警察・消防委員会速記録第七号

平成十八年九月二十八日(木曜日)
第十一委員会室
   午後一時二分開議
 出席委員 十四名
委員長臼井  孝君
副委員長鈴木 一光君
副委員長石井 義修君
理事酒井 大史君
理事遠藤  衛君
理事渡辺 康信君
小磯 善彦君
相川  博君
中嶋 義雄君
宮崎  章君
内田  茂君
三田 敏哉君
土屋たかゆき君
名取 憲彦君

 欠席委員 なし

 出席説明員
警視庁警視総監伊藤 哲朗君
総務部長東川  一君
警務部長池田 克彦君
交通部長押久保 仁君
警備部長西村 泰彦君
地域部長佐藤 男三君
公安部長高石 和夫君
刑事部長金高 雅仁君
生活安全部長園田 一裕君
組織犯罪対策部長田端 智明君
総務部企画課長滝澤 敬治君
総務部会計課長長谷川道雄君
東京消防庁消防総監関口 和重君
次長予防部長事務取扱小林 輝幸君
総務部長佐竹 哲男君
人事部長瀬川  俊君
警防部長秋山  惠君
防災部長新井 雄治君
救急部長浅野 幸雄君
指導広報部長齋藤 隆雄君
装備部長佐藤 行雄君
総務部企画課長大江 秀敏君
総務部経理課長田村 雅直君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 警視庁関係
  契約議案の調査
・第二百号議案 警視庁西新井警察署庁舎(H十八)改築工事請負契約
・第二百一号議案 警視庁多摩西警察署(仮称)庁舎(H十八)新築工事請負契約
  報告事項(質疑)
・交番機能の強化に向けた取り組み状況について
 東京消防庁関係
  付託議案の審査(質疑)
・第百九十四号議案 東京消防庁の設置等に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十五号議案 火災予防条例の一部を改正する条例
・第百九十六号議案 特別区の消防団の設置等に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十七号議案 特別区の消防団員に係る退職報償金に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十八号議案 特別区の消防団員等の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
 付託議案の審査(決定)
・第百九十四号議案 東京消防庁の設置等に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十五号議案 火災予防条例の一部を改正する条例
・第百九十六号議案 特別区の消防団の設置等に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十七号議案 特別区の消防団員に係る退職報償金に関する条例の一部を改正する条例
・第百九十八号議案 特別区の消防団員等の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○臼井委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 まず初めに、意見書について申し上げます。
 委員から、お手元配布のとおり、意見書一件を提出したい旨の申し出がありました。
 本件については、本日の理事会において協議の結果、調整がついた旨、議長に報告すべきであるとの結論になりました。
 お諮りいたします。
 本件については、理事会の協議の結果のとおりとすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○臼井委員長 異議なしと認めます。そのように決定いたします。
 なお、案文の朗読は省略いたします。

 飲酒運転等交通事故・交通法規違反に対する刑罰の引上げ及び運転者教育の強化等に関する意見書(案)
 道路交通法では、飲酒運転の禁止や事故を起こした場合の救護義務、運転者の安全操作義務、安全確認義務など、運転者が遵守すべきルールを定めている。しかし、飲酒運転を始め、ルールを守らない無責任な運転による重大な交通事故の発生が全国各地で相次ぎ、都民、国民の安全と安心を脅かしている。
 自動車を運転する者は、一歩間違えれば自動車が他人に大きな危害を及ぼす凶器になることを十分自覚し、交通ルールを確実に守ることが必要である。しかし、車を運転して歩行者等を死傷させたとしても、飲酒運転などで危険運転致死傷罪が適用される場合は懲役二十年、業務上過失致死傷罪であれば懲役五年が最も重い刑であることから、安易な気持ちで自動車を運転し、重大な事故を起こす場合が多く見られる。
 また、交通人身事故を起こした場合の救護義務違反についても、最高で懲役五年、刑法と道路交通法を併合して適用しても七年六箇月に過ぎないことから、いわゆるひき逃げ事件が多発し、大きな社会問題となっている。
 運転者の自覚に欠ける行為は、都民、国民に著しい不安をもたらしており、交通人身事故を起こした者や交通法規違反を行った者に対する罰則を強化することが求められる。あわせて、運転免許を有する者に対する実効性ある教育を行うよう、講習内容を見直すことも必要である。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、運転者に自己責任を自覚させ、交通ルールを遵守して自動車を運転することを徹底するため、危険運転致死傷罪及び業務上過失致死傷罪の最高刑期の引上げや、交通法規違反に対する罰則の引上げ、飲食店・同乗者の責任の明確化を行うとともに、運転免許の交付時及び更新時の運転者教育の強化や飲酒運転のできない自動車の実用化の促進など抜本的な対策を講ずることを強く要請する。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成十八年 月 日
東京都議会議長 川島忠一
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
国家公安委員会委員長
警察庁長官  あて

