警察・消防委員会速記録第四号

平成二十九年三月二十三日(木曜日)
第十一委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長田中たけし君
副委員長長橋 桂一君
副委員長吉原  修君
理事山内  晃君
理事高島なおき君
理事酒井 大史君
尾崎 大介君
東村 邦浩君
中嶋 義雄君
川井しげお君
吉野 利明君
内田  茂君
吉田 信夫君

欠席委員 一名

出席説明員
警視庁警視総監沖田 芳樹君
総務部長石田 勝彦君
総務部会計課長高柳 博行君
東京消防庁消防総監高橋  淳君
次長村上 研一君
企画調整部財務課長市川 博三君

本日の会議に付した事件
予算の調査(意見開陳)
・第一号議案 平成二十九年度東京都一般会計予算中、歳出、繰越明許費、債務負担行為 警察・消防委員会所管分
付託議案の審査(決定)
・第五十四号議案 特定異性接客営業等の規制に関する条例
・第五十五号議案 警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例
・第五十六号議案 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例の一部を改正する条例
・第五十七号議案 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例
・第五十八号議案 東京消防庁職員定数条例の一部を改正する条例
特定事件の継続調査について

○田中委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、予算の調査及び付託議案の審査並びに特定事件の閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 これより予算の調査を行います。
 第一号議案、平成二十九年度東京都一般会計予算中、歳出、繰越明許費、債務負担行為、警察・消防委員会所管分を議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 これより意見の開陳を行います。
 順次発言を願います。

○高島委員 東京都議会自由民主党を代表して、当委員会に付託された平成二十九年度予算関係議案について意見開陳を行います。
 初めに、各局共通事項について申し上げます。
 平成二十九年度予算案作成に当たり、我が党は、二〇二〇年とその先を見据え、必要な施策を充実し、強固な財政基盤を堅持していくべきであると知事に要望いたしました。
 都は、今後も、施策の実効性、即効性を高める取り組みを進めるとともに、財源として活用可能な基金残高を確保し、都債発行額を抑制するなど、強固で弾力的な財政基盤を構築していくことを要望いたします。
 さて、平成二十九年度予算では、築地市場が豊洲に移転するのか、現在地に残るのか、大きな課題となっています。都議会自由民主党は、判断の公正を期するため、予算特別委員会において、豊洲と築地それぞれの適正性について知事にただしてまいりましたが、事の本質を避けた答弁に終始され、都民の理解を得られません。
 このため、この件に関して、本委員会において議論を重ねてまいりましたが、これまでの委員会質疑においてもいまだ議論は尽くされておらず、豊洲への移転、築地での継続、それぞれに関して、都民に対する説明責任はなされていませんといわざるを得ません。
 こうした状況を踏まえ、我が党は、三月二十七日に予定されている予算特別委員会の締めくくり質疑で、市場に関係する全ての政策と予算に対して、詳細かつ重点的な質疑をさらに重ねていく必要があると考えております。
 意見開陳の冒頭にまずそのことを申し上げ、各局事業について述べさせていただきます。
 まず、警視庁関係について申し上げます。
 一、深刻化するサイバー犯罪、サイバー攻撃の脅威に的確に対処するため、情報の集約や分析、専門捜査員の育成、官民連携による協力体制を図るなど、諸対策を強力に推進されたい。
 一、関係機関や地域住民等との連携を一層強化して、危機意識の共有を図るなど、官民連携による国際テロ情勢を踏まえ、テロ対策を推進されたい。
 一、東日本大震災や集中豪雨の影響による土石流災害、河川氾濫を教訓として、あらゆる事態を想定した各種災害発生時における必要な車両や装備資器材を整備し、災害対策を一層強化されたい。
 一、高齢者が加害者となる重大事故の抑止対策及び悪質、危険な自転車運転手に対する指導取り締まりを一層強化するとともに、交通ルールを遵守させるなど、良好な道路交通環境の実現を図られたい。
 一、依然として厳しい治安情勢に加え、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、引き続き必要な職員の増員を図るなど、体制強化を図られたい。
 次に、消防庁関係について申し上げます。
 一、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けて、テロ災害への対応力を強化するため、消防活動体制の強化や装備資器材の充実に努められたい。また、大会期間中の安全確保のため、火災予防体制の充実に努められたい。
 一、東京港における新たな各種災害に対し、適切かつ迅速な消火、救助活動を実施するため、港湾消防体制の充実強化に努められたい。
 一、震災や水害などの大規模災害等への対策を強化するため、大規模災害対策用資器材の充実強化に努められたい。
 一、消防団の災害活動体制の充実強化を図るため、情報収集能力の向上に努めるとともに、消防団分団本部施設や可搬ポンプ積載車などの装備資機材の整備に努められたい。また、消防団員を確保するため、処遇の改善や士気高揚策を促進されたい。
 一、救急活動体制の充実強化を図るため、救急隊の増強整備や救急相談センターの充実に努められたい。
 一、町会、自治会等の地域住民や関係機関との密接な連携を図り、地域特性に応じたきめ細やかな対策が可能な地域防災力向上に向けた推進体制の充実や、訓練用資器材等の充実に努められたい。
 最後に、警視庁、消防庁に関しては、我が党の公約及び長期ビジョンの政策目的である、災害に強い高度防災都市や犯罪から都民を守る安全・安心な都市の実現に向けて、着実な予算執行を図ることを要望いたします。
 以上をもちまして意見の開陳を終わります。

