警察・消防委員会速記録第四号

令和七年三月十九日(水曜日)
第十一委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長中山 信行君
副委員長山田ひろし君
副委員長山口  拓君
理事鈴木 章浩君
理事東村 邦浩君
理事森村 隆行君
もり  愛君
とくとめ道信君
中嶋 義雄君
宇田川聡史君
三宅しげき君
尾崎 大介君
大山とも子君

欠席委員 なし

出席説明員
警視庁警視総監迫田 裕治君
総務部長久田  誠君
総務部会計課長田中  勇君
東京消防庁消防総監吉田 義実君
次長岡本  透君

本日の会議に付した事件
予算の調査(意見開陳)
・第一号議案 令和七年度東京都一般会計予算中、歳出、繰越明許費、債務負担行為 警察・消防委員会所管分
付託議案の審査(決定)
・第百十四号議案 東京都公安委員会委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
・第百十五号議案 警察参考人等に対する費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
・第百十六号議案 警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例
・第百十七号議案 警視庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
・第百十八号議案 東京消防庁職員定数条例の一部を改正する条例
・第百十九号議案 特別区の消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例
・第百二十号議案 特別区の消防団員に係る退職報償金に関する条例の一部を改正する条例
・第百六十三号議案 特別区の消防団員等の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
特定事件の継続調査について

○中山委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、予算の調査及び付託議案の審査並びに特定事件の閉会中の継続調査の申出の決定を行います。
 これより予算の調査を行います。
 第一号議案、令和七年度東京都一般会計予算中、歳出、繰越明許費、債務負担行為、警察・消防委員会所管分を議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 これより意見の開陳を行います。
 順次発言を願います。

○鈴木委員 それでは、初めに、各局共通事項について申し上げます。
 令和七年度予算案は、都税収入の伸びを背景に一般会計の総額は九兆円を超え、東京都は多岐にわたって新規事業や既存事業の拡充に取り組むとしています。東京、そして日本が時代の転換点に直面している今、先送りできない課題への取組と未来に向けた投資的取組の両立が求められています。
 具体的には、激甚化する災害への対応、少子高齢化対策、感染症対策を見据えた地域医療の充実、カーボンハーフ実現に向けた環境対策や老朽化が進む各種インフラの整備、そしてDXの推進など、いずれも長期的展望に立ち、実効性を検証しながら計画的に取り組む必要があります。
 そして、東京の発展と地方創生は二律背反するものではなく、共存共栄こそが我が国の持続的成長を可能にするものであり、地方との連携をさらに進めていくことが求められています。
 本委員会所管事業に関する意見開陳の冒頭に当たり、このことを申し上げ、各局事業について述べさせていただきます。
 まず、警視庁関係について申し上げます。
 一、匿名・流動型犯罪グループの壊滅に向けて、実態解明と取締りに万全を期されたい。また、SNS上の闇バイト情報に対し、迅速かつ効果的な警告と注意喚起を行うためのAIを導入し、防犯対策の広報啓発活動を推進するとともに、犯行に加担させないために、シャープ九一一〇への相談を呼びかけるなど、保護等を強化されたい。
 一、特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止に向けて、具体的な犯行手口や被害防止対策など、幅広い世代に対する広報啓発活動や関係機関と連携した取組をさらに進められたい。
 一、ストーカーやDVに係る人身安全関連事案の迅速かつ的確な対応を図られたい。また、歌舞伎町地区における環境浄化対策及び街頭補導活動による少年少女の被害防止対策を強力に推進されたい。
 一、災害等有事の際、迅速かつ適切に対処するため、必要な装備資機材の整備と業務継続の確保を図られたい。
 一、ペダル付電動バイク等、新たなモビリティーを含めた交通ルールの周知に努め、事故防止に資する効果的な指導取締りの強化と、交通実態に即した道路交通環境の整備を推進されたい。また、マイナンバーカードと運転免許証の一体化の普及に努められたい。
 一、サイバー空間の脅威における対処能力の向上に努められたい。また、先端技術を取り入れた資機材の整備を図り、行政手続等デジタル化の促進など、DXを迅速に推進し、警察活動のさらなる効率化を図られたい。
 次に、東京消防庁関係について申し上げます。
 一、地震や水害などの大規模自然災害等に対応するため、災害特性に応じた各種資器材の整備を図るとともに、消防隊員がより安全に、かつ効果的に活動できるよう、訓練環境等の向上に努め、消防活動体制の充実強化に取り組まれたい。
 一、特別区消防団の災害活動体制の充実強化を図るため、消防団分団本部施設の整備や各種資器材の充実、訓練環境や主体的に学べる環境の構築など、消防団活動能力向上に向けた取組を推進されたい。また、多摩地域の消防団活動の充実強化にも努められたい。
 一、救急活動体制の強化を図るため、新たな資器材の導入や救急隊の増強整備、救急相談センターの充実とともに、都民などに対する応急手当ての普及促進に努められたい。
 一、地域特性に応じた実効性のある防火防災訓練を推進するため、訓練施設や資器材等の充実に努められたい。
 以上です。