○臼井委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、警視庁関係の契約議案の調査、報告事項の質疑及び東京消防庁関係の付託議案の審査を行いますとともに、請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 契約議案について申し上げます。
 契約議案は財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について、議長から調査依頼がありました。
 本案については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

平成十八年九月二十七日
東京都議会議長 川島忠一
警察・消防委員長 臼井孝殿
   契約議案の調査について(依頼)
 左記の議案について調査し、財政委員長にご報告願います。
     記
1 調査議案
第二百号議案 警視庁西新井警察署庁舎(H十八)改築工事請負契約
第二百一号議案 警視庁多摩西警察署(仮称)庁舎(H十八)新築工事請負契約
2 提出期限 平成十八年十月二日(月)

○臼井委員長 これより警視庁関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第二百号議案及び第二百一号議案を一括して議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 その際、資料要求はいたしておりませんので、直ちに質疑に入ります。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○臼井委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○臼井委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 本案は、異議のない旨、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○臼井委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○臼井委員長 次に、報告事項の質疑を行います。
 本件は、既に説明を聴取しております。
 その際、資料要求はいたしておりませんので、直ちに質疑に入ります。
 発言を願います。

○渡辺委員 交番をなくすということについてお伺いをいたします。
 多くの都民から厳しい批判の声が寄せられております。なぜなくすのか、安全・安心という取り組みについては逆行するのではないか。近くに保育園、小学校、中学校があり、子どもがねらわれている事件が多発している中で、交番を残して住民の不安を解消してほしい。また、空き交番だからといって交番を減らすのではなくして、警察官を常駐させて空き交番をなくしてほしい。また、ハイテク交番とは警察官がいないことを証明するもので、犯罪抑止にならない。さらに、交番の距離が近いとか、あるいは業務負担が低下したからといって廃止するというのは本末転倒だ、このような声が寄せられておるわけです。
 といういろいろな声が出されておりますが、これらはすべて、私は都民の声といってもいい過ぎではないというふうに思っております。交番を廃止しないでほしいという声はますます広がり、今では廃止される地域の町会あるいはまた自治会、こういうところを初めとして、大きな署名運動に取り組んでいるということも聞いております。
 この前、私のところにも相談がありましたけれども、品川区の荏原町駅前交番、これを存続してほしいという請願に取り組んでいるそうですけれども、ここでは十四町会の連合でもって取り組みをしておりまして、署名数は一万名を大きく上回ってきているというようなことをお聞きいたしました。
 そういう状況の中で、最初にお聞きしますのは、警視庁は、空き交番を来年三月までに解消するとして、百二十一カ所の交番を対象に三点の理由を挙げております。犯罪は、いつどこで発生するかわかりません。都民の安全・安心を確保することが強く求められておるわけです。
 再度いいますが、交番は犯罪の抑止力になっており、住民の心のよりどころになっています。これは都民の共通した認識となっておりますけれども、警視庁はこのことについてどのように認識されておるのか、お伺いをしたいと思います。

○佐藤地域部長 交番は、地域警察官のパトロール活動の拠点であり、地域の方々のさまざまな要望、相談、届け出等の窓口としての機能を果たすなど、地域の安全・安心のよりどころとして重要な役割を担っているところであります。
 しかしながら、もっとパトロールをしてほしい、いつも交番にいてほしいといった都民の皆様方のさらなる要望があることも事実でありますので、当庁といたしましては、パトロール活動と交番での警戒をバランスよく行えるよう、交番機能の一層の強化を図る必要があると認識をしております。

○渡辺委員 用途変更の理由の一つに、交番の業務負担が少なくなってきているということがいわれておりますが、これは事件や一一〇番通報が少なくなってきているということだと思いますけれども、業務負担が低くなっていることは、交番が存在していることとあわせ、町会や住民の方たちが夜間パトロールや防犯活動に取り組んでいるからこそ、犯罪を許さないことにつながっているのだというふうに思います。
 空き交番であっても、警察官やパトカーによる立ち寄りだけでも犯罪の大きな抑止力になっているのであります。このことについてどのように、お考えでいるのか、認識されているのか、お聞きしたいと思います。

