○議長(川島忠一君) これより日程に入ります。
日程第一から第二十七まで、第百三十一号議案、政治倫理の確立のための東京都知事の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例外議案二十四件、諮問一件、専決一件を一括議題といたします。
本案に関し、提案理由の説明を求めます。
副知事谷川健次君。
〔副知事谷川健次君登壇〕
○副知事(谷川健次君) ただいま上程になりました二十七議案についてご説明申し上げます。
初めに、第百三十一号議案から第百五十一号議案まで、及び第百五十五号議案が条例案でございまして、新設する条例が二件、一部を改正する条例が二十件でございます。
まず、新設する条例についてご説明申し上げます。
第百三十三号議案の住民サービスの向上と行政事務の効率化を図るために住民基本台帳ネットワークシステムの本人確認情報を利用する事務等を定める条例は、都民の利便性の向上及び行政事務の効率化を図るため、住民基本台帳法の規定に基づき、本人確認情報を利用できる事務などを定めるものでございます。
第百四十九号議案、東京都日暮里・舎人ライナー条例は、来年三月に開業を予定しております日暮里・舎人ライナーについて、路線、運賃等に関する事項を定めるものでございます。
次に、一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
第百三十七号議案、東京都都税条例の一部を改正する条例は、地方税法の一部を改正する法律の施行に伴い、個人都民税について、配当割及び株式譲渡所得割に係る軽減税率の適用期限を延長するなどの改正を行うものでございます。
第百四十二号議案、東京都営住宅条例等の一部を改正する条例は、居住者の安全と平穏の確保を図るため、都営住宅等の使用者の資格及び明け渡し請求事由に暴力団員を排除する規定を設けるものでございます。
第百四十七号議案、東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例は、女性福祉資金貸付事業の充実を図るため、医療介護資金について貸付限度額を引き上げるものでございます。
第百四十八号議案、東京都自然公園条例の一部を改正する条例は、すべての自然ふれあい公園及び利用施設を指定管理者制度の対象施設とするものでございます。
このほかに十六件ございますが、いずれも法令等の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
次に、第百五十二号議案及び第百五十三号議案が契約案でございます。
中央環状品川線シールドトンネル工事など二件を予定しております。契約金額は、総額約四百四十五億円でございます。
次に、第百五十四号議案が事件案でございます。
現有のヘリコプター一機を更新するものでございます。
次に、諮問でございます。
未納下水道料金の督促処分の取り消しについて審査請求がありましたので、地方自治法第二百三十一条の三の規定に基づき、諮問するものでございます。
次に、専決でございます。
東京都都税条例の一部を改正する条例につきましては、施行までの間に時間的余裕がなく、議会を招集するいとまがなかったため、専決処分を行ったものでございます。
上程になりました二十七議案の説明は以上でございますが、このほか人事案を送付いたしております。
まず、東京都人事委員会委員でございます。
七月二十三日に任期満了となります佐々木克已氏の後任として、関谷保夫氏を選任いたしたいと存じます。
次に、東京都収用委員会委員でございます。
七月十二日に任期満了となります山下保博氏、杉山美代子氏をそれぞれ再任いたしたいと存じます。
次に、東京都収用委員会予備委員でございます。
新たに渡井理佳子氏を任命いたしますとともに、七月十二日に任期満了となります相澤俊行氏を再任いたしたいと存じます。
同意につきまして、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)
○議長(川島忠一君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
議事部長をして報告いたさせます。
○議事部長(大村雅一君) 人事委員会の回答は、第百三十六号議案について異議はないとの意見であります。
一九人委任第二二号
平成十九年六月十一日
東京都人事委員会委員長 内田 公三
東京都議会議長 川島 忠一殿
「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
平成十九年六月五日付一九議事第八六号をもって照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。
記
提出議案
一 第百三十六号議案
職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
意見
異議ありません。
○議長(川島忠一君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております日程第一から第二十七までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川島忠一君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第二十七までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)
○議長(川島忠一君) これより追加日程に入ります。
追加日程第一、東京都人事委員会委員の選任の同意についてを議題といたします。
〔大村議事部長朗読〕
一、東京都人事委員会委員の選任の同意について
一九財主議第一〇四号
平成十九年六月十二日
東京都知事 石原慎太郎
東京都議会議長 川島 忠一殿
東京都人事委員会委員の選任の同意について(依頼)
このことについて、東京都人事委員会委員佐々木克已は平成十九年七月二十三日任期満了となるため、後任として左記の者を選任したいので、地方公務員法第九条の二第二項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
関谷 保夫
略歴
現住所 千葉県八千代市
関谷 保夫
昭和二十二年十二月十四日生(五十九歳)
(経歴)
昭和四十六年三月 横浜国立大学経済学部卒業
昭和四十七年四月 東京都入都
昭和六十一年四月 江戸川高等職業技術専門校庶務課長
昭和六十二年六月 港湾局副主幹〈東京港埠頭公社派遣〉
平成元年八月 教育庁副主幹
平成三年四月 財務局主計部予算第三課長
平成五年七月 総務局人事部調査課長(統括課長)
平成七年六月 神経病院事務局長
平成九年四月 港湾局参事(団体調整担当)
平成十年七月 教育庁都立高校改革推進担当部長
平成十一年六月 政策報道室計画部長
平成十三年四月 知事本部特命担当部長
平成十三年七月 住宅局総務部長
平成十四年七月 住宅局理事〈東京都住宅供給公社派遣〉
平成十六年七月 産業労働局長
平成十七年七月 東京都副知事
平成十九年五月 東京都副知事退任
現在 常勤の現職なし
○議長(川島忠一君) 本件は、起立により採決いたします。
本件は、知事の選任に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川島忠一君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。
○議長(川島忠一君) 追加日程第二、東京都収用委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔大村議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会委員の任命の同意について
