オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会速記録第四十二号

令和三年三月十九日(金曜日)
第十五委員会室
午後一時開議
出席委員 二十三名
委員長小山くにひこ君
副委員長上野 和彦君
副委員長吉原  修君
副委員長伊藤 ゆう君
理事小林 健二君
理事白戸 太朗君
理事両角みのる君
理事あぜ上三和子君
理事山崎 一輝君
栗林のり子君
奥澤 高広君
のがみ純子君
桐山ひとみ君
川松真一朗君
山口  拓君
とや英津子君
池川 友一君
藤井あきら君
滝田やすひこ君
入江のぶこ君
木村 基成君
秋田 一郎君
高島なおき君

欠席委員 なし

出席説明員
オリンピック・パラリンピック準備局局長中村 倫治君
次長理事兼務延與  桂君
次長総務部長事務取扱佐藤 智秀君
理事西村 泰信君
聖火リレー担当部長田中 愛子君
計画推進部長田中  彰君
担当部長松本 祐一君

本日の会議に付した事件
第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の開催に向けた調査・検討及び必要な活動を行う。
報告事項(説明)
・第十七回東京都聖火リレー実行委員会等について
・五者協議の開催について
閉会中の継続調査について

○小山委員長 ただいまからオリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会を開会いたします。
 初めに、議席についてお諮りいたします。
 議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○小山委員長 これより第三十二回オリンピック競技大会及び第十六回パラリンピック競技大会の開催に向けた事項について調査を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の聴取及び閉会中の継続調査の申し出の決定を行います。
 なお、報告事項については、説明を聴取することにとどめます。ご了承を願います。
 初めに、過日の委員会で紹介できませんでした幹部職員について、オリンピック・パラリンピック準備局長から紹介があります。

○中村オリンピック・パラリンピック準備局長 去る二月五日の当委員会を欠席しておりました幹部職員をご紹介申し上げます。
 担当部長で特命担当の松本祐一でございます。松本は輸送担当部長を兼ねてございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○小山委員長 紹介は終わりました。

○小山委員長 次に、理事者から、第十七回東京都聖火リレー実行委員会等について外一件の報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○田中オリンピック・パラリンピック準備局聖火リレー担当部長 それでは、私から、第十七回東京都聖火リレー実行委員会等についてご説明いたします。
 お手元の資料第1号をごらんください。
 1の第十七回東京都聖火リレー実行委員会は、三月二日に書面開催いたしました。
 (3)、議題のうち、〔1〕の報告事項は、聖火リレー関連の公表資料でございます。
 まず一点目は、先月、組織委員会から公表されましたオリンピック聖火リレーの新型コロナウイルス感染症対策でございます。
 主な対策としては、沿道の密集を避けるため、事前にインターネットによるライブ中継の実施を周知することや、セレブレーションは原則、事前予約制とすること、聖火ランナーには走行二週間前から体調管理等を依頼することなどでございます。
 二点目と三点目は、昨年、都が公表いたしましたオリンピック聖火リレーの都内実施区市町村及びセレブレーション会場と聖火リレートーチの区市町村巡回展示でございます。
 このうち、トーチの巡回展示は、現在、緊急事態宣言期間中のため、延期しております。
 続いて、〔2〕の協議事項でございます。
 ア、オリンピック聖火リレーについてでございますが、ルートの詳細について検討いたしました。
 イ、令和二年度事業計画の改正についてでございますが、現行の事業計画に基づく運営マニュアルや警備計画の策定業務に加えまして、資機材や警備員手配等の準備に係る業務を追加いたしました。
 ウ、令和三年度事業計画についてでございますが、計画策定、実施準備業務とリレー実施に係る運営業務に加えまして、新型コロナウイルス感染症対策を実施いたします。
 続きまして、2、東京二〇二〇オリンピック聖火リレー都内区市町村の詳細ルートの公表についてでございます。
 前述いたしました聖火リレー実行委員会での協議を経まして、本年七月九日から二十三日までの十五日間、都内で実施いたしますオリンピック聖火リレーの詳細ルートを公表いたしました。
 なお、参考資料といたしまして、ただいまご説明いたしました第十七回東京都聖火リレー実行委員会と聖火リレーの都内区市町村の詳細ルートの資料を添付しております。後ほどご参照いただければと存じます。
 説明は以上でございます。

