平成十二年東京都議会会議録第十三号

○議長(渋谷守生君) これより日程に入ります。
 日程第一から第四十四まで、第二百三十四号議案、特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例外議案四十三件を一括議題といたします。
 本案に関し、提案理由の説明を求めます。
 副知事福永正通君。
   〔副知事福永正通君登壇〕

○副知事(福永正通君) ただいま上程になりました二百三十四号議案外四十三議案についてご説明を申し上げます。
 まず、第二百三十四号議案から第二百七十号議案までの三十七議案は条例案でございまして、新設の条例が二件、一部を改正する条例が三十五件となっております。
 新設の条例であります第二百五十四号議案の東京都精神障害者都営交通乗車証条例について申し上げます。これは、精神障害者に対して、新たに乗車証を発行することにより、障害者の自立と社会参加を促進し、福祉の向上を図るものでございます。
 次に、第二百六十七号議案の性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等の規制に関する条例につきましては、不当な勧誘、料金の取り立て等を規制することにより、個人の身体及び財産に対する危害の発生を防止するものでございます。
 次に、一部を改正する条例でございます。
 まず、法令等の改正に伴い規定を整備するものが二十二件ございます。第二百三十六号議案の東京都非常勤職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例などにつきまして、中央省庁等改革関係法施行法の施
行に伴い、規定を整備するものでございま
す。
 次に、第二百七十六号議案の東京都田無市及び同保谷市を廃し、その区域をもって西東京市を置くことについて、これを適当と認め、議会の議決をお願いする事件案にあわせまして、第二百三十八号議案の東京都都税事務所設置条例及び東京都自動車税事務所設置条例の一部を改正する条例などにつきまして、条例で規定する事務所の位置及び所管区域などを変更するものでございます。
 次に、第二百七十一号議案から第二百七十五号議案までが契約案でございます。都営住宅建設工事など合計五件、契約金額は総額で約百十億円となっております。
 次に、第二百七十六号議案及び第二百七十七号議案が事件案でございまして、先ほど条例案でご説明いたしました田無市、保谷市の合併に関しまして、議会の議決をお願いをするものでございます。
 上程になりました四十四議案についての説明は以上でございますが、このほか、人事案を送付いたしております。
 まず、東京都教育委員会委員でございますが、十月十九日に任期満了となります清水司氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都公安委員会委員で十月二十三日に任期満了となります金平輝子氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都固定資産評価審査委員会委員でございます。十月十五日に任期満了となります坂野辰氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 同意につきまして、よろしくお願いいたします。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議をお願いを申し上げます。

○議長(渋谷守生君) 以上をもって提案理由の説明は終わりました。
 お諮りします。
 ただいま議題となっております日程第一から第四十四までは、お手元に配布の議案付託事項表のとおり、各部門に分かち、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渋谷守生君) ご異議なしと認めます。よって、日程第一から第四十四までは、議案付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。

○議長(渋谷守生君) 日程第四十五を議題といたします。
   〔會田議事部長朗読〕
一、平成十一年度東京都公営企業各会計決算の認定について
一二財主議第三九八号
平成十二年九月十二日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 渋谷 守生殿
   平成十一年度東京都公営企業各会計決算の認定について
 このことについて、地方公営企業法第三十条第四項の規定に基づき、左記のとおり送付しますので、東京都議会の認定についてよろしくお願いいたします。
       記
一 平成十一年度東京都病院会計決算書及び同決算審査意見書
二 平成十一年度東京都中央卸売市場会計決算書及び同決算審査意見書
三 平成十一年度東京都埋立事業会計決算書及び同決算審査意見書
四 平成十一年度東京都臨海副都心開発事業会計決算書及び同決算審査意見書
五 平成十一年度東京都羽田沖埋立事業会計決算書及び同決算審査意見書
六 平成十一年度東京都交通事業会計決算書及び同決算審査意見書
七 平成十一年度東京都高速電車事業会計決算書及び同決算審査意見書
八 平成十一年度東京都電気事業会計決算書及び同決算審査意見書
九 平成十一年度東京都水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十 平成十一年度東京都工業用水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
十一 平成十一年度東京都下水道事業会計決算書及び同決算審査意見書
(決算書等省略)

