平成二十一年東京都議会会議録第十八号

○議長(田中良君) これより日程に入ります。
 日程第一から第四十六まで、第百四十七号議案、平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第三号)外議案四十五件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事菅原秀夫君。
   〔副知事菅原秀夫君登壇〕

○副知事(菅原秀夫君) ただいま上程になりました四十六議案につきましてご説明を申し上げます。
 初めに、予算案でございます。
 第百四十七号議案、平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第三号)は、国の補正予算に基づき、拡充、創設される基金への積み立てを行うとともに、二十一年度に実施可能な事業について所要額を計上するため、千四百七十四億円の補正を行うものでございます。
 次に、第百四十八号議案から第百七十五号議案までの二十八議案は、条例案でございます。
 新設の条例は十件でございます。
 第百五十六号議案、東京都高等学校等生徒修学支援基金条例は、国の補正予算に基づき都が実施する施策の財源を受け入れるため、基金を設置するものでございます。
 このほか、同様に基金を設置する条例が八件ございます。
 次に、第百七十一号議案、土壌汚染対策法関係手数料条例は、土壌汚染対策法の一部改正によりまして、汚染土壌処理業が許可制となったことに伴い、審査事務手数料を新設するものでございます。
 次に、一部を改正する条例でございまして、十八件ございます。
 第百五十一号議案、東京都非常勤職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例は、法令等の改正に伴い、規定を整備するものでございます。
 次に、第百五十二号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例から第百五十五号議案、東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例までの四議案は、東京都人事委員会勧告及び各種制度の見直しに伴い、職員の給与等に関して所要の改正を行うものでございます。
 このほか、同様の改正を行うものが七件ございます。
 次に、第百六十六号議案、東京都安心こども基金条例の一部を改正する条例及び第百六十七号議案、東京都障害者自立支援対策臨時特例基金条例の一部を改正する条例は、国の補正予算により、基金で実施する事業が拡充されたため、基金の設置目的等を改正するものでございます。
 次に、第百六十九号議案、東京都公害紛争処理条例の一部を改正する条例は、調停打ち切り後の一定期間内に同一の案件について仲裁の申請がなされた場合、手数料を減額する規定を設けるものでございます。
 次に、第百七十二号議案、東京都地方公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例及び第百七十三号議案、東京都給水条例の一部を改正する条例は、東京都の水道事業に奥多摩町の水道事業を統合することに伴い、所要の改正を行うものでございます。
 次に、第百七十五号議案、東京消防庁の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、千住消防署の移転に伴い、同消防署の位置の規定を改めるものでございます。
 次に、第百七十六号議案から第百八十二号議案までの七議案は、契約案でございます。
 第百七十六号議案、都立小金井地区科学技術高等学校(仮称)(二十一)改築工事など、契約金額の総額は約二百三十六億円でございます。
 次に、第百八十三号議案から第百九十一号議案までの九議案は事件案でございまして、それぞれ地方自治法等の規定に基づき議決をお願いするものでございます。
 第百八十三号議案は、東久留米市の消防事務を受託するものでございます。
 次に、第百八十四号議案は、当せん金付証票、いわゆる宝くじの平成二十二年度発売限度額を定めるものでございます。
 次に、第百八十五号議案は、東京都収入証紙が廃止されるため、大島町外八町村との旅券の申請受理及び交付等に係る事務委託に関する規約を変更するものでございます。
 次に、第百八十六号議案は、東京都が備蓄をしているタミフル、リレンザなどの抗インフルエンザウイルス薬について、新型インフルエンザ流行時に速やかに医療機関等へ供給できるようにするものでございます。
 次に、第百八十七号議案は、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターに二十四時間利用可能な製品開発支援ラボを新設するため、賃借料の上限を定めるものでございます。
 次に、第百八十八号議案は、東京港、川崎港及び横浜港の京浜三港を一体的に整備、経営していくため、地方自治法に定める法定協議会を設置するものでございます。
 次に、第百八十九号議案及び第百九十号議案は、東京都奥多摩ビジターセンター及び東京都立神代植物公園の指定管理者を指定するものでございます。
 次に、第百九十一号議案は、東京都の水道事業に奥多摩町の水道事業を統合することに伴い、水道料金とあわせて下水道料金を徴収するため、公共下水道使用料徴収事務の一部を受託するものでございます。
 次に、専決でございます。
 平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第二号)は、経済情勢の悪化に伴い、企業が中間納付した法人二税などの払い戻しが急増し、予算措置を行う必要が生じましたが、議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(田中良君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

○議事部長(鈴木省五君) 人事委員会の回答は、第百四十九号議案、第百五十号議案、第百五十二号議案から第百五十五号議案、第百五十七号議案及び第百五十八号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

二一人委任第一〇七号
平成二十一年十一月二十四日
東京都人事委員会委員長 関谷 保夫
 東京都議会議長 田中  良殿
   「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成二十一年十一月二十四日付二一議事第三一〇号をもって照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第百四十九号議案
職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
二 第百五十号議案
職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
三 第百五十二号議案
職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
四 第百五十三号議案
職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例
五 第百五十四号議案
東京都の一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
六 第百五十五号議案
東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
七 第百五十七号議案
学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
八 第百五十八号議案
学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

○議長(田中良君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第四十六までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(田中良君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第四十六までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(田中良君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願八十九件及び陳情四十六件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(田中良君) お諮りいたします。
 明十日から十五日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(田中良君) ご異議なしと認めます。よって、明十日から十五日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、十二月十六日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時三十六分散会

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