警察・消防委員会速記録第五号

令和四年五月二十六日(木曜日) 
第十二委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長中嶋 義雄君
副委員長荒木ちはる君
副委員長酒井 大史君
理事東村 邦浩君
理事宇田川聡史君
理事小山くにひこ君
とくとめ道信君
小磯 善彦君
三宅しげき君
高島なおき君
増子ひろき君
尾崎 大介君
西沢けいた君
和泉なおみ君

 欠席委員 なし

出席説明員
警視庁警視総監大石 吉彦君
総務部長滝澤 幹滋君
生活安全部長青山 彩子君
総務部参事官企画課長事務取扱高口 雅人君
総務部会計課長長坂 雄太君
東京消防庁消防総監清水 洋文君
次長吉田 義実君
理事兼安全推進部長事務取扱森住 敏光君
企画調整部長岡本  透君
総務部長石川 義彦君
人事部長川田  進君
警防部長市川 博三君
防災部長福永 輝繁君
予防部長加藤 雅広君
装備部長小野  修君
企画調整部企画課長古賀 崇司君
企画調整部財務課長浅見 匡哉君

本日の会議に付した事件
警視庁関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例
報告事項(説明・質疑)
・令和三年度東京都一般会計予算(警視庁所管分)の繰越しについて
東京消防庁関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・東京消防庁職員定数条例の一部を改正する条例
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その一)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その三)について
・撮影機外三点の買入れについて

○中嶋委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 初めに、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
 議事課の担当書記の上村昌也君です。
 議案法制課の担当書記の津田公子さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○中嶋委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、警視庁及び東京消防庁関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取並びに警視庁関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、本日は、提出予定案件につきましては、説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、報告事項につきましては、説明を聴取した後、質疑を終了まで行いますので、ご了承願います。
 これより警視庁関係に入ります。
 初めに、第二回定例会に提出を予定されております案件につきまして、理事者の説明を求めます。

○滝澤総務部長 令和四年第二回東京都議会定例会に提出し、本委員会においてご審議いただく予定であります警視庁関係の案件についてご説明します。
 提出案件は、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例、いわゆる迷惑防止条例の一部を改正する条例案の一件です。
 資料第1をご覧ください。
 本案は、第五条の二第一項に規定する付きまとい行為等に係る規制対象行為の拡大と、第五条の三として、付きまとい行為等をするおそれがある者への情報提供の禁止に係る規定を新たに設けることを内容とするものです。
 まず、付きまとい行為等に係る規制対象行為の拡大についてご説明します。
 昨年、好意の感情等を充足する目的で行われる一定の行為を規制しているストーカー規制法が改正され、規制対象行為が拡大されたところですが、悪意の感情を充足する目的で行われるものを規制している本条例においても、最近の都内における実情を踏まえ、同様に規制対象行為を拡大したいと考えているものです。
 拡大する規制対象行為は四点あり、一点目は、第五条の二第一項中に規定されている住居等の定義に相手方が現に所在する場所を追加し、こうした場所における見張り等の行為についても規制の対象とします。
 二点目は、同項第四号に、拒まれたにもかかわらず、連続して文書を送付する行為を追加します。
 三点目、四点目は、新たな規制対象行為の類型として、同項に第八号と第九号を設け、相手方の承諾なく、その所持するGPS機器等に係る位置情報を取得する行為と、相手方の承諾なく、その所持する物にGPS機器等を取り付ける等の行為を追加します。
 次に、付きまとい行為等をするおそれがある者への情報提供の禁止に係る規定の新設についてご説明します。
 近年、付きまとい行為等を行うおそれがある者から調査の依頼を受けるなどした者が、その相手方の秘匿住所等について情報提供する事案が散見されます。このような行為は、秘匿避難している方にさらなる転居を余儀なくさせるなど、迷惑性の高い行為であることから、その違法性を明記し、社会に警鐘を鳴らすため、当該行為を禁止する旨を新たに規定したいと考えております。
 具体的には、第五条の三を新たに設け、付きまとい行為等をするおそれがある者であることを知りながら、その者に対し、当該違反行為の相手方の氏名、住所等の情報を提供してはならない旨を追加します。
 なお、この規定に係る罰則は設けないこととしております。
 最後に、本条例案の施行日ですが、本年十月一日を予定しております。
 以上で説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○中嶋委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○中嶋委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○滝澤総務部長 令和三年度東京都一般会計予算の翌年度への繰越しにつきましては、お手元の資料第2、令和三年度繰越説明書によりご報告いたします。
 まず、一ページの総括表をご覧ください。
 令和三年度一般会計予算におきまして、交通安全施設の管理及び整備事業に係る繰越明許費として、合計二億六千百万円の予算を議決していただきましたが、このうち翌年度に繰り越した金額は一億六千六百六十六万八千円でした。その財源は国庫支出金及び繰越金です。
 次に、その事由についてご説明します。
 二ページをご覧ください。
 記載のとおり、交通安全施設管理について、道路管理者による道路改良等の工事が遅延したことにより、交通信号機の移設工事三件、下段の交通安全施設整備についても、同様の理由で、交通信号機の新設等工事三件を翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものです。
 以上でございます。

○中嶋委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○中嶋委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、消防総監から紹介があります。

○清水消防総監 先般の人事異動によりまして幹部に異動がございましたので、紹介をさせていただきます。
 次長の吉田義実です。理事兼安全推進部長の森住敏光です。総務部長の石川義彦です。人事部長の川田進です。警防部長の市川博三です。防災部長の福永輝繁です。予防部長の加藤雅広です。装備部長の小野修です。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○中嶋委員長 紹介は終わりました。

○中嶋委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件につきまして、理事者の説明を求めます。

○吉田次長 令和四年第二回東京都議会定例会に提出を予定しております東京消防庁関係の案件は、条例案一件、事件案四件の計五件でございます。
 初めに、条例案の東京消防庁職員定数条例の一部を改正する条例案についてご説明をいたします。
 お手元の資料1をご覧ください。
 本案は、地方公務員法の一部改正により、地方公務員の定年が引き上げられますことから、その雇用形態に合わせ、再任用短時間勤務の規定を定年前再任用短時間勤務に改めるものでございます。
 施行日は、令和五年四月一日を予定しております。
 次に、事件案でございますが、お手元の資料2から資料5をご覧ください。
 本案は、永年使用しました消防車両等を順次更新するため、救急車等を買い入れるものでございます。
 なお、救急車につきましては、納入台数が多いため、確実な契約の履行と受注機会を広げるという観点から、数件に分けて契約することとしております。
 それでは、順次、資料2から資料4は救急車計四十八台を、資料5はヘリコプターに装備する撮影機外三点をそれぞれ買い入れるもので、金額はお手元の資料のとおりでございます。
 なお、これら四件につきましては、都議会のご承認が得られましたら、正式に契約を締結する予定でございます。
 大変雑駁ではございますが、説明は以上です。ご審議のほどよろしくお願いします。

○中嶋委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で東京消防庁関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十三分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る