平成二十一年東京都議会会議録第九号

○議長(比留間敏夫君) これより日程に入ります。
 日程第一から第二十三まで、第百二十七号議案、都税還付加算金還付請求控訴事件に関する上告受理の申立てについて外議案二十件、専決二件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事谷川健次君。
   〔副知事谷川健次君登壇〕

○副知事(谷川健次君) ただいま上程になりました二十三議案についてご説明申し上げます。
 初めに、予算案でございます。
 第百七号議案、平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第一号)は、国の経済対策に関連して、東京の都市づくり及び都民生活の緊急課題などに迅速に対応するため、一般会計予算で千三百四十九億円の補正を行うものでございます。
 次に、第百八号議案から第百十九号議案までの十二議案は、条例案でございます。すべて一部を改正する条例でございます。
 第百八号議案、特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例及び第百九号議案、市町村における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例は、薬事法施行規則の一部改正に伴い、薬局等が医薬品の郵便等販売を行う場合の届け出等が義務づけられたため、届け出の受理事務について、特別区及び八王子市へ移譲するものでございます。
 第百十一号議案、東京都都税条例の一部を改正する条例は、地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、長期優良住宅に対する固定資産税の減額を受ける際の添付書類の規定等を整備するものでございます。
 第百十四号議案、東京都福祉保健局関係手数料条例の一部を改正する条例は、介護サービス情報の調査手数料等の額を改定するとともに、介護保険法施行規則の改正により追加となった項目の調査手数料を新たに設けるものでございます。
 第百十五号議案、東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例は、女性福祉資金貸付事業の充実を図るため、技能習得資金等の貸付限度額を引き上げるものでございます。
 第百十七号議案、東京都営空港条例の一部を改正する条例は、離島航空路線の拡充を図るため、新島空港、神津島空港及び調布飛行場を使用する航空機の重量制限を引き上げるものでございます。
 第百十八号議案、警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例は、警視庁西新井警察署の移転に伴い、位置の規定を改めるものでございます。
 第百十九号議案、特別区の消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例は、消防団活動の充実強化を図るため、特別区の消防団員の報酬を引き上げるものでございます。
 このほか、法令の改正に伴い規定を整備するものなど四件でございます。
 次に、第百二十号議案から第百二十四号議案までの五議案は、契約案でございます。
 都立多摩職業能力開発センター(二十一)新築工事請負契約など、契約金額の総額は約七十六億六千万円でございます。
 第百二十五号議案から第百二十七号議案までの三議案は、事件案でございます。
 第百二十五号議案は、新型インフルエンザ発生時において、治安の確保に必要な警察活動を維持するため、感染防止用防護服を買い入れるものでございます。
 第百二十六号議案は、消防機動力を確保するため、更新時期を迎えたヘリコプターを買いかえるものでございます。
 第百二十七号議案は、都税還付加算金還付請求控訴事件について上告受理の申し立てを行うものでございます。
 次に、専決でございます。
 東京都都税条例等の一部を改正する条例及び地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター中期計画の認可は、施行までの間に議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(比留間敏夫君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。

○六十七番(宇田川聡史君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議案のうち、第百二十七号議案については、委員会付託を省略されることを望みます。

○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、第百二十七号議案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。

○議長(比留間敏夫君) これより採決に入ります。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(比留間敏夫君) 起立多数と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。

○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第二から第二十三までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、日程第二から第二十三までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
 明三日及び四日の二日間、委員会審査のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、明三日及び四日の二日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、六月五日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後五時三十八分散会