警察・消防委員会速記録第六号

令和三年五月三十一日(月曜日)
第十二委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長佐野いくお君
副委員長中嶋 義雄君
副委員長大津ひろ子君
理事山口  拓君
理事吉原  修君
理事荒木ちはる君
星見てい子君
石川 良一君
橘  正剛君
東村 邦浩君
増子ひろき君
尾崎 大介君
秋田 一郎君
高島なおき君

欠席委員 なし

出席説明員
警視庁警視総監斉藤  実君
総務部長滝澤 幹滋君
警務部長下田 隆文君
警備部長森元 良幸君
総務部参事官企画課長事務取扱枝廣 基司君
総務部会計課長中西 大和君
東京消防庁消防総監清水 洋文君
次長兼オリンピック・パラリンピック競技大会対策本部長事務取扱柏木 修一君
理事兼警防部長事務取扱吉田 義実君
企画調整部長岡本  透君
総務部長山本  豊君
救急部長門倉  徹君
予防部長大竹 晃行君
企画調整部企画課長古賀 崇司君
企画調整部財務課長浅見 匡哉君

本日の会議に付した事件
警視庁関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例
・交通事故に伴う損害賠償の額の決定について
報告事項(説明・質疑)
・令和二年度東京都一般会計予算(警視庁所管分)の繰越しについて
東京消防庁関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・東京消防庁清瀬消防署庁舎(三)改築工事請負契約
・特種用途自動車(普通ポンプ車)の買入れ(その一)について
・特種用途自動車(普通ポンプ車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(普通ポンプ車)の買入れ(その三)について
・特種用途自動車(小型ポンプ車)の買入れ(その一)について
・特種用途自動車(小型ポンプ車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(はしご車)の買入れ(その一)について
・特種用途自動車(はしご車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その一)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その三)について
・撮影機外三点の買入れについて
・無線装置(固定用(多重無線装置))外三点の買入れについて

○佐野委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 初めに、傍聴人の数についてお諮りいたします。
 本委員会室の傍聴人の定員は、当面の間、委員会傍聴規則第五条第二項の規定により、五名にいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐野委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○佐野委員長 次に、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
 議事課の担当書記の渡辺征俊君です。
 議案法制課の担当書記の吉田瑛爾君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○佐野委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、警視庁及び東京消防庁関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取並びに警視庁関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、本日は、提出予定案件につきましては、説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、報告事項につきましては、説明を聴取した後、質疑を終了まで行いますので、ご了承願います。
 これより警視庁関係に入ります。
 初めに、第二回定例会に提出を予定されております案件につきまして、理事者の説明を求めます。

○滝澤総務部長 令和三年第二回東京都議会定例会に提出し、本委員会においてご審議いただく予定であります警視庁関係の案件についてご説明いたします。
 提出案件は、条例案一件、事件案一件の計二件でございます。
 初めに、警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例案についてでございます。
 資料第1をごらんください。
 本件は、現在、地域部の所掌事務であります警察用航空機の運用を、警備部に移管することを内容としたものであります。
 本改正を行う理由ですが、近年、風水害等の激甚化に伴い、広域的運用が可能な航空隊の役割がますます重要になっていることから、災害対応時における警察ヘリのさらなる効果的な運用に向けた体制を整備するためであります。
 次に、交通事故に伴う損害賠償の額の決定についてでございます。
 資料第2をごらんください。
 事故の概要は、バイクの速度違反を認めたパトカー乗車の交通機動隊隊員がかなり高速度で追跡を開始したことにより、赤信号でブレーキをかけたバイクの後方に衝突したものです。
 当庁において、相手方弁護士と示談交渉を行っておりましたが、相手方の背骨と左膝に重い後遺障害が残ることなどから、合計七千万円を超える賠償額となり、三千万円を超える損害賠償額の決定は議会の議決をいただく必要があるため、上程するものです。
 都議会の議決が得られましたならば、正式に示談に向けた諸手続を行い、相手方に対し損害賠償金を支払いたいと考えております。
 以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○佐野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○佐野委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○佐野委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○滝澤総務部長 令和二年度東京都一般会計予算の翌年度への繰り越しにつきまして、お手元の資料第3、令和二年度繰越説明書によりご報告いたします。
 まず、一ページの総括表をごらんください。
 令和二年度一般会計におきまして、交通安全施設の管理及び整備事業に係る繰越明許費として、合計六億九千二百八十三万九千円の予算を議決していただきましたが、このうち翌年度に繰り越した金額は四億九千百五十四万一千円でありました。その財源は繰越金であります。
 次に、その事由についてご説明します。
 二ページをごらんください。
 記載のとおり、交通安全施設管理につきましては、道路管理者による関係道路の改良工事等が遅延したことにより、交通信号機の移設工事等三件、また、東京二〇二〇大会延期に伴い、輸送ルート円滑化のための駐車枠の消去等一件、下段の交通安全施設整備につきましても、同様の理由で、交通信号機の新設工事等三件及び交通規制標識被覆作業等の事業四件を、翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものであります。
 以上でございます。

