警察・消防委員会速記録第五号

令和六年五月二十八日(火曜日)
第十一委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長谷村 孝彦君
副委員長小山くにひこ君
副委員長山口  拓君
理事鈴木 章浩君
理事東村 邦浩君
理事森村 隆行君
米川大二郎君
とくとめ道信君
中嶋 義雄君
宇田川聡史君
三宅しげき君
尾崎 大介君
大山とも子君

欠席委員 なし

出席説明員
警視庁警視総監緒方 禎己君
副総監警務部長事務取扱特殊詐欺対策本部長事務取扱サイバーセキュリティ対策本部長事務取扱森元 良幸君
総務部長久田  誠君
交通部長大窪 雅彦君
総務部参事官企画課長事務取扱山口  博君
総務部会計課長羽田 保義君
東京消防庁消防総監吉田 義実君
次長岡本  透君
理事兼安全推進部長事務取扱市川 博三君
企画調整部長瀬崎 幸吾君
総務部長石川 義彦君
人事部長門倉  徹君
防災部長古賀 崇司君
救急部長伊勢村修隆君
予防部長福永 輝繁君
装備部長加藤 雅広君
企画調整部企画課長佐藤 宏紀君
企画調整部財務課長有川 泰広君

本日の会議に付した事件
警視庁関係
陳情の審査
(1)六第一二号の二 GLP昭島プロジェクトについて適切な審議・対応を求めることに関する陳情
報告事項(説明・質疑)
・令和五年度東京都一般会計予算(警視庁所管分)の繰越しについて
東京消防庁関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・無線機(移動用)(救急)外四点の買入れについて
・特種用途自動車(水槽付ポンプ車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(はしご車)の買入れ(その一)について
・特種用途自動車(はしご車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その一)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その三)について
報告事項(説明・質疑)
・令和五年度東京都一般会計予算(東京消防庁所管分)の繰越しについて

○谷村委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 初めに、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
 議事課の担当書記の小林和史君です。
 議案法制課の担当書記の小倉聡史君です。
 よろしくお願いします。
   〔書記挨拶〕

○谷村委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、東京消防庁関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取、警視庁関係の陳情の審査並びに警視庁及び東京消防庁関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、本日は、提出予定案件につきましては、説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、報告事項につきましては、説明を聴取した後、質疑を終了まで行いますので、ご了承願います。
 これより警視庁関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、警視総監から紹介があります。

○緒方警視総監 先般の人事異動により幹部が交代いたしましたので、ご紹介申し上げます。
 副総監警務部長事務取扱森元良幸。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○谷村委員長 紹介は終わりました。

○谷村委員長 次に、陳情の審査を行います。
 陳情六第一二号の二を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○大窪交通部長 陳情六第一二号の二についてご説明します。
 お手元の資料第1をご覧ください。
 本陳情の要旨は、GLP昭島プロジェクトによる交通量の増加が、交通渋滞の悪化や交通事故の増加を引き起こす等、深刻な問題が生じた場合には、事業者に対応を求めるなどの必要な措置を講じてもらいたいというものであります。
 警視庁では、本件プロジェクトの事業概要が示された令和三年八月から、交通量の増加に伴う周辺道路への影響を最小限に抑えるため、道路の新設や、交通量の増加が大きいと見込まれる交差点の改良などについて、事業者や関係自治体と協議を進めているほか、近隣住民との合意形成に向けた丁寧な説明を事業者に要請しています。
 本件プロジェクトに係る施設の開業後も、事業者や関係自治体に対し、当該施設の周辺道路における安全で円滑な道路交通環境を確保するための対応を引き続き求めるなど、交通実態を踏まえた諸対策を講じてまいります。

○谷村委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○大山委員 GLP昭島プロジェクトというのは、東京ドーム十二個分、ディズニーランドがすっぽり入る土地に、現在あるゴルフ場やホテルを潰して巨大流通センターとデータセンターを建設するというものです。
 私も現地を見に行って、お話も伺ってまいりました。GLP昭島プロジェクトの周辺は閑静な住宅地であり、小中学校なども九つもこの周辺にあります。それだけに、現在の状況が激変するこの計画の説明会には、八百五十人以上の住民が集まるというように、いかに関心が高く、また心配をしていらっしゃるのかということの表れだと思います。
 その心配の一つが、今回の陳情の警察・消防委員会に付託された自動車交通量の増加による影響です。ゴルフ場などがあるところに巨大な物流倉庫とデータセンターができるというGLP昭島プロジェクトです。陳情を出された方々をはじめ、多くの皆さんが心配している一日約五千八百台、つまり五千八百台が入ってきて出ていくという交通量の増加が、交通渋滞の悪化、交通事故の増加、道路、橋梁等の構造に悪影響を与えるのではないかという心配は当然だと思います。
 警視庁は、交通量の激増をどう受け止め、どのように対応しているんでしょうか。

