警察・消防委員会速記録第九号

平成二十五年九月二十七日(金曜日)
第十一委員会室
午後一時五分開議
出席委員 十四名
委員長崎山 知尚君
副委員長服部ゆくお君
副委員長長橋 桂一君
理事おときた駿君
理事田島 和明君
理事山下 太郎君
東村 邦浩君
石毛しげる君
中嶋 義雄君
吉原  修君
吉野 利明君
野村 有信君
内田  茂君
吉田 信夫君

欠席委員 なし

出席説明員
警視庁警視総監西村 泰彦君
総務部長太田  誠君
警務部長山下 史雄君
交通部長井上 剛志君
警備部長平井 興宣君
地域部長駒田 茂生君
公安部長松本 光弘君
刑事部長吉田 尚正君
生活安全部長石田 高久君
組織犯罪対策部長頼本 和也君
総務部企画課長茂垣 之雄君
総務部会計課長古澤 宣孝君
東京消防庁消防総監大江 秀敏君
次長救急部長事務取扱有賀雄一郎君
企画調整部長徳留 壽一君
総務部長高橋  淳君
人事部長小室 憲彦君
警防部長石井 義明君
防災部長村上 研一君
予防部長荒井 伸幸君
装備部長岡本 修二君
企画調整部企画課長清水 洋文君
企画調整部財務課長岡本  透君

本日の会議に付した事件
警視庁関係
事務事業について(質疑)
東京消防庁関係
事務事業について(質疑)
特定事件の継続調査について

○崎山委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、警視庁及び東京消防庁関係の事務事業の質疑並びに特定事件の閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 これより警視庁関係に入ります。
 事務事業に対する質疑を行います。
 本件については、既に説明を聴取しております。
 これより質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○崎山委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○崎山委員長 異議なしと認め、事務事業に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○崎山委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 事務事業に対する質疑を行います。
 本件については、既に説明を聴取しております。
 これより質疑を行います。
 発言を願います。

○吉田委員 消防団の資器材等の整備と救急活動について、二点お伺いいたします。
 消防団の資器材等の整備についてまず伺いますけれども、特別区の消防団の設置等に関する条例では、特別区ごとに消防団運営委員会を設置し、組織や処遇について知事の諮問に応じて審議し、答申することになっております。
 最近の答申を見ると、東日本大震災を踏まえ、地域特性に応じた即時性の高い消防団活動についての答申がありました。この特別区消防団運営委員会の答申の中で、迅速な初期消火活動を行うため、可搬ポンプ積載車の増強と自動中継機能つき可搬ポンプの更新の必要性が明記をされています。
 答申で挙げられた可搬ポンプ積載車等の現在の整備状況と今後の整備計画について、お答えをお願いいたします。

○村上防災部長 特別区消防団の可搬ポンプ積載車は、平成二十四年度末現在、百八十六台であり、平成二十五年度は、新規に二十六台を整備し、四台を更新する計画であります。
 また、自動中継機能つき可搬ポンプは、平成二十四年度に四十五台を更新しており、平成二十五年度には六十五台を更新する計画であります。
 今後も、配置状況等を勘案し、計画的に整備してまいります。

○吉田委員 答申全体は、各特別区から出された答申をまとめたものだと聞いていますけれども、私の杉並区の消防団運営委員会の答申では、整備すべき資器材として、簡易救助器具、のこぎり、バール、またヘッドライト、さらに機動力のある可搬ポンプの追加整備とともに、リヤカーなどというものも挙げられています。
 こうした地域の災害特性に合った資器材は、それぞれ個々の実情に即して配置すべきではないかと考えていますけれども、どのように考えていらっしゃるでしょうか。

○村上防災部長 地域により異なった災害が発生する可能性があることから、必要な資器材を整備することは重要であります。
 このことから、特別区の各消防団において、地域特性を踏まえた訓練を実施しているところであり、その検証等を考慮して対応してまいります。

○吉田委員 消防団の活動の拠点となる施設の整備は非常に重要ですけれども、特別区消防団の分団本部施設の整備状況と整備計画についてお伺いいたします。

○村上防災部長 特別区の分団本部数は四百三十九であり、このうち分団本部の機能を有する施設は、平成二十四年度末で三百二十二棟整備いたしました。平成二十五年度は八棟整備する計画であります。
 今後とも、各区や関係部局等と連携し、構造、老朽度、狭隘度等を総合的に勘案して整備してまいります。

○吉田委員 次いで、救急活動について伺います。
 救急搬送は患者さんの生命に直結する事業であり、救急搬送を担う消防庁の役割は非常に重要になっていると思います。しかも、救急搬送件数の四五%が高齢者となり、高齢化の進展の中で救急搬送人員の増加が予想されています。
 そうした中で、皆さんの奮闘にもかかわらず、一一九番通報入電から病院等に収容するのに要する時間は、二〇一一年度で東京は平均五十四・九分で、他の道府県と比べても長い状況となっています。
 そこで伺いますけれども、東京都の平均救急搬送時間がなぜ全国でも長い状況となっているのか、また、東京消防庁では、救急搬送時間の短縮のためにどのような取り組みを行っていこうとしているのか、お答えをお願いいたします。

○有賀次長 本年五月に救急医療対策協議会がまとめた報告書では、救急搬送患者数の増加や救急告示医療機関の減少などが、東京の救急医療の直面する現状として挙げられております。社会全体のさまざまな要因により、救急搬送時間が延伸していると考えられております。
 東京消防庁では、東京都医師会、東京都福祉保健局など関係機関と連携し、東京消防庁救急相談センターの利用や、傷病者の緊急性を都民みずからが判断できる東京版救急受診ガイドを普及し、救急車の適正利用を推進してまいります。

○吉田委員 消防審議会の消防機関と医療機関の連携のあり方に関する答申というものを読んでみました。そこでは、医療機関の受け入れとその選定に時間を要することが指摘をされ、東京では、照会回数が四回以上という比率が高いことも指摘をされていました。そうした解決のために、急患を受け入れるコーディネーターを配置した災害救急情報センターや東京消防庁救急相談センターを設けるなど、努力されていることは承知しています。
 同時に、救急搬送件数の増加に伴う救急車両とその人員の増員が不可欠だと思います。救急車の台数は今年度で二百三十七台と承知していますけれども、こうした救急車及び人員の今後の配置計画についてどのように考えているのか、ご答弁をお願いいたします。

○徳留企画調整部長 総務省消防庁が示す消防力の整備指針に基づき、救急需要の推移や配置状況等を総合的に考慮してまいります。

○吉田委員 具体的な計画はお示しになりませんでしたけれども、最後に要望したいことは、過去四年間で救急車は八台増車したと承知しています。問題は、それに対応した職員が増員されていないと認識しています。
 ぜひ、車両と人員セットで増強し、救急救命活動の向上に努めていただきたい、そのことを要望して、私の質問を終わります。

○崎山委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○崎山委員長 異議なしと認め、事務事業に対する質疑は終了いたしました。
 以上で東京消防庁関係を終わります。

○崎山委員長 次に、特定事件についてお諮りいたします。
 お手元配布の特定事件調査事項につきましては、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○崎山委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十六分散会

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