〇議長(比留間敏夫君) これより日程に入ります。
日程第一から第二十八まで、第百三十二号議案、東京都恩給条例の一部を改正する条例外議案二十四件、専決三件を一括議題といたします。
本案に関し、提案理由の説明を求めます。
副知事谷川健次君。
〔副知事谷川健次君登壇〕
○副知事(谷川健次君) ただいま上程になりました二十八議案についてご説明申し上げます。
第百三十二号議案から第百四十八号議案までの十七議案は条例案でございます。
新設の条例は、第百四十号議案、東京都医師奨学金貸与条例の一件でございます。
医師が不足している地域や特定の診療科に対応した医師確保対策として、奨学金制度を新たに設けるものでございます。
次に、一部を改正する条例でございます。
第百三十四号議案、東京都都税条例の一部を改正する条例は、法人事業税の一部国税化に伴い、標準税率が引き下げられたため、超過課税を含めた税率を見直すなどの改正を行うものでございます。
第百四十一号議案、東京都福祉保健局関係手数料条例の一部を改正する条例は、介護サービス情報の調査手数料について額を改定するとともに、介護保険法施行規則の改正により追加となった項目の調査手数料を新たに設けるものでございます。
第百四十三号議案、東京都中央卸売市場条例の一部を改正する条例及び第百四十四号議案、東京都地方卸売市場条例の一部を改正する条例は、中央及び地方卸売市場から暴力団を排除する規定を設けるとともに、卸売市場法の改正に伴い、中央卸売市場において卸売業者が手数料を定めることができるように改めるものでございます。
第百四十五号議案、東京都港湾管理条例の一部を改正する条例は、指定管理者に管理を行わせることができる施設に岸壁及び桟橋を加えるとともに、港湾施設に清掃施設を追加する規定を設けるものでございます。
第百四十六号議案、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例は、地球温暖化対策を推進するため、大幅なCO2排出削減の取り組みとして、大規模事業所への温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度の導入などの規定を設けるものでございます。
第百四十七号議案、温泉法に基づく温泉の保護に係る手数料に関する条例の一部を改正する条例は、温泉法の改正に伴い、温泉の採取の許可等に係る手数料の規定を設けるものでございます。
このほか、法令改正に伴い所要の改正を行うものが八件ございまして、一部を改正する条例の合計は十五件でございます。
廃止する条例は、第百三十五号議案、東京都収入証紙条例を廃止する条例の一件でございまして、住民サービスの向上と行政事務の効率化を図るため、収入証紙を廃止するものでございます。
第百四十九号議案から第百五十三号議案までの五議案は契約案でございます。
都立多摩養護学校(二十)校舎増築工事請負契約など、契約金額の総額は約六百七十六億円でございます。
第百五十四号議案から第百五十六号議案までの三議案が事件案でございます。
更新時期を迎えたヘリコプターを買いかえるものなどでございます。
次に、専決でございます。
まず、損害賠償請求事件の控訴提起は、控訴期間内に議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分を行ったものでございます。
次に、東京都都税条例の一部を改正する条例の二件は、施行までの間に議会を招集する時間的余裕がないと認め、それぞれ三月三十一日、四月三十日に専決処分を行ったものでございます。
上程になりました二十八議案の説明は以上でございますが、このほか人事案を送付いたしております。
まず、東京都教育委員でございます。
七月十二日に任期満了となります中村正彦教育長の後任には、大原正行知事本局長を任命いたしたいと存じます。
次に、東京都公安委員会委員でございます。
七月二十三日に任期満了となります鴨下重彦氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
また、同じく七月二十三日に任期満了となります豊藏一氏の後任には、児玉公男氏を任命いたしたいと存じます。
次に、東京都監査委員でございます。
七月六日に任期満了となります筆谷勇氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
同意につきまして、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)
○議長(比留間敏夫君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
なお、本案中、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第五十五条第四項の規定に該当する議案については、あらかじめ教育委員会の意見を徴しておきました。
議事部長をして報告をいたさせます。
○議事部長(大村雅一君) 教育委員会の回答は、第百三十七号議案について異議はないとの意見であります。
二〇教総総第四六三号
平成二十年六月九日
東京都教育委員会委員長 木村 孟
東京都議会議長 比留間敏夫殿