○大窪交通部長 警視庁としましては、安全で円滑な道路交通環境の確保が重要であると考えており、本件プロジェクトによる交通量の増加に伴う影響を最小限に抑えるため、道路の新設や、交通量の増加が大きいと見込まれる交差点の改良などについて、事業者や関係自治体と協議を進めています。
 施設開業後も、事業者等と引き続き連携し、交通状況を注視しながら、安全で円滑な道路交通環境の確保に向けた対策を講じてまいります。

○大山委員 安全で円滑な交通環境の確保が重要であること、それから、交通量の増加に伴う影響を最小限にとどめるために道路の新設、これはこれでちょっと課題もあるんですけれども、また、交差点の改良などについて、事業者や関係自治体と協議しているということですね。これは重要なことだと思います。
 しかし、陳情書では、昭島市が二〇二二年十一月に事業者に対して物流トラック等の計画交通量の削減を要請したにもかかわらず、全く削減されず、分散させるだけの対応になっていると指摘しています。引き続き住民の皆さんの意見を伺って、関係自治体と共に事業者と引き続き協議していただきたいと思います。
 具体的に伺いますけれども、はなみずき通りの物流施設ができる予定の向かい側には、高齢者のケア付住宅、それから特養ホーム、その間に認定こども園があります。こども園には、朝夕の子供の送迎のために、車や自転車などで、もちろん歩いて通園するお子さんたちもいるわけです。今でも、車での送迎だと路上で待機しなければならない。そんな状況だそうです。
 片道一車線で、車道の幅に余裕がない道路なので、自転車は歩道を走っています。自転車が一台通れば歩行者は一人しか歩けないような、そういう幅の歩道です。その道路に大型トラック、普通車含めて大幅に自動車交通量が増えるわけですから、渋滞や子供たちの安全を脅かされる状況になることは明らかではないでしょうか。どう対策を立てていますか。

○大窪交通部長 はなみずき通り周辺をはじめ、本件プロジェクトに係る施設周辺における地域住民の安全と一般車両の円滑な通行を確保するため、事業者及び施設に出入りすることとなる車両のドライバー等に対し、安全運転に向けた情報提供や指導を行うほか、通学時間帯における関係車両の抑制等について、事業者等と協議を進めてまいります。

○大山委員 とりわけ通学時間帯、保育園などの送り迎えの時間帯もそうですけれども、その関係車両の抑制は重要だと思っています。
 伺いますけれども、この地域の交通事故件数を、過去三年分で結構ですので教えてください。

○大窪交通部長 令和三年から令和五年までの三年間に、施設周辺の五日市街道外五路線において発生した交通人身事故件数は、合計三百二十五件です。

○大山委員 GLP昭島プロジェクト計画地域の周辺道路、つまり五日市街道、多摩大橋通り、宮沢中央通り、都道二二〇号、江戸街道というこの六つの道路で、この三年間で起きた人身事故が三百二十五件ということです。この今の六つの道路の内側だけでも小学校四校、保育園もあります。さっきのこども園もあります。だからこそ住民の皆さんは、子供たちの通学時をはじめ、交通事故を心配しているんです。
 立川警察署長宛てに、今年の三月十六日付で宮沢中央通り及び殿ヶ谷街道における交通規制に関する要望書というのが出されています。西砂地域を構成する各種団体の総意としての要望だと述べて、大勢の児童生徒が通う通学路である宮沢中央通り及び殿ヶ谷街道の車両の交通規制(全面通行禁止または時間帯規制)を要望するとしています。この要望についてどう対応しようとしているんでしょうか。

○大窪交通部長 宮沢中央通り及び殿ヶ谷街道における通行禁止規制につきましては、実施した場合における迂回路の有無や、迂回した車両による周辺道路への新たな交通障害の見通しなどを総合的に判断し、事業者や関係自治体と協議を進めてまいります。

