平成二十二年東京都議会会議録第十号

平成二十二年六月十六日(水曜日)
 出席議員 百二十六名
一番小林 健二君
二番加藤 雅之君
三番三宅 正彦君
四番吉住 健一君
五番桜井 浩之君
六番野田かずさ君
七番福士 敬子君
八番土屋たかゆき君
九番山内れい子君
十番くりした善行君
十一番中村ひろし君
十二番西沢けいた君
十三番田中  健君
十四番関口 太一君
十五番畔上三和子君
十六番斉藤やすひろ君
十七番栗林のり子君
十八番遠藤  守君
十九番伊藤 興一君
二十番鈴木 章浩君
二十一番きたしろ勝彦君
二十二番田中たけし君
二十三番鈴木 隆道君
二十四番神林  茂君
二十五番星 ひろ子君
二十六番小山くにひこ君
二十七番柳ヶ瀬裕文君
二十八番淺野 克彦君
二十九番新井ともはる君
三十番佐藤 由美君
三十一番たきぐち学君
三十二番田の上いくこ君
三十三番島田 幸成君
三十四番しのづか元君
三十五番大島よしえ君
三十六番大松あきら君
三十七番上野 和彦君
三十八番吉倉 正美君
三十九番松葉多美子君
四十番早坂 義弘君
四十一番高木 けい君
四十二番石森たかゆき君
四十三番高橋 信博君
四十四番中屋 文孝君
四十五番村上 英子君
四十七番西崎 光子君
四十八番滝沢 景一君
四十九番中谷 祐二君
五十番笹本ひさし君
五十一番山下ようこ君
五十二番神野 吉弘君
五十三番鈴木 勝博君
五十四番興津 秀憲君
五十五番岡田眞理子君
五十六番伊藤 ゆう君
五十七番古館 和憲君
五十八番かち佳代子君
五十九番中山 信行君
六十番高倉 良生君
六十一番橘  正剛君
六十二番谷村 孝彦君
六十三番野上 純子君
六十四番高橋かずみ君
六十五番山加 朱美君
六十六番山崎 一輝君
六十七番菅  東一君
六十八番宇田川聡史君
六十九番山田 忠昭君
七十番林田  武君
七十一番原田  大君
七十二番佐藤 広典君
七十三番尾崎 大介君
七十四番松下 玲子君
七十五番山口  拓君
七十六番伊藤まさき君
七十七番野上ゆきえ君
七十八番西岡真一郎君
七十九番今村 るか君
八十番吉田康一郎君
八十一番たぞえ民夫君
八十二番清水ひで子君
八十三番小磯 善彦君
八十四番長橋 桂一君
八十五番藤井  一君
八十六番ともとし春久君
八十七番三宅 茂樹君
八十八番遠藤  衛君
八十九番吉原  修君
九十番野島 善司君
九十一番鈴木あきまさ君
九十二番三原まさつぐ君
九十三番田島 和明君
九十四番樺山たかし君
九十五番斉藤あつし君
九十六番泉谷つよし君
九十七番くまき美奈子君
九十八番大西さとる君
九十九番増子 博樹君
百番いのつめまさみ君
百一番門脇ふみよし君
百二番小沢 昌也君
百三番花輪ともふみ君
百四番大津 浩子君
百五番大山とも子君
百六番鈴木貫太郎君
百七番東村 邦浩君
百八番中嶋 義雄君
百九番木内 良明君
百十番古賀 俊昭君
百十一番こいそ 明君
百十二番服部ゆくお君
百十三番川井しげお君
百十四番吉野 利明君
百十五番宮崎  章君
百十六番比留間敏夫君
百十七番相川  博君
百十八番石毛しげる君
百十九番大塚たかあき君
百二十番和田 宗春君
百二十一番山下 太郎君
百二十二番酒井 大史君
百二十三番大沢  昇君
百二十四番中村 明彦君
百二十五番馬場 裕子君
百二十六番田中  良君
百二十七番吉田 信夫君

 欠席議員 一名
 四十六番 矢島 千秋君

 出席説明員
知事石原慎太郎君
副知事佐藤  広君
副知事猪瀬 直樹君
副知事吉川 和夫君
副知事村山 寛司君
教育長大原 正行君
東京都技監都市整備局長兼務河島  均君
知事本局長秋山 俊行君
総務局長中田 清己君
財務局長安藤 立美君
警視総監池田 克彦君
主税局長熊野 順祥君
生活文化スポーツ局長並木 一夫君
環境局長有留 武司君
福祉保健局長杉村 栄一君
産業労働局長前田 信弘君
建設局長村尾 公一君
港湾局長比留間英人君
会計管理局長新田 洋平君
交通局長金子正一郎君
消防総監新井 雄治君
水道局長尾崎  勝君
下水道局長松田 二郎君
青少年・治安対策本部長倉田  潤君
病院経営本部長中井 敬三君
中央卸売市場長岡田  至君
選挙管理委員会事務局長矢口 貴行君
人事委員会事務局長泉本 和秀君
労働委員会事務局長関  敏樹君
監査事務局長三橋  昇君
収用委員会事務局長野口  孝君

六月十六日議事日程第四号
第一 第三十号議案
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例
第二 第百十八号議案
東京都組織条例の一部を改正する条例
第三 第百十六号議案
平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第一号)
第四 第百二十九号議案
公立大学法人首都大学東京中期目標について
第五 第百二十三号議案
都立大泉高等学校・附属中学校(二十二)改築工事請負契約
第六 第百二十八号議案
中央環状品川線大井ジャンクション鋼けた製作・架設工事(その二)請負契約
第七 第百二十一号議案
東京都立学校の授業料等徴収条例の一部を改正する条例
第八 第百三十号議案
東京都立東京臨海広域防災公園の指定管理者の指定について
第九 第百十七号議案
都と特別区及び特別区相互間の財政調整に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
第十 第百十九号議案
東京都都税条例の一部を改正する条例
第十一 第百二十四号議案
東京国際展示場(二十二)会議棟改修工事請負契約
第十二 第百二十五号議案
警視庁青梅警察署庁舎(二十二)改築工事請負契約
第十三 第百二十六号議案
東京国際展示場(二十二)ビル管理設備改修工事請負契約
第十四 第百二十七号議案
城山トンネル(仮称)整備工事(西―城山の五)請負契約
第十五 第百二十二号議案
東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例
第十六 第百三十二号議案
東京都後期高齢者医療財政安定化基金条例の一部を改正する条例
第十七 第百三十三号議案
都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
第十八 第百三十一号議案
心臓衝撃装置(自動体外式除細動器)外一種の買入れについて
第十九 地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した東京都都税条例の一部を改正する条例の報告及び承認について
議事日程第四号追加の一
第一 二〇一六年に開催される第三十一回オリンピック競技大会及び第十五回パラリンピック競技大会の東京招致に関する調査審議及び必要な活動(オリンピック・パラリンピック招致特別委員会報告)
議事日程第四号追加の二
第二
二二第七号
水需要予測の実施に関する請願
第三
二二第一号
外国人参政権反対に関する陳情
二二第五号
永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の採択を求めることに関する陳情
二二第七号
永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の採択を求めることに関する陳情
二二第八号
永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の採択を求めることに関する陳情
二二第一二号
永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の採択を求めることに関する陳情
第四
二二第一〇号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正案の廃案を求めることに関する請願
二二第四号
都立八王子小児病院の存続を求めることに関する請願
二二第八号
心身障害者福祉手当の増額に関する請願
第五
二二第一七号
鉄道駅周辺の避難の妨げとなる障害物の抜本的対策に関する陳情
二二第二八号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正に関する陳情
二二第二九号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例に関する陳情
二二第三二号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例案に関する陳情
二二第三七号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例に関する陳情
二二第二号
業者テストの個人情報管理に関する陳情
二二第一九号
東京都教育委員会委員の選任に関する陳情
二二第三号
二子玉川再開発第二期事業計画に改めて事業アセスメントを行うことに関する陳情
二二第一五号
(仮称)中野三丁目計画への東京都建築安全条例第十条の二ただし書の適用に関する陳情
二二第三三号
外環道の青梅街道インターチェンジ計画の白紙撤回に関する陳情
二二第一八号
都立清瀬小児病院、八王子小児病院、梅ケ丘病院廃止の再検討と小児医療充実に関する陳情
二二第三〇号
医療療養病床を持つ医療機関への運営補助等に関する陳情
二一第三五号
八丈島一般廃棄物管理型最終処分場の建設地及び規模の見直しに関する陳情
二二第二一号
八丈島一般廃棄物管理型最終処分場整備事業に関する陳情
二二第二六号
インターネット端末利用営業の規制に関する条例への反対に関する陳情
第六
二二第五号
都営地下鉄全駅を平成二十二年度末までに完全バリアフリー化することに関する請願
第七
二二第四号
二子玉川再開発地域第二期事業計画認可に関する陳情
二二第一四号
都立墨東病院の地方独立行政法人化計画を中止し、都直営による医療充実に関する陳情
二二第三一号
都立駒込病院のPFI事業見直しに関する陳情
第八
二二第一号
放射第二三号線の北沢中学校前の横断歩道の存続に関する請願
第九
二二第一三号
都営地下鉄新宿線の混雑解消に関する陳情
第十
二二第六号
憲法違反の外国人参政権による選挙を実施しないことを再確認することに関する陳情
二二第九号
憲法違反の外国人参政権による選挙を実施しないことを再確認することに関する陳情
二二第一〇号
都の業務におけるコードレス電話、携帯電話、無線LANの使用禁止に関する陳情
二二第一一号
憲法違反の外国人参政権による選挙を実施しないことを再確認することに関する陳情
二二第二二号
高額な出演料を発生させる著名人に頼り切る人権啓発事業からの脱却に関する陳情
二二第二三号
高額な出演料を発生させる著名人に頼り切る都議選啓発事業からの脱却に関する陳情
二二第二四号
高額な出演料を発生させる著名人に頼り切る都知事選啓発事業からの脱却に関する陳情
二二第二〇号
富士街道の拡幅に関する陳情
議事日程第四号追加の三
第十一 議員提出議案第七号
東京都議会委員会条例の一部を改正する条例
第十二 議員提出議案第八号
都市農業の振興及び農地の保全に関する意見書
第十三 議員提出議案第九号
ほう素、ふっ素等の排水基準への対応に関する意見書
議事日程第四号追加の四
第十四 議長辞職
第十五 議長選挙