○尾崎委員 都民ファーストの会東京都議団を代表して、当委員会に付託をされました令和七年度予算関係議案について意見開陳を行います。
 令和七年度予算は、私たちがこれまで強く提案をしてきました人への投資に力点を置いた予算となっております。政策評価、事業評価、グループ連携事業評価の綿密な実施による財源確保額は過去最大を更新しており、ワイズスペンディングの深化がうかがえます。
 また、子育て、教育支援、若者支援、高齢者施策、女性活躍支援、障害者施策、防災、防犯施策、産業振興、環境施策、多摩・島しょ地域の振興など各分野において、私たちがこれまで繰り返し重点項目として要望してきた施策が反映をされております。
 具体的には、保育料第一子無償化や無痛分娩費用の最大十万円助成、アフォーダブル住宅の供給促進、奨学金返済支援、シルバーパス制度の改善施策、女性活躍推進条例制定に向けた施策、特別支援学校等を卒業した後の進路調査、また、災害避難所環境の整備、防犯機器などの購入支援、カスタマー・ハラスメント防止条例施行に向けた企業団体奨励金制度、賃貸住宅の断熱改修強化策、また、多摩地域の学校給食費無償化や医療費助成支援、交通網の整備施策、地域医療確保に係る緊急・臨時支援事業等、私たちの要望に対し、幅広い分野にわたり予算が計上されたことを評価するものであります。
 今後も都民ファーストの観点から、東京のあるべき姿を的確に捉えながら、政策を着実に推進されることを要望いたします。
 それでは、各局事業について、まず警視庁関係について申し上げます。
 一、都内全域で発生をしている匿名・流動型犯罪グループが関与した強盗や特殊詐欺などに対し、警視庁の総力を挙げて根絶に向けた取組を推進されたい。
 一、若者の闇バイトへの関与を防ぐため、SNS上の闇バイト情報に対するリプライ警告、大学、高校等への働きかけを行うとともに、犯罪に関与するよう脅迫などされている若者に対する保護対策を強化されたい。
 一、増加する特殊詐欺に対し、特殊詐欺被害防止サポーターによる高齢者宅への訪問活動や金融機関などでの注意喚起、また見守りを行うなど、被害防止効果の高い取組を推進されたい。
 一、防犯カメラの設置増大と、AIなど最新技術の動向も踏まえた犯罪の高度化に対応できる防犯カメラシステムの構築を推進されたい。
 一、ホストクラブの売掛金に起因をする違法行為など、盛り場における様々な問題が顕在化する中、犯罪グループの取締り、少年少女の補導活動、官民一体となった防犯対策など、健全で魅力ある盛り場の実現に向けて取組を推進されたい。
 一、道路交通の安全確保のため、過去の交通事故発生状況等を踏まえた交差点の改良や、誰もが認識できる道路標識などの整備を道路管理者と連携して推進をするとともに、交通ルールを周知するための広報啓発活動や交通違反の指導取締り等、各種対策を適切に実施をされたい。
 一、首都直下地震など、都市部に危険が及ぶ災害発生時の対応力を高めるため、先端技術の導入や災害対応能力の高い最新鋭の資機材の整備など、対策を強化するとともに、災害時に有効な情報発信の充実を図られたい。
 続いて、東京消防庁関係について申し上げます。
 一、火災、地震、豪雨、噴火などの自然災害及び都市型災害から都民の命と安全を守る消防活動、救出救護活動の体制強化施策を推進、充実をされたい。
 一、国内外で発生をした大規模火災の教訓を踏まえ、消火用ドローンなど、最新技術も活用しながら消防活動体制を一層強化されたい。
 一、水利の乏しい山岳地帯や森林地帯における初期消火体制の強化に当たられたい。
 一、救急隊の計画的な増隊や救急相談における相談看護師の配置強化、AI技術の活用など、一人でも多くの命を救うための救急活動体制の強化を推進されたい。
 一、消防隊員の多様な働き方を支援するとともに、救急ニーズの高い地域や時間帯における消防体制の増強に努められたい。
 一、特別区消防団の費用弁償の増額、地域の消防団の装備、各種資器材の拡充を支援されたい。また、充足率向上のため、様々な媒体を活用した募集広報活動に努められたい。
 一、区市町村や地域と連携をしながら、VR防災体験車の防災訓練での活用など、多角的な視点での地域防災力の向上を進められたい。
 以上で都民ファーストの会東京都議団の意見開陳を終わります。