○六十七番(三宅茂樹君) 本件は、二十三人の委員をもって構成する平成十一年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託されることを望みます。

○議長(渋谷守生君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渋谷守生君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、二十三人の委員をもって構成する平成十一年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。
 委員は、委員会条例第五条第一項の規定により、議長から、お手元に配布の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渋谷守生君) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配布の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
   平成十一年度公営企業会計決算特別委員名簿
 服部ゆくお君(自) 大西由紀子君(ネ)
 近藤やよい君(自) かち佳代子君(共)
 森田 安孝君(公) 大木田 守君(公)
 大西 英男君(自) 古賀 俊昭君(自)
 吉野 利明君(自) 星野 篤功君(自)
 坂口こうじ君(民) 大山とも子君(共)
 松村 友昭君(共) 五十嵐 正君(公)
 萩谷 勝彦君(公) 野村 有信君(自)
 清原錬太郎君(自) 藤川 隆則君(無)
 河合秀二郎君(民) 東ひろたか君(共)
 植木こうじ君(共) 桜井  武君(自)
 小林 正則君(民)

○議長(渋谷守生君) なお、本日の本会議終了後、役員互選のため、委員会を本議場に招集いたしますので、ご了承願います。

○議長(渋谷守生君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一を議題といたします。
   〔會田議事部長朗読〕
一、東京都教育委員会委員の任命の同意について一件
一二財主議第四〇〇号
平成十二年九月十九日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 渋谷 守生殿
   東京都教育委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成十二年十月十九日任期満了となるため、再び任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     清水  司
       略歴
現住所 東京都杉並区
清水  司
大正十四年一月二十二日生(七十五歳)
昭和二十三年三月  早稲田大学理工学部卒業
昭和二十八年四月  早稲田大学第一理工学部助手
昭和三十年四月   早稲田大学専任講師
昭和三十二年四月  早稲田大学助教授
昭和三十五年三月  工学博士
昭和四十年四月   早稲田大学教授
昭和五十三年十一月 早稲田大学総長
昭和五十三年十二月 放送教育開発センター評議員
昭和五十四年八月  日本国際教育協会評議員
昭和五十九年四月  日本私学振興財団理事長
昭和五十九年七月  民主教育協会理事
昭和六十一年三月  放送大学教育振興会評議員
昭和六十一年六月  文部省学術情報センター評議員
平成元年四月    中央教育審議会会長
平成元年九月    放送大学学園運営審議会議長
平成四年七月    早稲田大学教授
平成四年七月    東京都生涯学習審議会会長
平成五年四月    早稲田大学名誉教授
平成五年四月    東京家政大学学長、東京家政大学短期大学部学長
平成五年九月    日本私立大学協会理事
平成六年二月    教科用図書検定調査審議会委員
平成六年四月    教科用図書検定調査審議会会長
平成六年六月    全国保母養成協議会会長
平成六年八月    学校法人運営調査会委員主査
平成六年九月    中央児童福祉審議会委員
平成七年四月    全国大学体育連合会長
平成七年五月    大学設置・学校法人審議会副会長、学校法人分科会会長
平成八年七月    国語審議会会長
平成八年十月    東京都教育委員会委員長
平成十一年六月   学校法人渡辺学園理事長
現在        東京家政大学理事長・学長

○議長(渋谷守生君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渋谷守生君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