「都道府県教育委員会の権限に属する事務の一部を、市町村が処理することとする条例」に対する教育委員会の意見聴取について(回答)
平成二十年六月三日付二〇議事第五九号により照会があった議案に係る教育委員会の意見は左記のとおりです。
記
一 提出議案
第百三十七号議案 東京都教育委員会の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
二 意見
一について、異議ありません。
○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております日程第一から第二十八までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第二十八までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
○議長(比留間敏夫君) これより追加日程に入ります。
追加日程第一、東京都教育委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔大村議事部長朗読〕
一、東京都教育委員会委員の任命の同意について一件
二〇財主議第六三号
平成二十年六月十日
東京都知事 石原慎太郎
東京都議会議長 比留間敏夫殿
東京都教育委員会委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、東京都教育委員会委員中村正彦は平成二十年七月十二日任期満了となるため、後任として左記の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
大原 正行
略歴
大原 正行
昭和二十五年十二月八日生
昭和五十年三月 中央大学法学部卒業
昭和五十年四月 入都
昭和六十三年八月 立川高等職業技術専門校庶務課長
平成四年四月 都市計画局総務部副参事(人事担当)
平成五年七月 財務局主計部予算第三課長
平成七年六月 財務局管財部総合調整課長(統括課長)
平成十年七月 総務局参事(都区制度改革担当)
平成十二年十月 労働経済局商工計画部長
平成十五年六月 総務局人事部長
平成十六年七月 総務局理事(職員研修所長兼務)〈総務局人事部長事務取扱〉
平成十八年七月 総務局長
平成十九年六月 知事本局長
○議長(比留間敏夫君) 本件は、起立により採決いたします。
本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(比留間敏夫君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。
○議長(比留間敏夫君) 追加日程第二及び第三、東京都公安委員会委員の任命の同意について二件を一括議題といたします。
〔大村議事部長朗読〕
一、東京都公安委員会委員の任命の同意について二件
二〇財主議第六四号
平成二十年六月十日
東京都知事 石原慎太郎
東京都議会議長 比留間敏夫殿
東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、左記の者は平成二十年七月二十三日任期満了となるため、再び任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
鴨下 重彦
略歴
現住所 東京都台東区
鴨下 重彦
昭和九年三月十三日生(七十四歳)
昭和三十四年三月 東京大学医学部卒業
昭和三十九年三月 東京大学大学院生物系研究科修了(医学博士)
昭和三十九年七月 南カリフォルニア大学医学部研究員(ロスアンジェルス小児病院病理部)
昭和四十二年八月 アインシュタイン医科大学神経科研究員
昭和四十三年十月 東京大学医学部小児科助手
昭和四十四年九月 東京大学医学部小児科講師 外来医長
昭和四十五年十二月 東京大学医学部助教授
昭和四十九年四月 自治医科大学教授
昭和六十年四月 東京大学医学部教授
平成三年四月 東京大学評議員
平成四年四月 東京大学医学部長
平成六年四月 国立国際医療センター病院長
平成七年五月 東京大学名誉教授
平成八年四月 国立国際医療センター総長
平成八年四月 日本医師会学術企画委員
平成八年五月 日本病院会参与
平成九年七月 日本学術会議第七部会員(第十七期)
平成十二年四月 国立国際医療センター名誉総長
平成十二年七月 社会福祉法人賛育会賛育会病院院長
平成十二年七月 日本学術会議第七部副部長(第十八期)
平成十三年一月 厚生労働省社会保障審議会委員
平成十三年三月 厚生労働省医道審議会臨時委員
平成十三年六月 最高裁判所医事関係訴訟委員会委員
平成十三年九月 日本小児医学研究振興財団設立準備委員長
平成十五年九月 日本学術会議第七部長(第十九期)
平成十七年三月 自治医科大学理事
平成十八年七月 社会福祉法人賛育会理事
平成二十年四月 財団法人小児医学研究振興財団理事長
現在 国立国際医療センター名誉総長
二〇財主議第六五号
平成二十年六月十日
東京都知事 石原慎太郎
東京都議会議長 比留間敏夫殿
東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、東京都公安委員会委員豊藏一は平成二十年七月二十三日任期満了となるため、後任として左記の者を任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
