警察・消防委員会速記録第五号

平成二十一年五月二十六日(火曜日)
第十一委員会室
   午後一時一分開議
 出席委員 十四名
委員長田島 和明君
副委員長吉野 利明君
副委員長中嶋 義雄君
理事宮崎  章君
理事山下 太郎君
理事渡辺 康信君
東村 邦浩君
石井 義修君
比留間敏夫君
内田  茂君
三田 敏哉君
土屋たかゆき君
田中  良君
名取 憲彦君

 欠席委員 なし

 出席説明員
警視庁警視総監米村 敏朗君
副総監犯罪抑止対策本部長事務取扱樋口 建史君
総務部長高橋美佐男君
警務部長坂口 正芳君
交通部長瀧澤 敬治君
警備部長高橋 清孝君
地域部長平山 幸雄君
公安部長青木 五郎君
刑事部長高綱 直良君
生活安全部長山下 史雄君
組織犯罪対策部長藤山 雄治君
総務部企画課長高松 義典君
総務部会計課長萩原 國男君
東京消防庁消防総監小林 輝幸君
次長人事部長事務取扱新井 雄治君
企画調整部長伊藤 克巳君
総務部長秋山  惠君
警防部長荻野 秀夫君
防災部長大江 秀敏君
救急部長野口 英一君
予防部長北村 吉男君
装備部長有賀雄一郎君
企画調整部企画課長徳留 壽一君
企画調整部財務課長土屋 雅義君

本日の会議に付した事件
 警視庁関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 警視庁所管分
・警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例
・防護服セット外四点の買入れについて
報告事項(説明・質疑)
・平成二十年度東京都一般会計予算(警視庁所管分)の繰越しについて
 東京消防庁関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 東京消防庁所管分
・特別区の消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例
・東京消防庁本部庁舎(二十一)空調設備改修工事請負契約
・ヘリコプターの買入れについて

○田島委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 初めに、先般の人事異動に伴い、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介をいたします。
 議事課の担当書記の江口慎一郎君です。
 議案法制課の担当書記の二瓶純一君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○田島委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、警視庁及び東京消防庁関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取及び警視庁関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、提出予定案件につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、報告事項につきましては、説明聴取の後、質疑を終了まで行いますので、ご了承願います。
 これより警視庁関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、警視総監から紹介があります。

○米村警視総監 先般の人事異動により幹部の交代がございましたので、ご紹介申し上げます。
 皆様から向かいまして中央の左に、副総監兼ねて犯罪抑止対策本部長事務取扱樋口建史、中央から右へ、警務部長坂口正芳、刑事部長高綱直良、組織犯罪対策部長藤山雄治、後列中央から右へ、交通部長瀧澤敬治、地域部長平山幸雄、会計課長萩原國男でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○田島委員長 紹介は終わりました。

○田島委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について理事者の説明を求めます。

○高橋総務部長 平成二十一年第二回都議会定例会に提出を予定しております警視庁関係の案件についてご説明いたします。
 案件は、予算案一件、条例案一件、事件案一件の計三件であります。
 初めに、お手元の資料第1、平成二十一年度補正予算説明書により、平成二十一年度東京都一般会計補正予算案のうち、当庁所管分についてご説明いたします。
 まず、その概要でありますが、資料一ページの総括表、(1)の歳出欄に記載のとおり、七千二百九万六千円を増額補正するものであります。その内容は二ページに記載のとおりでありますが、国の平成二十年度第二次補正予算において措置された緊急雇用創出事業臨時特例交付金を財源として、緊急雇用創出事業を実施するために必要な経費を計上しております。具体的には、道路標示の状況調査等を行うこととしており、そのための経費を交通安全施設管理費として計上しております。
 以上が平成二十一年度補正予算案の概要でございます。
 次に、お手元の資料第2、警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例案についてご説明いたします。
 本案は、西新井警察署の移転改築に伴い、その位置を改正するものであります。現庁舎は昭和四十六年二月に建築されたものでありますが、経年による老朽化に加え、警察業務の増大等による狭隘化などにより、警察運営に支障を来していたことから、このたび移転改築することとしたものであります。移転先は資料三ページの略図のとおり、現庁舎の南方約五百メートルに位置する、赤色斜線で囲まれた場所であり、本年九月末に新庁舎が完成する予定であります。
 このため、西新井警察署の位置を、現在の足立区西新井栄町二丁目八番十五号から、足立区西新井栄町一丁目十六番一号に改めようとするものであります。
 なお、本改正条例は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において東京都公安委員会規則で定める日から施行することとしておりますが、具体的には十月下旬を予定しております。
 最後に、お手元の資料第3、防護服セット外四点の買入れ案についてご説明いたします。
 本案は、新型インフルエンザ対策に従事する警察職員の感染防止用装備品として、防護服セット、マスク、ゴーグル、手袋を四十三万九千三百セット買い入れようとするものであります。
 予算につきましては、さきの第一回都議会定例会でご承認いただいておりますが、五月十三日に実施した一般競争入札の結果、買い入れ予定価格は、予算額内の約十億四千六百六十万円となりました。今定例会でご承認をいただければ、正式に契約を締結し、速やかに購入したいと考えております。
 以上で、今定例会に提出を予定しております案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

