平成十九年東京都議会会議録第十八号

○議長(比留間敏夫君) これより日程に入ります。
 日程第一から第三十六まで、第百八十六号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外議案三十五件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事谷川健次君。
   〔副知事谷川健次君登壇〕

○副知事(谷川健次君) ただいま上程になりました三十六議案についてご説明申し上げます。
 初めに、第百八十六号議案から第二百六号議案までの二十一件が条例案でございまして、新設する条例が一件、一部を改正する条例が二十件でございます。
 まず、新設する条例についてご説明申し上げます。
 第百九十九号議案、東京都心身障害者扶養共済制度条例は、保護者が死亡した場合などに障害者に終身年金を支給する全国制度の共済に参加するための条例を設けるものでございます。
 次に、一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
 第百八十六号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例から第百九十一号議案までの六議案及び第百九十四号議案から第百九十六号議案までの三議案は、東京都人事委員会勧告及び各種制度の見直しに伴い、職員の給与等に関して所要の改正を行うものでございます。
 次に、第百九十八号議案、東京都児童相談所条例の一部を改正する条例は、東京都小平児童相談所の老朽化及び狭隘化に伴い、同相談所を東京都多摩小平保健所庁舎へ移転するため、規定を整備するものでございます。
 次に、第二百号議案、大気汚染に係る健康障害者に対する医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例は、東京大気汚染訴訟の和解成立に伴い、医療費助成の対象者を拡大するため、所要の改正を行うものでございます。
 次に、第二百一号議案、東京都海上公園条例の一部を改正する条例は、東京都立芝浦南ふ頭公園の新規開園などに伴い、規定を整備するものでございます。
 次に、第二百三号議案、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例は、都民生活の平穏を保持するため、立ちふさがりやつきまといによる執拗な客引きやキャバクラへのスカウト行為等を規制するため、所要の改正を行うものでございます。
 次に、第二百四号議案、性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等及び性関連禁止営業への場所の提供の規制に関する条例の一部を改正する条例は、性風俗営業を営む者がキャバクラへのスカウト行為の規制に違反して勧誘された者を雇うことを規制するため、所要の改正を行うものでございます。
 このほかに六件ございますが、いずれも法令等の改正に伴い所要の改正を行うものでございます。
 続きまして、第二百七号議案から第二百十一号議案までが契約案でございます。
 東京都医学系総合研究所(仮称)(H十九)Ⅰ期新築電気設備工事など合計五件を予定しております。契約金額の総額は、約八十一億七千万円でございます。
 続きまして、第二百十二号議案から第二百二十一号議案までの十件が事件案でございます。
 まず、第二百十二号議案は、平成二十年度の宝くじ発売限度額について議決をお願いするものでございます。
 次に、第二百十三号議案から第二百十六号議案までの四議案は、都立公園の利用者サービス向上等を図るため、都立小峰公園ほか四施設の指定管理者を指定するものでございます。
 次に、第二百十七号議案から第二百二十一号議案までの五議案は、多摩地区の五市に対する東京都水道事業の事務の委託を廃止するとともに、公共下水道使用料徴収事務を受託するものでございます。
 上程になりました三十六議案の説明は以上でございますが、このほか人事案を送付いたしております。
 まず、東京都教育委員会委員でございます。
 十二月二十日に任期満了となります米長邦雄氏の後任には、瀬古利彦氏を任命いたしたいと存じます。
 次に、東京都監査委員でございます。
 同じく十二月二十日に任期満了となります三栖賢治氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 同意につきまして、よろしくお願いいたします。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○議長(比留間敏夫君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告をいたさせます。

○議事部長(大村雅一君) 人事委員会の回答は、第百八十六号議案から第百九十一号議案、第百九十四号議案及び第百九十五号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

一九人委任第九〇号
平成十九年十一月三十日
東京都人事委員会委員長 内田 公三
 東京都議会議長 比留間敏夫殿
   「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成十九年十一月二十七日付一九議事第二九一号をもって照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
       記
   提出議案
一 第百八十六号議案
  職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
二 第百八十七号議案
  東京都の一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
三 第百八十八号議案
  東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
四 第百八十九号議案
  職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
五 第百九十号議案
  職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
六 第百九十一号議案
  東京都職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
七 第百九十四号議案
  学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
八 第百九十五号議案
  学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
   意見
異議ありません。

○議長(比留間敏夫君) お諮りをいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第三十六までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第三十六までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。

○議長(比留間敏夫君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、東京都教育委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
   〔大村議事部長朗読〕
一、東京都教育委員会委員の任命の同意について一件

一九財主議第三四四号
平成十九年十二月四日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 比留間敏夫殿
   東京都教育委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、東京都教育委員会委員米長邦雄は平成十九年十二月二十日任期満了となるため、後任として左記の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     瀬古 利彦

      略歴
現住所 東京都渋谷区
瀬古 利彦
昭和三十一年七月十五日生(五十一歳)
昭和五十五年三月 早稲田大学教育学部卒業
昭和五十五年四月 ヱスビー食品株式会社入社
平成元年四月   ヱスビー食品株式会社陸上部監督
平成十四年二月  社団法人東京陸上競技協会理事
平成十七年四月  財団法人日本陸上競技連盟理事
平成十八年四月  ヱスビー食品株式会社スポーツ推進局局長
平成十九年四月  財団法人日本オリンピック委員会理事
現在       ヱスビー食品株式会社スポーツ推進局局長

○議長(比留間敏夫君) 本件は、起立により採決をいたします。
 本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(比留間敏夫君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定をいたしました。

○議長(比留間敏夫君) 追加日程第二、東京都監査委員の選任の同意についてを議題といたします。
   〔大村議事部長朗読〕
一、東京都監査委員の選任の同意について一件

一九財主議第三四五号
平成十九年十二月四日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 比留間敏夫殿
   東京都監査委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成十九年十二月二十日任期満了となるため、再び選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     三栖 賢治

      略歴
現住所 東京都練馬区
三栖 賢治
昭和十五年七月二十八日生(六十七歳)
昭和三十四年三月 警視庁採用
昭和五十年二月  警察大学校卒業
昭和六十三年八月 警視庁神田警察署長
平成元年八月   警視庁警務部人事第一課理事官
平成三年三月   警視庁警務部人事第二課長
平成四年八月   警視庁渋谷警察署長
平成五年九月   警視庁総務部企画課長
平成六年八月   警視庁公安部参事官
平成七年二月   四国管区警察局公安部長兼総務部長
平成九年二月   警視庁警察学校長
平成九年九月   警視庁生活安全部長
平成十一年四月  自警会事務局長
平成十四年十月  株式会社弥生共済会代表取締役社長
平成十五年十二月 東京都監査委員
現在       東京都監査委員

○議長(比留間敏夫君) 本件は、起立により採決をいたします。
 本件は、知事の選任に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(比留間敏夫君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定をいたしました。

○議長(比留間敏夫君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願二十四件及び陳情十六件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。

○議長(比留間敏夫君) お諮りいたします。
 明十三日から十八日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(比留間敏夫君) ご異議なしと認めます。よって、明十三日から十八日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定をいたしました。
 なお、次回の会議は、十二月十九日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時五十四分散会