警察・消防委員会速記録第九号

平成二十一年九月十六日(水曜日)
第十一委員会室
   午後一時一分開議
 出席委員 十四名
委員長石森たかゆき君
副委員長東村 邦浩君
副委員長酒井 大史君
理事宮崎  章君
理事和田 宗春君
理事吉田 信夫君
ともとし春久君
中嶋 義雄君
比留間敏夫君
川島 忠一君
山下 太郎君
大沢  昇君
土屋たかゆき君
田中  良君

 欠席委員 なし

 出席説明員
警視庁警視総監米村 敏朗君
副総監犯罪抑止対策本部長事務取扱警務部長事務取扱樋口 建史君
総務部長小谷  渉君
交通部長瀧澤 敬治君
警備部長久我 英一君
地域部長平山 幸雄君
公安部長青木 五郎君
刑事部長高綱 直良君
生活安全部長山下 史雄君
組織犯罪対策部長藤山 雄治君
総務部企画課長徳松 義典君
総務部会計課長萩原 國男君
東京消防庁消防総監新井 雄治君
次長人事部長事務取扱北村 吉男君
企画調整部長佐藤 直記君
総務部長秋山  惠君
警防部長伊藤 克巳君
防災部長大江 秀敏君
救急部長野口 英一君
予防部長有賀雄一郎君
装備部長石井 義明君
企画調整部企画課長徳留 壽一君
企画調整部財務課長土屋 雅義君

本日の会議に付した事件
 警視庁関係
事務事業について(質疑)
契約議案の調査
・第百三十五号議案 警視庁本所警察署庁舎(二十一)改築工事請負契約
付託議案の審査(質疑)
・第百三十四号議案 警視庁関係手数料条例の一部を改正する条例
 東京消防庁関係
事務事業について(質疑)
付託議案の審査(決定)
・第百三十四号議案 警視庁関係手数料条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○石森委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、警視庁及び東京消防庁関係の事務事業の質疑並びに警視庁関係の契約議案の調査及び付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 契約議案について申し上げます。
 契約議案は財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

平成二十一年九月十五日
東京都議会議長 田中  良
警察・消防委員長 石森たかゆき殿
契約議案の調査について(依頼)
 左記の議案について調査し、財政委員長にご報告願います。
     記
1 調査議案
第百三十五号議案 警視庁本所警察署庁舎(二十一)改築工事請負契約
2 提出期限 平成二十一年九月十七日(木)

○石森委員長 これより警視庁関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い警視庁の幹部職員に交代がありましたので、警視総監から紹介があります。

○米村警視総監 先般の人事異動により幹部が交代いたしましたので、ご紹介申し上げます。
 警備部長の久我英一でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○石森委員長 紹介は終わりました。

○石森委員長 次に、事務事業に対する質疑を行います。
 本件については、既に説明を聴取しております。
 その際要求いたしました資料は、お手元に配布してあります。
 資料について理事者の説明を求めます。

○小谷総務部長 去る九月四日に要求をいただきました過去三年間の信号機の設置要望と設置数及びエスコートゾーンの整備計画と整備実績、過去十年間の薬物事犯の検挙件数並びに過去五年間の自殺者数につきましては、お手元の資料のとおりでございます。よろしくお願いをいたします。