○東村委員 都議会公明党を代表して、当委員会に付託された令和七年度予算関連議案について意見を開陳いたします。
 令和七年度一般会計予算案では、保育料の第一子無償化や子供の医療費助成における所得制限の撤廃、シルバーパス料金の大幅な値下げ、アフォーダブル住宅の供給促進、さらには新たな調節池の事業化や防犯機器の購入支援など、都議会公明党が強く求めてきた施策が随所に盛り込まれており、高く評価いたします。
 こうした施策を着実に展開するため、一定の残高を確保しつつ、基金の活用を図る一方、リーマンショック時のような急激な景気後退にも耐えられるよう、基金のさらなる積立てなど、財政基盤の一層の強化を求めるものです。
 あわせて、事業評価をさらに深掘りしていくためにも、新公会計制度の発生主義による行政コストを活用した事業評価を改めて実施されたい。
 次に、各局別に申し上げます。
 初めに、警視庁関係について申し上げます。
 一、匿名・流動型犯罪グループの早期検挙に向けて、さらに尽力されたい。あわせて、若者を闇バイトなどSNSに起因する犯罪者としないため、SNS事業者との連携や危険性の周知啓発、犯罪に加担しようとする者に対する相談の呼びかけ等、犯罪に至らないための取組を推進されたい。
 一、都民生活の平穏を脅かす特殊詐欺など、身近な犯罪が後を絶たないことから、被害に遭いやすい高齢者世帯への訪問による防犯指導や広報啓発活動、金融機関等との連携による声かけ活動など、被害防止対策をさらに推進されたい。
 一、運転免許証とマイナンバーカードの一体化制度の運用開始に伴い、必要となる機器の増設を図るとともに、手続等については都民に対して分かりやすい周知を行われたい。
 一、公道カートや特定小型原動機付自転車、ペダル付電動バイク等の新たなモビリティーによる交通ルール違反や衝突事故が多く発生していることから、悪質、危険な違反行為に対する取締りの徹底と、利用者に対する安全教育、販売事業者への安全指導などの安全対策を強化されたい。
 一、サイバー空間をめぐる脅威が深刻化していることから、サイバー犯罪捜査の強化とともに、高度な専門知識を有する捜査員の育成、都民や事業者向けの広報啓発活動を推進し、サイバー空間の安全・安心の確保に努められたい。
 一、ローンオフェンダーによるテロ等不法事案を未然防止するため、情報の集約と分析、関係機関と民間事業者等と連携したネットワークの構築、合同訓練の実施など、各種対策を推進されたい。
 最後に、東京消防庁関係について申し上げます。
 一、大規模震災時における迅速な救助活動を可能とする車両及び資器材等の整備を図り、消防隊員がより安全かつ確実に災害活動に従事できるよう、さらなる消防体制の強化に努められたい。
 一、八潮市の道路陥没事故に部隊を派遣した経験を踏まえ、都内で類似被害が発生した際は、効果が期待できる機器を有するハイパーレスキューなどの即時投入による救出活動を実施されたい。
 一、市街地の高層ビルやマンションなどの火災において、狭隘道路のため、はしご車やポンプ車などが進入できない場合には、ドローンなどを活用して消火が可能となるよう、新たな資機材の開発を推進し、速やかに整備されたい。
 一、救急隊の増強や効率的な運用、救急相談センターの充実により、通報から救急隊の現場到着までの時間をより短縮できるよう努められたい。
 一、所定の役割を終えた救急車の都内二次医療機関等への譲渡を推進されたい。
 以上をもちまして都議会公明党を代表しての意見開陳とさせていただきます。