○田中オリンピック・パラリンピック準備局計画推進部長 続きまして、私から、五者協議の開催についてご説明いたします。
 恐れ入りますが、お手元の資料第2号をごらんください。
 今月三日、都、組織委員会、国、IOC、IPCの代表が出席する五者協議が開催されました。
 1、出席者でございますが、小池知事、橋本会長、丸川大臣、バッハIOC会長、パーソンズIPC会長の五者になります。
 続きまして、2、会議の概要、(1)、主な発言ですが、バッハ会長からは、全てのアスリートのために安全・安心な大会とし、公正な競技を行いたい、大会成功のために最も大事なことはコロナ対策であり、日本国民、東京都民のためにもしっかりやっていかなければならないとの発言がありました。
 橋本会長からは、コロナ対策を一層充実させるため、追加的な施策について、専門家の知見を得て、全豪オープンなど直近の大会の対策を参考にしながら進めていくなど、コロナ対策に万全を期し、安全・安心最優先の大会としていく、ジェンダー平等と共生については、一つでも多く具体的な行動に結びつけていく、この夏の大会での取り組みを東京モデルとして、今後の大会に引き継ぐよう取り組んでいくとの発言がありました。
 パーソンズ会長からは、アクセシビリティー、バリアフリーの環境をそろえ、全ての関係者の健康と安全、特に選手及び日本国民の健康と安全が最優先事項であり、最大限の努力をして大会を成功させたいとの発言がありました。
 恐れ入りますが、資料の裏面をごらんください。
 丸川大臣からは、大会を成功させるために、安全・安心な形での大会の開催を最優先し、関係者が一丸となってコロナ対策に臨む必要がある、復興オリンピック・パラリンピックは原点であり、また、多様性と調和は大会の基本コンセプトであることを再認識し、男女共同参画という理念に沿った大会の開催が重要である、政府としても全力で取り組みを進めるなどの発言がありました。
 小池知事からは、安全・安心な大会とする必要があり、コロナ対策は極めて重要である、世界が一丸となってコロナ禍を乗り越え開催する大会であり、日本だけでなく、世界中の人々にとって希望の明かりとなる、大会ビジョンである多様性と調和を具現化していくことが重要、二回目のパラリンピック開催となる東京大会の成功は、まさしく共生社会の実現につながる、これらを大会のレガシーとしていきたい、東京大会をサステーナブルリカバリーを目指すオリンピック・パラリンピックの新たなモデルとして成功させたいとの発言がありました。
 (2)、主な確認内容についてでございますが、大会に向け、認識を共有するとともに、引き続き連携していくことを確認いたしました。
 〔1〕、コロナ対策については、安全・安心な大会運営を最優先とし、新型コロナウイルスの変異株への対応やワクチン等の課題についても、引き続き緊密に連携していくこと、海外から来日する観客については、国内外における新型コロナウイルスの感染状況や防疫措置、専門家による科学的知見等を勘案し、三月中に判断すること、会場における観客数の上限については、国内のスポーツイベント等における上限規制に準じることを基本に、専門家による科学的知見等を総合的に勘案し、四月中に判断すること。
 また、〔2〕、ジェンダー平等については、大会開催を通じ、ジェンダー平等、共生社会など、多様性と調和の一層の具現化に取り組んでいくことについて認識を共有したところです。
 説明は以上でございます。

○小山委員長 報告は終わりました。

○小山委員長 次に、本委員会に付託されております調査事件についてお諮りをいたします。
 本件は、今定例会中に調査を終了することができませんので、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時八分散会

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