○石森委員長 説明は終わりました。
 ただいまの資料を含めまして、これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○和田委員 前回、委員会を通じて資料要求を二点ほどさせていただきました。それに関連をして同じく二点ほど、意見を含めて私の見解を申し上げたいと思います。
 平成十九年八月に閣議決定されました自殺総合対策大綱というのがあります。これは九月十日のWHO世界自殺予防デーにちなんで、その大綱の中で九月十日から、くしくもきょう九月十六日まで自殺予防週間というふうに規定をして、全世界的に自殺予防のキャンペーンあるいはイベントが行われています。
 ちなみに、私どもの身近な東京で見ましても、九月六日に東京ビッグサイトにおきまして、第五回WHO世界自殺予防デーシンポジウムということで、自殺のない生き心地のよい社会を求めてということで、姜尚中(カンサンジュン)さんとかそういう方々が参加をして、およそ千人ぐらいの方が参加をしております。
 それから、同じく、これは九月十日でありますけれども、都庁の都民ホールを使って、自殺防止の東京キャンペーンということでシンポジウムだとか催し物を行っております。
 さらに、九月十三日になりますけれども、これも、自殺対策シンポジウムIN東京ということで、学術総合センターを使って行われております。
 それぞれが東京及び内閣府などが後援をする形で、さきに申し上げたWHO、世界全体の一つの行事の中で、このように矢継ぎ早に数多くの行事が持たれているほどに、自殺というのが今関心を呼んでいるという状況であります。
 このように自殺というふうに、多方面から自殺が取り上げられてきているという背景には、今自殺というのは個人的な一つの出来事というものではなくて、あらゆる社会現象を、社会事情を加味した複雑に入り組んだ、社会全体で受けとめるべき一つの大変大事な人間社会の出来事だというふうに把握をするようになりました。
 したがって、さきに申し上げたような、私どもも参加したこの三件のシンポジウムも、それこそ、その期間を区切ってでありますけれども、あらゆる方面を、あらゆる人脈を通じてこのように行われてきているという背景があるわけであります。
 我が国全体の自殺の数を統計してみますと、一九九八年、今から十一年前からずっと三万人を下っていません。この数字を日割りにすると、大体一日に九十人の方が、日本人で何らかの手段で自殺をしているという数字に計数的には当てはまります。一日九十人死んでいます。それで、十一年間コンスタントに亡くなって三万。で、つい最近、ことしに入って四月までの数字で、多分ことしは三万五千ぐらい行くだろうという数字すら挙がっている状態が現状であります。
 こういう国の情勢とあわせて見て、さきに私が資料要求をした東京の自殺の数を見てみますと、十六年から二十年までの資料をちょうだいしました。総数だけを申し上げますと、平成十六年、二千六百九十一名、平成十七年、二千七百十六名、平成十八年、二千六百六十五名、平成十九年、三千四十七人、平成二十年は二千九百四十一人、別に四捨五入というわけではないんですけれども、おおむね三千人を前後する形で東京都民の中でも自殺者が、上下をしながらも安定的な数を出している。
 いうならば、東京は全国のすべて十分の一だという法則があるようでありますけれども、おおむね全国三万、おおむね東京で三千という方々が毎年何らかの事情で自殺をされているという状況があるわけです。
 私は個人的には、自殺国家日本、自殺都市東京というふうに残念ながらいわざるを得ない実態がそこに横たわっていると考えています。
 とりわけ、きょうは時間がありませんから、この東京の自殺現象などの顕著なものを申し上げます。
 六十歳以上の自殺者が大変多いということです。男女を比べれば、警視庁のデータから見ましても圧倒的に男の人が多うございます。そのことは置いておいて、先ほどと同じように平成十六年から二十年まで、六十歳以上の自殺者の構成比率を見ますと、平成十六年では二九%、平成十七年では三一%、同じく十八年も三一%、十九年も三三%、二十年は三二%というふうに、東京都民の中でも六十歳を超える方々の自殺率が、構成比率を見ましても三割をいく。国の十分の一が三千、そのうちの大体三分の一が、また同じく六十歳以上の自殺該当になるという一つの東京現象というものを見たときに、これに対する対応はいろんなことを含めて急がなければならない。若年者ももちろんありますが、顕著な例であります六十歳以上だけをきょう挙げましたけれども、そう考えましたときに、警視庁とこの自殺のかかわり、そしてまた、他の行政主体と自殺のかかわりも、申し上げたとおり急がなければならないと思うんです。
 東京都がこの自殺対策にかかわる一つの窓口というのは、これは自殺総合対策の東京会議というのがあります。この自殺総合対策の東京会議の中に学識経験者や医療、福祉、経済、労働、教育団体、民間団体、関係行政機関とかいろいろあります中に、警視庁からは生活安全部の安全総務課長という方がこの幹事の中に入っていらっしゃる。これは、ここを通じて警視庁の意見なり見解をこの会議の中で述べるという、そういう場面があるわけです。