○大山委員 ぜひ事業者や関係自治体と協議、重ねていってください。
 同時に、この周辺は、大型商業施設が複数あって、週末は渋滞が頻繁に起こるそうです。そのため、ただでさえ緊急車両の通行が困難なところに、車の交通量が増えるのですから、命に関わりかねない問題だと思っています。
 交通量の増加が一日五千八百台で、そのうち大型車以上が千百台ということなんですね。交通事故が大きな心配ですが、陳情文にあります道路、橋梁等の構造に悪影響を与えたりしないか都として注視して、必要だったら措置してくださいということを求めています。
 例えば、玉川上水のはなみずき通りが玉川上水と交差しますけれども、そこに架かっている美堀橋の耐荷重は二十トンなんですって。十トントラックが二台一緒にその橋に乗ったらどうなるんだろうかということも心配されていました。交通管理者としても見過ごせないことではないでしょうか。
 さらに、開発地域にある代官山緑地は、陳情にも書いてあるとおり、生物多様性豊かな場所で、オオタカが巣をつくって、希少な植物も数多く見られるすてきなところです。代官山緑地は残すといいますけれども、代官山緑地が単独で存在しているわけではなくて、周辺のゴルフ場だとか、玉川上水だとか、河川などの環境があって、そこで生き物が生きているということなんですね。それだけに、代官山緑地とゴルフ場の間に新たにつくる新しい道路によって分断される生態系への影響も住民の皆さん危惧しているんですね。
 GLP昭島プロジェクトによって、この地域の環境が激変する事態になります。最初に答弁されたように、安全で円滑が道路交通環境を確保をするために、引き続き事業者や関係自治体と住民の皆さんの声をしっかり聞いて、協議を重ねていっていただきたいと思います。
 この陳情の趣旨採択を求めて、質問を終わります。

○山口委員 それでは私からも、今回の定例会に示されましたGLP昭島プロジェクトについて適切な審議・対応を求めることに関する陳情について、幾つかお伺いをさせていただきたいと思います。
 昭島市、この近隣市においても、これだけの規模の開発が行われるというのは、想定もされていなかったでありましょうし、これから知る方々も、そしてもう既にお知りになられている方々も大きな懸念を持たれる、また、これから感じられる方が大勢いらっしゃることは、警視庁も恐らくお感じになられていることだと思います。
 この懸念を払拭していくためには、初期、どのように、今から対応、対策をしていくことが極めて重要だと考えておりまして、その点を踏まえ幾つか伺わせていただきたいと思います。
 この願意の中の二番、三つ目に示されております、GLP昭島プロジェクトで計画をされている、一日五千八百台、うち大型車三千五百三十台もの交通量増加が、交通渋滞を悪化させたり、交通事故を増加させたり、道路、橋梁等の構造に悪影響を与えたりしないか都としても注視し、深刻な問題が生じた場合、事業者に対応を求めるなど、必要な措置を講じてくださいとあります。
 この陳情提出者の方々以外でも、昭島市や隣接をする立川市等の自治体や近隣の自治会などからも、GLP昭島プロジェクトによる交通渋滞の悪化や交通事故を懸念する声が東京や警視庁にも届いていることは、先ほどの説明を聞いていても分かるところでもあります。
 そこで確認をしたいのですが、事故や渋滞の発生が既にもう懸念をされているわけでありますが、警視庁としては、この段階でどのように対策を講じていこうとお考えになられているのかお伺いしたいと思います。

○大窪交通部長 警視庁といたしましては、安全で円滑な道路交通環境の確保が重要であると考えており、本件プロジェクトによる交通量の増加に伴う影響を最小限に抑えるため、道路の新設や、交通量の増加が多いと見込まれる交差点の改良などについて、事業者や関係自治体と協議を進めています。
 施設の開業後も、事業者等と引き続き連携し、交通状況を注視しながら、安全で円滑な道路交通環境の確保に向けた対策を講じてまいります。

○山口委員 当然のことながら想定をされる台数などから、新設の交差点、また、置かれる環境が駅から限りなく近い、渡れる橋も少ない、様々な状況を考えてみても、これからの対応、対策というものが極めて重要になってまいりますので、ぜひとも皆様方にも丁寧に説明をしながら進めていただきますようにお願い申し上げたいと思います。
 そしてもう一点は、近隣地域の自治会や自治体から通学児童生徒の安全を心配する声が多く上がっております。また、我が会派の鈴木烈都議の調査、また話によりますと、隣接をする立川市の地元自治会等からは、GLP社から、事業車両の搬入出の予定経路として現在提示されている宮沢中央通り、また殿ヶ谷街道は、大勢の児童生徒の皆さんが通う西砂小学校の通学路をはじめとした通学路となっており、数年前に児童が自動車との交通事故で重傷を負う事故が発生していることから、これまでも多くの保護者から車両の交通規制を求めることが上がっていた道でもあります。
 ついては、児童や地域住民の安全を守るために、宮沢中央通り、殿ヶ谷街道のより一層の交通量抑制を要望するという趣旨の要望書を地元立川警察署にも提出をされていると伺っているところでもありますが、個別具体の対策については、まだこれからの検討課題になるのかと思いますが、このGLP昭島プロジェクトによる大型車の増加に対し、どのように通学路や子供の安全対策を講じるのか伺います。

○大窪交通部長 施設に出入りする車両の通行ルートと通学路が重なる箇所がありますことから、児童の安全を確保するため、事業者及び施設に出入りすることとなる車両のドライバーなどに対し、安全運転に向けた情報提供や指導を行いますほか、通学時間帯における関係車両の抑制などについて、事業者等と協議を進めてまいります。

