警察・消防委員会速記録第十二号

令和二年十二月十一日(金曜日)
第十二委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長石毛しげる君
副委員長中嶋 義雄君
副委員長大津ひろ子君
理事山口  拓君
理事吉原  修君
理事荒木ちはる君
星見てい子君
石川 良一君
橘  正剛君
東村 邦浩君
増子ひろき君
尾崎 大介君
秋田 一郎君
高島なおき君

欠席委員 なし

出席説明員
警視庁警視総監斉藤  実君
総務部長白井 利明君
総務部参事官企画課長事務取扱長島 秋夫君
総務部会計課長高口 雅人君
東京消防庁消防総監安藤 俊雄君
次長兼オリンピック・パラリンピック競技大会対策本部長事務取扱清水 洋文君
企画調整部長吉田 義実君
予防部長青木  浩君
企画調整部企画課長市川 博三君
企画調整部財務課長岩崎 隆浩君

本日の会議に付した事件
警視庁関係
付託議案の審査(質疑)
・第百九十九号議案 東京都公安委員会委員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
東京消防庁関係
付託議案の審査(質疑)
・第二百号議案 火災予防条例の一部を改正する条例
付託議案の審査(決定)
・第百九十九号議案 東京都公安委員会委員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
・第二百号議案 火災予防条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○石毛委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、警視庁及び東京消防庁関係の付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより警視庁関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第百九十九号議案を議題といたします。
 本案につきましては、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○石毛委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石毛委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○石毛委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第二百号議案を議題といたします。
 本案につきましては、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○星見委員 火災予防条例の一部を改正する条例について質問いたします。
 本条例は、電気自動車等を充電するための急速充電設備に関する基準内容を、現行の全出力五十キロワット以下の施設を拡大し、設備届け出の新たな対象を設けるものです。
 新たな対象になる全出力五十キロワットを超える電気自動車等の急速充電設備は、現在、特例を受けて設置していると聞いています。都内でどこに何台届け出があるか、それぞれ出力上限もお願いいたします。

○青木予防部長 全出力五十キロワットを超える急速充電設備は、十一月末時点で、都内において、東京都庁に九十キロワットが三基、江東区の自動車販売店に八十キロワットが一基、九十キロワットが一基、杉並区の自動車販売店に九十キロワットが二基、計七基の設置届けがされております。

○星見委員 今ご報告がありました七基の急速充電設備は、現行条例の特例を受けて設置されていますが、その特例基準を策定した経緯とその内容についてお尋ねいたします。
 また、本条例改正では、急速充電設備の出力上限の拡大とともに、充電用ケーブルや接続のコネクターの安全規定や、温度の異常等を検知した場合、自動的に停止させる措置が盛り込まれていますが、現在都内にある七基の設備は、この安全規定をクリアしているのかどうかお聞きいたします。

○青木予防部長 東京消防庁では、電気自動車の電池の大容量化等の社会的なニーズを受け、全出力五十キロワットを超える急速充電設備について、燃焼実験や安全対策に関する検討を外部有識者の参画を得て行い、令和元年五月に特例基準を策定いたしました。
 策定した特例基準においては、コネクターの落下防止措置や、自動的に異常を検知し停止させる措置等について規定されており、条例改正後の基準には、これらの安全措置と同等の対策が規定されております。

○星見委員 ただいまのご答弁で、本条例改正で新たに対象になる都内の電気自動車の急速充電設備七基は、改正される安全措置の内容に適合していることが確認できました。
 私は、都庁の地下駐車場の急速充電設備を見てきました。ちょうど軽の電気自動車を都民が充電していました。全都で充電場所がふえ、困ることはないが、都庁は急速充電で便利とのことで、このときは十五分で充電が終了しました。
 今後、同様の充電能力が高い設備設置が進むと考えられます。消防庁として、本条例の改正を受けて、適切な届け出、管理を強め、急速充電設備の安全性を担保するよう要望いたします。
 本条例は、自動車から排出されるCO2削減を図る電気自動車の導入促進に当たり、安全を確保する環境整備であり、日本共産党都議団は賛成であることを表明し、質問を終わります。

○石毛委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石毛委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で東京消防庁関係を終わります。

○石毛委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第百九十九号議案及び第二百号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百九十九号議案及び第二百号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石毛委員長 異議なしと認めます。よって、第百九十九号議案及び第二百号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○石毛委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石毛委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○石毛委員長 この際、両庁を代表いたしまして、斉藤警視総監から発言を求められておりますので、これを許します。

○斉藤警視総監 警視庁並びに東京消防庁を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 ただいまは、当委員会に付託されておりました両庁関係の議案につきましてご決定をいただき、まことにありがとうございました。
 私どもは、委員の皆様方から頂戴をした貴重なご意見を今後の業務運営に十分反映させ、引き続き、世界一安全な都市東京の実現に全力を尽くしてまいります。
 さて、本年もいよいよ年の瀬が迫ってまいりました。新型コロナウイルスの影響により、例年とはいささか趣の異なる年末年始となることが見込まれますが、両庁では、都民の皆様がすがすがしい気持ちで新春を迎えることができますよう、組織の総力を挙げて首都東京の治安を守ってまいります。
 委員の皆様方には、今後とも両庁に対するより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
 どうか皆様方にもよいお年をお迎えください。大変ありがとうございました。

○石毛委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十一分散会