○大山委員 日本共産党都議団を代表して、当委員会に付託された令和七年度一般会計予算の警察・消防委員会所管分について意見開陳を行います。
 まず、警視庁所管分です。
 一、警察活動は、都民の生命、身体及び財産の保護を最優先とし、職務の執行では、憲法が保障する基本的人権を尊重すること。
 一、警視庁でのレイシャルプロファイリングを根絶するために、レイシャルプロファイリングに関する実態調査を行うこと。
 一、冤罪を根絶するため、取調べ等の録音、録画をできる限り行うこと。
 一、自転車の交通安全利用では、自転車専用レーンの整備など路面空間の安全な環境改善を行うこと。
 一、視覚障害者の安全な歩行を保障するため、エスコートゾーンの整備や信号機には音響式信号機を併設すること。とりわけ、歩車分離式信号のところは早急に改善すること。音と振動の信号機も一刻も早く設置できるようにすること。
 一、信号機の非常用電源設備の増設を進めること。
 一、電動キックボードの事故、違反防止のため、レンタル事業者や販売業者など関係事業者と協議して、利用者が交通ルールをきちんと学べるようにすること。
 一、高齢者ドライバーによる交通事故防止対策強化のために、高齢者の運転免許の更新、講習場所や関係職員を計画的に配置すること。また、道路上の危険箇所を点検し、交差点改良や分かりやすい標識や道路構造など、交通環境の改善に努めること。
 一、特殊詐欺やブラックバイトなど、匿名・流動型犯罪の防止を強力に行うこと。
 一、性暴力被害への対応は、二次被害を防ぐため臨床心理士などの専門職員の配置、警察官への教育、研修の徹底を重視すること。
 一、痴漢対策であるアクティブバイスタンダーの普及啓発を強化すること。
 次に、消防庁所管分について述べます。
 一、二〇三〇年までに救急隊を三百十三隊にすること。二〇三五年までに、通報を受けてから救急隊が現場に到着するまでの時間を八・五分にする目標を着実に進めること。
 一、消防吏員の定数を年度当初から充足できるよう採用して、消防学校の定員を増やすこと。消防職員の処遇改善、待機宿舎の整備を計画的に進めること。
 一、自動心マッサージ器、電動ストレッチャーなどをはじめ、腰痛予防、身体的負担を軽減できるような機器を積極的に導入すること。
 一、首都直下型地震などの大地震に対する体制、対策を各方面で強化すること。
 一、初期消火体制の重視、自主防災組織の体制強化とともに、消防機器の配備など支援の強化を図ること。防火水槽をはじめ、防災設備を地域ごとにきめ細かく配備すること。
 一、消防車や重機などの整備促進及びそのための人員増を図ること。超高層ビルや高層マンション火災への対応、予防対策を強化すること。
 一、気候危機の下で、豪雨、水害対策の被害シミュレーションの強化を行って、適切な対応とともに、必要な資機材の充実を図ること。
 一、多摩地域の消防署未設置市をはじめ、消防署の整備拡充を図ること。
 一、職員が精神を病むことがないよう、民主的で働きがいのある職場にできるよう、東京消防庁の安全憲章を実践できる組織にすること。
 一、男女ともに消防団員の着実な加入への支援を強化すること。団員の処遇改善、装備や資機材、女性用の更衣室や休憩室の整備などの拡充を図ること。
 以上です。