   午後一時十三分開議

○議長(田中良君) これより本日の会議を開きます。

○議長(田中良君) まず、議事部長をして諸般の報告をいたさせます。

○議事部長(鈴木省五君) 知事より、東京都が出資または債務保証等をしている法人の経営状況について、財団法人暴力団追放運動推進都民センターの説明書類の提出がありました。
 また、都有地の信託に係る事務の処理状況について、新宿副都心三号地の二土地信託外四件の説明書類の提出がありました。
 次に、平成二十一年第四回定例会において採択された請願・陳情の処理経過及び結果について報告がありました。
(別冊参照)

   〔議長退席、副議長着席〕

○副議長(鈴木貫太郎君) この際、日程の追加について申し上げます。
 議長田中良君より、辞職願が提出されました。
 議員より、議員提出議案第七号、東京都議会委員会条例の一部を改正する条例外意見書二件、委員会より、二〇一六年に開催される第三十一回オリンピック競技大会及び第十五回パラリンピック競技大会の東京招致に関する調査審議及び必要な活動報告書及び水需要予測の実施に関する請願外請願五件、陳情三十二件の委員会審査報告書がそれぞれ提出されました。
 これらを本日の日程に追加いたします。

○副議長(鈴木貫太郎君) まず、議長辞職の件を追加日程第十四として、日程の順序を変更し、直ちに議題といたします。
 議事部長をして辞職願を朗読いたさせます。
   〔鈴木議事部長朗読〕
   辞職願
 私儀、今般一身上の都合により議長の職を辞職したいので、許可されるよう願い出ます。
  平成二十二年六月十六日
 東京都議会副議長 鈴木貫太郎殿
       東京都議会議長 田中  良

○七十四番(松下玲子君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 本件は、願い出のとおり許可されることを望みます。

○副議長(鈴木貫太郎君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(鈴木貫太郎君) ご異議なしと認めます。よって、議長の辞職を許可することに決定いたしました。
 前議長田中良君よりごあいさつがあります。
 百二十六番田中良君。
   〔百二十六番田中良君登壇〕

○百二十六番(田中良君) 貴重なお時間をいただきまして、まことにありがとうございます。
 私は、平成二十一年八月三十一日、本会議場において、はえある第四十二代東京都議会議長にご指名をいただいて以来、鈴木貫太郎副議長とともに手を携え、誠心誠意、公正かつ円滑な議会運営に努めてまいりました。本日ここに、東京都議会議長の職を辞するに当たり、一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。
 私が議長に就任をしたときは、二〇一六年東京オリンピック・パラリンピックの招致活動の真っただ中でありました。就任後間もない九月二十九日、東京招致のため、デンマークのコペンハーゲンで開かれるIOC総会に向けて出発をいたしました。結果は、皆さんご承知のとおりとなりましたが、会派を超えて、一つの目標に向かって目的を共有し、議会が一丸となって活動した日々は、都議会にとっても、そして、私にとっても大変意義あるものであったと考えております。
 私が議長を務めさせていただいた約十カ月弱の期間を顧みて実感したことは、二元代表制の一翼を担う東京都議会の役割が、従前にも増して一層大きくなってきたということであります。
 今現在、都政においては、市場移転問題、医療、福祉の再構築、経済、雇用対策など、都政を取り巻く重要課題が山積をしております。
 このような中で、東京都議会は、議決機関として、都民の福祉の向上と首都東京のさらなる発展を図るという最大の目標に対して、現実の状況と向き合いながら、時には苦渋の意思決定をし、都政に道筋をつけていくという責務を負っていると考えます。
 どうか皆様方のさらなる都政の発展と躍進を望む思いをお互いに共有し、議会機能を一層充実させて、困難な諸課題に立ち向かっていくことを心から願っております。
 思い起こせば、多忙な日程の連続で、困難な局面にも多々遭遇をいたしましたが、議長として、微力ながら全力でその職を務めてまいりました。これもひとえに、議員の皆様方を初め、石原知事、理事者の方々のご支援、ご協力のたまものであり、改めてそれぞれの皆様方のご高配に心から感謝を申し上げる次第でございます。
 私は、これで議長の職を辞するわけでございますが、今後とも、東京都のさらなる発展に向けて全力を尽くしてまいる所存であります。引き続きご指導、ご支援を賜りますよう、お願いを申し上げます。
 結びに、今日までその職責を果たし得ましたことを重ねて厚く御礼を申し上げ、また、議会局の私を支えていただいた職員の皆様方にも感謝を申し上げ、議長退任のあいさつとさせていただきたいと思います。
 どうもありがとうございました。(拍手)

○副議長(鈴木貫太郎君) 田中良君のあいさつは終わりました。

○副議長(鈴木貫太郎君) ただいま議長が欠位となりましたので、議長選挙の件を本日の日程に追加し、追加日程第十五として、日程の順序を変更し、直ちに議長の選挙を行います。
 選挙は、投票により行います。
 議場を閉鎖いたします。
   〔議場閉鎖〕

○副議長(鈴木貫太郎君) この際、立会人について申し上げます。
 立会人には、会議規則第二十七条第二項の規定により、百八番中嶋義雄君、百十三番川井しげお君、百二十三番大沢昇君及び百二十七番吉田信夫君を指名いたします。
 これより投票用紙を配布いたします。書き損じの場合は、それと引きかえにかわりの用紙を差し上げますから、議長までお申し出を願います。
   〔投票用紙配布〕

○副議長(鈴木貫太郎君) 投票用紙の配布漏れはございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(鈴木貫太郎君) 配布漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
   〔投票箱点検〕

○副議長(鈴木貫太郎君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は、単記無記名一人一票であります。
 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 局長をして点呼いたさせます。
   〔局長点呼〕
   〔各員投票〕

○副議長(鈴木貫太郎君) 投票漏れはありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(鈴木貫太郎君) 投票漏れなしと認めます。
 以上をもって投票を終了いたします。
 投票箱を閉じます。
   〔投票箱閉鎖〕

○副議長(鈴木貫太郎君) これより開票を行います。
 立会人の方々の立ち会いをお願いいたします。
   〔開票〕

○副議長(鈴木貫太郎君) 局長をして投票の結果を報告いたさせます。

○議会局長(白石弥生子君) 投票結果。
   出席議員数 百二十六人
   投票総数 百二十六票
   有効投票 百八票
   無効投票 十八票
    有効投票中
    和田 宗春議員 百七票
    相川  博議員 一票
 以上。

○副議長(鈴木貫太郎君) ただいまご報告申し上げましたとおり、投票の多数を得られました
   和田 宗春君
が議長に当選されました。(拍手)
 議場の閉鎖を解きます。
   〔議場開鎖〕

○副議長(鈴木貫太郎君) 議長和田宗春君よりごあいさつがあります。
 議長和田宗春君。
   〔百二十番和田宗春君登壇〕

○百二十番(和田宗春君) 皆様のご推挽によりまして、第四十三代東京都議会議長に就任いたしました和田宗春でございます。
 都政史上にはもとより、我が国の政治史上にさん然と輝く東京市長、後藤新平氏の系譜に広く連なることを改めて実感し、身の引き締まる思いであります。
 議場にご臨席の皆様方のご支援、ご協力を賜りながら、議長として、公平で円満な都議会運営に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 現在、国、政府では、地域主権を目指す法案が審議されようとしている中、国や地方などの新たな自治関係が模索される重要な局面を迎えようとしています。こうした取り組みを国や政府にさらに強化させ、我が国の大都市問題への理解、地域主権を一層推進させるために、現場である東京都議会から、国、政府に向かって主張すべきは主張し、要求すべきは断固として要求していくべきであります。党派を超える都議会の紐帯こそが、今こそ求められていると思います。
 また、東京におきましては、長引く景気低迷、デフレを受けた財政事情を抱えて、厳しい雇用情勢、中小零細企業支援、出産、子育て支援対策、環境対策、がん対策、自殺対策、加えて特別委員会が設置されている諸課題など、都民の安全・安心を脅かすさまざまな課題が山積をし、複雑に錯綜しています。
 こうした東京が抱える諸課題に迅速に、適切に対処し、都民の期待にこたえていくためには、私たち東京都議会が、執行機関と対等な関係、立場で議論をし、解決に向けた取り組みをしていくことが肝要であります。
 私は、一千三百万都民の負託を受けた東京都議会の使命と責任を自覚したいと思います。そして、かつてフランスの哲学者、ボルテールが、あなたのいうことには同意はしないが、しかし、あなたがそれを発言する権利は死をもって守ると述べています。この民主主義の規律を守るこの議場こそ、最高の政治教育が実践される神聖な場所であると信じて疑いません。全力を尽くしてまいります。
 何よりも都議会の党派を超えた立場で、円満な運営に微力を注いでまいります。議員の皆様、石原知事を初めとする執行機関の皆様方におかれましては、より一層のご指導、ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
 最後に、田中前議長の数々のご功績とご苦労に心から敬意と感謝の意を表しまして、私の就任のあいさつとさせていただきます。
 ありがとうございました。(拍手)

○副議長(鈴木貫太郎君) 以上をもって議長のあいさつは終わりました。
 和田宗春君、議長席にお着き願います。
   〔副議長鈴木貫太郎君退席、議長和田宗春君着席〕

○議長(和田宗春君) 次に、文書質問について申し上げます。
 お手元配布の文書質問事項表のとおり、質問の通告がありました。
 本件は、直ちに執行機関に送付いたしておきました。
 なお、本件答弁書は、速やかに提出されるよう希望いたしておきます。