 したがって、先ほど申し上げたとおり、自殺が過去と違って、今の社会的な受けとめ方は、個人の一つの生命の失い方ではなくて、社会全体がその人の命をどのようにして脅かしてきたのか、その結果が自殺だったというふうに総合的に判断をする時代になっておりますから、当然のことながら、この東京会議の中には知事本局からも、青少年・治安対策本部からも、総務局からも、生活文化スポーツ局からも、病院経営本部からも、皆さん出ながら、それぞれの場所、部署部署で自分たちの見解を述べる。さきに申し上げた警視庁からも生活安全部の生活安全総務課長さんが出て、警視庁なりの見解を申し上げるという場面があるわけです。
 したがって、私は、資料要求のこの面での一つの結論としては、今まで会議という形で自殺の総合対策はなされてきました。これは平成十九年の七月に設置されたばかりですから、まだ二年余しかたっておりませんけれども、しかしながらも、事は急いでいるとなれば、この東京会議を、東京の対策本部のような形に立ち上げて、より高い、よりまたいろんな施策を実現していくような、そういうところに行く段階に入っているだろうというふうに思うんです。
 そうなりますと、どなたが対策本部長になるかわかりませんけれども、少なくとも、小さくは子どもから、大きくは先ほど申し上げた六十歳以上の敬老会の皆さんも含め、自殺というものに対する理解、あるいは自殺をされた後の遺族に対する理解、あるいは友人たちの理解といったような生活していく上で必要な人間的なきずな、こういうものを自殺以前も、自殺をされてしまった残念ながら後にも、人間的なきずなをいかに豊かに東京都政の中に広げていくかというのが、いうならば喫緊の課題になってそこにあるというふうに思うんです。
 その意味で、この問題、警視総監、そこにいらっしゃいますけれども、ぜひお耳にとめておいていただいて、このような当局から上がった数字を私なりにちらっと見ただけでも、三〇%以上が六十歳以上であるというような実態とか、そういうことからも東京プロブレムとしての対策をぜひ急いでほしいということを申し上げたいというふうに思うんです。
 次には、いただいた資料の薬物事犯に関係をいたします。これは我が党、我が会派の大沢幹事長が代表質問で警視総監にお話を、質問いたしました。その際警視総監は、ご自分の手持ちの資料でしょうか、麻薬を一回個人が定量、大体使うとするとこれぐらいで、押収した麻薬を全部使ったとすると、何千万人かが使えるくらいの量を押収したんですよというようなことを本会議場でご議論されました。
 あれは、私は九年しか都議会におりませんけれども、今までにない警視総監の、我々素人から見ても説得に値する大きな麻薬の押収量の具体的な説明であったかなというぐらいに、極めて、なるほどな、そんなにひどいものなのかというふうに総監の説明力の強さに感銘したわけでありますけれども、そのようにご自分でも手持ちの資料をしっかり持って、この薬物事犯に対する関心が高い総監であるということを、私大変頼もしく思っているんです。そういう意味からも、この資料からうかがい知る範囲について、私の疑問を呈しておきたいと思うんです。
 これは平成十一年から平成二十年までの資料を、先ごろご提案をいただきました。その中に覚せい剤とか、麻薬とか、向精神薬とか、アヘンだとか、大麻とかいろいろありますが、あらゆるその中身を超えて、総検挙数だけを見ます。そうしますと、平成十七年、五千百二十件がこの十一年から二十年の間のピークになっています。十三年と余り変わりませんけれども、数字の上では平成十七年が五千百二十件となっています。
 そして、十八年、十九年と落ちてきまして、平成二十年、直近の数字ですと三千九百八十五というふうに、五千百二十から三千九百八十五というふうに、一千件ちょっと下っているんです。
 この数字の受けとめ方なんですけれども、世評、我々が耳にする、ドラッグも含め薬事犯の件数がふえてきているよというようなことから比べると、平成十七年の五千百二十件から検挙率が下がっているんですよね。三千九百八十五、四千といっていいでしょう。五千百から四千に下がっているという、この理解の仕方は、結局巧妙に事犯を犯す人たちが検挙を逃れていったために下がってきている数字なのか、あるいはもうそこまで、検挙したくても、もう事犯を犯す人がいなくてこうなっているのか、このところの理解が素人の私にはわかりにくい。
 もとより、努力をされていますから、十七年の五千百二十のピークから四千件といっていい平成二十年に向かって下がっていると思います。下がっていると思うんだけれども、先ほど申し上げた我々が生活上あるいは仲間から聞いているあれからすると、ひどいよ、低年齢化しているよというのから比べると、反比例する形で検挙数が下がっちゃっているのがどうなのかという単純な疑問を持っています。
 きょうはこの数字などについて答弁いただくことではなく私は委員会に臨んでおりますから、来るべきいろんな場面場面で、さきに申し上げた東京会議のさらなるグレードアップされたステージにおける東京対策本部のようなものに対して、警視庁がどういうふうに取り組んでいくのか、あるいは薬物事犯について、平成十七年の五千百二十から、おおよそ四千に下がってきてしまっている二十年時点の数字をどういうふうに理解をし、またその背景にどういうふうに都民の薬物事犯に対するかかわり、あるいは暴力団含めやくざがどういうふうなかかわりがあるのか、内懐深くは時を改めてまたこのような場面で質疑、答弁をいただくようにいたしたいと思いますけれども、和田宗春の今時点での問題意識について、とりあえず警視総監に聞いておいていただきました。
 ありがとうございました。