○山口委員 私は、東京都議会立憲民主党を代表して、当委員会に調査を依頼された令和七年度予算案に係る議案について意見の開陳を行います。
 東京都の令和七年度予算は、都税収入の増加を背景に、前年度当初予算に比べて七千五十億円増加し、九兆一千五百八十億円の一般会計予算額となりました。
 私たちは、未来に向けた投資をするとともに、障害の有無や年齢、性別、雇用形態を問わず、個性と能力を十分に発揮することができる東京を実現することが必要との基本的理念の下、都内経済や都民の暮らし、生活に対する満足度を向上させる取組が十分行われるか、政策の持続可能性は十分かとの観点から、予算案に対する質疑を行ってまいりました。
 東京都議会立憲民主党が提案してきた全自治体での給食費無償化に必要な予算がようやく盛り込まれたこと、カスタマーハラスメント対策実施に必要な各種事業、教員等への奨学金返済支援などが予算計上されたことは施策の前進であり、率直に評価いたします。
 一方、歴史的な物価高騰が都民生活を直撃している中で、中小企業による物価高騰を上回る賃上げを下支えするための施策がこれまで以上に求められています。
 また、子供、子育て支援策の所得制限撤廃、教育の完全無償化、家賃補助の実施など、私たちが重点的に求めてきた施策の実施に必要な予算が盛り込まれなかったことは極めて遺憾です。
 加えて、私たちは、予算案の審議を通じて、各種計画や政策の効果検証、事業展開に関する計画立案等について、東京都が求められる説明責任を十分に果たしていないことについても、重大な懸念を持っております。
 以上、私たちの総括的な意見を述べ、以下、各局に関わる事項について申し上げます。
 まず、警視庁関係について申し上げます。
 一、高度サイバー事案に対する解析、分析能力の向上に取り組むほか、SNS等を悪用した犯罪対策をより一層強化をすること。
 一、災害等への対応強化のため、新たに災害用高度先行車、災害用給電給水車を整備すること。
 一、犯罪被害者の精神的、経済的負担を一層軽減する施策を推進すること。
 一、交通安全対策の推進として、自転車総合対策、高齢者交通事故防止対策などを実施すること。ICTを活用した交通事故防止や交通渋滞緩和に取り組むこと。
 次に、消防庁関係について申し上げます。
 一、あらゆる災害に安全、確実、迅速に対応できる消防活動能力の向上のため、次期指令管制システムを構築するとともに、太陽光パネル遮光カバー、耐熱性化学防護服を整備すること。高度救助資器材の更新、破砕機の整備、EV車両火災対応資器材などの必要な資機材を整備すること。
 一、震災、富士山噴火等の大規模災害時の消防活動能力及び情報収集体制を充実強化するため、新たに全災害対応型工作車の増強や早期災害情報システム機能向上、呼吸器保護用マスク等の増強などを行うこと。
 一、大規模風水害等に対する消防活動等の充実強化に取り組むとともに、ヘリコプターを使った航空消防体制を充実強化させること。また、消防車両等の更新等を行うこと。
 一、救急活動体制を充実強化するため、救急車の増強、デイタイム救急隊用資器材の整備、自動式心マッサージ器の導入などを行うこと。さらに、救急相談センターの充実強化など、救急車の適正利用を推進すること。
 一、救急搬送に係る聴覚障害者対応については、引き続き多様な一一九番通報手段の確保を図り、周知徹底すること。また、現場での意思疎通についても、引き続き多様な手段を確保し、スムーズかつ迅速な対応に努めること。
 一、都民との連携による地域防災力の強化のため、住宅火災対策、日常生活事故対策を推進すること。また、消防団について、可搬ポンプ積載車の整備、分団本部施設の整備などを行うこと。消防団員用新型防火服の更新、火山対策としての消防団用マスクの整備を行うこと。
 以上で東京都議会立憲民主党を代表しての意見開陳を終わります。