文書質問事項表
氏名件名
福士敬子君ミサイル防衛(MD)用PAC3ミサイル部隊の移動展開訓練について
中村ひろし君成年後見制度について
中谷祐二君自動体外式除細動器(AED)について
伊藤ゆう君ホームページ作成経費について
かち佳代子君羽田空港の再拡張・国際化について
たぞえ民夫君商店街支援の推進について
清水ひで子君農林業支援について
斉藤あつし君「花いっぱい運動」の東京都からの支援について ほか
大山とも子君保育園の待機児解消について
石毛しげる君検視と監察医制度について

○議長(和田宗春君) これより日程に入ります。
 日程第一から第十九まで、第三十号議案、東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例外議案十七件、専決一件を一括議題といたします。
 本案に関する委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
   総務委員会議案審査報告書
 第三十号議案
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例
 本委員会は、三月四日付託された右議案を審査の結果、原案を否決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
総務委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 田中  良殿
   総務委員会議案審査報告書
 第百十八号議案
東京都組織条例の一部を改正する条例
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
総務委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 田中  良殿
   財政委員会議案審査報告書
 第百十六号議案
平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第一号)中
   予算総則
   歳入
   歳出―財政委員会所管分
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
財政委員長 中屋 文孝
 東京都議会議長 田中  良殿
   文教委員会議案審査報告書
 第百十六号議案
平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第一号)中
   歳出―文教委員会所管分
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
文教委員長 大西さとる
 東京都議会議長 田中  良殿
   環境・建設委員会議案審査報告書
 第百十六号議案
平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第一号)中
   歳出
   債務負担行為
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
環境・建設委員長 藤井  一
 東京都議会議長 田中  良殿
   総務委員会議案審査報告書
 第百二十九号議案
公立大学法人首都大学東京中期目標について
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
総務委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 田中  良殿
   財政委員会議案審査報告書
 第百二十三号議案
都立大泉高等学校・附属中学校(二十二)改築工事請負契約
 第百二十八号議案
中央環状品川線大井ジャンクション鋼けた製作・架設工事(その二)請負契約
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
財政委員長 中屋 文孝
 東京都議会議長 田中  良殿
   文教委員会議案審査報告書
 第百二十一号議案
東京都立学校の授業料等徴収条例の一部を改正する条例
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
文教委員長 大西さとる
 東京都議会議長 田中  良殿
   環境・建設委員会議案審査報告書
 第百三十号議案
東京都立東京臨海広域防災公園の指定管理者の指定について
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
環境・建設委員長 藤井  一
 東京都議会議長 田中  良殿
   総務委員会議案審査報告書
 第百十七号議案
都と特別区及び特別区相互間の財政調整に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
総務委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 田中  良殿
   財政委員会議案審査報告書
 第百十九号議案
東京都都税条例の一部を改正する条例
 第百二十四号議案
東京国際展示場(二十二)会議棟改修工事請負契約
 第百二十五号議案
警視庁青梅警察署庁舎(二十二)改築工事請負契約
 第百二十六号議案
東京国際展示場(二十二)ビル管理設備改修工事請負契約
 第百二十七号議案
城山トンネル(仮称)整備工事(西―城山の五)請負契約
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
財政委員長 中屋 文孝
 東京都議会議長 田中  良殿
   厚生委員会議案審査報告書
 第百二十二号議案
東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例
 第百三十二号議案
東京都後期高齢者医療財政安定化基金条例の一部を改正する条例
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
厚生委員長 門脇ふみよし
 東京都議会議長 田中  良殿
   環境・建設委員会議案審査報告書
 第百三十三号議案
都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
環境・建設委員長 藤井  一
 東京都議会議長 田中  良殿
   警察・消防委員会議案審査報告書
 第百三十一号議案
心臓衝撃装置(自動体外式除細動器)外一種の買入れについて
 本委員会は、六月九日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十日
警察・消防委員長 石森たかゆき
 東京都議会議長 田中  良殿
   財政委員会専決処分審査報告書
地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した東京都都税条例の一部を改正する条例の報告及び承認について
 本委員会は、六月九日付託された右専決処分を審査の結果、承認すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
財政委員長 中屋 文孝
 東京都議会議長 田中  良殿

○議長(和田宗春君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 三十一番たきぐち学君。
   〔三十一番たきぐち学君登壇〕

○三十一番(たきぐち学君) 私は、都議会民主党を代表して、第三十号議案、東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例に反対、ほかの知事提出議案には賛成の立場から討論を行います。
 まず、第三十号議案についてです。
 私たちはこれまで、子どもたちをめぐる携帯電話を介したインターネット上の有害情報や書店における図書類での性表現などに関して、多くの現場を視察し、現状把握に努めてまいりました。そして、青少年の健全育成にともに協力していく皆さんと意見交換を重ねて行うとともに、出版関係四団体で構成する出版倫理協議会に対し、青少年の健全育成に、より一層の努力を行うよう求めました。
 私たちは、青少年が成長する中で、みずからを高めていく成長感覚を養う教育も大変重要であると考えています。子どもとメディアの問題に関して、保護者が家庭でルールをつくるなど、自己責任を持たねばという気風が生まれつつあることから、社会全体でメディアに対する受容環境を制御していくことも極めて大切と考えています。そして、性的虐待を受けた子どもたちへの心身の回復などの支援にも重きを置く、総合的な取り組みが必要だと認識をしています。私たちは、今後も青少年の健全育成のために真摯に取り組んでまいります。
 一方、石原知事は、改正案を議会に提出してから、実は精読していなかったと告白するとともに、非実在青少年という言葉はわけがわからない、どんどん変えるべきだと発言をされ、結果、提出者としての自覚も責任感もないことが明らかになりました。
 さらに今回、賛成を表明していた会派からも修正案が提出され、都議会のほぼすべての会派が改正案に少なからず問題があると認識していることを示しました。条例改正が真に青少年の健全育成に資するためには、今まで以上に幅広い議論が必要であると考えます。
 また、私たちは、知事みずからが不備を認める議案、改正案は撤回し、再度、責任の持てる案を提出するよう求めており、本議案には反対するものです。
 次に、第百十六号議案、平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第一号)について述べます。
 本補正予算案は、昭和四十八年以降で最小規模の増額補正となっており、今回は、緊急対応が必要なものに限って予算上の措置をするとしています。
 そこでまず、東京マラソンの法人化について申し上げます。
 東京マラソンの運営主体として東京マラソン財団を設立するに当たり、基本財産への出資金八億円が計上されています。監理団体の見直し、統廃合が進められる中で、新たに設立される財団においても、法人化後に税金のむだ遣いが生じ、都民の信頼喪失を招くことは絶対に避けなければなりません。
 そのためには、健全な運営がなされているかしっかり検証するための情報公開が必要です。現状では情報公開がなされないため、基本財産八・八億円の積算根拠の前提となる大会運営経費の妥当性が検証できません。しかし、たとえ法人化されても、都の監理団体指導基準では、一億円未満の契約は情報公開の対象になりません。財団は、都が基本財産の九割を出資し、公道を利用した独占的な事業を行います。こうしたことからも、適切に運営されているか検証ができるよう、都の監理団体のミニマム基準以上に積極的に契約内容や契約金額等を公開し、透明性の向上を図られるよう強く求めるものです。
 また、都からの天下りや理事会構成員の偏った人選のない自律的な経営により、大会運営を効率化し、運営費の見直しを確実に行うとともに、都が基本財産以外に毎年支出する補助金一億円や派遣人員の財政負担に関しても軽減を図っていくことをあわせて求めるものです。健全な経営のもと、新たな事業展開が行われることで、東京マラソンがさらに発展し、八億円の補正予算が結果として都民に大きな還元となることを期待いたします。
 次に、財団法人東京都道路整備保全公社からの寄附に関して申し上げます。
 包括外部監査報告において、公社は、都有地の駐車場運営などの収益が原資となっている三十億円以上の積立金が、将来の使途が明確でない特定資産であり、公益法人認定で遊休財産制限に触れる懸念があるとの指摘を受けました。この指摘から、公社は事業計画を変更し、公益事業として都に十億円を寄附するとしたものです。
 今回の寄附問題は、監理団体が行うべき適当な事業、そして公益事業とは何かを改めて考える機会でもあります。都は、監理団体が行うべき事業は、民間市場が未成熟で、現時点では民間にゆだねては都民に必要なサービスが十分に提供されないおそれがあるものとしています。今後の市場の動向をも踏まえ、こうした観点から監理団体を不断に見直し、民営化や情報公開など、適宜適切に対応されるよう求めるものです。
 次に、第百十八号議案、東京都組織条例の一部を改正する条例について申し上げます。
 都はこれまでも、スポーツ振興基本計画を改定し、スポーツ都市東京の実現を目指して取り組みを行ってきました。そして、今回、スポーツ関連部署を統合し、新たに条例局、スポーツ振興局を設置するとしています。
 現在、全くスポーツを行わない都民が二割を超え、仕事、家事などが忙しく時間がない、機会がないとされている中で、健康増進などの効果を都民に浸透させ、企業などにもその重要性を周知させていく取り組みが求められています。
 また、スポーツ振興と多摩や島しょの地域振興の観点から、平成二十五年に開催される東京国体、全国障害者スポーツ大会の成功が期待されています。スポーツ振興局は、これらへの貢献が期待されているわけですが、今後の事業の進捗を踏まえ、一定の段階で改めて設置の意義を再検証する必要があると考えます。
 次に、第百二十一号議案、東京都立学校の授業料等徴収条例の一部を改正する条例について申し上げます。
 都立高等学校の授業料無償化に当たって、都は、生徒間の負担の公平性から、高等学校等を卒業したことがある者、また、休学、留学、傷病療養の場合を除き、全日制で三十六カ月、定時制で四十八カ月を超えて在学している者は、授業料徴収の対象者とするとしました。
 高校無償化は、すべての子どもに学習権の保障を与えるという理念のもと実施された政策です。都が授業料を徴収するとした対象者の授業料分は国庫負担の対象にはなっておりませんが、在学生に格差を設けないといった理由等で、条件なしに全員授業料不徴収とする道府県もあります。出席時数不足や成績不足などで留年する生徒は授業料徴収対象となりますが、そのような事態になる背景にはさまざまな理由が考えられます。すべての子どもの学習権の保障という観点から、そのような生徒たちに対してもその事情を精査し、適切に対応されるよう求めます。
 以上、都議会民主党を代表しての討論を終えます。(拍手)

