平成二十三年東京都議会会議録第十三号

〇議長(和田宗春君) これより日程に入ります。
 日程第一から第二十一まで、第百三十号議案、災害時において応急措置の業務に従事した者の損害補償に関する条例の一部を改正する条例外議案二十件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事佐藤広君。
   〔副知事佐藤広君登壇〕

〇副知事(佐藤広君) ただいま上程になりました二十一議案についてご説明申し上げます。
 初めに、第百三十号議案から第百三十七号議案まで及び第百四十九号議案の九議案は条例案でございまして、すべて一部を改正する条例でございます。
 第百三十一号議案、東京都都税条例の一部を改正する条例は、東日本大震災に対する地方税制上の法令改正に伴い、原子力災害に係る不動産取得税の特例措置を講ずるなど、規定の整備を行うものでございます。
 第百三十三号議案、東京都高齢者円滑入居賃貸住宅登録手数料条例の一部を改正する条例は、サービスつき高齢者向け住宅事業の登録制度が創設されることに伴い、条例の名称を改正するなど、規定を整備するものでございます。
 第百三十四号議案、東京都立学校設置条例の一部を改正する条例は、東京都特別支援教育推進計画に基づき、都立特別支援学校を三校設置することに伴い、規定を整備するものでございます。
 第百三十六号議案、警視庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例及び第百三十七号議案、東京消防庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例は、東日本大震災に伴う災害派遣に係る特殊勤務手当について、自衛隊員及び国家公務員に支給される手当が改められたことを踏まえ、支給要件及び支給額の上限の特例を定めるものでございます。
 このほか、法令の改正に伴い規定を整備するものが四件ございます。
 次に、第百三十八号議案から第百四十六号議案までの九議案は契約案でございます。
 第百三十八号議案、警視庁志村警察署庁舎(二十三)改築工事請負契約など、契約金額の総額は約百七十六億二千万円でございます。
 次に、第百四十七号議案、第百四十八号議案及び第百五十号議案の三議案は事件案でございます。
 第百四十七号議案は、首都高速道路株式会社が行う高速道路事業の料金などの事業計画変更について、道路管理者として同意するものでございます。
 第百四十八号議案は、原子力災害発生時において警察活動に従事する警察官の被曝を防ぐため、防護服セット等を買い入れるものでございます。
 第百五十号議案は、都立特別支援学校の教員の過失による誤嚥事故に伴う損害賠償額を決定するものでございます。
 上程になりました二十一議案の説明は以上でございますが、このほか人事案を送付いたしております。
 まず、東京都教育委員会委員でございます。
 九月三十日に任期満了となります竹花豊氏につきまして、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都監査委員でございます。
 十月十四日に任期満了となります金子庸子氏につきまして、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都収用委員会予備委員でございます。
 九月三十日に任期満了となります西道隆氏につきまして、再任いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

〇議長(和田宗春君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律第五十五条第四項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会及び教育委員会の意見をそれぞれ徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

〇議事部長(鈴木省吾君) 人事委員会の回答は、第百三十六号議案及び第百三十七号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。
 また、教育委員会の回答は、第百四十九号議案について、異議はないとの意見であります。
二三人委任第五八号
平成二十三年九月十四日
東京都人事委員会委員長 関谷 保夫
 東京都議会議長 和田 宗春殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成二十三年九月十四日付二三議事第一九二号をもって照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案

一 第百三十六号議案
警視庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
二 第百三十七号議案
東京消防庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例

   意見

異議ありません。
二三教総総第八八三号
平成二十三年九月十六日
東京都教育委員会委員長 木村  孟
 東京都議会議長 和田 宗春殿
「都道府県教育委員会の権限に属する事務の一部を、市町村が処理することとする条例」に対する教育委員会の意見聴取について(回答)
 平成二十三年九月十四日付二三議事第一九一号により照会があった議案に係る教育委員会の意見は左記のとおりです。
       記
一 提出議案
第百四十九号議案 東京都教育委員会の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
二 意見
一について、異議ありません。

〇議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第二十一までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第二十一までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

〇議長(和田宗春君) 日程第二十二、平成二十二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
   〔鈴木議事部長朗読〕
一、平成二十二年東京都各会計歳入歳出決算の認定について
二三財主議第二九三号
平成二十三年九月二十一日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 和田 宗春殿
平成二十二年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
 このことについて、地方自治法第二百三十三条の規定により、左記のとおり送付しますので、東京都議会の認定をよろしくお願いします。
       記
一 平成二十二年度東京都各会計歳入歳出決算書
二 平成二十二年度歳入歳出決算事項別明細書
三 平成二十二年度実質収支に関する調書
四 平成二十二年度財産に関する調書
五 平成二十二年度東京都各会計歳入歳出決算審査意見書
六 平成二十二年度主要施策の成果
七 平成二十二年度東京都決算参考書
八 平成二十二年度東京都決算参考書財務諸表
(決算書等省略)

〇七十四番(西岡真一郎君) 本件は、三十一人の委員をもって構成する平成二十二年度各会計決算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

〇議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、三十一人の委員をもって構成する平成二十二年度各会計決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。
 委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を第十二委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。
〔平成二十二年度各会計決算特別委員名簿は本号末尾(一五八ページ)に掲載〕