○長橋委員 都議会公明党を代表いたしまして、当委員会に付託された平成二十九年度予算関連議案について意見の開陳を行います。
 平成二十九年度一般会計予算案は、男女や教育機会の格差とまちの段差をなくす施策を初め、必要な施策には思い切った予算措置を行うと同時に、財政構造改革の一層の推進を図った結果、一般会計の規模は五年ぶりに減とするなど、めり張りのついた予算案となっています。
 具体的には、二〇二〇年に向けた実行プランに掲げる事業を一〇〇%予算化するとともに、都議会公明党が強く求めてまいりました待機児童対策の充実や高等学校の授業料における公私格差の解消、無電柱化など、都民の生活の質を高める取り組みに財源を重点的に投入するなど、都民福祉の向上を図る施策が随所に盛り込まれております。
 一方で、都財政は、景気変動に大きく影響を受けやすい不安定な歳入構造にあることを踏まえ、安定的かつ継続的な行政サービスを提供していくための強固な財政基盤の構築を図ることが不可欠であります。
 今回、全ての事業に終期を設定し、終期を迎えた事業について事業評価を行うシステムを導入するなど、施策の効率性や実効性を高める取り組みを徹底し、事業評価の取り組みを通じて昨年度比約二・四倍となる七百二十億円の財源を生み出していることは、財政構造改革の取り組みが力強く前進したものと高く評価をいたします。
 また、都債や基金を計画的かつ戦略的に活用していることは、社会保障関連経費や社会資本ストックの維持更新経費、さらに、二〇二〇年東京大会に向けた需要増など、中長期的な視点に立った財政対応力の強化にしっかりと取り組む姿勢をあらわすものであり、評価いたします。
 今後とも、いかなる状況にあっても都民生活を守ることを第一に考え、将来に向けて責任ある堅実な財政運営に努めることを強く要望するものであります。あわせて、予算の執行に当たっては、都民の負託に的確に応えられるよう、より効率的に行うとともに、効果の高い施策を早期に展開させていくことを強く求めておきます。
 初めに、警視庁について申し上げます。
 一、サイバー犯罪、サイバー攻撃の脅威に的確に対応するための環境整備を行うとともに、民間事業者との連携によるサイバーセキュリティーの強化を図るなど、諸対策を推進すること。また、捜査技術、能力を向上させるための専門的捜査員の育成強化を図ること。
 一、特殊詐欺やひったくりなど、依然として都民生活の平穏を脅かす犯罪が後を絶たないことから、犯罪発生状況等に応じた諸対策を推進し、事件の早期解決、被害の拡大防止に努めること。
 一、東日本大震災や集中豪雨による土砂災害等の大規模災害、大規模停電を踏まえ、装備資器材の整備や救助体制をより充実させるとともに、警察官が災害の復旧活動に最大限従事できる体制の充実を図ること。
 一、高齢者の重大事故発生防止対策を強化推進するとともに、自転車利用に対して交通ルールのさらなる浸透を図るなど、各種広報活動を通じた交通安全教育や広報啓発活動を推進すること。
 一、厳しい治安状況に加え、複雑化、困難化する警察事象に対応するほか、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた諸対策に万全を期すため、引き続き必要な職員を確保し、体制を強化すること。
 次に、東京消防庁について申し上げます。
 一、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けて、テロ災害への対応力を強化するとともに、大会期間中の安全確保のため、火災予防体制の充実に努められたい。
 一、東京港における各種災害に対し、適切かつ迅速に対応できるよう、港湾消防体制の強化に努められたい。
 一、消防活動体制の充実強化を図るため、各種資器材及び訓練施設の整備に努められたい。
 一、救急活動体制を強化するため、救急隊の増強及び救急相談センターの充実に努められたい。
 一、消防団活動体制の充実強化を図るため、消防団員の確保に努めるとともに、消防団分団本部施設や装備資機材の整備及び情報収集能力の向上に努められたい。
 一、地域防災力向上に向けた推進体制の拡充を図るとともに、訓練用資器材等の充実に努められたい。
 以上をもちまして意見の開陳を終わります。