○田島委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○田島委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○田島委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○高橋総務部長 平成二十年度予算の翌年度への繰り越しにつきまして、お手元の資料、平成二十年度繰越説明書によりご報告いたします。
 まず、一ページの総括表をごらんください。
 平成二十年度一般会計予算におきまして、交通安全施設の管理及び整備事業に係る繰越明許費として、合計一億九千百万円の予算を議決していただきましたが、このうち翌年度に繰り越した金額は、一億二千七百三十二万七千円でありました。その財源は、国庫支出金及び繰越金であります。
 繰り越しの事由は二ページに記載のとおり、道路管理者による関係道路の改良及び新設工事が遅延したため、交通信号機の移設工事三件、新設等の工事十件を、翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものであります。
 以上で平成二十年度予算の翌年度への繰り越しに関する報告を終わらせていただきます。

○田島委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 ご発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○田島委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田島委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○田島委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、消防総監から紹介があります。

○小林消防総監 先般の人事異動によりまして幹部に異動がありましたので、紹介させていただきます。
 企画課長の徳留壽一です。財務課長の土屋雅義です。
 よろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○田島委員長 紹介は終わりました。

○田島委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について理事者の説明を求めます。

○新井次長 平成二十一年第二回都議会定例会に提出を予定しております東京消防庁関係の案件につきましてご説明申し上げます。
 案件は四件ございまして、一件目は、平成二十一年度東京都一般会計補正予算案の東京消防庁所管分、二件目は、特別区の消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例案、三件目は、東京消防庁本部庁舎(二十一)空調設備改修工事請負契約案、四件目は、ヘリコプターの買入れ案であります。
 初めに、お手元の資料1によりまして、平成二十一年度東京都一般会計補正予算案の東京消防庁所管分についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算案は、国の補正予算であります緊急雇用創出事業臨時特例交付金を活用いたしまして、東京消防庁が行う事業をお願いするものであります。
 一ページをごらんいただきたいと存じます。
 歳出予算でございますが、消防費の既定予算額二千五百四十一億九千二百万円に対しまして、補正予算額二億六百七十五万円を計上いたしました。消防活動費のうち、防災業務費は補正予算額一億三千四百四十万円で、住宅用火災警報器等設置促進事業を行うものでありまして、平成二十二年四月一日から既存住宅における住宅用火災警報器の設置義務化を前に、各住戸への設置支援などを強力に推進するためにかかる経費などでございます。
 次の予防業務費は補正予算額七千二百三十五万円で、防火対象物情報のシステム入力を行うものでありまして、災害時の早期対応や査察業務の円滑化を図るため、政令防火対象物をすべてシステムにより一元管理するために、既存の防火対象物でシステム化されていない対象物のデータをシステム入力するためにかかる経費でございます。
 これによりまして、歳出合計の既定予算額は二千五百四十一億九千二百万円で、補正予算額二億六百七十五万円をお認めいただきますと、平成二十一年度予算額は合計二千五百四十三億九千八百七十五万円となります。
 以上が平成二十一年度東京都一般会計補正予算案の東京消防庁所管分の概要でございます。
 次に、資料2によりまして、特別区の消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例案についてご説明申し上げます。
 本案につきましては、消防団員の処遇を改善し、消防団活動の充実強化を図るため、特別区消防団員の報酬年額を引き上げるものでございます。
 それでは、二ページ、新旧対照表の第十三条をごらんいただきたいと存じます。
 この条文は、消防団員の報酬年額を階級ごとに定めたものでありまして、このたび、各階級における報酬年額を一律二千円引き上げるよう、下欄の金額から上欄の金額にそれぞれ改正するものでございます。
 本条例の施行日につきましては、平成二十一年四月一日を予定しております。
 次に、資料3によりまして、東京消防庁本部庁舎(二十一)空調設備改修工事請負契約案についてご説明申し上げます。
 東京消防庁本部庁舎は、昭和五十一年の竣工以来、三十三年が経過し、老朽化による空調設備の機能障害が生じております。これまでは部分改修により機能を維持してまいりましたが、それでは対応が困難となってきたため、三カ年計画による全面改修を実施することといたしました。去る四月九日に行われました一般競争入札の結果、新日空・三冷・第七建設共同企業体が十五億八千五百五十万円でこの改修工事を落札いたしました。本案につきましては、都議会のご承認が得られましたならば速やかに契約を締結し、平成二十四年三月八日までの改修工事完了を目指し、着工する予定でございます。
 次に、資料4によりまして、ヘリコプターの買入れ案についてご説明申し上げます。
 本案は、当庁の中型ヘリコプター「つばめ」の更新機の買い入れをお願いするものであります。「つばめ」は、平成二年に運航を開始して以来、約十九年にわたり、平素の消防活動はもとより、国内の災害にも従事してまいりました。当庁では、このたびの「つばめ」の更新に当たり、主に都市部での救助救急活動に適し、機動力や安全性の向上が図れる運航性能を有する中型ヘリコプターを希望していたところ、去る五月十一日、東京消防庁におきまして一般競争入札を行いました結果、現有機よりも巡航速度や積載重量、エンジンの始動性などにおける高い能力と、操縦性の向上や夜間、悪天候時における視認性を高める補助装置が装備されるなど、高い安全性を有するフランス共和国ユーロコプター社製、AS365N3型ヘリコプターが更新機として決定したところでございます。
 また、買い入れ予定価格につきましては、十二億四百十二万五千三百円であり、機体本体のほかに、空中からの救助員の降下、救助用担架の機内収容などを行う救助用ホイスト装置や、救急用担架装置等の消防活動用装備品などが含まれております。
 なお、本案につきましては、都議会のご承認を得られましたならば、正式に契約を締結したいと考えております。
 以上、大変雑駁ではございますが、第二回定例会に提出を予定しております案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○田島委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○田島委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で東京消防庁関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十八分散会

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