〇議長(和田宗春君) 日程第二十三、平成二十二年度東京都公営企業各会計決算の認定についてを議題といたします。
   〔鈴木議事部長朗読〕
一、平成二十二年度東京都公営企業各会計決算の認定について
二三財主議第二九四号
平成二十三年九月二十一日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 和田 宗春殿
平成二十二年度東京都公営企業各会計決算の認定について
 このことについて、地方公営企業法第三十条第四項の規定に基づき、左記のとおり送付しますので、東京都議会の認定についてよろしくお願いします。
       記
一 平成二十二年度東京都病院会計決算書及び同決算審査意見書
二 平成二十二年度東京都中央卸売市場会計決算書及び同決算審査意見書
三 平成二十二年度東京都都市再開発事業会計決算書及び同決算審査意見書
四 平成二十二年度東京都臨海地域開発事業会計決算書及び同決算審査意見書
五 平成二十二年度東京都港湾事業会計決算書及び同決算審査意見書
六 平成二十二年度東京都交通事業会計決算書及び同決算審査意見書
七 平成二十二年度東京都高速電車事業会計決算書及び同決算審査意見書
八 平成二十二年度東京都電気事業会計決算書及び同決算審査意見書
九 平成二十二年度東京都水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十 平成二十二年度東京都工業用水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十一 平成二十二年度東京都下水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
(決算書等省略)

〇七十四番(西岡真一郎君) 本件は、二十三人の委員をもって構成する平成二十二年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

〇議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、二十三人の委員をもって構成する平成二十二年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。
 委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を第四委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。
〔平成二十二年度公営企業会計決算特別委員名簿は本号末尾(一五八ページ)に掲載〕

〇議長(和田宗春君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都教育委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔鈴木議事部長朗読〕
一、東京都教育委員会委員の任命の同意について一件
二三財主議第二八五号
平成二十三年九月二十一日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 和田 宗春殿
東京都教育委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十三年九月三十日任期満了となるため、再び任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     竹花  豊

      略歴
現住所 東京都小金井市
竹花  豊
昭和二十四年五月十八日生(六十二歳)
昭和四十八年三月 東京大学法学部卒業
昭和四十八年四月 警察庁入庁
昭和六十一年三月 在オーストリア日本国大使館一等書記官
平成二年四月   警察庁刑事局捜査第二課暴力団対策室長
平成四年八月   警察庁刑事局保安部薬物対策課長
平成六年八月   大分県警察本部長
平成八年八月   警視庁地域部長
平成九年四月   警察庁長官官房参事官(金融・不良債権関連事犯担当)
平成十一年二月  警視庁生活安全部長
平成十二年四月  警察庁長官官房首席監察官
平成十三年九月  広島県警察本部長
平成十五年六月  東京都副知事
平成十七年八月  警察庁生活安全局長
平成十九年一月  警察庁退職
平成十九年三月  松下電器産業株式会社参与
平成二十二年四月 パナソニック株式会社常務役員
現在       パナソニック株式会社常務役員

〇議長(和田宗春君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

〇議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

〇議長(和田宗春君) 追加日程第二、東京都監査委員の選任の同意についてを議題といたします。
   〔鈴木議事部長朗読〕
一、東京都監査委員の選任の同意について一件
二三財主議第二八六号
平成二十三年九月二十一日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 和田 宗春殿
東京都監査委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十三年十月十四日任期満了となるため、再び選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     金子 庸子

      略歴
現住所 神奈川県茅ヶ崎市
金子 庸子
昭和十一年十二月十一日生(七十四歳)
昭和三十年三月  神奈川県立平塚江南高等学校卒業
昭和三十年四月  資生堂小田原販売株式会社入社
昭和三十五年六月 株式会社資生堂本社へ移籍
昭和五十四年八月 株式会社資生堂商品開発部商品情報担当課長
平成二年六月   株式会社資生堂コンシューマーズセンター所長
平成四年六月   株式会社資生堂監査役(常勤)
平成九年七月   株式会社資生堂顧問
平成十二年十月  中央労働委員会委員
平成十四年六月  株式会社資生堂顧問退任
平成十九年十月  東京都監査委員
現在       東京都監査委員

〇議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 本件は、知事の選任に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。

〇議長(和田宗春君) 追加日程第三、東京都収用委員会予備委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔鈴木議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会予備委員の任命の同意について一件
二三財主議第二八七号
平成二十三年九月二十一日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 和田 宗春殿
東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十三年九月三十日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     西道  隆

      略歴
現住所 東京都西東京市
西道  隆
昭和十六年二月九日生(七十歳)
昭和四十三年三月 中央大学法学部卒業
昭和四十三年四月 入都
昭和五十五年四月 司法修習終了
昭和五十五年四月 東京都総務局法務部法務副主幹
昭和六十年七月  東京都総務局法務部訟務室副参事
平成二年四月   東京都総務局法務部訟務室副参事(統括課長)
平成三年四月   東京都総務局参事
平成七年六月   東京都総務局訟務担当部長
平成十三年三月  東京都退職
平成十三年四月  弁護士登録
平成二十年十月  東京都収用委員会予備委員
現在       弁護士

〇議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

〇議長(和田宗春君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願二件及び陳情十五件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)

〇議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 明三十日から十月六日まで七日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、明三十日から十月六日まで七日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、十月七日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時五十六分散会

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