○議長(和田宗春君) 四番吉住健一君。
   〔四番吉住健一君登壇〕

○四番(吉住健一君) 私は、東京都議会自由民主党を代表して、今定例会に付託された知事提出のすべての議案に賛成する立場から討論を行います。
 開会日の所信表明の中で、知事は、日本はどうなってしまうだろうかという憂国の念を示されました。昨今の我が国の情勢を見るにつけ、我が都議会自由民主党も全く同感であります。それゆえ、東京から日本の未来を開かんとする気概を持って、真摯に積極的に審議、議論に当たったのであります。
 まず、日本の宝であり、今後の発展のかぎを握る中小企業への支援について申し上げます。
 政府は景気回復をいっておりますが、依然中小企業は厳しい状況にあります。事業再生も含め、多くの企業が支援を待ち望んでおります。我が党の要望を踏まえた、目指せ中小企業経営力強化事業の着実な実施を求めます。
 新銀行東京は、再建計画を二年前倒しして単年度黒字を達成しました。借り手である中小零細企業への甚大な影響を無視した無責任きわまりない撤退論に対する明確な答えでもあります。引き続き、設立目的を果たすべく、実質業務純益の黒字化に全力を挙げることを望みます。
 次に、スポーツ振興について申し上げます。
 スポーツは子どもたちに夢や希望を与え、都民、国民の生活を明るく豊かにいたします。国に先駆けて関係部署を一元化し、スポーツ施策を一層充実していくことは高く評価いたします。多摩・島しょの魅力を引き出し、全国に発信する東京国体の成功に向けた準備も含め、総合的、体系的なスポーツ振興策を着実に進めるよう要望いたします。
 東京マラソンは、かつてないスケールのイベントとして、東京のみならず、日本のスポーツに新しいページを記してまいりました。その実施主体の法人化は、運営の責任を明確化し、その安定にも寄与するなど、大会のさらなる発展に向け、時宜にかなうものであります。法人化を機に、海外のメジャーマラソンを超え、世界に誇れる大会を目指すことを望みます。
 この法人化を含め、補正予算案が提出されました。全く合理的な予算案に対し、ためにする批判に終始した共産党は論外ですが、監理団体を悪者のごとくとらえ、事業存続に必要な積立金すら埋蔵金扱いする民主党にも、物事の本質を見きわめるよう強く要望いたします。
 公立大学法人首都大学東京については、都が示した中期目標のもと、大都市課題に関する国際研究拠点となるとともに、世界的に活躍する有為な人材を育成するよう、大学改革を一層推進していくことを望みます。
 次に、教育について申し上げます。
 東京と日本の未来は子どもたちにかかっています。しかし、子どもたちが人生を生き抜く上で重要な体力が近年低下をたどっています。危機的ともいえる事態にあって、民主党政権の無定見な事業仕分けによって全国体力テストの規模が縮小されました。我が党の懸念に対して、教育長が都独自に体力テストを実施していく旨の答弁がありました。
 また、知的障害特別支援学校では、児童生徒の急増で深刻な教室不足が起きており、現場を踏まえた我が党の質問に対して、教育長からは必要教室の確保に努めていく旨の答弁がありました。今後も、体力向上や学びの場を充実することを求めます。
 次に、少子高齢化の克服は、今後も我が国の最重要課題の一つです。我が党は、かねてから強い危機感に立って積極的に政策を提言してまいりました。これを受け、都は、認証保育所の運営費補助の改善、働き方の改革、東京モデル事業など少子化打破に本腰を入れております。少子高齢化対策は都政の総力が問われており、引き続き局横断的に取り組むことを強く要望いたします。
 次に、インフラ整備について申し上げます。
 東京外かく環状道路の整備や羽田空港の機能強化は、我が国全体に効果の及ぶ極めて重要な都市インフラであります。外環道の二十二年度予算の配分に当たっては、会派を超えた強い要請活動の結果、国の予算がつきました。引き続き、早期完成を国に強く訴えるとともに、都も用地取得を着実に進めることを望みます。
 また、羽田空港は、新しい滑走路と国際線ターミナルの供用が十月から開始されます。国際競争力の強化などの観点から、十分に機能し、活用していくことを望みます。
 次に、環境対策についてですが、経済界と議論してつくり上げた世界初の都市型キャップ・アンド・トレードが四月スタートしました。昨日開催されたICAP東京会議では、東京の先駆的な取り組みを国内外に発信できました。今後も、都が日本と世界の気候変動対策を牽引することを求めます。
 次に、青少年健全育成条例について申し上げます。
 我が党は、本条例案に賛成の立場に立ちつつ、民主党の理念を共有するという言葉を信じて第一回定例会で継続審議に応じました。しかし、民主党は継続審査と申しておきながら、突如として条例案の撤回を求め、条文修正にも取り組まず、対案も示そうとはしませんでした。
 そもそも本条例案は、子どもをみだりに性欲の対象とする悪質な漫画等を書店等で成人コーナーに区分陳列して、子どもに見せない、売らないようにするものであります。また、携帯電話やインターネットにかかわる被害から子どもを守るためのものであります。
 我が党は、条例の本旨を踏まえた質疑を行うとともに、民主党から示されたさまざまな懸念も受けとめ、条文をよりわかりやすく修正するとともに、施行後三年を目途として制度のあり方を検証することを定めた修正案を都議会公明党の皆様と提案いたしました。
 私たちは、子どもを守り、子どもの育つ環境を守る大きな責任があります。しかし、民主党は何ら対案を示すこともなく否決したことは極めて遺憾であります。議会として議論を深め、必要ならば修正を行うことは、議会人として当然の責務であります。本条例案の今日までの議論を反すうし、みずからの良心に照らして判断していただきたいと思います。本条例案に党派の枠を超えて賛同することを求めるものであります。
 最後に、築地市場についてですが、さきの代表質問において、民主党から現在地再整備について具体的に提案し、一定期間内に検討結果を得たい旨の表明がなされました。我が党も付帯決議を共有する立場から、真摯に取り組んでまいることを改めて申し上げておきます。
 以上、本定例会ではさまざまな議論を行ってまいりました。我が党は与党第一党として、都政、都民に責任を持ち、物事の本質を踏まえた施策を立案し、実現する政党であることを改めて申し上げ、討論を終わります。(拍手)