一九財主議第一〇五号
平成十九年六月十二日
東京都知事 石原慎太郎
東京都議会議長 川島 忠一殿
東京都収用委員会委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、左記の者は平成十九年七月十二日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
山下 保博
略歴
現住所 千葉県八千代市
山下 保博
昭和十八年四月十六日生(六十四歳)
昭和四十二年三月 東京大学工学部卒業
昭和四十二年四月 東京都入都
昭和六十三年四月 都市計画局施設計画部街路計画課長
平成四年四月 首都高速道路公団計画部付調査役
平成六年四月 都市計画局総合計画部長
平成七年六月 都市計画局開発計画部長
平成八年七月 都市計画局施設計画部長
平成十年七月 都市計画局技監
平成十二年八月 都市計画局長
平成十三年七月 建設局長
平成十四年七月 東京都公園協会理事長
平成十六年七月 東京都収用委員会委員
平成十七年八月 東京都都市計画審議会委員
現在 東京都公園協会理事長
○議長(川島忠一君) 本件は、起立により採決いたします。
本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川島忠一君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。
○議長(川島忠一君) 追加日程第三、東京都収用委員会委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔大村議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会委員の任命の同意について
一九財主議第一〇六号
平成十九年六月十二日
東京都知事 石原慎太郎
東京都議会議長 川島 忠一殿
東京都収用委員会委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、左記の者は平成十九年七月十二日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
杉山美代子
略歴
現住所 東京都渋谷区
杉山美代子
昭和十九年七月八日生(六十二歳)
昭和四十三年三月 慶應義塾大学商学部卒業
昭和四十五年三月 慶應義塾大学商学研究科修士課程修了
昭和五十二年三月 公認会計士開業登録
昭和五十二年五月 税理士開業登録
昭和五十八年二月 東京赤坂公認会計士共同事務所開業
平成二年十月 日本公認会計士協会租税調査会委員
平成六年十二月 公認会計士杉山美代子事務所開業
平成九年六月 東京税理士会渋谷支部研修部長
平成十一年六月 東京税理士会渋谷支部副支部長
平成十二年四月 東京都収用委員会予備委員
平成十三年七月 東京都収用委員会委員
現在 公認会計士、税理士
○議長(川島忠一君) お諮りいたします。
本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川島忠一君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。
○議長(川島忠一君) 追加日程第四、東京都収用委員会予備委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔大村議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会予備委員の任命の同意について
一九財主議第一〇七号
平成十九年六月十二日
東京都知事 石原慎太郎
東京都議会議長 川島 忠一殿
東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、左記の者を、新たに任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
渡井理佳子
略歴
現住所 東京都港区
渡井理佳子
昭和四十年十二月二十九日生(四十一歳)
平成元年三月 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
平成五年六月 米国ハーバード大学法律大学院修士課程修了
平成六年九月 米国ニューヨーク州弁護士登録
平成七年三月 慶應義塾大学大学院法学研究科公法学専攻後期博士課程単位取得退学
平成九年四月 防衛大学校社会科学教室管理学科講師
平成十三年四月 防衛大学校人文社会科学群公共政策学科 兼総合安全保障研究科助教授
平成十六年四月 日本大学大学院法務研究科助教授
平成十八年七月 小田原市市税滞納審査会委員
平成十九年四月 日本大学大学院法務研究科教授
現在 日本大学大学院法務研究科教授
○議長(川島忠一君) 本件は、起立により採決いたします。
本件は、知事の任命に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川島忠一君) 起立多数と認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。
○議長(川島忠一君) 追加日程第五、東京都収用委員会予備委員の任命の同意についてを議題といたします。
〔大村議事部長朗読〕
一、東京都収用委員会予備委員の任命の同意について
一九財主議第一〇八号
平成十九年六月十二日
東京都知事 石原慎太郎
東京都議会議長 川島 忠一殿
東京都収用委員会予備委員の任命の同意について(依頼)
このことについて、左記の者は平成十九年七月十二日任期満了となるため、再び任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
記
相澤 俊行
略歴
現住所 東京都世田谷区
相澤 俊行
昭和二十五年四月二十三日生(五十七歳)
昭和四十九年三月 慶應義塾大学法学部卒業
昭和五十五年九月 新光監査法人入所
昭和六十年三月 公認会計士登録
平成元年十月 税理士登録
平成二年一月 公認会計士・税理士事務所開業
平成五年六月 東京都割賦販売許可業者調査員
平成七年七月 日本公認会計士協会東京会業務委員
平成十六年七月 東京都収用委員会予備委員
現在 公認会計士、税理士
○議長(川島忠一君) お諮りいたします。
本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川島忠一君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。
○議長(川島忠一君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
受理いたしました請願一件及び陳情十一件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)
○議長(川島忠一君) お諮りいたします。
明二十一日から二十六日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川島忠一君) ご異議なしと認めます。よって、明二十一日から二十六日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
なお、次回の会議は、六月二十七日午後一時に開きます。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
午後七時二十一分散会
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