○吉田委員 交通安全の全体的推進とともに、高齢者や障害者の歩行移動の安心を確保するという観点から、信号機、横断歩道の整備について若干伺います。
 改めて警察白書を見ましたが、交通事故あるいは死傷者は減少傾向にあるというふうに伝えられております。
 ただ、歩行中の死者の四四・九%が七十五歳以上の高齢者ということが紹介されています。いうまでもなく高齢者が増加するだけに、高齢者の歩行移動の安心が保障されることはますます重要となっていると思います。
 また、都は、福祉のまちづくり条例を改定し、障害者はもちろんすべての人を対象にしたユニバーサルデザインの理念を明確にいたしました。きょう提出していただいた資料で、信号機の整備状況について示していただきましたけれども、そうした全体の量的な整備とともに、高齢者、障害者等の移動の円滑化の観点から、信号機についてさまざまな改善整備が進められていると聞いておりますけれども、こうした観点からの取り組みの全体像について、まずご説明をお願いいたします。

○瀧澤交通部長 信号機の整備につきましては、交通事故防止や道路の新設等に伴う設置の必要性等を勘案しながら、計画的な整備促進に努めているところでございます。
 なお、高齢者、障害者等の移動の円滑化を図るという観点から、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、いわゆるバリアフリー新法に基づきまして、区市町村が作成した基本構想における重点整備地区を中心に視覚障害者用信号機、高齢者等感応信号機への改善整備についても計画的に推進しております。

○吉田委員 そこで、幹線道路の横断歩道などの場合、往々にして青信号の時間が短くて、なかなか安心して渡れないというふうな意見を聞く機会があります。そのためにも高齢者感応式信号機を整備していると思いますけれども、この整備状況と今後の整備計画について、さらに横断歩道上の事故を減少していくという点では、いわゆる歩車分離式信号の整備が極めて重要だと思いますが、この整備の現状と計画について、ご説明をお願いいたします。

○瀧澤交通部長 高齢者等感応式信号機につきましては、本年八月末現在で六百四十一カ所に整備しており、二十一年度は二十五カ所を整備する予定でございます。
 また、歩車分離式信号につきましては本年八月末現在で九百四カ所に整備しており、二十一年度は六十カ所を整備する予定でございます。
 なお、二十二年度以降もこれらの信号機を計画的に整備していきたいと考えております。