○議長(和田宗春君) 五十八番かち佳代子さん。
   〔五十八番かち佳代子君登壇〕

○五十八番(かち佳代子君) 日本共産党都議団を代表して、第百十六号議案、平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第一号)及び第三十号議案、東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例外六議案に反対する立場から討論を行います。
 本定例会では、ますます深刻化する都民生活の困難をどう打開するかが問われていました。ところが、知事は、税制度も含めて再構築が不可欠だ、痛みを避けているだけではいずれさらに大きな痛みを余儀なくされるなどといって、専ら都民に消費税増税の痛みを押しつけようとする姿勢を表明しました。
 しかし、賃金が低下し、非正規雇用や失業者、生活保護世帯がふえ、商店街は消費の冷え込みに苦しんでいるときに消費税を引き上げるようなことをしたら、庶民の暮らしを破壊し、消費をますます冷え込ませ、日本経済の危機を一層深刻にすることは明白です。
 そもそも消費税は、法人税減税や金持ち減税の穴埋めにされてきただけです。今また財界は、消費税増税と引きかえに法人税減税を要求しています。こんな身勝手な話はありません。経済悪化のもとでも大企業は利益を確保し、過去最高の二百二十九兆円もの内部留保を積み上げています。この内部留保を国民、都民のために還元させることこそ必要であることを申し上げておきます。
 都として今補正予算を組むというなら、高過ぎる国民健康保険料の引き下げや、がん治療を初めとした医療費の負担軽減、崩壊の危機ともいうべき現状にある中小製造業者への貸し工場の家賃補助を初めとした直接補助など、都民の暮らし、福祉の拡充こそ求められています。
 ところが、本定例会に提案された補正予算は、暮らしや福祉の充実はただの一つもなく、知事の肝いりで進める東京マラソン法人化のために、八億円もの巨額の公費を投ずることが中心でした。しかも、質疑を通して、なぜ八億円もの資金を都が出す必要があるのかという根拠も明確に説明できませんでした。
 さらに、我が党の情報開示請求により、東京マラソン法人化のため都として八億円出資することを所管の生活文化スポーツ局が発案し、意思決定したことを示す稟議書すら存在しないことがわかりました。驚くべきことです。こんないいかげんな予算支出を認めるわけにはいかないではありませんか。
 しかも、そのために、わざわざ財団法人道路整備保全公社から都の道路事業を進めるという趣旨で十億円の寄附金を受けることとし、実際はそのうち八億円を東京マラソン法人化のための財源に流用するという重大な問題があるのです。
 我が党が入手した情報開示文書によれば、五月六日に建設局が公社に対し建設局事業への指定寄附にすることを検討するよう要請していますが、公社の理事長は多額の寄附に難色を示し、手続としても十分な検討が必要だとしています。にもかかわらず、都は寄附金について、公社が方針決定する前に補正予算を組んだのです。
 道路整備保全公社は、五月末の評議員会で、十億円の寄附金の根拠について、新宿西口地下道のリニューアルなどの事業費を積み上げたものだと説明しています。そして、公社の理事長は、なかなか税金でできない部分がある、特にそういうところに充当していただければという思いで指定寄附させていただきます、私どもの思いが東京都に十分理解をしていただいていると信じておりますと発言しています。
 ところが、補正予算で、寄附金十億円を全額交通安全施設費に充当するかわりに、一般財源十億円を削減して東京マラソン法人化などの財源に充てたため、交通安全施設事業費は一円もふえていないのです。公社の指定寄附の趣旨を踏みにじる結果になっていることは明白ではありませんか。
 以上述べたように、今回の補正予算は東京マラソン法人化の是非以前に、歳出歳入とも重大な瑕疵ともいうべき欠陥があるものであり、到底認めることはできません。明らかになった事実を総合すれば、今回の補正予算は知事のトップダウンで強引に進められたとしかいえないものです。このようなやり方を議会が認めるなら、行政をチェックすべき議会の見識が問われることを厳しく申し述べておきます。
 本定例会にスポーツ振興局の組織編成も提案されました。都がスポーツ振興に取り組むのは当然のことです。しかし、今都のスポーツ振興策に求められているのは、知事がオリンピック招致の名で進めてきたイベント偏重を抜本的に見直し、地域や学校など草の根からの都民のスポーツ要求にこたえて、すそ野を広げることを土台に据え、スポーツの多面的な発展の条件を整備することです。こうしたスポーツ施策の転換なしに、組織だけをつくるというやり方には賛成できません。
 次に、青少年健全育成条例改定案についてです。
 青少年の心身の健やかな成長の環境を整えるために、図書の販売等に一定の規制を行うことは一般的に認められていることです。しかし、本条例案はその範囲を超えています。
 第一に、新たに規制の対象を広げる基準が恣意的に判定されかねず、また青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害するおそれがあるという抽象的な理由で規制を行うため、出版及び創作活動の萎縮をもたらす危険が否定できないことです。
 第二に、インターネットや携帯電話の利用に関して、新設される規制措置によって、民間の自主的な取り組みや家庭教育に対する行政の過度な介入が危惧されることです。このような重大な問題になる条例を認めるわけにはいきません。
 今都が青少年対策としてやるべきは、このような条例改悪ではなく、青少年が性的自己決定能力や情報リテラシーを身につけることができるよう、総合的施策を具体化することであることを重ねて申し上げておくものです。
 最後に、引き続き都政の重大な焦点となっている築地市場の豊洲移転問題についてです。
 今議会では、我が党の調査で、都が土壌汚染対策の有効性を実証しようと進めている適用実験なるものも、今や破綻に直面していることが明らかになりました。すなわち、都は、第一回定例会で第一回目の中間報告を発表し、無害化できることが実証されたと宣言しましたが、土台となる初期値を都民に説明できないからといって隠しました。このときは後でホームページに出すと約束していたのです。
 しかし、今はこの約束を踏みにじり、実験結果などを継続的にオープンな形で検証するとした都議会の付帯決議さえ無視して、最終報告までは実験、分析を行ったかどうかも含め、すべての基本的情報を隠し通そうとしているのです。都民に説明がつかない実験データだからといわざるを得ません。
 我が党の追及に対し、都が技術会議の助言を受けたから構わないとする発言を行いました。特定の専門家のいうことだけをほとんど唯一の根拠に、議会に対する約束すら踏みにじり、すべてを暗やみの中で進める、こんな行政による独走は許されるわけがありません。
 このままでは、都は、最終報告で都合のよいデータを示して、技術会議のお墨つきを根拠に、実験の有効性が実証されたと宣言するであろうことは容易に推察できることです。こんな暗やみの、かつ欠陥実験で豊洲移転にゴーサインを出すとしたら、都民は百年の悔いを残します。速やかな実験の中止とすべての基本情報の公開を重ねて強く要求するものです。
 以上述べたように、今議会でも東京都政は石原知事のトップダウン政治のゆがみが噴出する異常な状況にあることがこれまでにも増して鮮明になりました。
 我が党は、こうしたゆがんだ都政を正し、都民第一に転換するために全力を挙げることを表明し、討論を終わります。(拍手)

○議長(和田宗春君) 六十一番橘正剛君。
   〔六十一番橘正剛君登壇〕

○六十一番(橘正剛君) 私は、都議会公明党を代表し、知事提出のすべての議案に賛成する立場から討論を行います。
 初めに、東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例案について申し上げます。
 子どもを児童ポルノやインターネットによる被害から守り、子どもを性の対象として扱うような悪質な漫画等を子どもに見せない、売らないようにすることを目的とする本条例案は、子どもたちを取り巻く現在の状況を考えると、当然の取り組みであると評価し、我が党は第一回定例会での成立を目指しました。
 しかし、各会派の理解を得るとともに、より多くの都民に原案の理念を理解していただき、意識を共有できるようにする努力を執行機関に求めて継続審査としたものです。
 都は、これを受けて、都民や関係者の方々の理解を得られるよう努め、都議会としても総務委員会で参考人招致を行うなど、精力的に本改正案の実現に向けて取り組んでまいりました。
 我が党は、都が提出した原案に賛成でありましたが、より一層の都民のご理解を得るため、自民党とともに、都民からいただいたさまざまなご意見を踏まえて、よりわかりやすい文言に置きかえ、さらには、改正案が拡大解釈されるのではないかとの懸念を払拭するために、施行後三年を目途に、施行状況の検討を加えて必要な措置を講じるとする修正案を提案いたしました。
 しかし、継続審議を求めた民主党は、反対を表明しながら対案も示せないまま否決するという暴挙に出ました。同じ議会人としてまことに遺憾であります。
 今定例会中、条例改正案の早期成立を求めて、幼稚園、小学校、中学、高等学校のPTA代表を初めとする方々が、四万五千名もの署名を都議会に届けられました。子どもを守りたい、健やかに育てたいという思いは、だれもが共有するものであります。その至極当然の思いをしっかりと受けとめ、見識ある判断をすることが都民の負託を受けた都議会の責任であり、使命であると考えます。
 以上のことから、都議会公明党は、東京都青少年健全育成条例の改正案に賛成するとともに、各会派もこれに賛同いただくことを強く期待するものであります。
 次に、今定例会に提出された補正予算案について申し上げます。
 今回の補正予算は、東京マラソンの運営主体の法人化、ジャイアントパンダの受け入れ準備、包括外部監査の意見を踏まえた財団法人東京都道路整備保全公社からの寄附金の受け入れという、今年度当初予算の編成後に生じた三つの事項に迅速に対応するものであり、評価いたします。
 しかるに共産党は、いつものこととはいえ、予断と偏見で今回の補正予算をとらえ、寄附金の目的外使用などといいがかりをつけてきましたが、本会議での答弁で、事実に基づかない憶測であることや自分たちの都合のよい解釈によるものであることが明らかになりました。都民の誤解と混乱を招きかねない主張は、厳に慎むべきであると指摘しておきます。
 補正予算に関連し、東京マラソン運営主体の法人化について申し添えます。
 日本を代表する大会に成長した東京マラソンをさらに発展させていくための今回の法人化は、今後の大会における責任の明確化、幅広い事業の展開等にとって時宜を得たものと考えます。
 監理団体改革を強力に推進してきた我が党は、法人化をより意義のあるものとするため、東京マラソン財団が自律的な経営を行っていくことや財団設立目的の実現に向けて、都が適正にチェックされていくことを要望しておきます。
 次に、スポーツ振興局の新設について申し上げます。
 石原知事は、今定例会の所信表明で、スポーツに関する所管部局を一元化したスポーツ振興局を国に先んじて設置すると表明されました。
 現在、都のスポーツ行政は、その内容によって総務局、生活文化スポーツ局、福祉保健局等に所管が分かれ、それぞれ独自に施策を展開しております。スポーツ振興局の設置を契機に、我が党が一貫して主張してきた地域における都民スポーツの活発化と施設整備、障害者スポーツの振興と施設のバリアフリー化、そして競技力向上などを総合的に推進させていくことを期待いたします。
 このほか、今定例会において我が党は、生活の中で直面する課題を中心に活発に質疑を展開いたしました。
 まず、福祉・医療施策では、深刻化しているうつ病対策を取り上げ、早期発見、早期治療体制の整備や都の関係部局の連携による総合的な対策の必要性を主張し、施策の具体化を促しました。
 一方、災害に対する備えについては、耐震対策の強化を主張し、耐震改修促進計画に基づくさらなる施策の推進や高層住宅の避難対策を前進させることができました。
 また、本年四月、国の中央防災会議の最終報告で示された利根川、江戸川の堤防決壊による被害想定を取り上げ、質疑を通して、八ッ場ダムの完成が中下流域の被害軽減にとって極めて重要であることを明らかにいたしました。
 さらに、まだ被害想定が行われていない高潮対策の問題点も指摘いたしました。被害想定策定の早期着手など、水害から都民を守る取り組みを一層強化するよう、引き続き求めてまいります。
 このほか、中小企業の海外進出に対する積極的な販路拡大支援、国際化を前に、新たな拠点として位置づけられた羽田を活用した都市づくりなど、国際都市東京の競争力を高めるよう主張し、施策を前進させることができました。
 都議会公明党は、引き続き都民の目線に立って生活の安心を確保し、首都東京の活力向上に全力で取り組んでいくことを改めて表明し、討論を終わります。(拍手)