○尾崎委員 私は、東京改革議員団を代表して、当委員会に調査を依頼された平成二十九年度予算案にかかわる議案について意見の開陳を行います。
 平成二十九年度予算案は、小池知事就任後、初の本格予算となります。
 予算規模は、前年度比〇・八%減の六兆九千五百四十億円となりました。トランプリスクによる世界経済への影響等による税収の下振れなど懸念材料を踏まえると、東京改革議員団、私たちも繰り返し提案をしてまいりました、徹底した無駄の排除と行財政改革の推進など、より一層の財政基盤の強化が求められているものと考えます。
 歳出面では、基金積み立てや公債費等を除く一般歳出が、前年度比〇・六%減となりました。将来の成長に向けた戦略をしっかりと描き、その戦略に基づく新産業の育成や環境、エネルギー施策の充実、子育て、福祉の充実などに集中して予算を投じ、めり張りをつけることが重要だと考えます。
 このような観点から予算案を見ると、財政構造改革を推し進めるとともに、事業の必要性や経費の内容などを検証しつつ、未来への投資を積極的に行っております。また、予算編成過程の透明化が図られた点についても評価をしております。
 さらに、保育士の処遇改善、高校生を対象とした給付型奨学金の創設、働き方改革の推進など、都政改革、子育て支援、労働分野での積極的な取り組みは、我々が提案してきた内容が盛り込まれているものと考えております。
 今後も、施策のあり方を不断に検証しながら、東京の特性を踏まえた費用対効果の高い施策を展開するよう要望するものであります。
 さらに、公文書の管理徹底、監理団体、報告団体も含めた外郭団体改革についても、引き続き強く求めておきます。
 以上、私たちの総括的な意見を述べ、以下、各局にかかわる事項について申し上げます。
 まず、警視庁関係について述べます。
 一、危機に強い都市を実現するため、官民パートナーシップの構築を進めるなど、テロ対策に万全を期すること。
 一、視覚障害者が安心して横断歩道を渡ることができるエスコートゾーンの整備を進めること。また、荷さばき車両に配意した駐車規制の緩和について、引き続き取り組むこと。
 一、取り調べの可視化に対応した録音、録画装置の整備などに取り組むこと。また、犯罪被害者の精神的、経済的負担を軽減する施策を推進すること。
 一、児童虐待に関して、情報共有を図るなど関係機関との連携をさらに強化し、子供の安全確保に向けて取り組むこと。
 一、JKビジネス規制条例に関連して、青少年を取り巻く社会環境を整備するために、関係者と連携して、居場所づくりや指導助言体制の充実など、必要な施策を推進すること。
 次に、消防庁関係について述べます。
 一、東京二〇二〇大会を見据え、宿泊施設への立入検査や競技会場での避難対策を徹底するとともに、発災時の行動について、多言語による普及啓発を図るなど、防火防災対策を推進すること。
 一、災害現場において、小型無人航空機、いわゆるドローンを活用するよう取り組みを進めるなど、大規模災害に向けた資機材の充実を図ること。また、消防団に対して、災害情報収集機資材や防災帽などを整備すること。
 一、救急搬送時間の短縮に向けて、引き続き救急隊の増強を図るとともに、救急活動のビッグデータを活用して、救急隊の効果的な運用を図ること。
 一、不要不急な通報を繰り返す頻回救急要請者について、必要な対策を検討するとともに、関係機関と連携した取り組みをさらに強化すること。あわせて、救急車の適正利用に向けた普及啓発を一層推進すること。
 以上で意見開陳を終わります。

