業の構造改革を推進するため、基金を設置するものでございます。
 次に、一部を改正する条例が八十二件ございます。
 第二十八号議案、東京都青少年問題協議会条例の一部を改正する条例は、条例に委任された協議会の会長について規定するものでございます。
 このほか、地方分権改革に関するものが七件ございます。
 第三十号議案、東京都知事等の給料等に関する条例の一部を改正する条例は、東京都特別職報酬等審議会答申を踏まえ、給料の改定を行うものでございます。
 このほか、特別職の給料、報酬等に関するものが十三件ございます。
 第三十四号議案、東京都職員定数条例の一部を改正する条例は、平成二十六年度の職員定数を定めるものでございます。
 このほか、職員に関するものが五件ございます。
 第三十五号議案、特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例は、特別区における事務処理の特例に関する規定を改めるものでございます。
 このほか、区市町村に関するものが二件ございます。
 第四十五号議案、東京都都税条例の一部を改正する条例は、固定資産税等の軽減措置を継続するものなどでございます。
 第五十号議案、東京都消費者行政活性化基金条例の一部を改正する条例は、国の経済対策による事業の期限延長に伴い、基金の期限等に関する規定を削除するものでございます。
 このほか、基金に関するものが九件ございます。
 第五十一号議案、東京都体育施設条例の一部を改正する条例は、利用料金の上限額を改定するものでございます。
 このほか、使用料、手数料に関するものが十三件ございます。
 第五十七号議案、東京都立学校設置条例の一部を改正する条例は、特別支援学校の再編に伴うものでございます。
 このほか、組織、施設に関するものが三件ございます。
 第五十九号議案、東京都生涯学習審議会条例の一部を改正する条例は、東京都生涯学習審議会と東京都社会教育委員とを統合するものなどでございます。
 第六十一号議案、東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例の一部を改正する条例は、耐震改修等の実施を勧告できる旨の規定から、支持できる旨の規定に改めるなど、規定を整備するものでございます。
 第八十三号議案、東京都薬物の濫用防止に関する条例の一部を改正する条例は、知事指定薬物の所持、使用行為に対して罰則を定めるなど規定を整備するものでございます。
 第九十一号議案、東京都中央卸売市場条例の一部を改正する条例は、消費税率及び地方消費税率の改定に伴い、市場使用料の上限額を改定するものなどでございます。同様の改定が上下水道の料金など四件ございます。
 第百十四号議案、火災予防条例の一部を改正する条例は、優良防火対象物認定表示制度について、認定期間を三年に延長するなど規定を整備するものでございます。
 以上のほか、法令改正に伴う規定整備などの一部改正が十三件ございます。
 次に、廃止する条例が三件ございます。
 第四十九号議案、保険業法に基づく特定保険業の認可審査に係る手数料に関する条例を廃止する条例は、特定保険業の認可申請の期限が到来したことに伴うものでございます。
 第八十一号議案、東京都肢体不自由者自立ホーム条例を廃止する条例は、東京都八王子自立ホームが、障害者支援施設に移行することに伴うものでございます。
 第九十九号議案、東京都地球温暖化対策推進基金条例を廃止する条例は、当該基金が所期の目的を達成したため、これを廃止するものでございます。
 第百十六号議案から第百十九号議案までの三議案は契約案でございます。
 第百十六号議案、都営住宅二十五H─一〇六東工事請負契約など、契約金額の総額は約六十三億円でございます。
 第百二十号議案から第百二十二号議案までの三議案は事件案でございます。
 第百二十号議案は、包括外部監査契約を締結するものでございます。
 第百二十一号議案及び第百二十二号議案は、連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区、市が負担すべき金額の限度額に関するものでございます。
 第百二十三号議案から第百二十七号議案までの五議案は、平成二十五年度最終補正予算案でございます。大島町の早期復旧、復興や、国の経済対策への速やかな対応などのため、一般会計五百三十一億円のほか、特別会計及び公営企業会計を合わせ一千二百七十九億円を補正するものでございます。
 次に諮問でございます。
 警視総監が行った退職手当の不支給処分について審査請求があったため、地方自治法第二百六条の規定に基づき諮問するものでございます。
 最後に専決でございます。
 一つ目は、二月九日に行われた東京都知事選挙に要する経費について、一般会計予算を補正したものでございます。補正の額は四十九億九百万円で、財源は全額繰越金でございます。
 二つ目は、公安テロ情報流出被害国家賠償請求事件について、控訴を提起したものでございます。いずれも議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

〇議長(吉野利明君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

〇議事部長(別宮浩志君) 人事委員会の回答は、第五十三号議案、第五十五号議案及び第百十二号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

二五人委任第一四二号
平成二十六年二月二十五日
東京都人事委員会委員長 関谷 保夫
 東京都議会議長 吉野 利明殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成二十六年二月二十日付二五議事第四五二号をもって、地方公務員法第五条第二項の規定により照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
提出議案
一 第五十三号議案
学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
二 第五十五号議案
学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
三 第百十二号議案
東京消防庁の設置等に関する条例の一部を改正する条例
意見
異議ありません。

〇六十七番(近藤充君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議案のうち、日程第一から第二十八までにつきましては、三十九人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

〇議長(吉野利明君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第二十八までは、三十九人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。
 委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長から、お手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を本議場に招集いたしますので、ご了承願います。
〔予算特別委員名簿は本号末尾(二一四ページ)に掲載〕

〇議長(吉野利明君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第二十九から第百三十一までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、日程第二十九から第百三十一までは、議案付託事項表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

〇議長(吉野利明君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願一件及び陳情十件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)

〇議長(吉野利明君) お諮りいたします。
 明七日から十日まで四日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認めます。よって、明七日から十日まで四日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、議事の都合により、三月十一日午前十一時に繰り上げて開きたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(吉野利明君) ご異議なしと認め、さよう決定いたします。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時一分散会

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