○議長(和田宗春君) 四十七番西崎光子さん。
   〔四十七番西崎光子君登壇〕

○四十七番(西崎光子君) 都議会生活者ネットワーク・みらいを代表して、今議会に上程された議案のうち、第百十六号議案、平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第一号)、第百十八号議案、東京都組織条例の一部を改正する条例及び継続審議になっていました第三十号議案、東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例に反対、その他の議案に賛成の立場から討論を行います。
 まず、組織条例の改正についてです。
 地域でのスポーツ振興や障害者スポーツの振興、東京国体の準備など、今後も充実していくことが求められますが、それは現在の体制でもできることです。新たにつくられるスポーツ振興局は百人規模になるということで、それだけの組織編成をするのであれば、当然、どのような事業を行うのか年間予算も含め、三月時点で検討され、議会に諮られるべきでした。従来の財団とのすみ分けなど、詳細な事業内容も予算も示されないまま新たな組織を立ち上げることは、組織の肥大化を招き、行政改革の流れに逆行するものであり、今回の組織改正には反対せざるを得ません。
 一般会計補正予算案の中で、八億円という巨額な予算を充てて東京マラソンを法人化することについても、なぜ今提案されるのかが最も疑問の残るところです。東京マラソンは、回を重ねるごとに市民の関心、理解も高まり、今後はエリートマラソンと市民マラソンが共存しながら、それぞれの夢をどう実現していくのか、その運営のあり方が注目されています。しかし、この間の質疑を通しても、法人の構成、今後の事業運営費、チャリティーの手法など肝心な判断材料が示されませんでした。
 補正予算は、都民の生活にとって緊急かつ適切な施策に充てられるべきです。今、都民の生活実態、ニーズは保育園の増設、若者の自立支援、高齢者施策の充実などにあり、緊急性が認められない補正予算には反対いたします。
 継続審議となっていた青少年健全育成条例の改正については、この間、各方面から多くの意見が寄せられました。継続審議となった二カ月の間、青少年健全育成とはどういうことなのか、子どもの権利侵害とはどういうことなのかなどという問題に多くの人々が向き合うことができたことは、今回の最大の成果だと思います。
 子どもが有害情報にさらされ、子どもへの性的搾取や性的虐待が起きている現状を放置していいとはだれも考えていません。しかし、単に表現の規制、取り締まりをするだけで、子どもたちをこのような社会から守ることはできません。
 平成二十一年度、日本PTA全国協議会のマスメディアに関する調査の分析を行った千葉大学の明石教授に直接伺えば、最近の傾向として、親たちは、出版業界に自主規制や積極的な対象年齢の表示を要望するとともに、家庭内での情報教育のルールづくりを行っており、親と子の対話によって決めていこうという兆しが見えるといっています。
 行政にすべての判断を任せるのではなく、子どもの権利保障、子どもの最善の利益保障の理念を持って、保護者、出版業界が一丸となって、子ども自身が何が俗悪な表現であるかを理解できるように教育し、子どもたちにどのような社会がつくれるのかを考えていくのが市民社会のあるべき姿です。
 よって、都議会生活者ネットワーク・みらいは、第三十号議案に反対します。
 都立高校の授業料の無償化に当たり、授業料等徴収条例の一部を改正する条例が出されましたが、都立高校の現状について一言申し上げます。
 一般質問でも指摘したとおり、今日、学力不足や不登校ぎみで学校生活になじめない子どもなど、本来なら昼間の学校で学ぶべき子どもたちが定時制高校で学んでいます。さらに、今年度、全日制を志願しながら入ることがかなわず、定時制の緊急追加募集では希望する高校がなかった子どもたちが多くいた現実を直視すべきです。せっかく入学できても、全日制で一割、定時制においても三割の子どもたちが何らかの事情で卒業できない現状もあります。これらの事実を重く受けとめ、今後の都立高校のあり方を検証すべきではないでしょうか。
 家庭の状況、学びの進度の違いがある子どもたちに、小学校、中学校からしっかり基礎学力をつけさせるための取り組みを強化し、回り道ややり直しのできる東京都の高等教育を確立していただきたいと強く要望します。そのためには、教育委員会のさらなる創意工夫、努力を求めます。
 最後に、都民から出されていた水需要予測の実施に関する請願が委員会で採択されたことについて申し上げます。
 生活者ネットワークは、これまで遠くのダムに頼らない水源自立都市を目指し、水循環を進め、地下水を水道水源として活用するなどを求めてきました。その中で、東京の人口動態や生活スタイルの変化などから、都の水需要予測の見直しを行うべきであると考えてきました。事業局として、これまでの経過から、水需要予測の再検討は不要との立場を崩していませんが、今回の都民の指摘を真摯に受けとめ、議会の要請に基づいて、最新の情報を用いて適切な水需要予測を実施することを改めて要望し、都議会生活者ネットワーク・みらいの討論といたします。(拍手)

○議長(和田宗春君) 以上をもって討論を終了いたします。

○議長(和田宗春君) これより採決に入ります。
 まず、日程第一、第三十号議案、東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は否決でありますので、原案について、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立少数と認めます。よって、本案は否決されました。

○議長(和田宗春君) 次に、日程第二、第百十八号議案、東京都組織条例の一部を改正する条例を採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、可決であります。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本案は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 次に、日程第三、第百十六号議案、平成二十二年度東京都一般会計補正予算(第一号)を採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、可決であります。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本案は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 次に、日程第四から第六まで、第百二十九号議案、公立大学法人首都大学東京中期目標について外議案二件を一括して採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 次に、日程第七及び第八、第百二十一号議案、東京都立学校の授業料等徴収条例の一部を改正する条例外議案一件を一括して採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 次に、日程第九から第十八まで、第百十七号議案、都と特別区及び特別区相互間の財政調整に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例外議案九件を一括して採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
 お諮りいたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 次に、日程第十九、地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した東京都都税条例の一部を改正する条例の報告及び承認についてを採決いたします。
 本件に関する委員会の報告は、承認することであります。
 お諮りいたします。
 本件は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり承認することに決定いたしました。

○議長(和田宗春君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、二〇一六年に開催される第三十一回オリンピック競技大会及び第十五回パラリンピック競技大会の東京招致に関する調査審議及び必要な活動を議題といたします。
 本件に関する委員会の報告は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
   〔オリンピック・パラリンピック招致特別委員会調査報告書を掲載〕

○議長(和田宗春君) 本件に関し、オリンピック・パラリンピック招致特別委員長より報告を求めます。
 オリンピック・パラリンピック招致特別委員長吉野利明君。
   〔百十四番吉野利明君登壇〕

○百十四番(吉野利明君) オリンピック・パラリンピック招致特別委員会における調査審議の経過及び結果について、委員会を代表してご報告いたします。
 本委員会は、二〇一六年に開催される第三十一回オリンピック競技大会及び第十五回パラリンピック競技大会の東京招致に関する調査審議及び必要な活動を行うことを目的に、平成二十一年九月十五日に設置されました。
 十七期において設置されていた全く同一目的の特別委員会から引き続いて、九カ月の間、委員会を十回、理事会を九回開催しました。
 本委員会の設置直前には、IOC評価委員会報告書の公表があり、設置後、IOC総会、招致活動報告書の作成、公表などが行われております。
 この間の副委員長、理事、委員の皆様の精力的な調査検討、そして、理事者の皆様のご協力に深く感謝を申し上げます。
 それでは、委員会で調査審議いたしました主な事項につきまして、ご報告申し上げます。
 まず、IOC評価委員会報告書につきましては、国際招致活動、指摘事項への対応などについて質疑が行われました。また、IOC総会については、取り組み体制、招致成功都市の特徴などについて質疑を行うとともに、平成二十一年十月二日のIOC総会に臨む決意を確認しました。
 次に、第百二十一回IOC総会における招致活動については、全体の総括、レガシーとしての継承のほか、都と区市町村によるオリンピックムーブメント共同推進事業、オリンピック学習読本、海外メディアの反応、世論調査など幅広く質疑が行われました。
 特に、招致経費については、協賛金及び寄附金の状況、広告会社やコンサルタントの経費、使途についての情報公開、契約方法などについて活発な質疑が行われました。
 次に、二〇一六年東京オリンピック・パラリンピック競技大会招致活動報告書については、招致活動の成果、招致経費、支持率向上に向けた取り組みなどについて質疑が行われました。
 具体的事項として、アスリートの活用、ロゴの管理、ライセンスグッズ、都と区市町村によるオリンピックムーブメント共同推進事業、招致委員会の借入金の返済方法などについて議論が行われました。
 また、参考人として、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会事務総長の河野一郎氏、日本オリンピック委員会会長の竹田恆和氏、株式会社電通の稲垣豊氏の三人から意見聴取するとともに、敗因分析、招致経費、招致活動のレガシー、今後の招致などについて質疑が行われました。
 最後になりますが、東京が行ったオリンピック・パラリンピックの招致活動が、今後、日本の招致に生かされることを強く希望いたしまして、オリンピック・パラリンピック招致特別委員会の報告とさせていただきます。(拍手)

○議長(和田宗春君) 以上をもってオリンピック・パラリンピック招致特別委員長の報告は終わりました。

○議長(和田宗春君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 次に、オリンピック・パラリンピック招致特別委員会の調査の終了について、起立により採決いたします。
 本件に関する調査は、これをもって終了することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本件に関する調査は、これをもって終了することに決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 追加日程第二、二二第七号、水需要予測の実施に関する請願を議題といたします。
 委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
   公営企業委員会請願審査報告書
二二第七号
水需要予測の実施に関する請願
(平成二十二年三月三十日付託)
  請願者 小平市
   八ッ場ダムをストップさせる東京の会
代表 深澤 洋子 外四九一人
 本委員会は、右請願審査の結果、左記意見を付して採択の上執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請求すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
公営企業委員長 神林  茂
 東京都議会議長 田中  良殿
       記
 (意見)
   趣旨にそうよう努力されたい。

○議長(和田宗春君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 追加日程第三、二二第一号、外国人参政権反対に関する陳情外陳情四件を議題といたします。
 委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
   総務委員会陳情審査報告書
二二第一号
外国人参政権反対に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 清瀬市
森 美和子
二二第五号
永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の採択を求めることに関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 長崎県長崎市
池田  絢
二二第七号
永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の採択を求めることに関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 葛飾区
池富 香理
二二第八号
永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の採択を求めることに関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 新宿区
三上亜矢子
二二第一二号
永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の採択を求めることに関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 世田谷区
河野 智史
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
総務委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 田中  良殿