児玉 公男
略歴
現住所 東京都新宿区
児玉 公男
昭和十二年一月二十四日生(七十一歳)
昭和三十五年十月 司法試験合格
昭和三十六年三月 東京大学法学部卒業
昭和三十八年三月 司法修習終了
昭和三十八年四月 弁護士登録(第一東京弁護士会)
昭和五十二年四月 第一東京弁護士会副会長
昭和五十六年八月 建設省中央建設工事紛争審査会委員
昭和五十九年四月 日本弁護士連合会常務理事
昭和六十年五月 第一東京弁護士会人権擁護委員会委員長
平成二年五月 日本弁護士連合会編集委員会委員長
平成四年六月 日本弁護士連合会財務委員会委員長
平成七年四月 第一東京弁護士会会長
平成七年四月 日本弁護士連合会副会長
平成七年四月 国有財産関東地方審議会(大蔵省)委員
平成九年七月 日本弁護士連合会犯罪被害回復制度等検討協議会座長
平成十年四月 財団法人公庫住宅融資保証協会理事
平成十年七月 住宅・都市整備公団法律顧問
平成十一年十月 都市基盤整備公団監事
平成十二年二月 社団法人被害者支援都民センター理事
平成十三年六月 日本弁護士連合会憲法委員会委員長
平成十四年五月 日本弁護士連合会弁護士推薦委員会委員長
平成十四年六月 日本弁護士連合会犯罪被害者支援委員会委員長
平成十六年七月 独立行政法人都市再生機構法律顧問
平成十七年九月 最高裁判所司法修習生考試委員会委員
現在 弁護士
○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
本件は、いずれも知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、いずれも知事の任命に同意することに決定いたしました。
○議長(比留間敏夫君) 追加日程第四、東京都監査委員の選任の同意についてを議題といたします。
〔大村議事部長朗読〕
一、東京都監査委員の選任の同意について一件
二〇財主議第六六号
平成二十年六月十日
東京都知事 石原慎太郎
東京都議会議長 比留間敏夫殿
東京都監査委員の選任の同意について(依頼)
このことについて、左記の者は平成二十年七月六日任期満了となるため、再び選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
筆谷 勇
略歴
現住所 千葉県船橋市
筆谷 勇
昭和十一年八月十日生(七十一歳)
昭和三十五年三月 東京大学農学部卒業
昭和四十四年五月 公認会計士登録
昭和四十四年八月 監査法人太田哲三事務所入所
昭和五十八年八月 監査法人太田哲三事務所公企業会計部長
昭和六十二年七月 太田昭和監査法人代表社員
昭和六十二年八月 日本公認会計士協会公会計委員会委員長
平成二年八月 日本公認会計士協会租税調査会副委員長
平成十一年四月 東京都包括外部監査人
平成十三年七月 新日本監査法人代表社員
平成十四年七月 中央大学大学院教授
平成十六年七月 東京都監査委員
現在 公認会計士、東京都監査委員
○議長(比留間敏夫君) 本件は、起立により採決いたします。
本件は、知事の選任に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(比留間敏夫君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。
○議長(比留間敏夫君) 追加日程第五及び第六、議員提出議案第十三号、公立の小学校及び中学校の耐震化促進のための助成に関する条例外条例一件を一括議題といたします。
案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)
○六十七番(石森たかゆき君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第十三号及び第十四号については、趣旨説明を省略し、第十三号は文教委員会に、第十四号は厚生委員会にそれぞれ付託されることを望みます。
○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第十三号及び第十四号は、趣旨説明を省略し、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
○議長(比留間敏夫君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
受理いたしました請願四件及び陳情十二件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
明十九日から二十四日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、明十九日から二十四日までの六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
なお、次回の会議は、六月二十五日午後一時に開きます。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
午後七時五十八分散会
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