○もり委員 ミライ会議を代表し、意見開陳を行います。
 まず、警視庁関係について申し上げます。
 一、二十四時間三百六十五日、東京の治安を守り続けてきた警察職員の職務環境の向上にこれからも取り組むこと。
 一、警察職員の拠点となる警察庁舎改修、改築など、着実な整備に取り組むこと。
 一、遠隔から正確な指揮、支援、指導の伝達のため、遠隔現場支援システムの導入に取り組むこと。
 一、交通事故現場における捜査活動の効率化及び事故関係者の負担軽減のための電子原図ソフトの導入に取り組むこと。
 一、富士山噴火による降灰発生時の交通秩序維持、帰宅困難者対応などに不可欠な火山対策装備を整備し、災害への備えを強化すること。
 一、外国免許切替え制度について、近年、旅行客等の住民票を持たない短期滞在者が滞在ホテルを現住所として日本の免許を取得する行為について、事故や事件の捜査に問題を及ぼす可能性も指摘され、日本での滞在中の使用に限るべきと考え、国の所管となりますが、東京都からも国に改善を強く求めること。
 一、安永健太さん事件を教訓に、全ての警察官が障害者等の障害特性を理解できるよう研修を行うこと。
 一、冤罪を繰り返さぬよう、取調べにおける録画、録音をできる限り行い、一層の取調べの可視化を行うこと。
 一、島しょ部における津波等による被害を映像により早期かつ正確に把握をするため、遠隔操作が可能なドローンの整備に取り組むこと。
 一、フル電動自転車の違法な公道走行について、取締りを強化すること。
 一、電動キックボードについて、交通ルールの啓発にさらに努めること。
 一、現在も民間の小売店の割引など様々な優遇制度がありますが、高齢者ドライバーの運転免許の自主返納が進むよう、さらに取り組むこと。
 一、年々巧妙化されている特殊詐欺、また闇バイトに対して、若者が犯罪等に巻き込まれることのないよう、SNSを活用し、一層の注意喚起に取り組むこと。
 次に、消防庁関係について申し上げます。
 一、二十四時間三百六十五日、都民の生命、財産などを災害から守る活動に取り組んでいただいている消防職員の勤務環境の向上にこれからも取り組むこと。
 一、消防職員の拠点となる消防施設の改築、改修など、着実な整備に取り組むこと。
 一、女性消防職員が一層活動しやすい環境整備の向上に取り組むこと。
 一、救急相談センター、シャープ七一一九の充実強化に力を入れるとともに、病状に合わせ、さらに充実した医療情報を提供すること。
 一、救急隊の増強やデイタイム救急隊の増強による救急搬送の病院到着時間の短縮に取り組むこと。
 一、小笠原村への救急搬送拠点として、八丈島に救急搬送用ヘリポート基地を設けること。
 一、小笠原諸島の救急搬送について、他局を含め総合的に検討すること。
 一、震災時に管内の被害状況を早期かつ正確に把握するため、ドローンを活用した活動体制の強化に取り組むこと。
 一、富士山噴火による降灰発生時の救出救助活動などに不可欠な火山対策装備の整備を行い、災害への備えを強化すること。
 一、特別区消防団の消火活動能力の向上を図るため、消防団員の意見を聞きながら、活動に必要な装備資機材の充実を図ること。
 一、特別区消防団の活動など訓練、技能能力向上のため、東京消防庁の訓練所を活用するなどして取り組むこと。
 一、少年消防団の拡充に向けて取り組むことと。
 一、震災時の室内安全対策のため、家具類の転倒、落下、移動防止対策の普及に引き続き取り組むこと。
 一、マンション等居住者に向けた防災対策のさらなる普及に取り組むこと。
 以上でミライ会議の意見開陳とさせていただきます。

○中山委員長 以上で予算に対する意見の開陳を終わります。
 なお、ただいま開陳されました意見につきましては、委員長において取りまとめの上、調査報告書として議長に提出いたします。ご了承願います。
 以上で予算の調査を終わります。

○中山委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第百十四号議案から第百二十号議案まで及び第百六十三号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百十四号議案から第百二十号議案まで及び第百六十三号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中山委員長 異議なしと認めます。よって、第百十四号議案から第百二十号議案まで及び第百六十三号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○中山委員長 次に、特定事件についてお諮りいたします。
 お手元配布の特定事件調査事項につきましては、閉会中の継続調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○中山委員長 この際、両庁を代表いたしまして、迫田警視総監から発言を求められておりますので、これを許します。

○迫田警視総監 警視庁並びに東京消防庁を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。
 ただいまは、当委員会に付託されておりました両庁関係の議案につきましてご決定をいただき、誠にありがとうございました。
 私どもは、委員の皆様方から賜りました貴重なご意見を今後の業務運営に十分反映させ、各種治安対策、防災対策を推進し、都民の皆様の安全、首都東京の安全の確保に全力を尽くしてまいります。
 皆様方には、今後とも両庁に対するより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

○中山委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十三分散会