○議長(和田宗春君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 追加日程第四及び第五、二二第一〇号、東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正案の廃案を求めることに関する請願外請願二件、陳情十五件を一括議題といたします。
 委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
   総務委員会請願審査報告書
二二第一〇号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正案の廃案を求めることに関する請願
(平成二十二年六月九日付託)
  請願者 府中市
   「有害」コミック問題を考える会二〇一〇
笹倉 尚子
 本委員会は、右請願審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
総務委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 田中  良殿
   厚生委員会請願審査報告書
二二第四号
都立八王子小児病院の存続を求めることに関する請願
(平成二十二年三月四日付託)
  請願者 八王子市
   都立八王子小児病院を守る会
代表 矢代美知子 外八、八四七人
二二第八号
心身障害者福祉手当の増額に関する請願
(平成二十二年三月三十日付託)
  請願者 豊島区
   東京視覚障害者協会
代表者 栗山  健 外八四四人
 本委員会は、右請願審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月三十一日
厚生委員長 門脇ふみよし
 東京都議会議長 田中  良殿
   総務委員会陳情審査報告書
二二第一七号
鉄道駅周辺の避難の妨げとなる障害物の抜本的対策に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 北区
武山美智子
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
総務委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 田中  良殿
   総務委員会陳情審査報告書
二二第二八号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正に関する陳情
(平成二十二年三月三十日付託)
  陳情者 三重県四日市市
稲垣 寿紀
二二第二九号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例に関する陳情
(平成二十二年三月三十日付託)
  陳情者 大阪府和泉市
八木健太郎
二二第三二号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例案に関する陳情
(平成二十二年三月三十日付託)
  陳情者 埼玉県さいたま市
新井  智
二二第三七号
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例に関する陳情
(平成二十二年六月九日付託)
  陳情者 江戸川区
福尾 明美
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年六月十四日
総務委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 田中  良殿
   文教委員会陳情審査報告書
二二第二号
業者テストの個人情報管理に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 世田谷区
後藤 雄一
二二第一九号
東京都教育委員会委員の選任に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 千代田区
   「つくる会」教科書採択を阻止する東京ネットワーク
代表 山田  朗
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月三十一日
文教委員長 大西さとる
 東京都議会議長 田中  良殿
   都市整備委員会陳情審査報告書
二二第三号
二子玉川再開発第二期事業計画に改めて事業アセスメントを行うことに関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 世田谷区
   玉川にエコタウンを作る会
代表 スチュワート トシコ
外一五七人
二二第一五号
(仮称)中野三丁目計画への東京都建築安全条例第十条の二ただし書の適用に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 中野区
   地縁法人桃園町会 まちづくりプロジェクト
リーダー 内倉 恒治
二二第三三号
外環道の青梅街道インターチェンジ計画の白紙撤回に関する陳情
(平成二十二年三月三十日付託)
  陳情者 練馬区
   練馬区元関町一丁目町会
町会長 須山 直哉
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
都市整備委員長 尾崎 大介
 東京都議会議長 田中  良殿
   厚生委員会陳情審査報告書
二二第一八号
都立清瀬小児病院、八王子小児病院、梅ケ丘病院廃止の再検討と小児医療充実に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 新宿区
   東京の保健衛生医療の充実を求める連絡会
代表 四谷 信子 外四、一七五人
二二第三〇号
医療療養病床を持つ医療機関への運営補助等に関する陳情
(平成二十二年三月三十日付託)
  陳情者 新宿区
   東京保険医協会
会長 拝殿 清名
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月三十一日
厚生委員長 門脇ふみよし
 東京都議会議長 田中  良殿
   環境・建設委員会陳情審査報告書
二一第三五号
八丈島一般廃棄物管理型最終処分場の建設地及び規模の見直しに関する陳情
(平成二十一年九月二十五日付託)
  陳情者 八丈島
   水海山の緑と水を守る会
事務局長 長田 隆弘
二二第二一号
八丈島一般廃棄物管理型最終処分場整備事業に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 八丈島
   八丈島の未来を考える会
代表 岩崎 由美
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
環境・建設委員長 藤井  一
 東京都議会議長 田中  良殿
   警察・消防委員会陳情審査報告書
二二第二六号
インターネット端末利用営業の規制に関する条例への反対に関する陳情
(平成二十二年三月三十日付託)
  陳情者 千代田区
   千代田区春闘共闘委員会
議長 小林 秀治
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十八日
警察・消防委員長 石森たかゆき
 東京都議会議長 田中  良殿

○議長(和田宗春君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、いずれも委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本件は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 追加日程第六、二二第五号、都営地下鉄全駅を平成二十二年度末までに完全バリアフリー化することに関する請願を議題といたします。
 委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
   公営企業委員会請願審査報告書
二二第五号
都営地下鉄全駅を平成二十二年度末までに完全バリアフリー化することに関する請願
(平成二十二年三月四日付託)
  請願者 世田谷区
   「誰もが使える交通機関を求める」全国行動東京実行委員会
実行委員長 伊藤 雅文
 本委員会は、右請願審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
公営企業委員長 神林  茂
 東京都議会議長 田中  良殿

○議長(和田宗春君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 追加日程第七、二二第四号、二子玉川再開発地域第二期事業計画認可に関する陳情外陳情二件を議題といたします。
 委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
   都市整備委員会陳情審査報告書
二二第四号
二子玉川再開発地域第二期事業計画認可に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 世田谷区
   玉川にエコタウンを作る会
実行委員代表 荒山慎一郎
外一五九人
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
都市整備委員長 尾崎 大介
 東京都議会議長 田中  良殿
   厚生委員会陳情審査報告書
二二第一四号
都立墨東病院の地方独立行政法人化計画を中止し、都直営による医療充実に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 墨田区
   都立墨東病院を直営で存続させる会
代表 安田 茂雄外一二、八八四人
二二第三一号
都立駒込病院のPFI事業見直しに関する陳情
(平成二十二年三月三十日付託)
  陳情者 文京区
   都立駒込病院を存続・充実させ地域医療を守る会
代表 高橋  勲 外七、〇一八人
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月三十一日
厚生委員長 門脇ふみよし
 東京都議会議長 田中  良殿

○議長(和田宗春君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 追加日程第八及び第九、二二第一号、放射第二三号線の北沢中学校前の横断歩道の存続に関する請願外陳情一件を一括議題といたします。
 委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
   環境・建設委員会請願審査報告書
二二第一号
放射第二三号線の北沢中学校前の横断歩道の存続に関する請願
(平成二十二年三月四日付託)
  請願者 世田谷区
   北沢五丁目町会
代表 川口 洋一 外五三八人
 本委員会は、右請願審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
環境・建設委員長 藤井  一
 東京都議会議長 田中  良殿
   公営企業委員会陳情審査報告書
二二第一三号
都営地下鉄新宿線の混雑解消に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 千葉県市川市
佐々木貴志
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
公営企業委員長 神林  茂
 東京都議会議長 田中  良殿

○議長(和田宗春君) 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、いずれも委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(和田宗春君) 起立多数と認めます。よって、本件は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 追加日程第十、二二第六号、憲法違反の外国人参政権による選挙を実施しないことを再確認することに関する陳情外陳情七件を議題といたします。
 委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
   総務委員会陳情審査報告書
二二第六号
憲法違反の外国人参政権による選挙を実施しないことを再確認することに関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 長崎県長崎市
池田  絢
二二第九号
憲法違反の外国人参政権による選挙を実施しないことを再確認することに関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 新宿区
三上亜矢子
二二第一〇号
都の業務におけるコードレス電話、携帯電話、無線LANの使用禁止に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 東大和市
細田 茂夫
二二第一一号
憲法違反の外国人参政権による選挙を実施しないことを再確認することに関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 世田谷区
河野 智史
二二第二二号
高額な出演料を発生させる著名人に頼り切る人権啓発事業からの脱却に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 埼玉県和光市
岡野  誠
二二第二三号
高額な出演料を発生させる著名人に頼り切る都議選啓発事業からの脱却に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 埼玉県和光市
岡野  誠
二二第二四号
高額な出演料を発生させる著名人に頼り切る都知事選啓発事業からの脱却に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 埼玉県和光市
岡野  誠
 本委員会は、右陳情審査の結果、不採択とすべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二七日
総務委員長 小磯 善彦
 東京都議会議長 田中  良殿
   環境・建設委員会陳情審査報告書
二二第二〇号
富士街道の拡幅に関する陳情
(平成二十二年三月四日付託)
  陳情者 練馬区
   石神井まちづくりの会
代表 下河 秀行 外一、八九三人
 本委員会は、右陳情審査の結果、左記意見を付して採択の上執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請求すべきものと決定したので報告します。
  平成二十二年五月二十七日
環境・建設委員長 藤井  一
 東京都議会議長 田中  良殿
       記
 (意見)
   趣旨にそうよう努力されたい。

○議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 本件は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 追加日程第十一、議員提出議案第七号、東京都議会委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)

○七十四番(松下玲子君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第七号については、趣旨説明並びに委員会付託を省略し、原案のとおり決定されることを望みます。