○佐藤地域部長 防犯意識の高まりから、町会、自治会、ボランティア団体等の地域の方々が、犯罪を一件でも少なくしようと安全・安心活動に取り組んでいることは十分承知しているところであり、警察もまた、こうした活動に、地域の方々と連携しながら治安維持に努めているところでもあります。
 また、都民、国民の意識調査からも明らかなように、交番にあっては、警察官がパトロールを行う一方、その間も他の警察官が在所して、地域の方々のさまざまな要望、相談、届け出等の窓口としての機能を果たしていくことが重要であると考えております。
 したがいまして、先ほど申し上げましたように、もっとパトロールをしてほしい、いつも交番にいてほしいといった都民の要望にこたえるため、パトロール活動と交番での警戒をバランスよく行えるよう、交番機能の一層の強化を図る必要があると考えております。

○渡辺委員 それで住民は、私は納得いかないのではないかというふうに思うんです。警察官がたまにしか来ないということでも、交番は残してほしい、存続させてほしいといっているわけですね。警視庁は、九十四カ所の交番を用途変更ということでなくしていくということを提案してきておるわけですが、私は納得しておるわけではありませんが、用途変更後の施設について、まずお聞かせいただきたい。
 その一つは、用途変更予定の交番のうち警察管理の施設、これはどのように運営されるのか、OBの配置あるいは勤務体制はどうなるのか、教えていただきたいというふうに思います。

○佐藤地域部長 警察管理の施設は、地元警察署長が運営をし、同施設には治安対策に関する知識や経験が豊富な警察官のOBを原則として毎日一人配置し、警察相談の受け付けを初め、各種会合や防犯活動等への参加による地域安全情報の提供など、地域の安全・安心活動を支える活動を行うことを検討しております。

○渡辺委員 もう一つですが、これは、自治体管理の施設の活用や運営はどのようになっているのかという問題です。
 また、施設の維持管理、運営費の負担はどこが負担するのか。
 また、この施設にはOBは派遣されるのか、そのかかわりと体制はどうなっているのか、これについてもお伺いしたいと思います。

○佐藤地域部長 自治体管理の施設につきましては、町会、自治会、ボランティア団体等の地域の防犯力向上のための活動拠点となるよう、警察官OBを原則として毎日一人配置し、地元警察署と自治体が連携を密にしながら有効活用してまいりたいと考えております。
 なお、自治体へ譲渡した後の施設の維持管理、運営につきましては、自治体の負担軽減も含め、現在、関係各方面と協議しているところでございます。

○渡辺委員 次の問題に移りますが、用途変更の理由のもう一つは、本署に近いとか、あるいは隣接交番と近い距離にある交番が対象になっておりますが、これらの交番の設置目的から見れば、必要性が強かったためにつくられた交番だというふうに思います。その役割と必要性は、今も決して変わっているものではありません。
 今回の用途変更の交番の中には、駅前交番あるいは商店街の真ん中にある交番、幼稚園、保育園、小中学校などがある住宅街の中にある交番など、都民から見れば、ここにこそ交番が必要な場所といわざるを得ないというところがたくさんあります。従来どおり、交番は用途がえ廃止でなく、存続させるべきなんです。そのために、今提案されている現計画、これをもとに戻すということを求めるものですけれども、いかがでしょうか。

○佐藤地域部長 交番は、所管区内の事件、事故等の発生状況や、人口、隣接交番との距離等を総合的に勘案して設置をしているところでございます。
 このたび、地域の安全・安心をより一層図るべく、地域警察活動の拠点である交番機能の強化を図るため、治安状況の変化を勘案しつつ、警察署における最も効率的な地域警察官の運用や適正な交番配置を検討したところであります。
 交番によっては、設置当初と比べ、周囲の治安状況が大きく変化したところもあり、地域警察官の配置見直しとともに、周辺交番と統合するなどの効率的な交番の配置見直しの必要性が生じたところであります。
 こうした地域警察官の効率的な配置運用や交番の配置見直しなどによりまして、小学校などの登下校時や学校周辺の警戒を初め、これまで以上にパトロールが強化されるなど、地域警察活動の一層の強化が図られるものと考えております。
 また、都議会を初め、関係各方面等から賜りました貴重なご意見等を十分しんしゃくし、一部を警備派出所や将来の駐在所として活用するほか、約九十カ所の施設については、住民サービス面や安全・安心の確保の観点から有効活用を検討しているところであります。
 今後も、廃止が予定されている交番施設の活用方策につきましては、地元の方々と個別にきめ細かく相談しながらご理解を求めてまいりたいと考えております。