○吉田委員 最後に、視覚障害者の横断歩道上の誘導ブロックといいますか、いわゆるエスコートゾーン整備の指針が二年前に定められました。本日の委員会にも資料として目標と整備実績を示していただきました。
 整備箇所は、区市が定めたバリアフリーの重点整備地区ということになっていると承知をしております。私の杉並区の場合には、高円寺地区一地区が重点地区ということになっています。
 しかし、区内の視覚障害者団体からは、実際に交通量が多くて視覚障害者が利用する横断歩道でもぜひ整備を進めてほしいというふうに要望がされているわけですけれども、これはぜひ重点地区とあわせて、必要なところにも整備を進めていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○瀧澤交通部長 当庁では、いわゆるバリアフリー新法に基づき、区市町村が策定した基本構想における重点整備地区に加えまして、視覚障害者の方々が利用される施設の周辺地区を選定し、平成二十年度から三カ年計画で優先的にエスコートゾーンの整備をしているところでございます。
 杉並区内につきましてはバリアフリー重点整備地区一地区のほか、視覚障害者関連施設の周辺地区における整備を予定しております。
 なお、その他個別の要望箇所につきましては交通状況や関係施設の規模等を勘案しながら、平成二十三年度以降に整備していくこととしております。

○石森委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 異議なしと認め、事務事業に対する質疑は終了いたしました。

○石森委員長 次に、契約議案の調査を行います。
 第百三十五号議案を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 その際、資料要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 異議なしと認め、契約議案に対する質疑は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 本案は、異議のない旨、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○石森委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第百三十四号議案を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 その際、資料要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○石森委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 事務事業に対する質疑を行います。
 本件については、既に説明を聴取しております。
 その際要求いたしました資料は、お手元に配布してあります。
 資料について理事者の説明を求めます。

○北村次長 過日の警察・消防委員会におきまして要求のございました資料につきましては、お手元に提出のとおり準備いたしましたので、ご説明申し上げます。
 初めに、資料の一ページをお開きください。
 資料1の1、特別区消防団の消防団員数及び新入団員数の推移(過去五年)であります。
 昨年度から、過去五年分の年度末における消防団員数と年度内の新入団員数をそれぞれお示ししてございます。
 なお、本年八月末の特別区消防団員数は一万五千二十五人でございます。
 次に、中段の2、特別区消防団員の報酬・費用弁償の推移(過去五年)であります。
 消防団員の活動と労苦に対して支給する報酬及び消防団員が災害等に出場した場合の実費弁償として支給する費用弁償について、本年度から過去五年分の推移をお示ししてございます。
 報酬は、消防団員の階級ごとに定められている年間の支給額で、費用弁償は、一回当たりの支給額でございます。
 次に、下段の特別区消防団分団本部施設の整備数の推移(過去五年)であります。
 昨年度から過去五年分の年度中に整備した分団本部施設の数を示してございます。
 なお、特別区消防団の分団本部数は四百三十九であり、このうち分団本部の機能を有する施設は、昨年度末までで二百八十七棟であります。
 続きまして、資料の二ページをお開きください。
 資料2、都道府県別の人口十万人あたりの救急車台数であります。
 この表は、総務省消防庁作成の資料に基づきまして、各都道府県の平成十七年国勢調査人口と、平成二十年四月一日現在の救急車台数から人口十万人当たりの救急車の台数を算出して、それぞれお示ししてございます。
 東京における人口十万人当たりの救急車の台数は一・九台で、広域のメリットを生かして、救急車の効率的な運用に努めております。
 以上、大変雑駁ではございますが、資料の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

○石森委員長 説明は終わりました。
 ただいまの資料を含めまして、これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 異議なしと認め、事務事業に対する質疑は終了いたしました。
 以上で東京消防庁関係を終わります。

○石森委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第百三十四号議案を議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百三十四号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 異議なしと認めます。よって、第百三十四号議案は、原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○石森委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○石森委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○石森委員長 この際、両庁を代表いたしまして、米村警視総監から発言を求められておりますので、これを許します。

○米村警視総監 警視庁並びに東京消防庁を代表いたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 ただいまは、当委員会に付託されておりました当庁の議案につきまして、原案のとおりご決定をいただき、まことにありがとうございました。
 私どもは、委員の皆様方からいただきました貴重なご意見あるいは問題意識等々につきまして、ぜひとも今後の業務運営に十分反映をさせていきたいと考えております。
 都民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、引き続き首都東京の治安維持と都民生活の安全・安心の確保に全力を尽くしてまいります。
 委員の皆様方におかれましては、今後とも両庁に対するより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、御礼の言葉とさせていただきます。大変ありがとうございました。

○石森委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十五分散会

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