○吉田委員 日本共産党都議団として、当委員会に付託された平成二十九年度一般会計予算の警察・消防委員会所管分について意見を開陳します。
 まず、警視庁所管分です。
 一、警察活動に当たっては、都民の生命、身体及び財産の保護を最優先とし、職務の遂行に当たっては、憲法の保障する基本的人権の確保に努めること。
 一、予算や人員配備に当たっては、刑事、防犯活動を中心とし、とりわけ地域の安全・安心を守る交番やパトロール体制を強化すること。
 一、交通安全対策を強化し、信号機の増設、歩車分離信号の整備、高齢者とともに、視覚、色覚障害を初め、障害者に対応した信号機の改良に努めること。エスコートゾーンの整備を進めること。
 一、ゾーン三十を活用した生活道路の安全確保の強化、自転車道の整備を初め、総合的な自転車対策を進めること。
 一、高齢者ドライバーによる交通事故抑制のための総合的な対策を図ること。
 一、ストーカー事案に対し、機敏な対応の強化など、被害防止に万全を図ること。
 一、振り込み詐欺など、高齢者を狙った悪質犯罪への取り締まりを一層強化すること。
 一、テロから都民の生命、安全を守るための対策を強化すること。そのための国際的協力体制の強化、出入国管理の強化を図ること。
 一、暴力団対策を強化し、暴力団の根絶に全力を尽くすこと。凶悪犯罪から都民と滞在者の安全を守る万全の対策を強化すること。
 一、警察官の処遇改善を図ること。
 次に、東京消防庁所管分です。
 一、首都直下地震を初め、予想される大地震に対する対策を強化すること。とりわけ、出火防止のため、感震ブレーカーの普及促進を図ること。初期消火体制を重視し、自主消防組織への消防機器配備などきめ細やかな支援を図ること。深井戸を初め、消防水利の整備促進を図ること。
 一、過密都市東京の事態にふさわしく、消防車や重機などの配備促進及びそのための人員の拡充を図ること。超高層ビル、高層マンション火災への対応、予防対策を強化すること。軽消防車、赤バイなどの配備を進めること。
 一、豪雨が頻発する状況のもとで水害対策を強化すること。被害シミュレーションを強化し、適切な対応が図られるようにすること。必要な資機材の拡充を図ること。
 一、引き続き救急救命体制を強化し、救急車両と人員の増車、増員を図るとともに、救急相談センターの体制強化を図ること。
 一、多摩地域の消防署未設置市を初め、消防署の整備拡充を図ること。
 一、消防団員の確保への支援を強化すること。分団本部の整備、団員の処遇改善、装備や資機材の拡充を図ること。
 一、消防職員の処遇改善、待機宿舎の整備を計画的に進めること。
 以上です。

