平成二十年東京都議会会議録第十三号

○議長(比留間敏夫君) これより日程に入ります。
 日程第一から第四十八まで、第百五十七号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第二号)外議案四十六件、諮問一件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事谷川健次君。
   〔副知事谷川健次君登壇〕

○副知事(谷川健次君) ただいま上程になりました四十八議案についてご説明申し上げます。
 第百五十七号議案及び第百五十八号議案の二議案は予算案でございます。
 第百五十七号議案、平成二十年度東京都一般会計補正予算(第二号)は、新型インフルエンザ対策、小中学校等の耐震化対策などの緊急安全・安心対策として百十七億円、中小企業制度融資の充実、正社員採用・定着支援事業などの緊急中小企業支援・雇用対策として二百七十八億円など、合計で九百三十五億円の補正を行うものでございます。
 第百五十八号議案、平成二十年度東京都公債費会計補正予算(第一号)は、新銀行東京の減資に伴い、五百四十億円を減債基金へ積み立てるものでございます。
 第百五十九号議案から第百八十七号議案までの二十九議案は条例案でございます。
 新設の条例は二件でございます。
 第百七十一号議案、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターに係る地方独立行政法人法第四十四条第一項の条例で定める重要な財産を定める条例は、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターが譲渡や担保の提供を行う際に知事の認可を必要とする重要な財産を定めるものでございます。
 第百八十三号議案、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例は、中小企業者等の事業の再生を促進するため、東京信用保証協会に対して東京都が有する回収納付金を受け取る権利の放棄に関する規定を定めるものでございます。
 次に、一部を改正する条例でございます。
 第百六十一号議案、東京都地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例は、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターの設立に伴い、評価委員会の委員の定数等を改めるものでございます。
 第百六十五号議案、東京オリンピック開催準備基金条例の一部を改正する条例は、基金の名称等にパラリンピックを加えるものでございます。
 第百六十八号議案、東京都立学校設置条例の一部を改正する条例は、東京都立大田桜台高等学校及び東京都立青峰学園の設置に伴い、規定を整備するものでございます。
 第百七十号議案、東京都福祉保健局関係手数料条例の一部を改正する条例は、行政処分を受けた准看護師に対する再教育研修が制度化されたことに伴い、手数料に関する規定を設けるものでございます。
 第百七十二号議案、東京都リハビリテーション病院条例の一部を改正する条例は、厚生労働大臣が定める回数を超えて受けたリハビリテーションに係る使用料の規定を設けるものでございます。
 第百八十二号議案、東京都立病院条例の一部を改正する条例は、先進医療に係る使用料の規定を設けるとともに、東京都立豊島病院の財団法人東京都保健医療公社への移管に伴い、同病院の規定を削除するものでございます。
 第百八十七号議案、警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例は、警視庁南大沢警察署を新設するとともに、八王子、町田及び高尾警察署の管轄区域を改めるものでございます。
 これらのほか、法令の改正に伴い所要の改正を行うものなどが二十件でございます。
 第百八十八号議案から第百九十一号議案までの四議案は契約案でございます。
 第百八十八号議案、都立久我山学園特別支援学校(仮称)(二十)改築その他工事請負契約など、契約金額の総額は約六十一億二千万円でございます。
 第百九十二号議案から第二百三号議案までの十二議案は事件案でございます。
 それぞれ地方自治法などの規定に基づき議決をお願いするものでございます。
 主なものについてご説明申し上げます。
 第百九十三号議案から第百九十六号議案までの四議案は、都営住宅等の指定管理者を指定するものでございます。
 第百九十七号議案及び第百九十八号議案は、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターの定款や承継させる権利を定めるものでございます。
 第二百二号議案は、新型インフルエンザ対策として個人防護具を買い入れるものでございます。
 第二百三号議案は、株式会社東京臨海ホールディングスに対し出資するものでございます。
 次に、諮問でございます。
 行政財産の使用許可処分に対する異議申し立てがあったので、地方自治法の規定に基づき諮問するものでございます。
 上程になりました四十八議案の説明は以上でございますが、このほか人事案を送付いたしております。
 まず、東京都教育委員会委員でございます。
 十月十九日に任期満了となります木村孟氏は、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都収用委員会予備委員でございます。
 一名の委員に欠員が生じましたので、西道隆氏を任命いたしたいと存じます。
 同意につきまして、よろしくお願いいたします。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○議長(比留間敏夫君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

○議事部長(大村雅一君) 人事委員会の回答は、第百六十三号議案、第百六十四号議案及び第百六十六号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

二〇人委任第五八号
平成二十年九月十六日
     東京都人事委員会委員長 内田 公三
 東京都議会議長 比留間敏夫殿
   「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成二十年九月十一日付二〇議事第一九一号をもって照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第百六十三号議案
  職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
二 第百六十四号議案
  公益法人等への東京都職員の派遣等に関する条例及び職員の退織手当に関す
  る条例の一部を改正する条例
三 第百六十六号議案
  学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第四十八までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第四十八までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。

○議長(比留間敏夫君) 日程第四十九、平成十九年度東京都各会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
   〔大村議事部長朗読〕
一、平成十九年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について

