平成十八年東京都議会会議録第十七号

○議長(川島忠一君) これより日程に入ります。
 日程第一から第五十一まで、第二百七号議案、平成十八年度東京都臨海地域開発事業会計補正予算(第一号)外議案五十件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事横山洋吉君。
   〔副知事横山洋吉君登壇〕

○副知事(横山洋吉君) ただいま上程になりました五十一議案についてご説明申し上げます。
 初めに、平成十八年度補正予算案一件についてご説明申し上げます。
 第二百七号議案は、臨海地域開発事業会計補正予算(第一号)で、株式会社東京テレポートセンター、東京臨海副都心建設株式会社及び竹芝地域開発株式会社が実施する民事再生手続に伴い、補正を行うものでございます。
 補正の内容は、再生債権の一部弁済により、収入について約八億三千万円増額しますとともに、債権放棄等による特別損失の計上により、支出について約百二十八億七千万円増額するほか、資産の取得及び処分を行うものでございます。
 次に、第二百八号議案から第二百四十号議案まで及び第二百五十七号議案が条例案でございまして、新設する条例が二件、全部を改正する条例が一件、一部を改正する条例が三十件、廃止する条例が一件でございます。
 まず、新設する条例についてご説明申し上げます。
 第二百三十四号議案の東京都認定こども園の認定基準に関する条例は、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の施行に伴い、認定こども園の認定基準を定めるものでございます。
 第二百三十八号議案の精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の規定による任意入院者の症状等の報告に関する条例は、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の改正に伴い、必要な行政手続等を定めるものでございます。
 次に、全部を改正する条例についてご説明申し上げます。
 第二百二十五号議案の東京都住宅基本条例は、現行の条例が制定されてから約十五年が経過し、社会経済情勢が大きく変化していることから、東京都住宅政策審議会答申を受け、条例の全部を改正するものでございます。
 次に、一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
 第二百八号議案の市町村における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例及び第二百二十七号議案から第二百三十三号議案までの七議案は、八王子市が保健所政令市に移行することなどに伴い、規定の整備を行うものでございます。
 第二百九号議案の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例から第二百十四号議案までの六議案及び第二百十八号議案から第二百二十三号議案までの六議案は、東京都人事委員会勧告に従い、給料の減額を行うなど、職員の給与等に関して所要の改正を行うものでございます。
 第二百十五号議案の東京都消費生活条例の一部を改正する条例は、悪質事業者による消費者被害を防止するため、被害の実態等を踏まえた事業者規制強化を図るなど、所要の改正を行うものでございます。
 第二百十六号議案の東京都文化振興条例の一部を改正する条例は、文化振興のための施策について専門的な見地から調査審議するため、知事の附属機関として東京芸術文化評議会を設置するものでございます。
 このほか、法令の改正等に伴い規定の整備を行うものなどが八件ございます。
 次に、廃止する条例についてご説明申し上げます。
 第二百三十五号議案の東京都心身障害者扶養年金条例を廃止する条例は、東京都心身障害者扶養年金審議会の最終答申を踏まえ、東京都心身障害者扶養年金条例を廃止しますとともに、必要な経過措置を設けるものでございます。
 続きまして、第二百四十一号議案から第二百四十三号議案までが契約案でございます。
 都営住宅十八CH ─ 一〇四東(小松川三丁目第二・江戸川区施設)工事など三件を予定しております。契約金額は、総額約二十五億一千万円でございます。
 次に、第二百四十四号議案から第二百五十六号議案までが事件案でございます。
 このうち、第二百四十六号議案から第二百四十八号議案までの三議案は、株式会社東京テレポートセンターなど三社の再生手続開始申し立て事件において東京都が有する債権の取り扱いについて議決をお願いいたすものでございます。
 第二百四十九号議案から第二百五十六号議案までの八議案は、多摩地区八市町における東京都水道事業の事務の委託の廃止及び公共下水道使用料徴収事務の受託を行うものでございます。
 以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
(議案の部参照)

○議長(川島忠一君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 なお、本案中、地方公務員法第五条第二項の規定に該当する議案については、あらかじめ人事委員会の意見を徴しておきました。
 議事部長をして報告いたさせます。

○議事部長(松原恒美君) 人事委員会の回答は、第二百九号議案から第二百十一号議案、第二百十三号議案、第二百十四号議案及び第二百十八号議案から第二百二十三号議案について、いずれも異議はないとの意見であります。

一八人委任第八六号
平成十八年十一月二十八日
東京都人事委員会委員長 内田 公三
 東京都議会議長 川島 忠一殿
   「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
 平成十八年十一月二十四日付一八議事第三一二号をもって照会があった議案に係る人事委員会の意見は、左記のとおりです。

提出議案

一 第二百九号議案
職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
二 第二百十号議案
東京都の一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
三 第二百十一号議案
東京都の一般職の任期付研究員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
四 第二百十三号議案
職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
五 第二百十四号議案
職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例
六 第二百十八号議案
学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
七 第二百十九号議案
東京都教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例
八 第二百二十号議案
学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
九 第二百二十一号議案
義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例の一部を改正する条例
十 第二百二十二号議案
学校職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
十一 第二百二十三号議案
東京都教育委員会職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例

意見

  異議ありません。

○議長(川島忠一君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております日程第一から第五十一までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(川島忠一君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第五十一までは議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
(別冊参照)

○議長(川島忠一君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願二十一件及び陳情十六件は、お手元に配布の請願・陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
(別冊参照)

○議長(川島忠一君) お諮りいたします。
 明九日から十四日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(川島忠一君) ご異議なしと認めます。よって、明九日から十四日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、十二月十五日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後七時四十四分散会