○山内委員 都民ファーストの会東京都議団を代表して、当委員会に付託された平成二十九年度予算関連議案について意見開陳をいたします。
 一般会計は、総額で六兆九千五百四十億円と、前年度に比べ〇・八%の減額となり、歳入の基幹となる都税収入は、昨年度より二・三%、一千百七十二億円の減と、今後の日本経済に若干の陰りを反映したものとなっております。
 そこで、知事は、全ての事業総点検を実施し、事業の必要性、経費の内容を厳しく精査することから無駄を排除する取り組みを行い、一方で、未来ある東京づくりに必要な事業に対しては積極的に投資することで、三百二十八件の新規事業を立ち上げる大胆かつ有効な取り組みをされ、めり張りのある予算配分を行いました。
 都税収入減少の主な要因は、景気変動の影響を受けやすい法人二税の減少であります。今後の景気動向を俯瞰しながら、適切な財政運営に努めていかなくてはなりません。
 都債については、昨年度より一五・六%、五百五十一億円減の二千九百八十三億円に抑えることで、将来にツケを回さないことを十分に勘案した取り組みだと思いますが、依然、都債残高については五兆六千億円あるということを今後も踏まえていただきつつ健全財政に取り組んでいただくことを期待いたします。
 まずは、警視庁関係について申し上げます。
 一、JKを売り物にした店舗で十八歳未満の少年少女が異性の客を相手に接客を禁じる、いわゆるJKビジネスに対して、違法な営業実態があれば、営業停止を含め、徹底的に取り組んでいただくこと。
 一、年々高度化、複雑化するサイバー攻撃から犯罪に巻き込まれないため、区市町村ほか企業、関係団体と緊密に連携を図り、防御に関する整備を拡充し、安全・安心の確保をすること。
 一、二〇二〇大会を見据え、注目度が今後さらに増す東京で、テロの発生に対して危機感を持った今後の取り組みを強化すること。
 一、ストーカー、DVなどの被害者について、被害防止講習会など広報啓発を推進し、被害者に危害が及ばないよう安全確保に取り組むこと。
 一、オレオレ詐欺等の特殊詐欺に対し、啓発活動を継続、強化することとともに、引き続き関連機関と連携して、その根絶に当たること。
 一、万引き防止対策について、万引きは窃盗罪という認識を警告するため、パンフレットなどを活用し、万引き防止、また再犯防止に努めること。
 次に、東京消防庁関係について申し上げます。
 一、大規模災害や超高層ビルでの火災などに対応するための装備を充実し、訓練を強化すること。
 一、地域の防災リーダーである消防団と各消防署との連携を一層深め、自然災害に対応すべく、協同での訓練を強化、また、消防団活動に対する装備資機材の整備の充実に努めること。
 一、増加する外国人対応について、一一九番通報や防災関連情報についての多言語対応の一層の強化を推進すること。
 一、救急車の適正利用に向けた都民向けPR活動を強化するとともに、病院間等の救急車を利用した搬送実態を把握し、適切な対応策をとること。
 以上、意見開陳を終了いたします。

○田中委員長 以上で予算に対する意見の開陳を終わります。
 なお、ただいま開陳されました意見につきましては、委員長において取りまとめの上、調査報告書として議長に提出いたします。ご了承願います。
 以上で予算の調査を終わります。

○田中委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第五十四号議案から第五十八号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了いたしております。
 これより採決を行います。
 第五十四号議案から第五十八号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中委員長 異議なしと認めます。よって、第五十四号議案から第五十八号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○田中委員長 次に、特定事件についてお諮りいたします。
 お手元配布の特定事件調査事項につきましては、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○田中委員長 この際、両庁を代表いたしまして、沖田警視総監から発言を求められておりますので、これを許します。

○沖田警視総監 警視庁並びに東京消防庁を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 ただいまは、本定例会に提案いたしました両庁関係の議案につきまして、当委員会においてご決定をいただき、まことにありがとうございました。
 私どもは、委員の皆様方から賜りました貴重なご意見を、今後の業務運営に十分反映させますとともに、都民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、治安対策、防災対策を推進し、世界一安全な都市東京の実現に向け、全力を尽くしてまいります。
 皆様方には、今後とも、両庁に対するより一層のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。

○田中委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十八分散会

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