○佐野委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○佐野委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐野委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○佐野委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、消防総監及び幹部職員に交代がありましたので、消防総監から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
 消防総監に就任いたしました清水洋文君をご紹介いたします。

○清水消防総監 去る四月一日付で消防総監に就任いたしました清水でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 警察・消防委員会の諸先生方におかれましては、平素から消防行政の運営につきまして特段のご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、昨今の首都東京における消防行政を取り巻く環境を踏まえますと、新型コロナウイルス感染症への対応、東京二〇二〇大会の万全な警戒の実施、発生が危惧されている首都直下地震や激甚化する自然災害への対応など、諸課題に的確に取り組んでいくことが求められております。
 こうした中、都民の皆様が安全・安心に暮らせるセーフシティーの実現に向け、あらゆる災害に対応できる精強な消防部隊の育成、一人でも多くの命を救うための救急活動体制の強化、都民の防災行動力の向上による地域防災力の充実、繁華街地域等への火災予防対策の推進など、各種施策を通じて、災害による被害の未然防止とその軽減が図られるよう、一万八千六百人の全職員が一丸となって取り組んでいるところでございます。
 警察・消防委員会の諸先生方におかれましては、当委員会を初め、さまざまな機会を通じまして、より一層のご支援、ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
 引き続きまして、先般の人事異動によりまして幹部に異動がありましたので、紹介させていただきます。
 次長の柏木修一です。理事兼警防部長の吉田義実です。企画調整部長の岡本透です。救急部長の門倉徹です。予防部長の大竹晃行です。企画課長の古賀崇司です。財務課長の浅見匡哉です。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○佐野委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○佐野委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件につきまして、理事者の説明を求めます。

○柏木次長 令和三年第二回東京都議会定例会に提出を予定しております東京消防庁関係の案件は、契約案が一件、事件案が十二件の計十三件でございます。
 初めに、契約案でございますが、お手元の資料1をごらんください。
 東京消防庁清瀬消防署庁舎(三)改築工事請負契約案についてご説明いたします。
 当該庁舎は竣工から約五十年が経過し、老朽化が著しいことから、現在地の清瀬市中清戸二丁目に新庁舎を建築するものでございます。先般、財務局におきまして一般競争入札を行い、株式会社佐伯工務店が落札者として決定いたしました。
 なお、本案は令和五年度までの債務負担行為となるもので、都議会のご承認が得られましたら、正式に工事請負契約を締結する予定でございます。
 次に、事件案でございますが、資料2から資料13によりご説明いたします。
 本案は、消火活動や救急活動等に使用する消防車両等を買い入れるものでございます。
 なお、消防車両につきましては、納入台数が多いため、確実な契約の履行と受注機会を広げるという観点から、数件に分けて契約することとしております。
 資料2から資料4は、普通ポンプ車を計二十二台、資料5及び資料6は、小型ポンプ車を計十四台、資料7及び資料8は、はしご車を計五台、資料9から資料11は、救急車を計五十四台、資料12は、ヘリコプターに装備する撮影機外三点を、資料13は、無線装置外三点をそれぞれ買い入れるもので、金額につきましては、お手元資料のとおりでございます。
 なお、これら十二件につきましても、都議会のご承認を得られましたら、正式に契約を締結する予定でございます。
 以上、大変雑駁ではございますが、今定例会に提出を予定しております案件の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○佐野委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○佐野委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で東京消防庁関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十三分散会

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