○議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第七号は、原案のとおり可決されました。

○議長(和田宗春君) 追加日程第十二及び第十三、議員提出議案第八号、都市農業の振興及び農地の保全に関する意見書外意見書一件を一括議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。
議員提出議案第八号
   都市農業の振興及び農地の保全に関する意見書
 右の議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第十二条の規定により提出します。
  平成二十二年六月十六日
(提出者)
小林 健二  加藤 雅之  三宅 正彦
吉住 健一  桜井 浩之  野田かずさ
土屋たかゆき 山内れい子  くりした善行
中村ひろし  西沢けいた  田中  健
関口 太一  畔上三和子  斉藤やすひろ
栗林のり子  遠藤  守  伊藤 興一
鈴木 章浩  きたしろ勝彦 田中たけし
鈴木 隆道  神林  茂  星 ひろ子
小山くにひこ 柳ヶ瀬裕文  淺野 克彦
新井ともはる 佐藤 由美  たきぐち学
田の上いくこ 島田 幸成  しのづか元
大島よしえ  大松あきら  上野 和彦
吉倉 正美  松葉多美子  早坂 義弘
高木 けい  石森たかゆき 高橋 信博
中屋 文孝  村上 英子  矢島 千秋
西崎 光子  滝沢 景一  中谷 祐二
笹本ひさし  山下ようこ  神野 吉弘
鈴木 勝博  興津 秀憲  岡田眞理子
伊藤 ゆう  古館 和憲  かち佳代子
中山 信行  高倉 良生  橘  正剛
谷村 孝彦  野上 純子  高橋かずみ
山加 朱美  山崎 一輝  菅  東一
宇田川聡史  山田 忠昭  林田  武
原田  大  佐藤 広典  尾崎 大介
松下 玲子  山口  拓  伊藤まさき
野上ゆきえ  西岡真一郎  今村 るか
吉田康一郎  たぞえ民夫  清水ひで子
小磯 善彦  長橋 桂一  藤井  一
ともとし春久 三宅 茂樹  遠藤  衛
吉原  修  野島 善司  鈴木あきまさ
三原まさつぐ  田島 和明 樺山たかし
斉藤あつし  泉谷つよし  くまき美奈子
大西さとる  増子 博樹  いのつめまさみ
門脇ふみよし 小沢 昌也  花輪ともふみ
大津 浩子  大山とも子  鈴木貫太郎
東村 邦浩  中嶋 義雄  木内 良明
古賀 俊昭  こいそ 明  服部ゆくお
川井しげお  吉野 利明  宮崎  章
比留間敏夫  相川  博  石毛しげる
大塚たかあき 和田 宗春  山下 太郎
酒井 大史  大沢  昇  中村 明彦
馬場 裕子  田中  良  吉田 信夫
東京都議会議長 田中  良殿

都市農業の振興及び農地の保全に関する意見書
 東京都の市街化区域内の農業は、安全で安心、新鮮な農産物の生産はもとより、その生産の基盤である農地が、都民生活に安らぎや潤いを与え、災害時の避難場所にもなるなど、様々な機能を有している。
 しかし、東京都の市街化区域内の農地は毎年減少しており、平成二十年には十年前の六千ヘクタールに比べ二割も減少し、四千七百ヘクタールとなっている。農地減少の大きな要因は、相続時における高額な税負担にあり、農家は、相続が発生すれば納税のために農地を手放さざるを得ない状況に置かれている。
 このため、都においては、市街化区域内農地の農地制度と税制度の改善を長年にわたり国に要請するとともに、都独自に農業と農地をいかしたまちづくりを進めるための事業を展開している。また、都内の市街化区域内に農地がある三十八区市町も、都市農地の保全を目指す取組を促進し、住民福祉の向上を図ることを目的として、平成二十年十月に都市農地保全推進自治体協議会を発足させ、国に対し都市農地保全の要望等を行っている。
 しかし、農業従事者の高齢化が進む中、国が、これまでの都市農地は宅地の供給源という考え方を改め、都市農地と住宅地が共存共栄できる政策に転換し、制度を改善しない限り、今後も相続を契機として、掛け替えのない都市農地が減少し続けることは明らかである。一度失われた農地を取り戻すことは極めて困難であり、一刻も早い対応が必要である。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、都市農業振興の根拠法となる「都市農業振興法(仮称)」の制定を強く求めるとともに、現行の農地制度や相続税制度等の改善を行うなど、都市農地の保全のために必要な措置を講ずるよう強く要請する。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成二十二年六月十六日
東京都議会議長 田中  良
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
農林水産大臣
国土交通大臣 あて
議員提出議案第九号
   ほう素、ふっ素等の排水基準への対応に関する意見書
 右の議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第十二条の規定により提出します。
  平成二十二年六月十六日
(提出者)
小林 健二  加藤 雅之  三宅 正彦
吉住 健一  桜井 浩之  野田かずさ
土屋たかゆき 山内れい子  くりした善行
中村ひろし  西沢けいた  田中  健
関口 太一  畔上三和子  斉藤やすひろ
栗林のり子  遠藤  守  伊藤 興一
鈴木 章浩  きたしろ勝彦 田中たけし
鈴木 隆道  神林  茂  星 ひろ子
小山くにひこ 柳ヶ瀬裕文  淺野 克彦
新井ともはる 佐藤 由美  たきぐち学
田の上いくこ 島田 幸成  しのづか元
大島よしえ  大松あきら  上野 和彦
吉倉 正美  松葉多美子  早坂 義弘
高木 けい  石森たかゆき 高橋 信博
中屋 文孝  村上 英子  矢島 千秋
西崎 光子  滝沢 景一  中谷 祐二
笹本ひさし  山下ようこ  神野 吉弘
鈴木 勝博  興津 秀憲  岡田眞理子
伊藤 ゆう  古館 和憲  かち佳代子
中山 信行  高倉 良生  橘  正剛
谷村 孝彦  野上 純子  高橋かずみ
山加 朱美  山崎 一輝  菅  東一
宇田川聡史  山田 忠昭  林田  武
原田  大  佐藤 広典  尾崎 大介
松下 玲子  山口  拓  伊藤まさき
野上ゆきえ  西岡真一郎  今村 るか
吉田康一郎  たぞえ民夫  清水ひで子
小磯 善彦  長橋 桂一  藤井  一
ともとし春久 三宅 茂樹  遠藤  衛
吉原  修  野島 善司  鈴木あきまさ
三原まさつぐ 田島 和明  樺山たかし
斉藤あつし  泉谷つよし  くまき美奈子
大西さとる  増子 博樹  いのつめまさみ
門脇ふみよし 小沢 昌也  花輪ともふみ
大津 浩子  大山とも子  鈴木貫太郎
東村 邦浩  中嶋 義雄  木内 良明
古賀 俊昭  こいそ 明  服部ゆくお
川井しげお  吉野 利明  宮崎  章
比留間敏夫  相川  博  石毛しげる
大塚たかあき 和田 宗春  山下 太郎
酒井 大史  大沢  昇  中村 明彦
馬場 裕子  田中  良  吉田 信夫
東京都議会議長 田中  良殿

ほう素、ふっ素等の排水基準への対応に関する意見書
 平成十三年七月に導入されたほう素、ふっ素等の排水基準については、一部の業種の排水処理技術が開発途上にあることから、暫定排水基準が設定されており、これまで二度にわたり一部の暫定排水基準を強化するなどの見直しがされたところである。
 今般、現行基準が平成二十二年六月三十日をもって適用期限を迎えることから、平成二十五年六月三十日まで期限が延長されることとなった。
 しかし、新たな暫定基準の適用期間が終了する平成二十五年からは、更に厳しい一律の排水基準が適用されることとなる。先般の延長から、この三年間で排水処理技術に関し大きな進歩があったとはいえない現状において、このまま厳しい一律の排水基準が適用されることになれば、都内における多数の中小零細企業の事業場では、その対応に苦慮することが予測される。
 例えば、都内二十三区には約五百の電気めっき事業場が集積しているが、節水型の施設が多いため、排水濃度が高くなる傾向にある。また、これらの事業場は、市街地に立地し、狭あいな敷地で事業を営んでおり、排水処理施設の設置スペースを確保しにくい実情がある。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、大都市に立地する中小零細企業の現状を勘案の上、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 国が主体となって、大都市に立地する中小零細企業が導入可能な排水処理技術について、早期に調査、研究・開発を推進し、その普及・実用化に努めるとともに、中小零細企業が排水処理技術の導入を図る場合には、財政援助を行うこと。
二 地方自治体が行っている排水処理技術の研究・開発等に対して、必要な財政措置等を講じること。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成二十二年六月十六日
東京都議会議長 田中  良
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
経済産業大臣
環境大臣 あて

○七十四番(松下玲子君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第八号及び第九号については、原案のとおり決定されることを望みます。

○議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第八号及び第九号は、原案のとおり可決されました。

○議長(和田宗春君) この際、継続調査について申し上げます。
 株式会社新銀行東京に関する特別委員長及び東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員長より、委員会において調査中の案件について、会議規則第六十六条の規定により、閉会中の継続調査の申し出があります。
 申出書の朗読は省略いたします。
平成二十二年六月九日
株式会社新銀行東京に関する特別委員長
山下 太郎
 東京都議会議長 田中  良殿
   株式会社新銀行東京に関する特別委員会継続調査申出書
 本委員会は、平成二十一年九月二十五日付託された左記事件を調査中であるが、今会期中に調査を結了することが困難なので、閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので会議規則第六十六条の規定により申し出ます。
       記
 株式会社新銀行東京が巨額の累積赤字を計上するに至った原因について調査するとともに、東京都における同行の経営監視状況及び同行に対する東京都の今後の取組について調査・検討する。
平成二十二年六月九日
東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員長
花輪ともふみ
 東京都議会議長 田中  良殿
   東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会継続調査申出書
 本委員会は、平成二十一年九月二十五日付託された左記事件を調査中であるが、今会期中に調査を結了することが困難であるため、閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第六十六条の規定により申し出ます。
       記
 東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する調査・検討を行う。

○議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 本件は、申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。

○議長(和田宗春君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 本日までに受理いたしました請願二件及び陳情十三件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(和田宗春君) お諮りいたします。
 ただいま常任委員会に付託いたしました請願及び陳情は、お手元に配布いたしました委員会から申し出の請願・陳情継続審査件名表の分とあわせて、閉会中の継続審査に付したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本件請願及び陳情は、いずれも閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(和田宗春君) 次に、各常任委員会及び議会運営委員会の所管事務について、閉会中の継続調査の申し出があります。
 本件は、お手元に配布の特定事件継続調査事項表のとおり、閉会中の継続調査に付したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(和田宗春君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(和田宗春君) 以上をもって本日の日程は全部議了いたしました。
 会議を閉じます。
 これをもって平成二十二年第二回東京都議会定例会を閉会いたします。
   午後二時五十三分閉議・閉会


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