○山口委員 少しいい直しますが、宮沢中央通り、殿ヶ谷街道を使われているこの西砂小学校の通学路をはじめとする、全てのお子様方にとってのやっぱり安全・安心対策というものは欠くことができませんし、鈴木烈都議の調査によれば、立川市をはじめとする近隣の市への影響というものも大変大きな懸念が、拭い去ることが今の段階ではできません。
 やはりしっかりと皆様方からも事情を聞き、そして、これまでの歴史を踏まえた安全対策、そして地域の皆様方のご要望にお応えをいただきますように切にお願い申し上げ、質問を終わりたいと思います。

○谷村委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件は、趣旨採択とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 異議なしと認めます。よって、陳情六第一二号の二は趣旨採択と決定いたしました。
 以上で陳情の審査を終わります。

○谷村委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○久田総務部長 令和五年度東京都一般会計予算の翌年度への繰越しにつきまして、お手元の資料第2、令和五年度繰越説明書により報告いたします。
 まず、一ページの総括表をご覧ください。
 令和五年度一般会計予算におきましては、交通安全施設の管理及び整備事業に係る繰越明許費として、合計二億四千万円の予算を議決していただきましたが、このうち翌年度に繰り越した金額は二億三千九百七十八万七千円でありました。その財源は繰越金であります。
 次に、その事由についてご説明します。
 二ページをご覧ください。
 記載のとおり、交通安全施設管理につきまして、道路管理者による道路改良等の工事が遅延したことにより、交通信号機の移設等工事四件、下段の交通安全施設整備につきましても同様の理由で、交通信号機の新設等工事五件を翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものであります。
 以上で令和五年度東京都一般会計予算の翌年度への繰越しに関するご報告を終わらせていただきます。

○谷村委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○谷村委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、消防総監から紹介があります。

○吉田消防総監 先般の人事異動によりまして幹部に異動がありましたので、紹介させていただきます。
 人事部長の門倉徹です。防災部長の古賀崇司です。救急部長の伊勢村修隆です。予防部長の福永輝繁です。装備部長の加藤雅広です。財務課長の有川泰広です。
 よろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○谷村委員長 紹介は終わりました。

○谷村委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件につきまして、理事者の説明を求めます。

○岡本次長 令和六年第二回東京都議会定例会に提出を予定しております東京消防庁関係の案件は、事件案七件でございます。
 初めに、事件案をご説明いたします。
 お手元の資料1から資料7をご覧ください。
 本案は、長年使用しました無線機や消防車両を順次更新するため、災害情報伝達に使用する車載無線機や救急車等の消防車両を買い入れるものでございます。
 なお、消防車両につきましては、納入台数が多いため、確実な契約の履行と受注機会を広げるという観点から、数件に分けて契約することとしております。
 それでは、順に、資料1は、災害情報伝達に使用する車載無線機外四点を、資料2は、電動モーターにより走行及び運用可能な水槽付ポンプ車一台を、資料3から4は、はしご車計四台を、資料5から資料7は、救急車計五十一台をそれぞれ買い入れるもので、金額はお手元の資料のとおりでございます。
 なお、これら七件につきましては、都議会のご承認を得られましたら、正式に契約を締結する予定でございます。
 大変雑駁ではございますが、説明は以上です。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○谷村委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○谷村委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○岡本次長 令和五年度予算の翌年度への繰越しにつきまして、お手元の資料8、令和五年度繰越説明書によりご報告申し上げます。
 表紙をおめくりください。
 令和五年度一般会計予算におきまして、消防装備整備に係る繰越明許費として四十四億二千三百万円の予算を議決いただきましたが、翌年度に繰り越した金額は、表に示してあるとおり、三十六億二千二百四十一万七千円でした。財源は国庫支出金及び繰越金です。
 続いて、消防施設整備に係る繰越明許費は、十三億七百四十七万七千円の予算を議決いただきましたが、翌年度に繰り越した金額は、表に示してあるとおり、十二億八千九百二万九千円でした。財源は繰越金です。
 次に、その事由についてご説明いたします。
 二ページをご覧ください。
 消防装備整備に係る繰越明許費は、説明欄に記載のとおり、経年劣化した車両の更新において製造等に時間を要すること及び電源装置においては部品の供給不足により修繕が滞ることから、年度内での契約履行が不可能なため、翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものです。
 続いて、消防施設整備に係る繰越明許費は、説明欄に記載のとおり、工事受注者の人員不足や建築資材調達困難等により、年度内での契約履行が不可能なため、翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものです。
 大変雑駁ではございますが、説明は以上です。よろしくお願いをいたします。

○谷村委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○谷村委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で東京消防庁関係を終わります。
 なお、本日審査いたしました陳情につきましては、執行機関に送付し、その処理の経過及び結果について報告を請求することにいたしますので、ご了承願います。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十分散会