二〇財主議第二五〇号
平成二十年九月十八日
     東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 比留間敏夫殿
   平成十九年度東京都各会計歳入歳出決算の認定について
 このことについて、地方自治法第二百三十三条の規定により、左記のとおり送付しますので、東京都議会の認定をよろしくお願いします。
        記
一 平成十九年度東京都各会計歳入歳出決算書
二 平成十九年度東京都各会計歳入歳出決算事項別明細書
三 平成十九年度実質収支に関する調書
四 平成十九年度財産に関する調書
五 平成十九年度決算審査意見書
六 平成十九年度主要施策の成果
七 平成十九年度東京都決算参考書
八 平成十九年度東京都決算参考書財務諸表
 (決算書等省略)

○六十七番(宇田川聡史君) 本件は、三十一人の委員をもって構成する平成十九年度各会計決算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、三十一人の委員をもって構成する平成十九年度各会計決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定をいたしました。
委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定をいたしました。
なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を第十二委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。

○議長(比留間敏夫君) 日程第五十、平成十九年度東京都公営企業各会計決算の認定についてを議題といたします。
   〔大村議事部長朗読〕
一、平成十九年度東京都公営企業各会計決算の認定について

二〇財主議第二五一号
平成二十年九月十八日
     東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 比留間敏夫殿
   平成十九年度東京都公営企業各会計決算の認定について
 このことについて、地方公営企業法第三十条第四項の規定に基づき、左記のとおり送付しますので、東京都議会の認定についてよろしくお願いいたします。
       記
一 平成十九年度東京都病院会計決算書及び同決算審査意見書
二 平成十九年度東京都中央卸売市場会計決算書及び同決算審査意見書
三 平成十九年度東京都都市再開発事業会計決算書及び同決算審査意見書
四 平成十九年度東京都臨海地域開発事業会計決算書及び同決算審査意見書
五 平成十九年度東京都港湾事業会計決算書及び同決算審査意見書
六 平成十九年度東京都交通事業会計決算書及び同決算審査意見書
七 平成十九年度東京都高速電車事業会計決算書及び同決算審査意見書
八 平成十九年度東京都電気事業会計決算書及び同決算審査意見書
九 平成十九年度東京都水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十 平成十九年度東京都工業用水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十一 平成十九年度東京都下水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
 (決算書等省略)

○六十七番(宇田川聡史君) 本件は、二十三人の委員をもって構成する平成十九年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、二十三人の委員をもって構成する平成十九年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定をいたしました。
委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長からお手元に配布の名簿のとおり指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定をいたしました。
なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を第四委員会室に招集いたしますので、ご了承願います。

○議長(比留間敏夫君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都教育委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔大村議事部長朗読〕
一、東京都教育委員会委員の任命の同意について一件

二〇財主議第二四五号
平成二十年九月十八日
     東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 比留間敏夫殿
   東京都教育委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成二十年十月十九日任期満了となるため、再び任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     木村  孟

      略歴
     現住所 東京都八王子市
     木村  孟
昭和十三年三月八日生(七十歳)
昭和三十六年三月 東京大学土木学科卒業
昭和三十九年三月 東京大学大学院修士課程土木工学専攻修了
昭和五十七年四月 東京工業大学教授
平成二年四月   東京工業大学工学部長
平成五年十月   東京工業大学学長
平成九年十月   東京工業大学名誉教授
平成十年四月   文部省(現文部科学省)学位授与機構長
平成十二年四月  文部省(現文部科学省)大学評価・学位授与機構長(学位授与機構から改組)
平成十六年四月  独立行政法人大学評価・学位授与機構長(大学評価・学位授与機構が独立行政法人化)
現在       独立行政法人大学評価・学位授与機構長

○議長(比留間敏夫君) 本件は、起立により採決をいたします。
本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(比留間敏夫君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定をいたしました。

○議長(比留間敏夫君) 追加日程第二、東京都収用委員会予備委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔大村議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会予備委員の任命の同意について一件

二〇財主議第二四六号
平成二十年九月十八日
     東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 比留間敏夫殿
   東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者を、新たに任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     西道  隆

      略歴
     現住所 東京都西東京市
     西道  隆
昭和十六年二月九日生(六十七歳)
昭和四十三年三月 中央大学法学部卒業
昭和四十三年四月 入都
昭和五十五年四月 司法修習終了
昭和五十五年四月 東京都総務局法務部法務副主幹
昭和六十年七月  東京都総務局法務部訟務室副参事
平成二年四月   東京都総務局法務部訟務室副参事(統括課長)
平成三年四月   東京都総務局参事
平成七年六月   東京都総務局訟務担当部長
平成十三年三月  東京都退職
平成十三年四月  弁護士登録
現在       弁護士

○議長(比留間敏夫君) 本件は、起立により採決をいたします。
 本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(比留間敏夫君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定をいたしました。

○議長(比留間敏夫君) 追加日程第三及び第四、議員提出議案第十六号、東京都奨学費給付条例外条例一件を一括議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。

○六十七番(宇田川聡史君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第十六号及び第十七号については、趣旨説明を省略し、第十六号は文教委員会に、第十七号は経済・港湾委員会にそれぞれ付託されることを望みます。

○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十六号及び第十七号は、趣旨説明を省略し、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。

○議長(比留間敏夫君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願三十三件及び陳情二十五件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
 明二十七日から十月五日まで九日間、委員会審査のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、明二十七日から十月五日まで九日間、委員会審査のため休会することに決定をいたしました。
 なお、次回の会議は、十月六日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。

   午後七時五十六分散会