○議長(渋谷守生君) 追加日程第二を議題といたします。
   〔會田議事部長朗読〕
一、東京都公安委員会委員の任命の同意について一件
一二財主議第四〇一号
平成十二年九月十九日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 渋谷 守生殿
   東京都公安委員会委員の任命の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成十二年十月二十三日任期満了となるため、再び任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     金平 輝子
       略歴
現住所 東京都杉並区
金平 輝子
昭和二年三月十七日生(七十三歳)
昭和二十二年三月  日本女子大学家政学部卒業
昭和二十五年八月  東京都入都
昭和二十八年三月  早稲田大学文学部卒業
昭和三十七年十二月 民生局副主幹
昭和三十八年十二月 婦人相談所長
昭和四十三年四月  心身障害者福祉センター心理科長
昭和四十六年四月  心身障害者福祉センター援護課長
昭和四十七年十二月 民生局主幹
昭和五十年三月   児童相談センター次長
昭和五十二年四月  都民生活局婦人青少年部長
昭和五十五年七月  民生局次長
昭和五十五年十二月 福祉局次長
昭和五十六年六月  福祉局長
昭和六十年六月   東京都退職
昭和六十年八月   特別区人事・厚生事務組合職員相談室特別相談員
昭和六十年九月   立教大学文学部講師
昭和六十一年十二月 中央更正保護審査会委員
昭和六十二年九月  財団法人東京都社会福祉振興財団理事長
昭和六十三年十二月 東京都杉並区教育委員会委員
平成三年五月    東京都副知事就任
平成五年十二月   中央社会福祉審議会臨時委員
平成七年五月    東京都副知事退任
平成七年十月    財団法人東京都歴史文化財団理事長
平成七年十月    東京都文化懇談会(第七次)委員
平成七年十二月   社会福祉法人東京都社会福祉協議会会長
平成八年九月    住宅宅地審議会委員
平成八年九月    総理府男女共同参画推進連携会議議長
平成九年六月    都市計画中央審議会基本政策部会長
平成九年十月    東京都公安委員会委員
平成九年十月    医療保険福祉審議会会長
平成十年十一月   勲二等瑞宝章受章
平成 十一年七月  市川房枝記念会理事長
現在        無職(元東京都副知事)

○議長(渋谷守生君) お諮りいたします。
 本件は、知事の任命に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渋谷守生君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の任命に同意することに決定いたしました。

○議長(渋谷守生君) 追加日程第三を議題といたします。
   〔會田議事部長朗読〕
一、東京都固定資産評価審査委員会委員の選任の同意について一件
一二財主議第四〇二号
平成十二年九月十九日
東京都知事 石原慎太郎
 東京都議会議長 渋谷 守生殿
   東京都固定資産評価審査委員会委員の選任の同意について(依頼)
 このことについて、左記の者は平成十二年十月十五日任期満了となるため、再び選任したいので、地方税法第四百二十三条第三項の規定により、東京都議会の同意についてよろしくお願いします。
       記
     坂野  辰
       略歴
現住所 東京都世田谷区
坂野  辰
昭和十二年一月二十日生(六十三歳)
昭和三十六年三月 名古屋大学法学部法律学科卒業
昭和三十六年四月 三菱信託銀行株式会社入社
昭和四十九年三月 不動産鑑定士登録
昭和五十三年八月 三菱信託銀行株式会社不動産部鑑定課長
昭和五十五年一月 大田区財産価格審議会委員
昭和六十年一月  三菱信託銀行株式会社不動産第二部部長代理
昭和六十年四月  国土庁不動産鑑定士第二次試験委員
昭和六十二年十月 商工組合中央金庫融資第一部副部長
平成元年四月   国土庁不動産鑑定士第三次試験委員
平成三年四月   国土庁不動産鑑定士第二次試験委員
平成四年四月   商工組合中央金庫融資第一部担当部長
平成七年七月   商工組合中央金庫融資第二部担当部長
平成九年十月   東京都固定資産評価審査委員会委員
平成 十二年二月 坂野不動産鑑定事務所経営
現在       不動産鑑定士

○議長(渋谷守生君) お諮りいたします。
 本件は、知事の選任に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渋谷守生君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、知事の選任に同意することに決定いたしました。

○議長(渋谷守生君) 請願及び陳情の付託について申し上げます。
 受理いたしました請願十五件及び陳情十一件は、お手元に配布の請願陳情付託事項表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

○議長(渋谷守生君) お諮りいたします。
 明二十八日から十月三日まで六日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渋谷守生君) ご異議なしと認めます。よって、明二十八日から十月三日まで六日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は、十月四日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後八時八分散会

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