○渡辺委員 どんなに理解を求めようとしても、住民は納得しないというふうに私は思っています。これまで安全・安心のまちづくりのために全力を挙げて取り組んできたわけですから、そういうことがいえると思います。
 東京都としても、専任の副知事まで置いて取り組んできたことは何だったのかと、逆行ではないか、こういうふうにも思います。
 日本の交番制度というのは、世界でもすぐれたものになっており、海外から視察にまで来ているということを聞いていますし、この制度を取り入れている国さえあるとまでいわれておるわけで、このままでは、ますます残してほしい、交番を存続させてほしいという運動も広がっていくだろうというふうに思っています。警察官を常駐させ、交番は存続させるべきです。改めて強く要求しておきたいというふうに思います。
 最後になりますが、聞くところによれば、用途変更後は交番のシンボルだった赤色灯を青色に変えるとのことですけれども、それには大きな抵抗がございます。赤色灯によって交番という安心感を持つことができるわけですから、空き交番であっても赤色灯がついていることが抑止力の一つになっておるわけです。逆に、青色にすることによって交番でなくなったということをみずから内外に明らかにするもので、抑止力が失われることになるわけです。
 都民の安全・安心を確保することと、心のよりどころにこたえるためにも、赤色灯を残すことが必要ではないかというふうに思っております。これについてもお答えをいただきたいというふうに思います。

○佐藤地域部長 現在都内では、青色の回転灯を装備した自治体等の車両が、街頭パトロールのほか、公園や通学路の警戒を行うなど、都民の目に見える形で安全・安心活動を行っているところであります。こうした現状を踏まえ、交番機能廃止後の施設の灯火は、地域の安全・安心活動を支える拠点にふさわしい色にしたいと考えております。
 いずれにいたしましても、こうした施設を地域の安全・安心活動の拠点として有効活用することにより、都民生活の安全・安心を一層確保してまいりたいと考えております。

○渡辺委員 都民が一番心配している安全・安心のよりどころ、この交番がなくなることを心配しておるわけです。したがって、そのためにも、私は重ねて交番の存続を強く強く要望して私の質問をこれで終わりにいたしたいと思います。
 以上です。

○臼井委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○臼井委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○臼井委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第百九十四号議案から第百九十八号議案までを一括議題といたします。
 本案については、いずれも既に説明を聴取しております。
 その際、資料要求はいたしておりませんので、直ちに質疑に入ります。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○臼井委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はいずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○臼井委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で東京消防庁関係を終わります。

○臼井委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第百九十四号議案から第百九十八号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百九十四号議案から第百九十八号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案はいずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○臼井委員長 異議なしと認めます。よって、第百九十四号議案から第百九十八号議案まではいずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○臼井委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○臼井委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○臼井委員長 この際、両庁を代表いたしまして、伊藤警視総監から発言を求められておりますので、これを許可いたします。

○伊藤警視総監 警視庁並びに東京消防庁を代表いたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 ただいまは、当委員会に付託されておりました議案につきまして、原案のとおりご決定をいただき、まことにありがとうございました。
 各委員の皆様方から成る当委員会も本日が最後と承っておりますので、一言御礼を申し上げます。皆様方にはこの一年間、両庁関係の予算案を初め、条例案、契約案、陳情などの各種案件につきましてご審議をいただきましたほか、治安回復に向けた犯罪抑止総合対策や防災・防火対策など、両庁が取り組んでおりますさまざまな施策にご理解とご支援を賜り、心から感謝申し上げる次第でございます。
 警察及び消防を取り巻く情勢は依然として厳しい状況にございますが、私どもは委員の皆様方から賜りました貴重なご意見を今後の業務運営に十分反映させるとともに、引き続き首都の治安維持と都民生活の安全・安心の確保に全力を尽くしてまいります。
 委員の皆様方には、今後とも両庁に対する一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきたいと思います。まことにありがとうございました。

○臼井委員長 発言は終わりました。
 この際、私からも一言ごあいさつを申し上げます。
 本日をもちまして、このメンバーによる委員会は最後になりました。私も未熟な委員長として皆様方の絶大なるご指導をいただいてまいりました。おかげさまで一年間を務めることができました。改めて厚く委員の皆様方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 それから、警視庁並びに消防庁の皆さんにおかれましても何かとお世話になり、ありがとうございました。特に、警察・消防ということで、大変貴重な経験、体験をさせていただきました。いろいろな場面が思い出深く浮かんでまいります。これからもぜひ都民の最も要望の強い治安であり、防災でありますから、絶大なるご尽力を心からお願い申し上げる次第であります。
 本当に一年間お世話になりましたこと、改めて厚く御礼申し上げましてごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十分散会

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